ノーマル
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命中レムラキレムがリーダーになった理由とその原動力についての話
突き動かすもの 第二級白質市民であるラキオが裏で反政府運動に関わっていることが政府関係者の知るところとなった。
レムナンがそのことを聞かされたのは月曜日の朝のことだった。一週間の始まりの日。いつもの時間に起床していつもの席で朝食を摂っていたレムナンの前に、身支度をすっかり整えた隙一つないいつも通りのいでたちのラキオがやってきて、平坦な声で言った。
「政府から呼び出しを受けたから、今日からしばらく留守にするよ」
当人があまりにもなんでもないことのように、それこそ寄り道するから帰りが遅くなることを報告する時と同じようなトーンで言うものだから、レムナンははじめ事態の深刻さに気付くことができなかった。あぁ、はい。分かりました……なんて平々凡々とした返事を寄越そうと開いた口が何の音も発さぬまま中途半端な形で固まると、その隙間からはくりと空気だけを吐き出した。ワンテンポ遅れてラキオが告げた内容の重大さに気付いたレムナンは、大きく見開いた両の眼で傍らに立つその人を仰ぎ見た。
7285レムナンがそのことを聞かされたのは月曜日の朝のことだった。一週間の始まりの日。いつもの時間に起床していつもの席で朝食を摂っていたレムナンの前に、身支度をすっかり整えた隙一つないいつも通りのいでたちのラキオがやってきて、平坦な声で言った。
「政府から呼び出しを受けたから、今日からしばらく留守にするよ」
当人があまりにもなんでもないことのように、それこそ寄り道するから帰りが遅くなることを報告する時と同じようなトーンで言うものだから、レムナンははじめ事態の深刻さに気付くことができなかった。あぁ、はい。分かりました……なんて平々凡々とした返事を寄越そうと開いた口が何の音も発さぬまま中途半端な形で固まると、その隙間からはくりと空気だけを吐き出した。ワンテンポ遅れてラキオが告げた内容の重大さに気付いたレムナンは、大きく見開いた両の眼で傍らに立つその人を仰ぎ見た。
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後レムラキ+巻き込まれ沙明『勝手にヤってろ』(https://poipiku.com/4491035/9845060.html)の後日談。沙明アドバイスに基づいて、自分優位の性行為に挑戦したラキオが撃沈するR18話。前半はラキオが積極的ですが、後半は若干レムナンが言葉攻め臭くなっています。あとレムナンと沙明の折り合いが悪いです。
Pass:18↑? 11365
つもり
DOODLEハードモードr18チャレンジ!その4。
未成年さんは回れ右。
青手。
電マでガン攻め。
そんなアブノーマルでもないですが、青八木さんが酷いし手嶋さんが苦しんでます。
それでも読みますか?
🗝→yes or no 6
mnm_373
DOODLEこれ(https://poipiku.com/2353/5318466.html)の続き。モラルイで読みたいと言ってくれた方がいたのを思い出したので。しばらく後に人魚であることがバレ、頼み込まれてアブノーマルなプレイをすることになるのはまた別の話である。 5
せり@グノ専
DONE水そLOOP6開催ありがとうございました!水そイベント展示↓のオマケです。
https://poipiku.com/8785235/9795992.html
⚠️オリ主、レム主♀
ノーマルエンド後、宇宙多様性のあるグリーゼ国内と革命の幻想とオリ主設定にご興味のある方向け※モブ視点につき注意
内緒話「今のままでいい……? レムナン、君それ本気で言ってるの?」
呆れた、と続けるラキオさんは椅子の背もたれに乱暴にもたれかかった。
「そ……そう、ですよ。僕は、スズさんに嫌われたく、ありませんから」
スズさんはあんなに社交的だけれど、根本的には「男性である」時点で相手を警戒している。……そのことはこうして友人として仲良くなる前から知っていた。
目に見える態度に出して「男であるなら敵だ」、なんて彼女は言わない。けれど仲良くしているように見えていても、実際のところは分からない。
――苦手な人間に特別な好意を寄せられることが、どんなに恐ろしいことか。
知っていて彼女に気持ちを求めることはできなかった。
それに、こうして『友人』として彼女が抱えているある程度の事情を知っているだけでも、充分他の人間と比べて許されている……そう思うことができたから。
3950呆れた、と続けるラキオさんは椅子の背もたれに乱暴にもたれかかった。
「そ……そう、ですよ。僕は、スズさんに嫌われたく、ありませんから」
スズさんはあんなに社交的だけれど、根本的には「男性である」時点で相手を警戒している。……そのことはこうして友人として仲良くなる前から知っていた。
目に見える態度に出して「男であるなら敵だ」、なんて彼女は言わない。けれど仲良くしているように見えていても、実際のところは分からない。
――苦手な人間に特別な好意を寄せられることが、どんなに恐ろしいことか。
知っていて彼女に気持ちを求めることはできなかった。
それに、こうして『友人』として彼女が抱えているある程度の事情を知っているだけでも、充分他の人間と比べて許されている……そう思うことができたから。
yuura9
DOODLEかむあぶ一旦限定公開
怪しい薬が充満する部屋に監禁された2匹のうさぎ……
阿伏兎「嫌な予感しかしねえ…!」
衝動を抑えられるタイプじゃない団長と一緒に閉じ込められた副団長は一体どうなるのかー!?
アブノーマルビンゴで丸つけた媚薬です!!ええ好きですとも!!
おくすり+縄で縛っておきたいんですけど兎達強すぎてすぐちぎりそうですね
せり@グノ専
DONE水そLOOP6開催ありがとうございます!⚠️オリ主、レム主♀小説展示です。
ノーマルエンド後、宇宙多様性のあるグリーゼ国内と革命の幻想とオリ主設定にご興味のある方向け※モブ視点につき注意
オリジナル主人公(女)の設定を含みます。
主人公:スズ(すずな)
出身惑星タラ、男装主人公になります。
帽子と大きな上着がトレードマークです。
※ノーマルエンド後、グリーゼへと渡っている世界線
グリーゼメカニクル:権限クラスA業務日誌 グリーゼ革命軍。言ってしまえば反政府地下組織。そのテロリスト達のアジトは隠れた場所に――では、なく。平凡な会社を偽装してグリーゼの市街地に建設されていた。
会社は宇宙船のメカニックを集め、船のシステムや外装の修理全般を請け負っている。時には宇宙船に乗り込み出張を……と、長くなる説明は割愛したい。
組織は真っ当な表の会社の運営によって必要な費用を貯めている最中。
そんな会社の所謂、中間管理職。自分の役職はそれだった。上へ下へと板挟みだ。
管理職にもなると気になることは山ほどある。――特に最近は組織内でも異質なほどに控えめに見える「リーダー」と、外注先の彼について。
しがない中間管理職の気になる事項をここに、書き残しておきたい。
42994会社は宇宙船のメカニックを集め、船のシステムや外装の修理全般を請け負っている。時には宇宙船に乗り込み出張を……と、長くなる説明は割愛したい。
組織は真っ当な表の会社の運営によって必要な費用を貯めている最中。
そんな会社の所謂、中間管理職。自分の役職はそれだった。上へ下へと板挟みだ。
管理職にもなると気になることは山ほどある。――特に最近は組織内でも異質なほどに控えめに見える「リーダー」と、外注先の彼について。
しがない中間管理職の気になる事項をここに、書き残しておきたい。
つもり
DOODLEハードモードr18チャレンジ!その3。
未成年さんは回れ右。
青手。
アナルパールと尿意我慢。
※小スカ有り
※上記プレイが本当に好きな人しか見たら駄目
アブノーマルやスカトロ系が苦手な人はご遠慮下さい。
興味本位で見ると、変な扉開く可能性有るのでお気をつけ下さい。
それでも読みますか?
🗝→yes or no 5
あつあげ
MOURNINGマシンナイト。がつん!むしろこれに感化されてウディタで作って挫折したブツのを供養したい…
丁度TVにオーリン(※りんごタレント)が居たから描き上げたよ。
(私はシスター・ベルとみかん派だが)
元々はガラケー(2011年)で、開発元はねこあつめの会社ね。
Android版でプレイ。EDは個人的にはノーマル派
あとケムコさんなら イノセントサーガ 銀青の空へ が懐ぃ。
(2008、iモードよ)
十六夜/ねこみ
MEMOトゴスマ HO1雷鳴月良 立ち絵まとめ
(追加:ハロウィニアも)
ノーマル/戦闘/笑顔/焦り/絶望
ハロウィニア
ノーマル/呆れ/笑顔/焦り/戦闘
花葬標本(スーツ)
ノーマル/笑み/焦り/戦闘/ファン
なんぽこ(私服)
ノーマル/笑み/焦り/笑顔
最後にサイン 20
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後のレムラキ『Be together as one』(https://poipiku.com/4491035/9741037.html)とゆるーく繋がってる後日談的な話
No problem but it's so... 週に一度、気分が乗ったときには週に二度。夜時間のうち一時間ほど、ラキオはレムナンの横でコントローラーを握る。元はシャワー上がりに火照る身体を冷ます間、暇つぶしにとレムナンがプレイするゲーム画面を見ているだけだったはずが、ラキオが興味を持ったと勘違いをしたレムナンに「少しだけやってみますか」とそそのかされ、いつの間にか協力プレイの頭数にまで入れられていた。
しげみちやジョナスほどではないにしろ、そこそこのゲームフリークと呼べるレムナンは、ひとりで黙々とやり込むことが好きなのかと思い込んでいたが、誰かと一緒に遊ぶことも嫌いではないらしい。はじめて持たされた数世代前のコントローラーに対し「何これ。重たいしスティックの可動域も狭いし、操作性最悪じゃないか」などと早速文句をつけているラキオを前にしても、レムナンはそれを咎めるでもなくどこか嬉し気に遊び方を教えていた。
5329しげみちやジョナスほどではないにしろ、そこそこのゲームフリークと呼べるレムナンは、ひとりで黙々とやり込むことが好きなのかと思い込んでいたが、誰かと一緒に遊ぶことも嫌いではないらしい。はじめて持たされた数世代前のコントローラーに対し「何これ。重たいしスティックの可動域も狭いし、操作性最悪じゃないか」などと早速文句をつけているラキオを前にしても、レムナンはそれを咎めるでもなくどこか嬉し気に遊び方を教えていた。
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後のレムラキ※名の無いモブが喋る
「ずっと一緒にいましょう」を口にするレムナンと、言うまでもなく当然一緒にいるものだと思い込んでいたラキオの話
Be together as one 資源が尽き未来がないとされていたとある惑星から、最新鋭の技術を駆使し作り上げた宇宙船で脱出した知識人の集まり——グリーゼ船団国家。新興国として独立して以来長年続いてきた旧支配体制が打ち捨てられた新制グリーゼでは、近頃、とあるサービスが流行り始めていた。
「リーダー聞いてくださいよ。俺、今度、弟に会いに行くんすよ」
「え。弟さん、いたんですね……?」
「はは。俺も最近知ったばっかで」
どういうことかと不思議そうな顔をする革命軍の元上司を相手に、元隊員の彼は少し照れ臭そうに笑った。
「最近流行ってるんすよ。血縁上の家族と引き合わせてくれるマッチングサービス。俺達は生まれた瞬間から国から厳重に管理されてきたから、親の顔もろくに知らないのが普通で。まぁ……でも、その管理体制が崩れたとなったら、やっぱり気になるじゃないっすか。自分と繋がりのある身内って奴が」
3730「リーダー聞いてくださいよ。俺、今度、弟に会いに行くんすよ」
「え。弟さん、いたんですね……?」
「はは。俺も最近知ったばっかで」
どういうことかと不思議そうな顔をする革命軍の元上司を相手に、元隊員の彼は少し照れ臭そうに笑った。
「最近流行ってるんすよ。血縁上の家族と引き合わせてくれるマッチングサービス。俺達は生まれた瞬間から国から厳重に管理されてきたから、親の顔もろくに知らないのが普通で。まぁ……でも、その管理体制が崩れたとなったら、やっぱり気になるじゃないっすか。自分と繋がりのある身内って奴が」
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命前のレムラキ友好関係が築かれつつあるふたり
大停電の夜のこと 元は何の変哲もない夜だった。第四と五の区画を繋ぐ船間連結部の定期メンテナンスを概ね予定時刻通りに終わらせたレムナンは、使い込んでほどよくくたびれてきた革製の仕事鞄を肩に掛け、帰路についた。帰る先はカナン579メインドーム、シングル用深宇宙探査船に続き、彼にとって第三の家となって久しいグリーゼの管理下にある居住船の一角だ。レムナンは玄関からまっすぐ続くリビングのドアをくぐると同時に、既に学校から帰ってきているであろう同居人に向かって「ただいま」と帰宅の合図を出した。しかしながら、その人物の定位置であるソファの上に彼の期待していた姿は見当たらなかった。
「あれ? ……あぁ、シャワー室か」
オーバル型のローテーブルの上に置き去りにされたアームカバーを見て、レムナンはラキオの居場所にすぐに思い当たった。いつもより随分早いシャワータイムだななどと考えながら、少し目を細めて壁際の時計で今の時刻を確認する。たしか今日は校内で代替未来エネルギーについてのディベート大会があると昨晩話していたから、きっと侃侃諤諤の議論で蓄積した疲労や雑念を湯で洗い流しているのだろう。
7788「あれ? ……あぁ、シャワー室か」
オーバル型のローテーブルの上に置き去りにされたアームカバーを見て、レムナンはラキオの居場所にすぐに思い当たった。いつもより随分早いシャワータイムだななどと考えながら、少し目を細めて壁際の時計で今の時刻を確認する。たしか今日は校内で代替未来エネルギーについてのディベート大会があると昨晩話していたから、きっと侃侃諤諤の議論で蓄積した疲労や雑念を湯で洗い流しているのだろう。
転生の毛玉
DOODLE【NG】あまきじ天生目ノーマルエンドしかクリアしていない人間が衝動的に書いたものです。ノーマルエンドアフター想定のくせに然程調べてもないしシリーズやってないので変な所あるかも。怪異天生目めちゃくちゃ喋る。
パスは隅付き括弧内 2123
つもり
DOODLEハードモードr18チャレンジ!その2。
未成年さんは回れ右。
青手。
軽いスカと軽い射精管理。
※管理されるのは青八木さん
※単体だとリバっぽいかも…
アブノーマル苦手な人はご遠慮下さい。
読んでから怒らないって約束してくれますか…?
🗝→yes or no 6
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命中のレムラキ※2023/12/14公開の🎃×ゲーム開発スタッフさんの対談動画のネタを含みます。
飛んでかないように 国内トップのエスカレーター式教育機関の高等部。その中でも一握りの成績優秀者にだけ与えられた貴重な社会見学の機会。
そういった名目でラキオとそのほか十数名の生徒がある日教師に連れてこられたのは、テラフォーミング計画で使用されているロケットの発射場だった。管理首輪で抵抗の意思すら奪われた、グリーゼから不要の烙印を押された国民たちがタラップを上り順に乗り込んでいくところを、生徒たちは管理塔の覗き窓から黙って見送る。彼らが着せられた何の装飾もない揃いの白い簡素な服がまるで死に装束のようで不気味だなと、過去文献で知った他星の葬儀の様子を思い出しながら、ラキオもその現実味に欠けた光景をどこか他人事のように眺めていた。今回打ち上げ対象として選定された人間の多くは肉塊市民だが、それ以外の階級の者も少数ながら混じっているらしい。国産の最新ロケット技術の素晴らしさや、各地で進行中のパラテラフォーミング計画の実現性について先程から熱心に概念伝達装置を通じて語りかけてくる職員の解説を適当に聞き流している中で、ラキオは小さく「あ」と声をあげた。覗き窓の向こう、だんだんと短くなっていくロケットまで伸びる列の後方部に見慣れた人物を見つけたからだ。
4327そういった名目でラキオとそのほか十数名の生徒がある日教師に連れてこられたのは、テラフォーミング計画で使用されているロケットの発射場だった。管理首輪で抵抗の意思すら奪われた、グリーゼから不要の烙印を押された国民たちがタラップを上り順に乗り込んでいくところを、生徒たちは管理塔の覗き窓から黙って見送る。彼らが着せられた何の装飾もない揃いの白い簡素な服がまるで死に装束のようで不気味だなと、過去文献で知った他星の葬儀の様子を思い出しながら、ラキオもその現実味に欠けた光景をどこか他人事のように眺めていた。今回打ち上げ対象として選定された人間の多くは肉塊市民だが、それ以外の階級の者も少数ながら混じっているらしい。国産の最新ロケット技術の素晴らしさや、各地で進行中のパラテラフォーミング計画の実現性について先程から熱心に概念伝達装置を通じて語りかけてくる職員の解説を適当に聞き流している中で、ラキオは小さく「あ」と声をあげた。覗き窓の向こう、だんだんと短くなっていくロケットまで伸びる列の後方部に見慣れた人物を見つけたからだ。
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後交際中のレムラキ色っぽい描写はほぼ無いですが、一応行為中のやりとりではあるのでご注意ください。
萌芽「……ン。ッレムナン! それ、やめてっ」
突如自分の下から上がった制止の声にレムナンは慌てて声の主から自分の身を離した。今、己の下に組み敷いている人物と夜の行為に及ぶようになってからもう半年ほど経つが、最中にストップをかけられたのは今までにないことだった。はじめて指と舌とで丁寧に穴をほぐされて、レムナンのものを受け入れたときでさえ、何度も大丈夫かと確認する相手に「問題ないから早く進めて」と気丈に振舞っていたあのラキオが「やめて」と言ったのだ。特に心当たりはないが、自分は一体どれほどの失態をおかしてしまったのだろう、と内心冷や汗が止まらないレムナンだったが、慌てて様子を確認した彼に待ったをかけた人物の顔には怒りや不快感といったような感情は見つけられなかった。どちらかというと困惑に近い表情を貼り付けて、シーツに影を作るレムナンの顔を見つめている。
1811突如自分の下から上がった制止の声にレムナンは慌てて声の主から自分の身を離した。今、己の下に組み敷いている人物と夜の行為に及ぶようになってからもう半年ほど経つが、最中にストップをかけられたのは今までにないことだった。はじめて指と舌とで丁寧に穴をほぐされて、レムナンのものを受け入れたときでさえ、何度も大丈夫かと確認する相手に「問題ないから早く進めて」と気丈に振舞っていたあのラキオが「やめて」と言ったのだ。特に心当たりはないが、自分は一体どれほどの失態をおかしてしまったのだろう、と内心冷や汗が止まらないレムナンだったが、慌てて様子を確認した彼に待ったをかけた人物の顔には怒りや不快感といったような感情は見つけられなかった。どちらかというと困惑に近い表情を貼り付けて、シーツに影を作るレムナンの顔を見つめている。
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後交際中のレムラキレムが初めて酒で失敗した翌朝の話。
それみたことか(だから、僕は止めたじゃないか)
ラキオより二十分ほど遅れて目を覚ました隣の男は、呆けた顔でまだ眠気の抜けきらないとろりとした瞬きを何度か繰り返したのち、のそりと身体を起こした。覚醒したての彼が緩慢な動きで自分と、それからラキオの格好を見て、みるみるうちに顔を青く染めていく様を目にして……ラキオは小さく溜息を吐いた。
「ら、ラキオさ……。あの、その、ぼ、僕、は」
「……おはようレムナン。元気そうだね。見たところ二日酔いの症状も出ていないようでなによりだよ」
ラキオの言う通り、レムナンの顔や体臭には昨晩あれだけ摂取したアルコールの気配は残されていなかった。彼の肝臓は働き者らしい。
昨日の晩、珍しく……そう、本当に珍しく。レムナンとラキオは家で晩酌を楽しんだ。というのも先日外星系への調査のついでにグリーゼに立ち寄ったという沙明が置き土産として、彼が現在身を置いているというナダ産の飲食物をふたりの家にいくらか残していったのだ。グリーゼと違って未だ自然光で作物栽培が行われ、一次産業が国の経済をまわすのに一役買っていると聞くナダで作られたワインは、会食や社交場で提供されるような合成品とは違い、強く芳醇な葡萄の香りがした。
3579ラキオより二十分ほど遅れて目を覚ました隣の男は、呆けた顔でまだ眠気の抜けきらないとろりとした瞬きを何度か繰り返したのち、のそりと身体を起こした。覚醒したての彼が緩慢な動きで自分と、それからラキオの格好を見て、みるみるうちに顔を青く染めていく様を目にして……ラキオは小さく溜息を吐いた。
「ら、ラキオさ……。あの、その、ぼ、僕、は」
「……おはようレムナン。元気そうだね。見たところ二日酔いの症状も出ていないようでなによりだよ」
ラキオの言う通り、レムナンの顔や体臭には昨晩あれだけ摂取したアルコールの気配は残されていなかった。彼の肝臓は働き者らしい。
昨日の晩、珍しく……そう、本当に珍しく。レムナンとラキオは家で晩酌を楽しんだ。というのも先日外星系への調査のついでにグリーゼに立ち寄ったという沙明が置き土産として、彼が現在身を置いているというナダ産の飲食物をふたりの家にいくらか残していったのだ。グリーゼと違って未だ自然光で作物栽培が行われ、一次産業が国の経済をまわすのに一役買っていると聞くナダで作られたワインは、会食や社交場で提供されるような合成品とは違い、強く芳醇な葡萄の香りがした。
Tiamat0729
DONEVOID HO4を描いたよ。①ノーマル立ち絵
②名前の由来を聞いて思い浮かんだもの
③中身ちょっと考えておくか(トレス)
④やっぱ外身も描きたいな(地獄)(トレス)
⑤絶対に使う事のない水鉄砲差分 5
ガエン
DOODLE※まひ夢/①本読んでる時撫でていてほしい〜まひ。さらっとアブノーマル恋愛小説読ませてる。そもそもマヒは恋愛小説は読むのか?闇中寓話で「変身」読んでたのはあまりにも解釈一致すぎた…/②③術式の無駄遣い。多腕は夢があるね(^^) 3ddy1243773
DONE【ピクリエ①】ピクリエ用アバター
「大好き!だいなまちゃん3」合わせで作成したアバターです。
焼き芋、焼き魚、炙りマシュマロ
落ち葉、クレープ、ノーマル、ちびなま(群れ)
◎使用フリー、DL報告不要
⚠自作発言不可、再配布不可 7
CDzOOlyDJyz146V
MAIKING「11/4は、いい推しの日。」で描きました。左側(ノーマルサイド)のみ上げてます‼︎
色塗って仕上げるか?は不明です(爆)。
一応、キャラは森月さん(未定事件簿)ハルちゃん(Free!)朔夜(スタオケ)湊(ツルネ)ジョン(吸血鬼すぐ死ぬ)中の人、被らないようにしましたwWwW
右側はBLの垢に…。
まろんみるく。
MAIKING「11/4は、いい推しの日。」で描きました。右側(BLサイド)のみ上げてます‼︎
色塗って仕上げるか?は不明です(爆)。
一応、CPは「佐宮」「高天」「ふわにか」「まこはる」なんだけど…最後だけ左側が無いと成立しないんでした💦💦💦
左側はノーマルな方の垢に…。(R5.11.4)
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命前のレムラキレムがグリーゼに来てからラキが革命を起こすまでに二人の間で発生したやりとりについての想像
ブロカント「レムナン。作業ペースが通常時の八十パーセントまで落ちています。休息を取りますか?」
今日は各船を繋ぐ自動走行路の定期メンテナンスで地下へと潜る日だった。僕がこの国にやってきてから、そして擬知体を含む機械全般の整備士として働き始めてから、もう何度もこなしてきた仕事だ。それにも関わらず、いや、慣れている作業だからこそか、いつも僕の業務に同行してくれているサポート擬知体から集中力の欠如を指摘されてしまった。
「いえ……。いや、そう、ですね。昼休憩にしましょうか」
作業が丁度キリのいいところだったこともあり、彼女の提案に甘えることにした僕は工具箱を脇に避けて作業用のグローブを外すと、持ち込んだランチボックスからマッケンチーズをフォークでつついた。鮮温キープ機能のある優秀な容器のおかげで、チーズと胡椒をまとったマカロニとベーコンはフードプリンターから出てきたばかりの今朝と変わりない姿で湯気を立ちのぼらせている。食欲を刺激する濃厚なチーズのジャンクな香りは僕の好物に違いないのに、食事の手はなかなか進まなかった。
9047今日は各船を繋ぐ自動走行路の定期メンテナンスで地下へと潜る日だった。僕がこの国にやってきてから、そして擬知体を含む機械全般の整備士として働き始めてから、もう何度もこなしてきた仕事だ。それにも関わらず、いや、慣れている作業だからこそか、いつも僕の業務に同行してくれているサポート擬知体から集中力の欠如を指摘されてしまった。
「いえ……。いや、そう、ですね。昼休憩にしましょうか」
作業が丁度キリのいいところだったこともあり、彼女の提案に甘えることにした僕は工具箱を脇に避けて作業用のグローブを外すと、持ち込んだランチボックスからマッケンチーズをフォークでつついた。鮮温キープ機能のある優秀な容器のおかげで、チーズと胡椒をまとったマカロニとベーコンはフードプリンターから出てきたばかりの今朝と変わりない姿で湯気を立ちのぼらせている。食欲を刺激する濃厚なチーズのジャンクな香りは僕の好物に違いないのに、食事の手はなかなか進まなかった。