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    ぽんこつ

    ねこ山

    DOODLEたまにとんでもなくグズグズになるジェくんを甘やかすフロくんの話
    ジェイフロすごろく会の「朝が弱いのはどっち?」、「告白したのはどちらから?」、「プロポーズするならなんて言う」あたりに個人的な願望を詰め込みました
    とかくフロくんが乙女っぽい思考回路になっているため強いフロくんが好きな方にはお勧めできない代物です
    ジェくんは対外的にはスーパー秘書だけど、フロくん相手には恋心自覚なしのポンコツだと嬉しい
    Sleeping Moray 陸では、朝になっていく様子を「白々と明けていく」とか表現するらしい。
     でも、海ではちょっと違う。
     登る太陽に照らされて、世界に青みが戻ってくるんだ。揺れて割れる水面から射し込んだ光がカーテンみたいにゆったり揺れてて……朝の海ン中、けっこうキレーだよ。
    「もういやですうみにかえりますうみおくりしてくださいぼくもうずっとうみにいます」
     大きな窓から入る柔らかなセレストブルーに包まれて、今朝のきょうだいは稚魚ちゃんに戻っちゃったみたい。ベッドの中にオレを引きずり込んだジェイドが、オレの腹に顔を埋めたままもだもだと身体をぐねらせる。
     なんか……そのうち両目から赤い水とか垂れ流しそぉ……。
     別に海に送ってやってもいいけどさぁ、絶対帰ってこねーパターンのヤツじゃん。海送りと海還りは、オレとジェイドみたいに二つで一つ。ニコイチ、ワンセットでしょ? ちゃんと帰ってきて!
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    kaoruhana03

    DONE初ゴスフラ。
    後日談書こうと思ったけど、きっとフランクはダニーの前ではポンコツで、他の人前えではテキパキと要領の良く色んな事が器用に出来る男を見せてるって勝手に妄想してる(笑)
    ふぁーすときっす【ゴスフラ】ふぁーすときっす


    何故かフランクに好まれてしまった。
    最初は他愛ない会話だったはず、あれは確か
    "アンタのナイフってどんなの?"
    から始まって、お互いに使用する武器が同じナイフだという事で少しだけ親近感が沸き、何となく会話に一体感が出たのがきっかけだ。
    その後から、彼はまるで主人に尻尾を振る愛犬の如く、僕の後を着いて回るようになった。別にその程度なら軽くあしらえば問題ないのだけれど……。






    ―― とある日の霧の森




    僕は何となく、森の中にいた。
    その理由は相変わらずついて回るフランクを撒くためだった。
    ただ、少し話が合っただけの僕に対し何をそんなに固執する理由があるのか正直分からない。24時間視界の端に彼の姿を見るのが少し煩わしいと言うのもあったけれど、そんな僕の気持ちを知ってか知らずか彼は性懲りも無く僕を森にまで探しに来たのには驚いた。僕は彼の姿を視界の端に捕らえたなら慌てて足を速めるも、彼の若さとあの足の速さに僕はあっと言う間に追いつかれ、地面に転がるように飛びつかれた。
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