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    夜行

    pluto__iv

    INFO永年百鬼夜行 説明ページ


    webイベント『永年百鬼夜行(えいねんひゃっきやぎょう)』のリンク集です
    金曜日没後、ゆるゆるお散歩タイムをお楽しみください!


    お散歩&交流メインのイベントですが、展示物がないのも寂しいので、以下に色々おいておきます。お時間ございましたらどうぞ楽しんでいってください!

    🌸2023/6/25に頒布した同人誌の通販ページ(夢友くん×むざさま)
    https://booth.pm/ja/items/4892007

    💠嘉辰盈月リンク集: 2022/12/30に展示した夢友くん×むざさまの絵や文字が見れます!
    https://poipiku.com/1791508/8065402.html

    📚夢友くん資料: 一緒に幻覚を見てくれる優しい方々、このページの画像欄に資料になりそうな画像をちょこっと置いておきますので、どうぞ想像の足掛かりにお役立てください🥰
    ↓ここにもあります
    https://poipiku.com/1791508/7203598.html



    おしらせ
    2022/12/16 会場にBGMを追加しました! アバター選択画面または会場にて、左上のスピーカーアイコンをクリックorタップするとBGMのオン・オフを変更できます。
    2022/12/23 クリスマス直前🎄 会場になにか変化があるかも……?
    2023/1/13
    2023/1/27 映画まであと7日! 会場デザインの一部を変更しました
    2023/2/3 祝 映画公開! 会場デザインの一部とBGM(4種)を変更しました
    2023/3/24 春分を過ぎたので日の出・日の入に合わせて開催時間を短縮しました
    2023/4/7 アニメ放映まであと2日! 会場デザインの一部を変更しました
    2023/6/24 アニメ里編最終話記念として新エリア(平安時代某所)を追加しました


    最新のイベントページ
    🌸永年百鬼夜行 巻第十二
    https://pictsquare.net/y0wj99yrnlhf5aror0vg6rx5j9ok709w

    過去のイベントページ
    🌸永年百鬼夜行 巻第三
    https://pictsquare.net/xcirxagwpqeljzoza3pol6faopx7don1
    💠嘉辰盈月
    https://pictsquare.net/gxin3q0je5e49emce5ciq3dtf4xfrl9x
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    soryu2soul

    MOURNING流血表現有り。前回描いた乙の拘束絵に投げ銭💴があったことで思いついた闇オクネタ。夏乙です。時系列は乙が2年の時のどこか。夏油は百鬼夜行で負けはしたものの逃げて生存してる設定。なんでも読める方向け。
    特級術師の少年が闇オークションに出品される話月も姿を見せない闇夜。この場所は何十年も前に全住民が移住し人々の記憶から忘れ去られた山奥の小さな町。町の中央にある廃れたビルの地下に一際賑やかな場がある。ここはとあるオークション会場。すり鉢上に並べられた椅子の中央にはステージがあり中規模程度の広さがある。
    オークションに出品されるのは呪術に関係するものがほとんど。主に呪具が多く持ち主のいないものや盗品など、そして稀に術師本人を拉致し本人の意思なく売買の道具とすることもある。彼らを何に使用するのか定かではないがこういうものを好んで集まる客も案外いるようだ。この場所に法などありはしない無法地帯。裏社会そのものだ。そして今宵も不正な売買で儲けたのであろう大金を握りしめ、沢山の観客が一際明るく照らされたステージを見つめ盛り上がっていた。今日の客席は満員御礼。それもそのはず、今日はいつもに増して珍しいものが出品されるらしい。
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    soseki1_1

    PROGRESS番になった夜行梟に出迎えられる白鷹
    (傭占/鷹梟)
    「おかえり、白鷹」
    出迎えの声に身体中の体温が上がる。目に映るその姿に鼓動が駆ける。口元に笑みが浮かぶことを止められず、また止める必要もない。眼前にあるのは間違いなく、己の番たる存在なのだから。
    「ただいま、夜行」
    扉が閉まり切ったことを蝶番の音で確認しながら、白鷹は両腕を広げ、眼前の体躯を抱き寄せる。濃紺のローブに青い鱗粉がはらはらと零れる様は、星の瞬く夜の如き様だ。背にある美しい灰色の羽を優しく撫でると、その場で硬直していた体がそうっと白鷹へと傾き、そのまま身を預ける。
    美しいその身を壊さないように、しかし離さないように抱きしめれば、澄んでいるというのに柔らかな香りが鼻腔を擽った。募るばかりの愛おしさには、頬の側にある濃紺のフードさえ隔てるもののように思えたのだろう。白鷹はそうっとそのフードを外し、同時に晒された白銀の髪にうっとりと目を細める。絹糸の如きその髪に頬を寄せると、優しい夜の香りがいっそう近く感じ取れて、白鷹は思わず喉を鳴らした。くるる…ぐる……と軽やかで低い音が零れていく。ほんの小さな音だが、抱擁するふたりには充分な音色だ。番の他には何人たりとも耳にしたことのない白鷹の柔い音色の最中、腕の中からきゅる…と小さく音色が零れる。微かに…しかし確かに零れたその音色を、白鷹が聞き逃すわけもない。もう一度と強請るように耳元で優しく囁くようにして鳴けば、きゅる、きゅるる…と上擦った鳴き声は次々零れ落ちていく。あまりに愛おしいその音色に、白鷹は堪らず白銀の髪へと口づけを落とした。そのままさらりとした髪へ頬擦りをしながら、殊更優しく鳴き続ける。
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