融
藤 夜
DONE生徒たちのクリスマス会からの、ふたりだけで、一緒に過ごす、しあわせな時間。離反ifのクリスマス短編集、テーマはキスのひとりアンソロです(笑)
キヨシキョシ 悟視点
【雪が融けるまで725秒】にあわせて支部に掲載したお話より再掲
◆五◆ 好き クリスマスケーキにシャンメリー、ケンタのチキンをメインにデリバリーのデリカが所狭しと並んでいる。悠仁と恵が飾り付けたのか、壁や天井に星を始めとした色とりどりのポップな装飾がなされ、楽しげな雰囲気満載だ。
「先生も食べていけばいいのに」
当然だと言わんばかりに声を掛けてくれるのは優しい悠仁ならではで、当然嬉しくもあるけれど、それはそれで少々困る時もある。
「こういうのは学生だけの方が盛り上がるよ、ね、憂太」
「ええっと、でも先生も」
「気を遣うことないって。どうせこいつはさっさと帰りたいだけだろ」
同じく優しさの塊と言いたいところではあるけれど言い切れない乙骨が、助けを乞うように視線を向け小首を傾げて微笑むと、隣にいた真希に、冷ややかな視線と共にばっさりと切り捨てられた。それでも目の奥が笑っているので、僕たちふたりの様子を見慣れた彼女たちは、またかと呆れているだけだろう。憂太に頷いて貰う前に角が立つことなく帰れるからいいけれど。
2667「先生も食べていけばいいのに」
当然だと言わんばかりに声を掛けてくれるのは優しい悠仁ならではで、当然嬉しくもあるけれど、それはそれで少々困る時もある。
「こういうのは学生だけの方が盛り上がるよ、ね、憂太」
「ええっと、でも先生も」
「気を遣うことないって。どうせこいつはさっさと帰りたいだけだろ」
同じく優しさの塊と言いたいところではあるけれど言い切れない乙骨が、助けを乞うように視線を向け小首を傾げて微笑むと、隣にいた真希に、冷ややかな視線と共にばっさりと切り捨てられた。それでも目の奥が笑っているので、僕たちふたりの様子を見慣れた彼女たちは、またかと呆れているだけだろう。憂太に頷いて貰う前に角が立つことなく帰れるからいいけれど。
AKtyan5560
DONE経済大国には金融街と言う普通の人には知られない街ができる。そこでは常日頃から自分未来を金に変え戦い合う世界が広がっていた。トールは退屈な日々の中で人を探していた、自分の人生で何か足りない部分、誰か大切な人がが自分の隣にいた感覚それを探しながらいた。同時に金融街で強い相手を求めるが弱い相手にしか当らない日々に落胆していた。そして次の戦いが入る中で運命が変わる
アイアンローズを捜して金のコインが回る中で赤髪の男は、金融街の端にある人気の無い所から金融街の景色を眺めていた。強い者を求めるが、毎回相手が弱く男は羽虫を殺すように戦っていた。退屈な日々が続く中で、胸の中にある誰かを探す想いだけが頼りだった。
生き甲斐の戦闘すら自分に叶う者はおらず、漠然とした時の中で運命の相手を探す事だけが自分を着き動かした、自分の求める相手は現世にいる、人間の中に暮らしてる。それだけを信じた神は混沌とした現代に降り、暫く暮らし所属する会社の役員に抜擢され過ごす中で、ある日自宅に居た所に金融街の遣いを名乗る男が現れ、最初は断るつもりだったが、強い者と戦えると聞き運命の相手が居るかも知れないと、その先の人生を金に変え莫大な金を手に入れディールに参加し続けた。何時しか11人の最上位者の中でも最強と呼ばれる様になっていた。
2694生き甲斐の戦闘すら自分に叶う者はおらず、漠然とした時の中で運命の相手を探す事だけが自分を着き動かした、自分の求める相手は現世にいる、人間の中に暮らしてる。それだけを信じた神は混沌とした現代に降り、暫く暮らし所属する会社の役員に抜擢され過ごす中で、ある日自宅に居た所に金融街の遣いを名乗る男が現れ、最初は断るつもりだったが、強い者と戦えると聞き運命の相手が居るかも知れないと、その先の人生を金に変え莫大な金を手に入れディールに参加し続けた。何時しか11人の最上位者の中でも最強と呼ばれる様になっていた。
多々野
DONE『同類』アポニア(→エリシア)とスウ(→ケビン)
いつもどおり友愛だか恋愛だか何だか決めてません
※アポニアとスウの間に特別な感情はないですが、ちょっと接触があります
※精神感知型融合戦士ってエロいなと思ってる人が書いてます
2022/11 2575
n_m3y8m0
MOURNING深リョSS繁忙期はなかなか2人の時間が取れない深リョ
監督業エッセイ連載主夫リョと社会人深
『愛せば融けて』同軸SS
たまの休日 夜もいよいよ更ける頃。
「いつ終わるんすか」
凭れるように手元を覗き込まれ、左半身に伝わる体温に意識が吸われる。
湯気のたったマグカップを両手で包み、ちみちみと深津特選ブレンドを飲む姿は、今ではもう見慣れたものだ。
「まだ掛かるから先寝てて良いぴょん」
殺さんばかりの繁忙期も落ち着き始め、焦がれた恋人との念願の逢瀬を存分に満喫したい…、が、深津は早く上がるために持ち帰った仕事を片付けなければならなかった。土曜日曜と休みではあるが、せっかくの可愛い恋人と過ごせる休日くらい仕事から解放されたい。そのために、必ず今日眠りにつくまでにこの仕事たちを終わらせなければならないのだ。
かき混ぜるように緩くうねった柔髪に指先を差し込むと、驚いたのか重そうな睫毛をパシパシと瞬かせ、懐いた猫のように指先にぐりぐりと額を擦りつける。
699「いつ終わるんすか」
凭れるように手元を覗き込まれ、左半身に伝わる体温に意識が吸われる。
湯気のたったマグカップを両手で包み、ちみちみと深津特選ブレンドを飲む姿は、今ではもう見慣れたものだ。
「まだ掛かるから先寝てて良いぴょん」
殺さんばかりの繁忙期も落ち着き始め、焦がれた恋人との念願の逢瀬を存分に満喫したい…、が、深津は早く上がるために持ち帰った仕事を片付けなければならなかった。土曜日曜と休みではあるが、せっかくの可愛い恋人と過ごせる休日くらい仕事から解放されたい。そのために、必ず今日眠りにつくまでにこの仕事たちを終わらせなければならないのだ。
かき混ぜるように緩くうねった柔髪に指先を差し込むと、驚いたのか重そうな睫毛をパシパシと瞬かせ、懐いた猫のように指先にぐりぐりと額を擦りつける。
藤 夜
DONE夏+五から夏五になる五秒前😊三角クリスマス帽にまつわるほっこり小話離反ifのクリスマス短編集、テーマはキスのひとりアンソロです(笑)
呪専 傑視点
【雪が融けるまで725秒】にあわせて支部に掲載したお話より再掲
◆四◆ まじない 街がイルミネーションに彩られ、そこかしこでクリスマスソングが流れ始めると、そわそわと浮かれた気分になってくる。中学の頃は何となく付き合っていた彼女と過ごしたけれど、それでもこんな心待ちにしなかった。
「え、クリスマス会したことないの、悟」
「うち、年末年始の準備で慌ただしいからな。キリスト教徒でもないし、他宗教の聖誕祭なんてやらない」
「ああ」
友だちとかは、の言葉は辛うじて飲み込んだ。そうか、学校だって通っていなかったとなれば、当然もそんな機会もある由もなく。
「それじゃあやってみる、クリスマス会」
「何するんだよ」
「クリスマスツリー飾ったり、チキンやケーキ食べたり、プレゼント交換したり」
きょとんとしていた表情が見る間に輝き始め、長い睫毛に縁どられた大きな瞳が光を帯びる。
2725「え、クリスマス会したことないの、悟」
「うち、年末年始の準備で慌ただしいからな。キリスト教徒でもないし、他宗教の聖誕祭なんてやらない」
「ああ」
友だちとかは、の言葉は辛うじて飲み込んだ。そうか、学校だって通っていなかったとなれば、当然もそんな機会もある由もなく。
「それじゃあやってみる、クリスマス会」
「何するんだよ」
「クリスマスツリー飾ったり、チキンやケーキ食べたり、プレゼント交換したり」
きょとんとしていた表情が見る間に輝き始め、長い睫毛に縁どられた大きな瞳が光を帯びる。
keta_yongou
MEMOキルキル現未✕ 部屋のこだわり聞いてくれよな①背景エリアが部屋になじんでいるのが好きなのでフレームと背景を融合させがち
今回はタイトルが特徴的なので常に背景の上に中抜きで出ているようにした
②ココフォのスナップ幅に合わせて24pxグリッドで作った
つまり素材書き出して盤面に置いたときちゃんとデザイン通りの位置にスナップされる 手間だけど気持ちいい! 2
hjm_shiro
DOODLE凪玲/寂しさの融解点⚠凪玲版深夜の創作60分一本勝負に参加したときのSS。
⚠お題「熱」「お風呂」をお借りしています。
⚠成人/ナチュラルに同棲してる。
喧嘩中に風邪を引いたroがngに連絡して甘える話。
熱が出た。と珍しく簡素なメッセージが玲王から届いた。昨夜、玲王と一緒に住む部屋を追い出されたばかりなのに。
明確な喧嘩の理由は忘れたが、たぶん玲王の話を聞かずにゲームばかりしてたからだと思う。そんなのもう出会ったときからじゃん。ずっとそのスタイルじゃん、俺。って思ったけど、どうも昨夜の玲王はお気に召さなかったらしい。
思えば、常に寛大な玲王が文句を言う時点で珍しかった。ちょっと具合が悪そうと言えば悪そうで、でもそのときは玲王からの強い言葉にこっちもムキになって返していたから、その違和感に気付かなかった。最終的に、玲王が怖い顔で出ていけなんて言うから、昨夜は仕方なくブルーロック時代に交流を深めていた奴らに連絡を取った。そしたら何が面白いのか、凪が玲王にフラられたみたいだぞ! って話に尾ひれがついて、急遽大衆居酒屋とカラオケでオールしていま。机に突っ伏して寝ていたら、ポケットに入れていた携帯がブーと短く震えた。
2535明確な喧嘩の理由は忘れたが、たぶん玲王の話を聞かずにゲームばかりしてたからだと思う。そんなのもう出会ったときからじゃん。ずっとそのスタイルじゃん、俺。って思ったけど、どうも昨夜の玲王はお気に召さなかったらしい。
思えば、常に寛大な玲王が文句を言う時点で珍しかった。ちょっと具合が悪そうと言えば悪そうで、でもそのときは玲王からの強い言葉にこっちもムキになって返していたから、その違和感に気付かなかった。最終的に、玲王が怖い顔で出ていけなんて言うから、昨夜は仕方なくブルーロック時代に交流を深めていた奴らに連絡を取った。そしたら何が面白いのか、凪が玲王にフラられたみたいだぞ! って話に尾ひれがついて、急遽大衆居酒屋とカラオケでオールしていま。机に突っ伏して寝ていたら、ポケットに入れていた携帯がブーと短く震えた。
煮る斬り
DONE🦊の夢に👹が出てきた話 🦊👹です👹のカバーソングが好きすぎるクソデカ感情と、夢に👹が出てきたって🦊のツイートへの発狂が融合した産物です ふわっとしてるので何も考えず読んでほしい
ミスタの初夢 今朝、ヴォックスが夢に出てきた。ミスタが仕事部屋に入ると、デスク前の椅子に座ってコーラを飲んでいた。コーラを飲んでいるだけでこんなにセクシーなのは、イギリス中探しても彼だけだ。たとえそれがミスタの夢の中のことにすぎないとしても。
「城が燃える夢を見て、目が覚めてしまったんだ」
ヴォックスは言って、床を蹴って子供っぽく椅子をくるくる回転させた。長い脚の爪先が空で描く美しい弧を目で追いながら、ミスタは言う。
「城を守るためにそこで戦ったんじゃなかったっけ」
「夢で記憶を完全に再現できるわけではないようだな。だが、戦って死ぬ方がずっとマシだ。夢の中の私は口もきけず涙を流すばかりで、そこから何か行動したり解決を試みようとしないんだからな。愚かな話だ」
1706「城が燃える夢を見て、目が覚めてしまったんだ」
ヴォックスは言って、床を蹴って子供っぽく椅子をくるくる回転させた。長い脚の爪先が空で描く美しい弧を目で追いながら、ミスタは言う。
「城を守るためにそこで戦ったんじゃなかったっけ」
「夢で記憶を完全に再現できるわけではないようだな。だが、戦って死ぬ方がずっとマシだ。夢の中の私は口もきけず涙を流すばかりで、そこから何か行動したり解決を試みようとしないんだからな。愚かな話だ」
藤 夜
DONE離反ifのクリスマス短編集、テーマはキスのひとりアンソロです(笑)教師if 伏黒視点
例年別々に過ごすイブを、珍しく伏黒姉弟と一緒にケーキ作りをする夏五のお話
【雪が融けるまで725秒】にあわせて支部に掲載したお話より再掲
◆三◆ スカイブルー「それじゃ、僕と一緒に恵たちとケーキ作ろうぜ」
故あって保護者の真似事のようなことをしている姉妹が私にはいて、毎年クリスマスには彼女たちと一緒にケーキを作ってささやかなクリスマス会をし、サンタクロースの真似事をしていた。それが今年は、
「私たちだけで作ったケーキを夏油様に食べて貰いたいから準備ができるまで他所のお家で遊んできて」
と言われてしまった。成長が喜ばしくもあり、寂しくもあり、ならば非常勤として働いている高専で事務仕事を片付けようと思っていた所に、悟に声を掛けられた。
彼にも保護者と言うより後見人として面倒を見ている姉弟がいる。こちらはクリスマスに一緒にいても鋭い目つきで邪険にされるそうだが、それは表面上だけで、それなりに楽しんでくれているみたいだから、と毎年ケーキやらプレゼントやらを携えていそいそと出掛けていく。紆余曲折があった上でクリスマスは一緒に過ごしたい間柄になったにも関わらず、優先すべき相手がいることに互いに不満を言うことはない。私はそんな悟だからこそ大切だし、悟だって私のことは承知している。それでも世の浮かれたカップルを見れば羨ましくなるのは当然で、イブじゃなくてクリスマスに一緒に過ごすようになった。
3206故あって保護者の真似事のようなことをしている姉妹が私にはいて、毎年クリスマスには彼女たちと一緒にケーキを作ってささやかなクリスマス会をし、サンタクロースの真似事をしていた。それが今年は、
「私たちだけで作ったケーキを夏油様に食べて貰いたいから準備ができるまで他所のお家で遊んできて」
と言われてしまった。成長が喜ばしくもあり、寂しくもあり、ならば非常勤として働いている高専で事務仕事を片付けようと思っていた所に、悟に声を掛けられた。
彼にも保護者と言うより後見人として面倒を見ている姉弟がいる。こちらはクリスマスに一緒にいても鋭い目つきで邪険にされるそうだが、それは表面上だけで、それなりに楽しんでくれているみたいだから、と毎年ケーキやらプレゼントやらを携えていそいそと出掛けていく。紆余曲折があった上でクリスマスは一緒に過ごしたい間柄になったにも関わらず、優先すべき相手がいることに互いに不満を言うことはない。私はそんな悟だからこそ大切だし、悟だって私のことは承知している。それでも世の浮かれたカップルを見れば羨ましくなるのは当然で、イブじゃなくてクリスマスに一緒に過ごすようになった。
糸麦くん
PROGRESS20衣玖さんのフリルが剛力すぎる
おくうの能力に関してはちょっと今の世の中だと角が立つ(本当は角が立たない方なんですがそう見えてしまったらアレなので)事情からちょっと表現を変えています。いつもながらの核融合の力の事です。 2
藤 夜
DONE離反ifのクリスマス短編集、テーマはキスのひとりアンソロです(笑)祓本 先輩芸人視点
クリスマスにまつわる可愛らしい嫉妬を横から見ていたモブ芸人の一幕
【雪が融けるまで725秒】にあわせて支部に掲載したお話より再掲
◆二◆ 悋気 きらきらとした街角は着飾った人々がイルミネーションや華やかな店先を眺めながらそぞろ歩いている。そんな街中とは一転、扉を潜りもぎりを抜ければ、埃くさい会場がおしゃれとは程遠い様相を呈している。それでも熱気に満ち溢れ、クリスマスソングではなく大歓声が響き渡る。
「ありがとうございましたっ」
笑い声に湧く会場に向かってマイクを挟んで並び立ち、九十度にお辞儀をして威勢よく声を揃えて挨拶をし、舞台袖に後輩がはけてきた。最近飛ぶ鳥を落とす勢いで人気も実力もうなぎ上りだ。元々見た目は上々で、寧ろそれが足を引っ張っていた感もある。顔だけのファンだってついていないよりマシだが、シャレにならない奴らも中にはいる。
「クリスマスに演芸場に来る奴なんて、もの好きだけで客なんてたいして入らないと思ってた。暇人多いんだな」
2271「ありがとうございましたっ」
笑い声に湧く会場に向かってマイクを挟んで並び立ち、九十度にお辞儀をして威勢よく声を揃えて挨拶をし、舞台袖に後輩がはけてきた。最近飛ぶ鳥を落とす勢いで人気も実力もうなぎ上りだ。元々見た目は上々で、寧ろそれが足を引っ張っていた感もある。顔だけのファンだってついていないよりマシだが、シャレにならない奴らも中にはいる。
「クリスマスに演芸場に来る奴なんて、もの好きだけで客なんてたいして入らないと思ってた。暇人多いんだな」
kle8tri
DONEパフェ食いてえなって欲望と肥前くんとデートしてえなって欲望を融合させたらこんな長さになった。書き初めです本年もよろしくお願いします。
カシヒトツ「万屋行くぞ」
休みは積読の山でも崩すかと本を見繕っていたら、唐突に部屋のドアがノックされた。
開けたら肥前くんが立っていた。で、先の一言。ポカンとしてたら「さっさと支度しろ」ともう一言。
驚いたも何も、そもそも私、君と出かける約束をした覚え無いんですが?
「えっ……よ、万屋?」
「あんた、行きたいって言ってたじゃねえか」
「お、おぅ?」
話が見えん。そんなこと言ったっけ?とポカーン顔しながら記憶を総動員していたら、唐突にそれを思い出した。
「あっひょっとして、この間の『貸し』のこと!?」
「忘れてたのかよ」
さも呆れたように仰られますが、仕方ないでしょ? 「この間」とは先週の水曜の昼間、「貸し」とは非番で暇そーにペタペタ歩いてた誰かさんにちょっと戦績戻しに行ってもらっただけなのだ。
4734休みは積読の山でも崩すかと本を見繕っていたら、唐突に部屋のドアがノックされた。
開けたら肥前くんが立っていた。で、先の一言。ポカンとしてたら「さっさと支度しろ」ともう一言。
驚いたも何も、そもそも私、君と出かける約束をした覚え無いんですが?
「えっ……よ、万屋?」
「あんた、行きたいって言ってたじゃねえか」
「お、おぅ?」
話が見えん。そんなこと言ったっけ?とポカーン顔しながら記憶を総動員していたら、唐突にそれを思い出した。
「あっひょっとして、この間の『貸し』のこと!?」
「忘れてたのかよ」
さも呆れたように仰られますが、仕方ないでしょ? 「この間」とは先週の水曜の昼間、「貸し」とは非番で暇そーにペタペタ歩いてた誰かさんにちょっと戦績戻しに行ってもらっただけなのだ。
イソヒヨドリ
MOURNING⚠️オリキャラ注意⚠️ベガ親衛隊に男の子がいたら……みたいな妄想です。6、7年前に考えたキャラです。
以下、簡単なプロフィール。
【名前】アサシン(本名ではない)
【所属】ベガ親衛隊
【格闘スタイル】シャドルー格闘術(ディカープリと同じ)
【性格】真面目、融通が効かない所もある
【好きなもの】甘いもの、読書
【嫌いなもの】辛いもの