はっか
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SPUR ME大人になった みつや、たいじゅ、ゆずは、はっかい で、初めてのディナーをする話⑤しば兄弟の可能性を祈ってます。
※たいみつを含みます。
※デザイナー、モデル軸の現代+オーナー設定です。
※しば母捏造してます。
白のプレリュード⑤(完結) side - 三ツ谷 隆「肉料理って、白も結構合うんだな」
三ツ谷はそう言いながら、淡いイエローゴールドの液体を口に運ぶ。
脂っぽい肉に酸味のある白は想像以上に噛み合っていて、ついつい飲むペースは上がった。
「だよね、オレも、これすげぇ美味しいって思ったんだ」
「うん、悪くないんじゃない」
弟妹の反応も悪くないようで、三ツ谷は隣の恋人を見上げ、笑みを添えながら小首を傾げる。
「大寿くん、ちゃんと八戒の好み当てられるのすげぇじゃん」
「八戒は、ちゃんとワインのアロマを嗅ぎ分けられてたからな。香りの好き嫌いが把握できれば、選ぶのは簡単だ。テメェと違って、ワインを嗜むセンスがある」
「なぁ、一言多くねぇ?!」
弟をべた褒めするところまでは良い。けれど最後の一言は、どうにも釈然としなかった。
7902三ツ谷はそう言いながら、淡いイエローゴールドの液体を口に運ぶ。
脂っぽい肉に酸味のある白は想像以上に噛み合っていて、ついつい飲むペースは上がった。
「だよね、オレも、これすげぇ美味しいって思ったんだ」
「うん、悪くないんじゃない」
弟妹の反応も悪くないようで、三ツ谷は隣の恋人を見上げ、笑みを添えながら小首を傾げる。
「大寿くん、ちゃんと八戒の好み当てられるのすげぇじゃん」
「八戒は、ちゃんとワインのアロマを嗅ぎ分けられてたからな。香りの好き嫌いが把握できれば、選ぶのは簡単だ。テメェと違って、ワインを嗜むセンスがある」
「なぁ、一言多くねぇ?!」
弟をべた褒めするところまでは良い。けれど最後の一言は、どうにも釈然としなかった。
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SPUR ME大人になった みつや、たいじゅ、ゆずは、はっかい で、初めてのディナーをする話④しば兄弟の可能性を祈ってます。
※たい みつ を含みます。
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白のプレリュード④ side - 柴 大寿「ま、待ってよ、兄貴……」
そんな八戒の声が聞こえた瞬間、大寿は思わず息を呑んだ。
三ツ谷に唆され行くぞとは言ったものの、ついて来ない可能性も、十分にあると思っていたからだ。
「早くしろ」
動揺を悟られぬよう、極めて冷静に返しながらも、自然と大寿の歩く速度は落ちていた。
ほどなくして追いついた八戒を連れ、大寿はワインセラーへと案内する。その少し後ろを歩きながら、八戒はチラリと兄の様子を伺った。
ただ淡々と先を進む姿には、なんの打算も感情も見て取れない。笑うでも怒るでもない様子は、むしろ何を考えいるのか分からず、八戒はかえって不安になる。とはいえ訪ねる勇気もなかった。
なにせ大寿と再び会うようになってからは、いつも三ツ谷が一緒にいたため、二人きりになるのは初めてなのだ。三ツ谷がいたからこそ言葉を交わせていたが、そのサポートがない今、一体何を話せばいいのか分からない。取っ掛りすら思い浮かばず、八戒は閉口するしかなかった。
4835そんな八戒の声が聞こえた瞬間、大寿は思わず息を呑んだ。
三ツ谷に唆され行くぞとは言ったものの、ついて来ない可能性も、十分にあると思っていたからだ。
「早くしろ」
動揺を悟られぬよう、極めて冷静に返しながらも、自然と大寿の歩く速度は落ちていた。
ほどなくして追いついた八戒を連れ、大寿はワインセラーへと案内する。その少し後ろを歩きながら、八戒はチラリと兄の様子を伺った。
ただ淡々と先を進む姿には、なんの打算も感情も見て取れない。笑うでも怒るでもない様子は、むしろ何を考えいるのか分からず、八戒はかえって不安になる。とはいえ訪ねる勇気もなかった。
なにせ大寿と再び会うようになってからは、いつも三ツ谷が一緒にいたため、二人きりになるのは初めてなのだ。三ツ谷がいたからこそ言葉を交わせていたが、そのサポートがない今、一体何を話せばいいのか分からない。取っ掛りすら思い浮かばず、八戒は閉口するしかなかった。
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SPUR ME大人になった みつや、たいじゅ、ゆずは、はっかい で、初めてのディナーをする話③しば兄弟の可能性を祈ってます。
※たい みつ を含みます。
※デザイナー、モデル軸の現代+オーナー設定です。
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白のプレリュード③ side - 柴 柚葉「うちは堅苦しい店じゃねぇ。飲みてぇモノがあったら、好きに注文しろ」
数品の料理が終わったところで、大寿はそう言ってドリンクメニューを弟妹に渡した。
ここまではソムリエと相談しながら、大寿が料理に合うワインを選んでいた。てっきりコースの終わりまで選んでくれるものだと思っていた柚葉は、急に自由にしろと言われた理由が分からず、渡されたメニューに困惑する。
ここまで三ツ谷と大寿は、それとなく柚葉と八戒の好みを聞きながらワインを選んでくれていた。
もしかして、それが面倒になったのだろうか。
柚葉はそんなことを考え、少し寂しい気持ちになりながら、隣にいる八戒にどうしようかと目配せをした。
とそこで、柚葉の瞳に八戒のワイングラスが映る。
4731数品の料理が終わったところで、大寿はそう言ってドリンクメニューを弟妹に渡した。
ここまではソムリエと相談しながら、大寿が料理に合うワインを選んでいた。てっきりコースの終わりまで選んでくれるものだと思っていた柚葉は、急に自由にしろと言われた理由が分からず、渡されたメニューに困惑する。
ここまで三ツ谷と大寿は、それとなく柚葉と八戒の好みを聞きながらワインを選んでくれていた。
もしかして、それが面倒になったのだろうか。
柚葉はそんなことを考え、少し寂しい気持ちになりながら、隣にいる八戒にどうしようかと目配せをした。
とそこで、柚葉の瞳に八戒のワイングラスが映る。
9cc5e6ea930a
SPUR ME大人になった みつや、たいじゅ、ゆずは、はっかい で、初めてのディナーをする話②しば兄弟の可能性を祈ってます。
※たい みつ を含みます。
※デザイナー、モデル軸の現代+オーナー設定です。
※しば母捏造してます。
白のプレリュード② side - 柴 八戒 八戒が大寿と久しぶりの再会をしたのは、高校を卒業した日だった。
『卒業祝いを渡したい』
高校生活最後の日、三ツ谷から送られてきたメールを見て、八戒は目を輝かせた。
都合がいい日を訪ねてくる三ツ谷に、八戒は迷わず『今日空いてるよ! 今すぐいくね』と打ち込む。ついでに千冬や武道達と卒業記念に撮った写真も添付して、送信ボタンを押した。
「タカちゃんがお祝いしてくれるって言うから、オレ先に帰るね」
千冬と武道に声をかけ、卒業証書をカバンに放り込む。元々学校には大して荷物を持ってきてはおらず、他に持ち帰るものはない。
もう何も残っていない学校を背に、八戒は軽いカバンと足取りで三ツ谷の家に急いだ。まだ昼前だ。運が良ければ、三ツ谷の作った昼食も食べれるかもしれない。
4631『卒業祝いを渡したい』
高校生活最後の日、三ツ谷から送られてきたメールを見て、八戒は目を輝かせた。
都合がいい日を訪ねてくる三ツ谷に、八戒は迷わず『今日空いてるよ! 今すぐいくね』と打ち込む。ついでに千冬や武道達と卒業記念に撮った写真も添付して、送信ボタンを押した。
「タカちゃんがお祝いしてくれるって言うから、オレ先に帰るね」
千冬と武道に声をかけ、卒業証書をカバンに放り込む。元々学校には大して荷物を持ってきてはおらず、他に持ち帰るものはない。
もう何も残っていない学校を背に、八戒は軽いカバンと足取りで三ツ谷の家に急いだ。まだ昼前だ。運が良ければ、三ツ谷の作った昼食も食べれるかもしれない。
ROM
DONEメガネハッカーズの会話文のみを詰め合わせたまとめ。自分の中のメガネハッカーズの説明書の役割も兼ねているかもしれないメガネハッカーズ会話文「僕はエロゲーを楽しむ才能がないのかもしれません……」
ゲームセンターの奥にあるメガネハッカーズのアジトにて。リーダー格である目金欠流はパソコンの前で項垂れ、絶望した表情で馬鹿げた悩みを呟いた。その悩みをしっかりと耳にした漫画萌は、愉快な出来事の前触れに口元に弧を描く。
「愉快な独り言だね。詳しく聞かせてくれないかい?」
「漫画君、いえ萌先生。僕の悩みを聞いてくれますか?」
「ああ、勿論。君が馬鹿げた理由で悩んでいる時ほど面白いものはないからね」
ウキウキとした様子を隠す事なく答える萌に対し「馬鹿げたとは失礼な、こっちは真剣なんですよ」と不満げに口元を尖らせる目金。だがその表情はすぐ深刻なものに変わり萌へ問いを投げる。
3661ゲームセンターの奥にあるメガネハッカーズのアジトにて。リーダー格である目金欠流はパソコンの前で項垂れ、絶望した表情で馬鹿げた悩みを呟いた。その悩みをしっかりと耳にした漫画萌は、愉快な出来事の前触れに口元に弧を描く。
「愉快な独り言だね。詳しく聞かせてくれないかい?」
「漫画君、いえ萌先生。僕の悩みを聞いてくれますか?」
「ああ、勿論。君が馬鹿げた理由で悩んでいる時ほど面白いものはないからね」
ウキウキとした様子を隠す事なく答える萌に対し「馬鹿げたとは失礼な、こっちは真剣なんですよ」と不満げに口元を尖らせる目金。だがその表情はすぐ深刻なものに変わり萌へ問いを投げる。
みなせ由良
PASTソウルハッカーズ新作発売記念で描いたFGO絵(何でさ英雄の多重召喚と言う点でFGOとメガテンは親和性が高いんじゃないかと常々思っていつつまあ只の便乗コスプレネタです(殴)トリ子で遊び過ぎたのは反省しますがムッキムキのす様はちょとお気にです(ばか 3
minxi_trpgjijin
DONEロビン・マーティン・25歳/158cm/ハッカー
・初通過:『嗤う人間師』
・モチーフ:トナカイ
クリスマスver
「はい!みんなの弟分からのプレゼントです!…お返しちょ〜だい!てへっ」
「プレゼント……お返しできるようになってよかった。」
バレンタインver
「さて、仲の良い人たちにチョコを渡す日になりました!あぁ〜ジャパンでは逆なんだっけ?」
9cc5e6ea930a
SPUR ME大人になった みつや、たいじゅ、ゆずは、はっかい で、初めてのディナーをする話①しば兄弟の可能性を祈ってます。
※たいみつを含みます。
※デザイナー、モデル軸の現代+オーナー設定です。
※しば母捏造してます。
白のプレリュード①「すげぇ……」
天井から床まで、ゆうに五メートルは超える巨大な水槽。
その圧倒的な迫力に、八戒は思わずそんな声を漏らした。
「サメまでいるじゃん……」
品の良いインテリアの並ぶレストランの中心で、悠々と泳ぐ数匹のサメと、色とりどりの魚たち。
パッと見ただけでもハイランクの店だと分かる内装だというのに、水生生物の選択だけは理解ができず、八戒は渋い顔をする。
「サメを選んじゃうところが面白いよな」
そんな八戒とは対照的に、隣の三ツ谷は楽しそうに笑っていた。
「えぇ……。タカちゃん、什器とか選ぶの手伝ったんでしょ? サメ選ぶのなんで止めなかったの?」
「なんで? 個性があって面白いじゃん。それに大寿くんとちょっと似てる感じしねぇ?」
1280天井から床まで、ゆうに五メートルは超える巨大な水槽。
その圧倒的な迫力に、八戒は思わずそんな声を漏らした。
「サメまでいるじゃん……」
品の良いインテリアの並ぶレストランの中心で、悠々と泳ぐ数匹のサメと、色とりどりの魚たち。
パッと見ただけでもハイランクの店だと分かる内装だというのに、水生生物の選択だけは理解ができず、八戒は渋い顔をする。
「サメを選んじゃうところが面白いよな」
そんな八戒とは対照的に、隣の三ツ谷は楽しそうに笑っていた。
「えぇ……。タカちゃん、什器とか選ぶの手伝ったんでしょ? サメ選ぶのなんで止めなかったの?」
「なんで? 個性があって面白いじゃん。それに大寿くんとちょっと似てる感じしねぇ?」
やしろ
DONECocシナリオ『Insania Junky!』緋乃花鳥さんのシナリオテスプレでお呼ばれした際に使用したHOハッカーのPC、コードネームDogyiの立ち絵です。
シナリオのネタバレはありません。 4
万年アル中ふなす
DOODLE殺人犯高校生とマイペースのボケと苦労性の元ヤンのツッコミのコンビ芸人と陰気な社畜ハッカーと芸人大好きなカフェ店員と素性の知れない顔も見えない人と犯罪と数式性愛の普通の犯罪教唆数学教授 メモ用カフェ店員のところでたむろしたりしてなかったりする
yone
DOODLE秋桜を勢いで宇宙コスモス教団教祖秋桜にしてしまった。大変にcosmos。AIを懐柔する魔法の力で宇宙船を乗っ取るスーパーハッカーだ。ごめんなさい、ちょっと困っていて。手伝って貰えるかしら?とか言いながら入ってきて気がついたらリヴリーたちとお茶会を繰り広げている。 2
深海のわお
SPUR MEペン入れ3枚目に入ったよ困った時のシュヴァレ、ドゥフテ、そして初描きのボックスティーゲル
あと4コマ目にハッカーを出す予定
先出し分4ページでモブ含め12キャラ出すので
なんとか「オールキャラ」名乗っていいということで…
kagerou_maru
DONEメガテンワンドロで描いたもの まとめ7アリスちゃん、レイコちゃん、ハッカーズ主人公(カツオ)、アヌーン、真Ⅴ主人公(ナホビノ)、カドクラ、スプーキー、たっちゃん、ゼレーニンさん、ユヅルくん&ハヤタロウ 10
kagerou_maru
DONEメガテンワンドロで描いたもの まとめ5アズマケイ,フツオ,浴衣(ソウルハッカーズ主人公),ナジャ,フトミミ,イザボー,ガストン,金髪の子供と老婆,ミートバルーン,凪&ハイピクシー,バラキ 11
鯖尾。
DOODLE他作品とのコラボ注意アニオリでアバッキオは最後たくさんの花に包まれて見送られたけどリーダーは誰が弔ってくれるん…?→どうせだから一緒に花にしてもらってないだろうか→リーダーの花ってなんか血吸ってきそうなんだが…
という会話の流れで爆誕した妖花リゾット
ポーズが似てるからという理由だけでソウルハッカーズのアルラウネと二身合体
共同お絵かき帳
DOODLEハッカーとエンジェル投資家のコンビをメインとした、王様達のヴァイキングっていうマンガを読んだんですが、好みな中二感で面白かったー。神崎刑事が好き。明るい狂犬かつクレバーな部分もある兄貴分いいよね!kuduchan
MOURNING14巻時空のはっかいの話 はちみつはちみたいな描写はあるっちゃあるけど本題ではない。八戒には兄が二人いる。一人は血の繋がった兄、柴大寿。もう一人は血の繋がらない兄貴分、三ツ谷隆だ。両親が不在の家で、兄はこの家の長だった。母と離婚した父が三人の子どもを引き取った後、具体的にどこで何をしているか、幼い頃は良くわかってはいなかった。周囲より頭一つ抜け出たマンションは、子供だけで住むには、とても広かった。良くも悪くも、金に不自由はしなかった。金が全てではないということを早々に知れたのは、良かったと言えるだろう。しかも立派な兄がいて、美しく優しい姉がいる。けれど、どんなに人から羨まれようが、八戒は家が嫌いで嫌いで仕方なかった。何が、と問われれば、答えは一つ。兄、大寿が恐ろしかった。
大寿はトイレの電気をつけっぱなしだとか、門限を数分破ったとか、買い物に抜けがあったとか、些細なことで手を上げた。同学年と比較して、大寿は明らかに身体的に恵まれていた。小学生の頃から中学生と間違われるほどに。しかし、そんなことお構いなしに、手加減せず殴った。顔や体から、痣が消えたことはなかった。そして殴ってから、オレはお前らに期待しているから強くあたるのだと言って、頭を撫でる。その手は、今さっきまで 5921