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    法則

    TuneniSukebe

    CAN’T MAKE(読まなくていいキャプション)
    ピロートークアンソロジーを夢見て書いたのに自分の書いてみた話がろくにピロートークしてない事に気づきました。私にひめ巽のピロートークを恵んで下さい。何ならピロートークじゃなくても次の日の朝……とかでもいいです。事後アンソロジー。ひめ巽事後アンソロジー欲しいよぉママ……言い出しっぺの法則とは言わないで下さい、自分の下着で興奮する為に常に正気を失っているのに……
    ピロートークの出来ない2人 サイドテーブルに乗ったライトがギリギリまでその光度を落として、鈍く部屋を照らしている。カーテンは全て閉め切り、月明かりすら入らない部屋に二人の影はあった。
     
    「……灯り、付けますよ」

     事の前、巽は部屋を暗くしようと言い出した。HiMERUは最初、できる限り要望には応えようと灯りを消していったが、最後に残されていたライトまで消そうとしたものだから、流石にその手を止めた。 
     もしやこの男は、月が見ているだとか、神が見ているとでも言い出すのではないか。そう一瞬思い顔を顰めたが、巽は「恥ずかしいので」と囁くだけでそれ以上は何も言わなかった。
     
    「え……っと、待って下さいね、下着が見つからなくて」
     
     あれだけ長時間いたのだから、暗闇にも大分目は慣れたものの、ベッドの範囲外となると何も見えず、巽は手探りで床を確認し出した。
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