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    フライング

    肝缶ω

    DONEドラちゃんはヒナちゃんのこと、完全に「私の」ムーブしてるだろ!ってとこが好きなんですが、実際血とかもらってなさそうだよな。と思って書いたドラヒナ(未満)です。

    フライングですが、ヒナちゃんお誕生日おめでとう!!
    強く美しい私のハムスター(さぁ、そろそろやってくる頃だ)

     トンチキ吸血鬼が騒ぐにはまだ最繁時とは言えない時間帯。言わば、吸血鬼にとってもそれを取り締まる吸対や退治人にとってもウォーミングアップタイム。いつものように、外はサックリ、中はしっとりと焼き上がった極上のクッキーが並ぶ皿が二枚。そのうち一枚を使い魔であるジョンの前に置いたドラルクの予想通り、勢い良く床板に擬態した出入り口が開く。床下から赤毛の少女が期待に満ちた顔で飛び出してきた。
    「クッキーの匂い!!…ではなく、ドラルク!監視に来たぞ!」
    「いらっしゃいヒナイチ君。用意してあるよ。」
     もうとうの昔に、その体裁は意味をなさなくなっているはずだ。
     と、ドラルクは部屋中の甘いバターと砂糖の匂いを押しやる地下の空気に、何やらひどく…美味そうな香りが微かに混ざるのに気が付いた。見ると、床板を持ち上げる彼女の右手首。制服下のブラウスから医療用パッドが微かに覗いている。
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    キリサキヤエ

    PROGRESS素敵企画に参加したいと思い、まだ未完成ですが途中のものをそぉい!
    五郎左衛門様の父父設定【https://twitter.com/56zaemon_goku/status/1753445542162739269?t=Hxp_m】をお借りしております。
    フライング+執筆途中です。完成したらR-18となります。

    紛らわしいかもなので一応説明すると『男』が受け父、『もう一人の自分』が攻め父となります。
    かがみの結【父父】「えっ───」
     “それ”に気づいた時は手遅れだった。音もなく近づいたそれは大口を開け、一瞬にして狙い定めた獲物を飲み込んだ。刹那の間に鋭い牙が見えたが、その牙は獲物を一切傷つけずに丸飲みにした。
     飲み込まれたのは幽霊族の男。丑の刻。とある妖怪に目をつけられ、仕方なくその身を性欲処理の為に身を捧げた後の帰り道の出来事だった。
     ただでさえ一方的で、男に大した快楽をもたらさなかった行為の後で早く帰って湯に漬かって体を清めたいというのに、何の前触れもなく災難に襲われた。
     泣きっ面に蜂とはこの事か。なんて思ってはいられない。自分を飲み込んだのは間違いなく妖怪だと男は理解する。
     荒事は好かないがこちらはいきなり飲み込まれた身。脱出のために多少手荒な真似は致し方ないと覚悟を決めた矢先、真っ暗だった視界が一転する。
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