プロローグ
kk_69848
DOODLE蔵種、腐いつも読んで頂いてありがとうございます。
first kissシリーズ第3部(最終章)です。
第3部は、全3話+エピローグという構成になっています(プロローグはないのにエピローグはある謎…)
※2〜3話は辛い内容です※
※1話は2〜3話の前振りとしてイチャイチャしてます※
※最後はハッピーエンドです※
no title1(上)「よぉ修二。合コンしようや合コン」
2限が終わって食堂へ向かう途中、悪友に声を掛けられた。こいつは高校の同級生。インカレやっとるからか、別の大学に進学したはずやのにしょっちゅう会う(この場合のインカレは、複数の大学にまたがるサークルの意)。
「合コンなんて行かへんて。俺、彼氏おるし」
「彼氏? 彼女やのうて?」
「せやで。めっちゃイケメンの彼氏☆」
「ほんまぁ? ほな写真見せてや」
「ええで。これとかめっちゃイケメンやろ」
俺はスマホで、最近撮った写真の中でも特に写りのいい写真を表示した。
「うわっ、ごっついイケメンやん。俺こいつやったら抱けるわ」
「やらへんて」
写真のノスケは、見慣れた俺でも惚れ惚れしてまうぐらいの男前で──と同時に、俺の隣ではにかんどる姿はえらい可愛らしくて。こんな写真を見たら、誰だって胸がキュンとして惚れてまうかもしれへんな。まぁ誰にもやらへんし、ましてや抱かせる訳ないけど。俺かてまだ抱いたことあらへんのに。
23182限が終わって食堂へ向かう途中、悪友に声を掛けられた。こいつは高校の同級生。インカレやっとるからか、別の大学に進学したはずやのにしょっちゅう会う(この場合のインカレは、複数の大学にまたがるサークルの意)。
「合コンなんて行かへんて。俺、彼氏おるし」
「彼氏? 彼女やのうて?」
「せやで。めっちゃイケメンの彼氏☆」
「ほんまぁ? ほな写真見せてや」
「ええで。これとかめっちゃイケメンやろ」
俺はスマホで、最近撮った写真の中でも特に写りのいい写真を表示した。
「うわっ、ごっついイケメンやん。俺こいつやったら抱けるわ」
「やらへんて」
写真のノスケは、見慣れた俺でも惚れ惚れしてまうぐらいの男前で──と同時に、俺の隣ではにかんどる姿はえらい可愛らしくて。こんな写真を見たら、誰だって胸がキュンとして惚れてまうかもしれへんな。まぁ誰にもやらへんし、ましてや抱かせる訳ないけど。俺かてまだ抱いたことあらへんのに。
春川🐱🐶
DONE恋愛感情はないけど、めちゃくちゃ信頼関係はあるアロルクが籍入れる話。これ(https://poipiku.com/5372227/7867834.html)のプロローグ部分です。本編後設定です、ネタバレ注意。 11糸麦くん
PROGRESS30物語も終わりの方になってきました。プロローグがすごく短い代わりにエンディングがとっても長いのです。だから60ページですが終わりの方です。
東方には姉妹は結構いるのですが、双子といわれると、以外にも明言されている範囲だと二組だけしか該当できなくなります。もうすでに深秘録までキャラ順が進行してるのでお察しがつく方もいるかもしれません。 2
shakota_sangatu
DONE幼少期におじさまへのトラウマあり、ウスへのあこがれと思慕と失恋あり、200年間のYノス要素ありからのクラノスのやつ プロローグ過去の悪夢と、クラノスの告白
プロローグで一万字超えたよやったね(白目) 13111
shakota_sangatu
PROGRESS幼少期におじさまへのトラウマあり、ウスへのあこがれと思慕と失恋あり、200年間のYノス要素ありからのクラノスのやつのでばな。プロローグの書きかけ こんなの書いてます。
ショタディンの過去を捏造してみた。もうすこし捏ねる。 2506
きうみ
DOODLEフィガ晶♂ 逆トリ 捏造に次ぐ捏造プロローグと衣食住編まとめ
夜辺プロローグ フィガロがやってきた。
会社の帰り道、奇妙なものを見た。街中の道路の真ん中、月の見えない暗い夜の中で、白い布がはためいている。白衣だ。近くに病院や研究施設があるわけでもない、周りに怪我人がいるわけでもない。それなのに白衣を着た人物が堂々と立っていた。首には聴診器もかけてあった。
その人物がこちらを向いた。晶を見つけて、きゅっと目を細める。背が高く、整った顔の男性だった。
「やあ、賢者様」
脳が呼ばれたと認識した。日常では聞く機会のない単語なのに妙に馴染んで、それが自分のことを指しているのだと知っていた。途端に流れ込む記憶。その量と濃度に、脳みそがパンパンになって、気持ち悪くて、どこかの血管が切れた音がした気がして、喉が焼けるように熱くて、ツンと刺激臭がして、耐えられずに胃の内容物を吐いていた。
12573会社の帰り道、奇妙なものを見た。街中の道路の真ん中、月の見えない暗い夜の中で、白い布がはためいている。白衣だ。近くに病院や研究施設があるわけでもない、周りに怪我人がいるわけでもない。それなのに白衣を着た人物が堂々と立っていた。首には聴診器もかけてあった。
その人物がこちらを向いた。晶を見つけて、きゅっと目を細める。背が高く、整った顔の男性だった。
「やあ、賢者様」
脳が呼ばれたと認識した。日常では聞く機会のない単語なのに妙に馴染んで、それが自分のことを指しているのだと知っていた。途端に流れ込む記憶。その量と濃度に、脳みそがパンパンになって、気持ち悪くて、どこかの血管が切れた音がした気がして、喉が焼けるように熱くて、ツンと刺激臭がして、耐えられずに胃の内容物を吐いていた。
akasan_twst
PROGRESS1/8愛甘にて配布した無配のおまけです。今後描いていく予定の漫画の、プロローグ的なものです(ネームなので雑です)(1p目だけちゃんと描いた)
※注意※
・1p目に軽度の性描写があります。
・🦁の卒業前夜、付き合っている二人の設定です。
・🦁がものすごく素直。
・暗い雰囲気ですが、終着点は絶対にハッピーエンドです。
よろしくお願いします! 5
NekoNeko8840
MOURNING乙女ゲーのプレイヤー受けのプロローグですパソコンを持ってない方やダウンロードがめんどくさい方向け
プロローグ???「この世界は退屈だなあ、誰か楽しませてくれる人はいないのかい?」
「ここは...?」
昨日は毎日の学校に疲れ果てて、家に帰ってすぐに寝たはず...
気が付くとこのおかしな空間に入ってしまっていたようだ
???「おや?誰かそこにいるみたいだね」
謎の空間から人影が現れる
ルーン「ボクの名前はルーン」
ルーン「ここはダイブ世界と言って、ボクはここの住人なんだけど
毎日退屈で仕方ないんだ」
どうやらこのルーンと名乗る美少年(少女?)が迎えに来てくれたらしい
それにしても不思議な空間だ...体が浮いてる感覚がする
ルーン「試しにキミの世界を案内してくれないかい?」
ルーン「キミの世界を体験することによって、少しは退屈じゃなくなりそうだ」
347「ここは...?」
昨日は毎日の学校に疲れ果てて、家に帰ってすぐに寝たはず...
気が付くとこのおかしな空間に入ってしまっていたようだ
???「おや?誰かそこにいるみたいだね」
謎の空間から人影が現れる
ルーン「ボクの名前はルーン」
ルーン「ここはダイブ世界と言って、ボクはここの住人なんだけど
毎日退屈で仕方ないんだ」
どうやらこのルーンと名乗る美少年(少女?)が迎えに来てくれたらしい
それにしても不思議な空間だ...体が浮いてる感覚がする
ルーン「試しにキミの世界を案内してくれないかい?」
ルーン「キミの世界を体験することによって、少しは退屈じゃなくなりそうだ」
jerkin0130
DONE🏹🍮なんちゃってワンドロソファに並んで座って映画を見る弓茨
とある方と妄想している医療ドラマに出演が決まった茨の話のプロローグ的な感じで書きました✍️
需要があれば書きます。 1466
edamaro0110
DONE🎄あんず島3の描き下ろし展示(遅刻)🎄魔法学校パロ夏あんのプロローグ的な部分です!
ここから始まる夏あんを不定期で描いていきたい…!🐈🔮
キラキラな夏目くん描くの楽しかった🌠 4
そいそい
MAIKING秋頃から書いてるのハヤリュウ。行き詰まってるので、尻叩きにプロローグだけ。
まだハヤトくんは出てきてませんが…
かなり特殊設定なハヤリュウになる予定です
きっといつか完成するはず
風呂から上がり自室に戻ると、机に置いたままにしていたスマートフォンが静かに振動していた。こんな時間に電話をかけてくるのは、一人しかいない。名前も確認しないで左手でスマートフォンを取り電話に出ると、起こしちゃったかなと申し訳なさそうなホクトの声が聞こえてきた。それにまだ寝てないですとリュウジが返せば、よかったとホクトは安堵の息をつく。
『身体の調子はどう?』
「足のほうは生活には問題ないです。右手は相変わらずで、左手で生活するのは未だに慣れないです」
ホクトから電話がかかってくると、いの一番にされる質問だった。それに定型文と化した答えを口にする。そのたびに特に進捗のない自分の身体の状態にリュウジはため息が出た。
1740『身体の調子はどう?』
「足のほうは生活には問題ないです。右手は相変わらずで、左手で生活するのは未だに慣れないです」
ホクトから電話がかかってくると、いの一番にされる質問だった。それに定型文と化した答えを口にする。そのたびに特に進捗のない自分の身体の状態にリュウジはため息が出た。
笹丸さん
INFO新刊【おじたんは最高で最悪なぼくの先生です。】のプロローグ?前編的なお話です。こちらを見てからでも本を見ていただいた後でも楽しめるかと思います。
話の内容📚↓
レオナとチェカがNRCの先生、生徒になっちゃってる世界線です。
おじたん大好きなチェカくんがサバナクローの寮長してます
🐯通販↓
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031029415 20
heki_tsuyukusa
DONE #RHドロライお題「仲直り」と「大事件」で、喧嘩したルスハンと嵐の予感。
めちゃくちゃプロローグ。86年組との絡みを煎じてみたかったんです。
TGM:ルスハン小説
『It's too late !』 5
k_tar0ta
MAIKINGルミナリアハロウィン本編(やっと完成😇)プロローグとエピローグもあります。
ハロウィンナイト in リュンヌ「――伝達事項は以上です。他に確認しておきたいことはありますか?」
そう言って白い翼の天使が微笑むと、黒い翼の悪魔は生真面目な表情で彼を見上げて首を振った。
「いえ、充分です」
それを聞いた天使――の仮装をしたリュシアンは悪魔に扮したヴァネッサの目を見て頷くと、彼らの目的地へと視線を移した。
「言うまでもないことですが、どうかお気を付けて。あの街は、今や帝国の前線基地です」
二人の視線の先にあるのは、高い城壁に囲まれた堅牢な都市だった。城塞都市リュンヌ――ほんの少し前まで連邦領だったその街は、先の第三次攻防戦により帝国の手に落ちた。これから二人はこの街に入り、帝国に潜入していた連邦の関係者と接触する任務を負っていた。
20330そう言って白い翼の天使が微笑むと、黒い翼の悪魔は生真面目な表情で彼を見上げて首を振った。
「いえ、充分です」
それを聞いた天使――の仮装をしたリュシアンは悪魔に扮したヴァネッサの目を見て頷くと、彼らの目的地へと視線を移した。
「言うまでもないことですが、どうかお気を付けて。あの街は、今や帝国の前線基地です」
二人の視線の先にあるのは、高い城壁に囲まれた堅牢な都市だった。城塞都市リュンヌ――ほんの少し前まで連邦領だったその街は、先の第三次攻防戦により帝国の手に落ちた。これから二人はこの街に入り、帝国に潜入していた連邦の関係者と接触する任務を負っていた。
k_tar0ta
MAIKINGルミナリアハロウィンのプロローグ的なものです。本編はリュンヌにて。
ハロウィンアフタヌーン in イーディス「はいっ、おまたせ!イェルシィちゃん特製ハロウィンパンプキンパイいっちょーう!」
そう言って彼女がテーブルに出したのは、こんがりと焼き上げられたパンプキンパイだった。
「おおっ……これは見事だな、イェルシィくん!」
猫耳付きの帽子を被ったマクシムが、目を輝かせてその出来栄えを称賛する。
「すげぇっす!マジでうまそ〜……!」
テーブルに手をつき感心した様子でパイを眺めるレオの頭の上では、黒いうさぎの耳が揺れている。
「うわぁ……かわいいですね……」
つばの大きな魔女のとんがり帽子を被ったミシェルが、皿とフォークを準備しながら感嘆のため息を漏らす。
「ええ、食べるのがもったいないくらい」
海賊帽を被り右眼に眼帯を付けたセリアが皆のカップに紅茶を注ぎ分けながら同意する。
2686そう言って彼女がテーブルに出したのは、こんがりと焼き上げられたパンプキンパイだった。
「おおっ……これは見事だな、イェルシィくん!」
猫耳付きの帽子を被ったマクシムが、目を輝かせてその出来栄えを称賛する。
「すげぇっす!マジでうまそ〜……!」
テーブルに手をつき感心した様子でパイを眺めるレオの頭の上では、黒いうさぎの耳が揺れている。
「うわぁ……かわいいですね……」
つばの大きな魔女のとんがり帽子を被ったミシェルが、皿とフォークを準備しながら感嘆のため息を漏らす。
「ええ、食べるのがもったいないくらい」
海賊帽を被り右眼に眼帯を付けたセリアが皆のカップに紅茶を注ぎ分けながら同意する。
前 浪
DONEひとじゅし魔法使いパロディ⚠️特殊設定:獄が魔法使い、十四が犬
「魔法を使える人がいる」ぐらいのとてもふんわりした世界観
微妙にARBネタ含みます(寂雷が魔王設定)
※こちらの話には「プロローグ」、「I」があります
読んでいなくてもこちらは読めますが、併せて読んでいただいた方が分かりやすいかもしれません 6939
前 浪
DONEひとじゅし魔法使いパロディ⚠️特殊設定:獄が魔法使い、十四が犬
「魔法を使える人がいる」ぐらいのとてもふんわりした世界観
※こちらの話には「プロローグ」があります。
読んでいなくてもこちらは読めますが、併せて読んでいただいた方が分かりやすいかもしれません 6411
si0_zaki
DOODLE水星の魔女おもしろい太眉主人公かわいいけどそれにしても太いなと思ってたらプロローグでとってもお父さん譲りの眉だったから愛しくなったし、すきになれなさそうなキャラだと思ってたグエルが3話ではえ?かわいいやん…て思って好感手のひら返したし、エランくんはいつか感情見せてほしい美少年だしミオリネは性格強くてかわいい美少女だし
視聴者の感想見るの含めて楽しい
続き気になります
後ろの髪塗り忘れてる 2
loveandpeace_kd
DONEるぁんさん@Luan6sが考えたドルパロガスウィル♀設定のFA小説プロローグです。不定期に更新中。注意⚠️
・皆ヒーローしてない世界線。文字通りアイドルパロディです。
・ウィルが先天性女体化で地下アイドルしてます。ガストくんは最初は不良ですが後にアイドルになります。(ゴルセク世界線)
・ガストとウィル♀が犬猿じゃありません。
以上を踏まえて大丈夫な方のみどうぞ!
アイドルパロディ ガスウィル♀ プロローグ 俺の名前はガスト・アドラー。今じゃ世界中で俺の名前を知らないぐらいの有名なアイドルグループの一員だ。毎日CMや雑誌の撮影、テレビの歌番組に出演したり、ライブのリハをしたりと、超多忙な日々を過ごしている。ファンには見た目はワイルドなのに飾らないファンサをしてくれると評判も良いそんな俺だが、実は学生時代は地元では喧嘩で負け知らずの超が付くほどの不良だった。売られた喧嘩は数知れず。俺に喧嘩を吹っ掛けて来る奴等は誰だって来るもの拒まずで殴り合い、蹴り合い。正に毎日が喧嘩三昧の日々。いつの間にか作られていた俺をリーダーとした不良グループでは頼れる兄貴分として沢山の弟分に慕われ、いつの間にか不良グループの頂点にまで上り詰めていた。そんなある日、いつも通り他チームとやり合って完膚なきまでに叩き潰した俺は、チームの仲間達といつも行き付けのダーツバーへと行く途中で、普段は見掛けない珍しい光景を目にした。
1909megane71654198
DONE「この手を、その手を、」ぶっきらぼうヒーローddと巻き込まれ型ポンコツヒロインggのお話です。
人知れず地球を守っているヒーローの話ですが、描きたい所だけ描く予定ですので戦闘シーンなどは一切でてきません(笑)
時系列も一気に飛んだりする可能性があります。ご了承ください。
地球の画像はフリー素材をお借りしました。
・3p~:プロローグ
2022.6.26 13
おのぼりさん
MOURNING転i生して記憶のない(?)🎋が$やってるパロの握i手会(もちろん🎋受け)ついったでちまちま書いてたやつのまとめ
順番にいくと、 プロローグ→🐝→🌸→🌳→🈁→🍯→🐶→❄️→🈁→タク→🐺→🐯→😁→😡→🈁→🌾→エピローグ→おまけ🐉です
⚠私は握i手会に夢を見てる
⚠キャラ崩れてる
⚠こんな短時間でこんな喋んの無理しょ
みたいなツッコミどころ満載でも大丈夫な方は読んでね
$パロ 🎋愛され/握i手会プロローグ
昔テレビで見たアイドルに憧れてこの世界に入り、諦めの悪さだけを取り柄になんとか地道に一歩ずつ駆け上がってきた。まだまだ大きなステージには立てないけど、徐々にライブチケットの空席も少なくなり、人がほとんどこないハイタッチ回なんてのも乗り越えて、少しずつCDの売れ行きも、ミュージックビデオの再生回数も伸びてきて。俺なんかを応援してくれるファンの数もどんどん増え、ついに握手会つきミニライブを開催!握手券付きのCDは週間ランキングに食い込むほど売れ、ライブチケットは発売開始から10分で見事に完売となり、俺はマネージャーのナオトと泣きながら抱き締め合い喜びを分かち合った。
自分のもてる実力のすべてを出し切ったライブ。小さなハコでも、いや、小さいからこそもっと、来てくれたファンのひとりひとりに寄り添えるライブにしよう。そう思って一曲一曲大事に歌い上げた。あの手拍子や拍手、歓声が耳から離れない。ペンライトの光が、ステージから見たファンのひとたちのうれしそうな顔が、まだ頭から離れない。心臓が騒がしいくらい鼓動を刻んで、枯れるくらい声を出して。ライブの最後にはボロボロ泣き出してしまったし、ライブが終わってもまだ涙がぶり返して、ふわふわのフェイスタオルに顔を埋めたまま、鼓動は興奮を隠しきれてない。
15051昔テレビで見たアイドルに憧れてこの世界に入り、諦めの悪さだけを取り柄になんとか地道に一歩ずつ駆け上がってきた。まだまだ大きなステージには立てないけど、徐々にライブチケットの空席も少なくなり、人がほとんどこないハイタッチ回なんてのも乗り越えて、少しずつCDの売れ行きも、ミュージックビデオの再生回数も伸びてきて。俺なんかを応援してくれるファンの数もどんどん増え、ついに握手会つきミニライブを開催!握手券付きのCDは週間ランキングに食い込むほど売れ、ライブチケットは発売開始から10分で見事に完売となり、俺はマネージャーのナオトと泣きながら抱き締め合い喜びを分かち合った。
自分のもてる実力のすべてを出し切ったライブ。小さなハコでも、いや、小さいからこそもっと、来てくれたファンのひとりひとりに寄り添えるライブにしよう。そう思って一曲一曲大事に歌い上げた。あの手拍子や拍手、歓声が耳から離れない。ペンライトの光が、ステージから見たファンのひとたちのうれしそうな顔が、まだ頭から離れない。心臓が騒がしいくらい鼓動を刻んで、枯れるくらい声を出して。ライブの最後にはボロボロ泣き出してしまったし、ライブが終わってもまだ涙がぶり返して、ふわふわのフェイスタオルに顔を埋めたまま、鼓動は興奮を隠しきれてない。