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    連投

    艾(もぐさ)

    MAIKING22年頭にようやく鬼丸がきたぞー、からの節分イベ中に思いついてTwitterツリー連投で上げてたもの。だったけども、途中で飽きた。
    付喪神だらけの訪れにくい所にわざわざ福の神はやって来ないよ、って話になる筈でした。
    節分斬神 それは節分の日だった。これまでと違ったのは、もう一振の鬼切の伝承を持つ刀、鬼丸国綱がいたことである。年が変わった頃に顕現した彼は未だ本丸での生活に不慣れで、鬼切と呼んでいた旧知にその自覚が薄いことを個体差と飲み込むのに、表に出さずとも苦労していた。
     節分といえば鬼である。「この日は髭切さんが本丸の見回りをするんだよ、やっぱり鬼と言えば髭切さんだから!今年からは鬼丸さんもだけどね」この本丸の風習を教える乱の言葉に、鬼丸はまたしても困惑した。この本丸の髭切は鬼切としての色は薄いのではなかったのか、と。

    「それでいいのか。」
     そう鬼丸が問い質した先は話を聞かせた乱でなく、同じく旧知の鶴丸だ。畑当番真っ最中だった鶴丸は「それ、今じゃなきゃ駄目なやつかい」と呆れたが、放置されている事の経緯と次第によっては大事である。さっさと話せ、と目で促せば「まあ、君はまだ来て日も浅いしな」と抱えていた肥料の袋を下ろし、鬼丸の目を見据えた。
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    chiyokoxxx

    DONEキスの日!?ブラシェリキスの日!?
    ってことで張り切って書いたが寝落ちしたので遅刻。支部に連日連投するのも憚られるのでとりあえずポイピクに投げる。

    不健全なキスを強いられてるブラシェリ無限回見たい。ベロチューって粘膜接触だろ?実質セックスじゃん(?)
    年齢指定ではないが不健全です。
    『1分間キスしないと出られない部屋 ※ただし……』 気付けば、白い部屋に閉じ込められていた。
     唯一の出入り口と思われる扉はブラゴの力をもってしても開かず、肌身離さず持っていたはずの本は手元に無い。が、まだ本は燃やされずに、ブラゴがここにいるということは、直ぐに何かがあるような危機的状況ではないようだ。
     他の魔物からの攻撃か、それともその他何らかの原因か……これは一体どういうことかと周囲への警戒と緊張感を高めた瞬間、扉の上のモニターに太字ゴシック体の文字が大きく写された。

    『1分間キスしないと出られない部屋』

    「え?」
    「……ああ?」

     なんだろう、これは。ふざけているのだろうか。
     ブラゴは舌打ちをして扉に打撃攻撃を加えている。どんな素材でできているのか、あのブラゴの攻撃にもびくともしない様を見るに、部屋を破壊しての脱出は相当に困難が伴いそうだ。
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    oz_on_e

    MEMO浮世の錠フレーバーに関連する月海亭秘書さんの半回想モノローグ。恋にもなりきれない思慕。セリフらしいセリフもありません。雰囲気で読んでください。※以前にTwitter連投したものの微調整になります。
    独白かつてより、その姿は余りに目にする機会が多かったものだから──天神像ですら"其れ"を模すものとなっている。石錠を眺め、諦めることなく解析を試みようとするあの方の肖像。”忘れていいのだと言われたのだがな”と、あの方は昔呟くと、自嘲の様に笑ったことを覚えている。
    私の記憶の始まりでは、まだその姿を見ることはなく……あの方は敵だらけの大陸で弱く脆い人々の守護者として、恐るべき力を震い続けた。それこそがあの時代に求められた神の強さだったけれど、山岳の奥で静かに暮らしていた幼い私は畏怖を抱いてしまい、訪れる彼に自ら声を掛けることなど、しばらく出来なかった。
    留雲真君の足もとに隠れ、震えている私を困った顔で見下ろすあの方の姿を忘れられない。──今のように、何気ない言葉を口に微笑み頭を撫でてくれるような所作はあの頃には身に付けておられなかった。勿論、終わりの見えない戦いに身を投じ槍を握るあの時期に、穏やかさを得る余裕などなかったはず。
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