_kamatamasai_
DOODLE愛されている自覚と自信があるタイプの🌙歳下彼氏の手名付け方を心得ている🌙
主導権は右な鯉月/現パロ
熱中しすぎて(チュウだけに)この後たばこで指熱ゥッ!となり俺達もたばこもアツアツやな!ワハハ!の流れとなります 3
uconGk
DOODLEこの男、全てを諦めたような顔をしているが数年後一回り年下の上司に出会い憑き物が落ちたような表情で右腕になるのであったーーーー。和な筆で描いてみたムショ島さんですがモチモチの木みを感じました…!
色のせいだな!?
🎏は🌙がムショ上がりと知ってもフーンってなりそうです
何故なら🌙は🌙で変わりがなく、今と未来にしか興味なさそうなので…
棚ca
DOODLEギャル上等兵現パロ鯉月SS「えぇ〜駄菓子食べたことないんですかぁ?」
「ボン……高貴な御方のお口には合わないでモスかねえ?」
憎き宇佐美と尾形の嘲笑が鯉登の脳裏に焼き付いている。しかめっ面の鯉登に伝えられた話に月島は呆れた。無礼千万の二人にも、簡単に煽られる鯉登にも。
「はぁ、駄菓子、ですか……」
そう言ってから斜め下を眺め、無感情に月島は「そういえば私も食べたことないです」と言った。
「あ、そうなの」
別に皆が皆食べるわけではないのだな、と鯉登は少し気が晴れた。月島はふと思い出したように続ける。
「鶴見さんがごくまれに召し上がってますね。無性に食べたくなる時があるのだと」
「今すぐ買いに行くぞ」
タカシマヤへ向かおうとする鯉登を月島はイオンに軌道修正させた。
1368「ボン……高貴な御方のお口には合わないでモスかねえ?」
憎き宇佐美と尾形の嘲笑が鯉登の脳裏に焼き付いている。しかめっ面の鯉登に伝えられた話に月島は呆れた。無礼千万の二人にも、簡単に煽られる鯉登にも。
「はぁ、駄菓子、ですか……」
そう言ってから斜め下を眺め、無感情に月島は「そういえば私も食べたことないです」と言った。
「あ、そうなの」
別に皆が皆食べるわけではないのだな、と鯉登は少し気が晴れた。月島はふと思い出したように続ける。
「鶴見さんがごくまれに召し上がってますね。無性に食べたくなる時があるのだと」
「今すぐ買いに行くぞ」
タカシマヤへ向かおうとする鯉登を月島はイオンに軌道修正させた。
dame0v0
DOODLE鯉月真ん中バースデーおめでとうッ✨(ギリギリだー!)なんか、シャドウバン問い合わせしても相手にしてもらえなくて。途方に暮れています。世の中には素敵で可愛い鯉月が溢れてて広めたいのに、反応するとバンされるかもと思うとモヤモヤして何も出来ない…。しばらくポイピクにぽいぽいして、溜まったらpixivにあげて様子見ます…悲しい。
suzumi_cuke
REHABILI20230805現パロ鯉月。「打上花火」を聞いていて書きたくなったので…299話のアオリが「権利書、アシㇼパ、月から見るか?鯉から見るか?」だったこともあるし…(?)。また同じような話書いてる!って書いてる本人が一番思ってるので許してね!火花が見たいとは言ってない 花火大会を見た帰り、穏やかな横顔で月島は言った。
「あと何回こんな風に花火を見られるんでしょうね」
独り言のような言い方だったが、喧騒の中でもはっきりと鯉登は聞き取った。流し目に見た浴衣姿の月島はいかにも花火を堪能した客の顔をしていた。しかしその瞳は興奮冷めやらぬどころか、妙に凪いでいる。健康的でないことを考えているときの月島はこうだ。
「どうしてそう思う。何度でも見られるだろ」
自分より小さい身体をしていながら、自分よりよっぽど月島が己の内に溜め込む性格なのはよく知っていた。何か不満が――不安があるなら言ってくれればいい。
月島は軽く首を横に振って、隣を歩く鯉登より二三歩ほど先に進んだ。まるで顔を見られたくないようだ。
1000「あと何回こんな風に花火を見られるんでしょうね」
独り言のような言い方だったが、喧騒の中でもはっきりと鯉登は聞き取った。流し目に見た浴衣姿の月島はいかにも花火を堪能した客の顔をしていた。しかしその瞳は興奮冷めやらぬどころか、妙に凪いでいる。健康的でないことを考えているときの月島はこうだ。
「どうしてそう思う。何度でも見られるだろ」
自分より小さい身体をしていながら、自分よりよっぽど月島が己の内に溜め込む性格なのはよく知っていた。何か不満が――不安があるなら言ってくれればいい。
月島は軽く首を横に振って、隣を歩く鯉登より二三歩ほど先に進んだ。まるで顔を見られたくないようだ。
taz_netaba
SPUR ME鯉月 ※尻※褌途中ですが上げてなかった気がするやつです
ほんとおんなじようなのしか描いてないんですけどたぶんこれからもおんなじようなやつですね…
毛を描きそびれてしまって無念
棚ca
DOODLEスペシャルゴメン: イギリス人と京都人鯉月SS 明治軸「おお、ちょうど良いところに。鯉登の副官か」
月島は見知らぬ将校に対し適切な角度と秒数をかけて敬礼をし、鯉登の合図を認めて生真面目な表情で前に出た。執務室の主である鯉登は足を組んで寛いでいる。どうやら気のしれた友人のようだ。
「随分な堅物だ、ハハ。そう警戒しないでくれ」
「ふざけた奴だが士官学校時代の同僚だ……英国から戻ってきて、顔を見せに来た」鯉登は静かに言い添える。月島は黙って一つ頷いた。
「叩き上げの軍人だろう、振る舞いで分かるさ。いま我々が話していたのが……お前、ウインクはできるか? こうやって……」将校は片目をパチンと閉じてみせた。「西洋にある茶目っ気を見せる仕草だ」
月島はそれをじっと観察してから、機械的に片目を閉じてみせた。二人の将校は笑う。
1468月島は見知らぬ将校に対し適切な角度と秒数をかけて敬礼をし、鯉登の合図を認めて生真面目な表情で前に出た。執務室の主である鯉登は足を組んで寛いでいる。どうやら気のしれた友人のようだ。
「随分な堅物だ、ハハ。そう警戒しないでくれ」
「ふざけた奴だが士官学校時代の同僚だ……英国から戻ってきて、顔を見せに来た」鯉登は静かに言い添える。月島は黙って一つ頷いた。
「叩き上げの軍人だろう、振る舞いで分かるさ。いま我々が話していたのが……お前、ウインクはできるか? こうやって……」将校は片目をパチンと閉じてみせた。「西洋にある茶目っ気を見せる仕草だ」
月島はそれをじっと観察してから、機械的に片目を閉じてみせた。二人の将校は笑う。
taz_netaba
DONE鯉月 ※最終話後数年くらい※色々ふんわり【いとおしき日々のはじめに】
開催ありがとうございます!
そして鯉登くんお誕生日おめでとう!ございます!
めずらしく付き合ってる系の2人です
あまりお祝い感なく申し訳ない…
自社製造のいちゃいちゃ限界値はここらへんな気がします
時代やらなんやら的に色々至らないのですが雰囲気でどぞ 4
taz_netaba
DOODLE鯉月 ※鼻血アッ!指フェラならいつでもどこでも気兼ねなくできちゃうんじゃないです???(???)
の予定だったんですけど、グワーッ鼻血いいよねェェという滾りに押し出されるまま出させてしまいました。そんなつもりじゃなかったので申し訳ない。
応急処置ですねやさしい!左指は耳をくちゅくちゅして欲しい。
※追加
最初はちゃんと鼻おさえてたのに気付いたらアゴをガッてしてた不敬。 2
etieti_gabriel
DOODLEワガママ🦊の🎏のもとに村の生贄として🦊の🌙が嫁入り鯉月の話。たまに更新する。7/29 追記 。
1/21 追記。3/20 追記。🌙が可哀想(ハピエンです) 14569
suzumi_cuke
DONE20230617壮年鯉月。元々甘える鯉月ちゃん可愛いよねと思いながら書いてたら「占って!!」が来たので現パロが先に出来てこっちが後になった。いくつになっても膝枕してて欲しい。いくつになっても男の子 主が不在の屋敷は静かなものだ。
静かであると、仕事が捗る。
日光の入る部屋の文机に向かい、月島はロシア語の郷土資料と辞書を並べて、内容を日本語でノオトブックへ書き出していた。文机の上には他に、薬缶をそのまま小さくしたような急須と湯呑がのっていた。月島は思い出したように湯呑へ手を伸ばし、湯呑が空になれば薬缶から中身を移し、また湯呑を手に取ってノオトブックへと戻っていたが、その動作を幾度か繰り返して、ふと顔を上げた。
日が傾いて、部屋が薄暗くなっていた。どうりで文字が見えづらい気がすると思った。細かい文字を読むというのでなければ、別に支障があるというほどではない。それでもあと一時間ほどすれば、灯りをつける必要があるだろう。
3373静かであると、仕事が捗る。
日光の入る部屋の文机に向かい、月島はロシア語の郷土資料と辞書を並べて、内容を日本語でノオトブックへ書き出していた。文机の上には他に、薬缶をそのまま小さくしたような急須と湯呑がのっていた。月島は思い出したように湯呑へ手を伸ばし、湯呑が空になれば薬缶から中身を移し、また湯呑を手に取ってノオトブックへと戻っていたが、その動作を幾度か繰り返して、ふと顔を上げた。
日が傾いて、部屋が薄暗くなっていた。どうりで文字が見えづらい気がすると思った。細かい文字を読むというのでなければ、別に支障があるというほどではない。それでもあと一時間ほどすれば、灯りをつける必要があるだろう。
oshihamidori
DONE6/3-6/4こいびとは上官につき展示作品でした。樺太道中後半戦、鯉→月ですが、月→鯉なのかは判然としない、そんな微妙な時期の二人を書いております。
ゆるはらす船 今夜の宿は、往路でアシㇼパ達が世話になったという、ウイルタ民族の天幕になった。アウンダウ、という名の冬の家らしい。アシㇼパと白石の顔を見るなりよく無事だったと歓迎してくれて、酒と食事を振る舞ってくれた。更には一晩だけなら、と一張りまるまる天幕を借りられることになった。我々は礼になるような物品を殆ど持っておらず、唯一手土産の体をなしているのは、月島が豊原で仕入れていた煙草の残りくらいだ。
たった二箱の煙草を住民は喜んでくれた。日本の煙草は滅多に手に入らないから、と言う。
この旅が始まってからというもの、あらゆる交渉ごとは月島の担当だ。
月島を見ていると、言語の習得は重要だなと痛感させられる。同じ言語を解するという安心感が相手の警戒心を解き、結果交渉も上手く行くことが多い。私の陸士時代の専攻はドイツ語で、英語もそこそこは学んでいる。しかし実地での経験がないから、現地でどれくらい通用するかは分からない。月島のロシア語の技倆を目の当たりにすると、言葉の問題だけではなくて、自分には不足が多いなと痛感する。それは杉元に対しても谷垣に対しても思う。
6311たった二箱の煙草を住民は喜んでくれた。日本の煙草は滅多に手に入らないから、と言う。
この旅が始まってからというもの、あらゆる交渉ごとは月島の担当だ。
月島を見ていると、言語の習得は重要だなと痛感させられる。同じ言語を解するという安心感が相手の警戒心を解き、結果交渉も上手く行くことが多い。私の陸士時代の専攻はドイツ語で、英語もそこそこは学んでいる。しかし実地での経験がないから、現地でどれくらい通用するかは分からない。月島のロシア語の技倆を目の当たりにすると、言葉の問題だけではなくて、自分には不足が多いなと痛感する。それは杉元に対しても谷垣に対しても思う。
suzumi_cuke
DONE20230603 現パロ鯉月。「占って!!」が可愛すぎたので甘え倒す鯉月ちゃんは可愛いよねって気持ちで書きました甘え倒せてるか微妙だけど…。甘えられるのに弱い鯉月 その休日は、珍しく何処かへ出かけようという予定が無かった。前日の夜、月島は一応鯉登に「明日どうします?」と寝床で尋ねてはいたのだが、明日が休みという開放感で盛り上がってしまい、明日の予定などそっちのけになってしまっていた。
そんなわけで予定らしい予定を決めることなく、平日よりちょっと遅く起床し、平日よりゆっくりと朝食をとり、今は洗濯機のスイッチを入れたところだ。月島は寝室へ行って、充電しっぱなしになっていた携帯電話をチェックすることにした。充電は完了していたので、アダプタを外して携帯を手にリビングへ向かう。
「月島ぁ、今日どうする?」
「あー……そうですね……」
横長のソファへ寝っ転がって、携帯の通知一覧に目を通してみたところ、メッセージが数件入っていた。いくつかは読みもしない宣伝の類いであるが、一件は無視できないものだったので、月島は鼻でため息をつくと、寝転がったまま顔の上で文字を打ち出した。
3195そんなわけで予定らしい予定を決めることなく、平日よりちょっと遅く起床し、平日よりゆっくりと朝食をとり、今は洗濯機のスイッチを入れたところだ。月島は寝室へ行って、充電しっぱなしになっていた携帯電話をチェックすることにした。充電は完了していたので、アダプタを外して携帯を手にリビングへ向かう。
「月島ぁ、今日どうする?」
「あー……そうですね……」
横長のソファへ寝っ転がって、携帯の通知一覧に目を通してみたところ、メッセージが数件入っていた。いくつかは読みもしない宣伝の類いであるが、一件は無視できないものだったので、月島は鼻でため息をつくと、寝転がったまま顔の上で文字を打ち出した。
やすじろう
DONE「こいびとは上官につき」合わせの新作です。某ピンナップの設定(🎏が郷里の友人の結婚式に🌙を連れていく)
のネタです。1000000回煎じだと思いますが一度描きたかったので許して下さい。
パスワードは「鯉月結婚おめでとう」
をそのまま打ってください!!!!! 6
山瀬屋
MOURNING文、鯉月が手を繋ぐだけ、両片思いかなり少女漫画、時代考証についてはご容赦下さい
※月の自己肯定感が凄く低い感じなので苦手な方はごめんなさい、閲覧注意です
薩摩弁の所は薩摩弁メーカー様というサイト様のお力をお借りしました 4542
northsnow3891
DONE明治軸でフォトウェディング(?)する鯉月20230603-0604 『こいびとは上官につき』展示作品
写真の中なら、許してね「軍服以外もなかなか様になるではないか、月島ァ」
明らかに上機嫌な鯉登少尉の言葉に、どんな皮肉だと鼻白む。
長い手足に、上背もある。顔立ちも整っている。左頬に刻まれた向こう傷は美観を損ねるどころか、凛々しさを際立たせるの一役買っていた。
黙っていれば美丈夫で通る年下の上官に「様になる」など言われた三十路の下士官がささくれだった気持ちになるくらいは許して欲しい。
朝から用があると兵舎から連れ出されてやってきたのは旭川町内にある写真館。訊けば、私用で写真を撮ると返ってくる。釣書の写真でも撮るのだろうか。であれば、俺を連れてくる必要はないだろうが、この時勢に一人で出歩くのは不用心が過ぎるので、護衛として連れてこられたのだろうと勝手に解釈する。俺であれば、他所に漏れる心配もない、という腹積もりもあるだろう。当然の話ではある。俺はこの人の右腕なのだ。
1819明らかに上機嫌な鯉登少尉の言葉に、どんな皮肉だと鼻白む。
長い手足に、上背もある。顔立ちも整っている。左頬に刻まれた向こう傷は美観を損ねるどころか、凛々しさを際立たせるの一役買っていた。
黙っていれば美丈夫で通る年下の上官に「様になる」など言われた三十路の下士官がささくれだった気持ちになるくらいは許して欲しい。
朝から用があると兵舎から連れ出されてやってきたのは旭川町内にある写真館。訊けば、私用で写真を撮ると返ってくる。釣書の写真でも撮るのだろうか。であれば、俺を連れてくる必要はないだろうが、この時勢に一人で出歩くのは不用心が過ぎるので、護衛として連れてこられたのだろうと勝手に解釈する。俺であれば、他所に漏れる心配もない、という腹積もりもあるだろう。当然の話ではある。俺はこの人の右腕なのだ。
oshihamidori
DONE「よきひと」で書いた菊田課長が個人的にお気に入りなので、続き書きました。誤字脱字誤用、ないとは思いますが文章抜けとかあったら申し訳ないです(ひどい)
・リーマン鯉月同棲中
・菊田さんは二人の上司
・第七師団のメンバーも、名前だけの登場だったりもするけど出てくる
続よきひと前作「よきひと」はhttps://twitter.com/oshihamidori/status/1651568998994313216s=61&t=zoQb2uOrMX9DDUQ7m-6NQg
です。
「あ、いけね。この資料、明日朝イチで宇佐美が使うって言ってたよな」
会社の最寄り駅まであと一駅のところで、ふと思い出した。直帰の夢が儚く消えた。
どうせ家に帰ってもやることはないから支障はないのだが、こう言うのは本当、気分の問題。
イケメン部下の鯉登からすでに同棲している彼女がいると聞かされて、なんでも揃ってるやつは身を固めるのも早いんだなぁ、そういえばスポーツ選手も結婚早いもんなぁなどと勝手なことを考える。フリーだと吹聴してるが、俺だってビビッとくる相手が居たら結婚もありだ。鯉登の彼女、どんな子なんだろう。結婚式に呼ばれたら会えるか。
6728です。
「あ、いけね。この資料、明日朝イチで宇佐美が使うって言ってたよな」
会社の最寄り駅まであと一駅のところで、ふと思い出した。直帰の夢が儚く消えた。
どうせ家に帰ってもやることはないから支障はないのだが、こう言うのは本当、気分の問題。
イケメン部下の鯉登からすでに同棲している彼女がいると聞かされて、なんでも揃ってるやつは身を固めるのも早いんだなぁ、そういえばスポーツ選手も結婚早いもんなぁなどと勝手なことを考える。フリーだと吹聴してるが、俺だってビビッとくる相手が居たら結婚もありだ。鯉登の彼女、どんな子なんだろう。結婚式に呼ばれたら会えるか。
oshihamidori
DONE壮年鯉月短編です支部に再録しました。
いとはじ展示① 全年齢 壮年鯉月 頭の下の月島の足が、もぞ、と遠慮がちに蠢いた。
「ん?すまん、痺れたか?」
「いえ、大丈夫ですよ。読書の続きをどうぞ」
月島が、口元に小さく皺を刻んで微笑む。
今年の春、月島は五十になった。崩した足の上に私の頭を乗せたまま、やはり同じように読書に勤しんでいるが、時折眉間に皺がよる。文字が見づらいようだ。
「ふふ、お前もそろそろ眼鏡を作ったらどうだ?」
「まだ要りませんよ、見えてます」
「その割には、眉間に萎びた芋のような皺が寄っておったぞ」
「萎びた芋とは、随分な例えですね」
ぱたん、と読んでいたロシア語の分厚い本を閉じ、月島が火鉢の炭をつついた。
「愛嬌があると言う意味だ」
「愛嬌など、この年の男にはございませんよ」
2043「ん?すまん、痺れたか?」
「いえ、大丈夫ですよ。読書の続きをどうぞ」
月島が、口元に小さく皺を刻んで微笑む。
今年の春、月島は五十になった。崩した足の上に私の頭を乗せたまま、やはり同じように読書に勤しんでいるが、時折眉間に皺がよる。文字が見づらいようだ。
「ふふ、お前もそろそろ眼鏡を作ったらどうだ?」
「まだ要りませんよ、見えてます」
「その割には、眉間に萎びた芋のような皺が寄っておったぞ」
「萎びた芋とは、随分な例えですね」
ぱたん、と読んでいたロシア語の分厚い本を閉じ、月島が火鉢の炭をつついた。
「愛嬌があると言う意味だ」
「愛嬌など、この年の男にはございませんよ」
wjfjtuu_pp
DONE坊メの日にあげたやつ身体は大きくなっても
変わらない無邪気な面を見せる
坊ちゃんを愛おしく思う(母性)メ島さん
去年⇒
https://poipiku.com/3359870/6825158.html 3
suzumi_cuke
REHABILI20230521鯉月(鯉→月)。身体の関係はあるけど両思いかは微妙な時期(大団円前)。うちは軍曹が割りと塩対応です。好みでない相手が好みになるまで 初年兵の教育を終え、兵舎の廊下をミシミシ鳴らしながら執務室へ向かっていた鯉登が、不意に斜め後ろについて歩く月島にこそっと耳打ちをした。
「今晩部屋に来い」
手元の書類に目を落としていた月島は、怪訝そうに顔をあげ、隣の上官へ尋ねた。
「部屋に来いとは」
「無論、そういう意味だ」
平然と返され、月島は白目を剥きそうになった。「そういう意味」が何かわからぬわけではない。何故なら、鯉登からのこのような――同衾の誘いはしばしばあることだからだ。そして月島はそれを受けたことが一度ならずある。拒みきれずやむなくのことであり望んでのことではない。
「……他を当たられては」
「月島がいい」
歩きながら一歩隣に詰め寄られ、同じだけ月島は身体を引いた。するとまた鯉登が距離を詰めてきたので、月島は腕を擦るか擦らないかのところまで兵舎の壁に身体を寄せた。花沢少尉と壁に挟まれている尾形の姿が思い出された。当時は何やってるんだと思っていたが、いざ似たような状況に置かれてみると人のことは言えない。
3532「今晩部屋に来い」
手元の書類に目を落としていた月島は、怪訝そうに顔をあげ、隣の上官へ尋ねた。
「部屋に来いとは」
「無論、そういう意味だ」
平然と返され、月島は白目を剥きそうになった。「そういう意味」が何かわからぬわけではない。何故なら、鯉登からのこのような――同衾の誘いはしばしばあることだからだ。そして月島はそれを受けたことが一度ならずある。拒みきれずやむなくのことであり望んでのことではない。
「……他を当たられては」
「月島がいい」
歩きながら一歩隣に詰め寄られ、同じだけ月島は身体を引いた。するとまた鯉登が距離を詰めてきたので、月島は腕を擦るか擦らないかのところまで兵舎の壁に身体を寄せた。花沢少尉と壁に挟まれている尾形の姿が思い出された。当時は何やってるんだと思っていたが、いざ似たような状況に置かれてみると人のことは言えない。
棚ca
MAIKINGAM1時現パロ鯉月SS たまたま起きていた。たまたまスマホの通知に気が付いた。
『起きていますか?』
たった一言送られてきたラインに鯉登は即座に返事をした。
『起きている』
その返事にパッと既読が付く。画面の向こう側にいる月島はスマホの文字入力が遅いので、ここからが長い。『どうした?』とか『明日は早くないから大丈夫』とか追加のメッセージを送りたくなるが、それをグッと抑える。返事を書いている間に追加でメッセージを受けるとそれに対する返事でまた時間がかかるのだと、知っているから。窘める口調で鯉登を見上げた月島の顔を思い出す。両手に収めたくなる、苦い表情の顔。鯉登はトーク画面を開いたまま、吐きそうな気持ちで待っていた。つい三日前に、思いの丈を告げて、まだ返事を聞いていないのだ。とはいえ、また十日後に会う約束を取り付けていた。だから、話をするのはその時だろうと少し気を抜いてたのだ。やっぱり会いたくもない、など言われたら? 知らずのうちに額を抑えていた鯉登の元へ、新しいメッセージが届く。
2837『起きていますか?』
たった一言送られてきたラインに鯉登は即座に返事をした。
『起きている』
その返事にパッと既読が付く。画面の向こう側にいる月島はスマホの文字入力が遅いので、ここからが長い。『どうした?』とか『明日は早くないから大丈夫』とか追加のメッセージを送りたくなるが、それをグッと抑える。返事を書いている間に追加でメッセージを受けるとそれに対する返事でまた時間がかかるのだと、知っているから。窘める口調で鯉登を見上げた月島の顔を思い出す。両手に収めたくなる、苦い表情の顔。鯉登はトーク画面を開いたまま、吐きそうな気持ちで待っていた。つい三日前に、思いの丈を告げて、まだ返事を聞いていないのだ。とはいえ、また十日後に会う約束を取り付けていた。だから、話をするのはその時だろうと少し気を抜いてたのだ。やっぱり会いたくもない、など言われたら? 知らずのうちに額を抑えていた鯉登の元へ、新しいメッセージが届く。
wjfjtuu_pp
DONE⚠︎現パロ、鯉月🎏:記憶あり
🌙:一部記憶思い出した
超黄金暗号2023の無配です。
本編の続きとなっていますが表紙に簡単な解説書いてます🙌
読んでなくても多分大丈夫なはず...🤔 11
棚ca
PASTあなたのそばだから鯉月SS「月島?」
暗闇の中で男がハッと声の元に目をやり、すぐに緊張を解いたのを感じた。樺太のコタンは存外、鯉登にとっても眠るのに苦ではなかったというのに。移動続きで疲労している身体を休めずに、月島はどういうつもりなのだろうと、鯉登は訝しむ。
「まさか枕が合わないのか? 私じゃあるまいし」
「ご自身で言うんですか」
「警戒してるのか。物音が気になるか? ここが日本ではないからか? あるいは、杉元が寝首をかきにくるとでも?」
「その時は私も無事ではいられないでしょうね」
「何を言う、私が叩き斬る。お前は何も心配しなくていい」
一瞬間があった。穏やかな間だったが、月島は何かを否定しているようだった。やがて静かに口が開かれた。
556暗闇の中で男がハッと声の元に目をやり、すぐに緊張を解いたのを感じた。樺太のコタンは存外、鯉登にとっても眠るのに苦ではなかったというのに。移動続きで疲労している身体を休めずに、月島はどういうつもりなのだろうと、鯉登は訝しむ。
「まさか枕が合わないのか? 私じゃあるまいし」
「ご自身で言うんですか」
「警戒してるのか。物音が気になるか? ここが日本ではないからか? あるいは、杉元が寝首をかきにくるとでも?」
「その時は私も無事ではいられないでしょうね」
「何を言う、私が叩き斬る。お前は何も心配しなくていい」
一瞬間があった。穏やかな間だったが、月島は何かを否定しているようだった。やがて静かに口が開かれた。
イケガキ
DONE【女装まとめ】推しの似合っていてかわいい女装はライフワーク。
ツイッターでいただいた最近のリクエスト他、
月の女装を集めました。
・スリット深めのチャイナドレス
・チアガール
・フリルエプロン
・シスター島さん
・ミニスカポリス
・白拍子
・水着 7
etieti_gabriel
DONE坊メ鯉月🌙サイド。絵師のイラストからssつけるやつ。ムロさんのイラストにssつけさせていただきました。🌙サイド。
⬇素敵イラストこちら!
https://twitter.com/muro_no_e/status/1647907816995442689?t=h-jTd9mXT2FULH3owAuQ9A&s=19
坊メ鯉月 🌙サイド「海がみたい」
突拍子もない彼の言葉に顔をしかめる。
「分かりました。行きましょう」
あなたはいつもそんなことを言う。
鯉登グループの次男坊である音之進様に、お見合いの話が来た。なんと喜ばしいことなのか。屋敷に住む使用人の全員で喜ぶ。でも私は心のどこかではきっと、
私がこの屋敷にやってきたのは音之進様が8歳の頃だった。わがまま放題で息子に困っていると言われ始めて会うと、これは確かに甘やかされて育ったのだろうというほど生意気だった。この人がお前専用のメイドだと紹介された時の音之進様の表情といったら。まぁそもそも男でメイド服を来ている時点で驚いたのだろうが、威圧感を与えないためだなんだと言われてこの服を支給されたのでしょうがない。よろしくお願いしますと声をかけたらすごく小さな声でお願いしもす、と返したのだった。
2047突拍子もない彼の言葉に顔をしかめる。
「分かりました。行きましょう」
あなたはいつもそんなことを言う。
鯉登グループの次男坊である音之進様に、お見合いの話が来た。なんと喜ばしいことなのか。屋敷に住む使用人の全員で喜ぶ。でも私は心のどこかではきっと、
私がこの屋敷にやってきたのは音之進様が8歳の頃だった。わがまま放題で息子に困っていると言われ始めて会うと、これは確かに甘やかされて育ったのだろうというほど生意気だった。この人がお前専用のメイドだと紹介された時の音之進様の表情といったら。まぁそもそも男でメイド服を来ている時点で驚いたのだろうが、威圧感を与えないためだなんだと言われてこの服を支給されたのでしょうがない。よろしくお願いしますと声をかけたらすごく小さな声でお願いしもす、と返したのだった。