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    原作

    m__oji_

    DOODLE読み直してたらやっぱ自分的に一番すごかったんだよな、になったので……今更の六巻のあと。原作ベース。全然名夏になってない暗い話です。この六巻から今後こんなに名夏になるとは思わないじゃん?!
    夕影のいない森(名夏)「先生、蝶が」
     タキが手を伸ばすと猫に止まっていた蝶は驚ろいて素早く飛び去った。
     鱗粉がわずかに舞っている。いくつもの光の粒が輝きながら空から土に落ちて行った。
    「あっ、ごめんね……」
     慌てて手を引いたタキを見上げて猫がため息をつく。それから夏目を見て、もう一度ため息をついた。
     呆れたような猫の態度に何も言えなかった。だって、猫の言うことは全部正しい。彼の言葉と同じように。
     飛び去る蝶を見送るタキと猫が視界の端に映っているのに何も見えていない。夏目からも全てが飛び去った気がして、何も見たくない。
     ただ深く深く息を吐き出す。
    「タキ、ごめん」
    「なにが……あ、これ」
     そっとクッキーの袋を差し出すと、タキはそれだけで全部を理解したように表情を引き攣らせた。受け取ろうと一度手を伸ばそうとして、でもためらってまた下げてしまうタキと夏目の間で、受け取ってもらえない袋が宙に浮いている。
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    MOURNING切原が真田→柳の制裁を止めた理由についてだらだら考えている独り言

    原作の意図の考察じゃなくて、自分が納得できるつじつまの合った説明が欲しいなとおもって考えたもの。思いのほか長くなった。乱文。
    切原が真田→柳の制裁を止めた理由についてだらだら考えている独り言切原は、衝動的に本能のままに動く人だと思うと、切原が止めた理由を考えること自体ナンセンスな気がするが、それでもいろんな解釈やコメントを見ると自分の考えも言語化したいなあ、と思ってしまう。カギとなるポイントは①切原は制裁の意味を理解しているのか②切原は何を「根に持」っているのかの2点なのではないかと思っている。以下、自分の考えをつらつら述べていくが、これは原作の意図を読み取ろうとするものではなく、開示されている情報をもとにつじつまの合う説明を考えるものである。自分が二次創作をするときのためのものなので、自分の趣味趣向がもりもりである。

    ではまず、①から。
    切原は、きちんと制裁の意味を理解していると私は考えている。関立S2敗北後、「俺を殴っ(てください)」と自分から制裁を求めているのを見ると、真田からの制裁の意味をきちんと理解しているようにみえる。(草試合の時点でも、反論や「なんでなんすか」みたいな態度ではない。新テニ同士討ち柳の棄権時の反応などを見るに、切原はわからないことはわからないといい、わかるものは不満な表情をしながらも受け入れるタイプだと私は思っている。)仮に日頃の殴ったり殴られたりを、根に持っているとしても、制裁が関わる場面で、そのうっ憤を晴らすというのは考え難いのでは…。
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    riri@(リリア)

    DONE魔王学院2期2クール目おめでとうございます!というお祝いにかこつけて、1期アニメ放映時になんとなく現パロを考えて、ベースのみ作っていたものを書き上げて投稿してみました。
    1章の冒頭一部を拝借して現代パロディ内容で書いているので、言葉や文章は一部原作と同じように書いておりますのでご了承ください。かなり勢いで書いているので誤字脱字あった際は修正します。
    魔法が使えないからといって強くないとでも思ったか
    1年2組の不適合者※現パロ
    ※オマージュにつき1章の一部分をそのまま似せて書いておりますご注意ください







    「アノスちゃーん!!!お帰りなさい!!!!」
    「母さん、ただいま」

     アノスが玄関のドアを開けると、勢いよく母親のイザベラが抱きついてきた。

    「海外の学校はどうだった?」
    「ああ、おかげで充実した毎日だったよ」

     アノスは今年、15歳になった。昨年の中学2年生の冬から1年間アメリカへ留学をして、高校の入学試験を期に日本へ帰国した。
     久々の息子との再会にイザベラは感極まる。

    「身長もとても大きくなったわねぇ……。お母さんはとーっても嬉しいわ!!!」

     涙を拭う仕草をしながら、イザベラはアノスを見上げた。1年という月日はあっという間だったが、久々の家族との再会にアノスも感慨深くなる。
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