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    たーべりうむ

    MEMO太シグと姫始めのお話(とはいえ、姫始め要素はサンプルでは出てこない)のサンプル。
    続きは、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21312361 に載せてるので、気になる方はそちらも見ていただければ。(結局ヤらないけど、朝チュン有)
    姫始めな太シグ 第一、正月というものは、世界に等しくやってくる祭事だ。それは勿論、本来であれば誰と祝っても良いものなのだが……。
    「太宰。何故そこにいる?!」
     何故こんな時、ここに愛しの恋人、太宰がいるのかー嬉しくもなんとなく嫌な予感がしたシグマは苦悩の溜め息を零した。

     時は少し前に遡る。もう年の瀬であるのをいいことに、地上と同じく、いや、それよりもさらに上空の天空カジノは混み合っていた。そう、カジノに置いて、年末年始は特に稼ぎが増える時期だ。その天空カジノの総支配人であるシグマもそんな人々を置いて自分だけ年越しを楽しむ、なんてわけにはいかないのは至極当然のことで。太宰に連絡したい、せめて詫びの連絡でも……だけど連絡出来ない。何故なら私は凡人だから。と、シグマは結論づけた。あぁ、せめてこの仕事が終わってから……と思っていれば、気が付けばもう夜な訳で。勿論、今、仕事場から離れてしまえば、全てが滞ってしまう。そんなわけで、恋人である太宰に連絡さえも出来なかったのだが。仕事の途中で、過労によって倒れてしまったらしかった。
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    DONEX(Twitter)連載していた幽霊になった三の洋三、全年齢ver.です。
    エッチシーンも含めて読みたいよという方は https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21285956 こちらをご覧下さい。

    ※自殺表現がありますのでご注意ください。
    ※2006年ごろの設定で書いていますが既に国内プロリーグが発足し、三が所属している設定です。
    Goodbye, my love.中学生の頃、俺は無敵の存在だった。
    同級生は全員気軽に話せる友達で、教師や顧問といった身近な大人からの信頼も厚く、小学生の頃から続けているバスケでは負け知らずで、勉強だってそれなりにできる方。他人に言わせれば俺はイケメンに入る部類らしく、女の子にだってそれなりにモテた。それを自慢するつもりも鼻にかける気もなかったけど、心のどこかではずっと、自分はこの世界の主人公なんだと思ってた。
    チームメイトもライバル校も、バスケをやる奴はみんな友達。この世のどこかで戦争や災害が起こっていたって、自分の周りだけはずっと平和で、争いごとなんてきっと話し合いで解決する。苦手なこともやりたくないことも山程あるけど、ちょっと努力すればそれらは綺麗に報われる。俺はいつだって皆の中心に立っていて、泣いて怒って笑って、そうして今日も明日も俺の世界を回していく。
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