宇沢@niji_uzawa
DONE期間過ぎてしまったのですが、どうしても書きたいお題だったのでテーマだけお借りしました〜忘羨ワンドロ「甘える」 月が明るく輝く夜だ。虫の音が軽やかな風と共に、静室へゆったりと入り込んでくる。魏無羨は床に寝転がったまま天子笑を煽り、秋の匂いがする風をゆっくりと吸い込んだ。肺が幸せで満たされる。横を見れば藍忘機は文机に向かって書き物をしている。僅かな隙も見出せない、その凛とした佇まい。淀みのない筆の動きは、目を奪われて時が経つのを忘れてしまう美しさだ。しかし、この世でただ一人、魏無羨だけはこの誰も寄せ付けない空気を纏った含光君の隙をいとも簡単に生み出すことができる。
「なぁ、藍湛」
魏無羨は起き上がり、四つん這いで藍忘機の前までやって来た。紙の上を自在に滑っていた筆が止まる。藍忘機はふと目を上げた。返事こそないものの、その瞳は目の前の存在への愛で満ち溢れている。魏無羨はそれを見た途端、堪らなく嬉しくなって、藍忘機の顔を両手で包み込んだ。
2255「なぁ、藍湛」
魏無羨は起き上がり、四つん這いで藍忘機の前までやって来た。紙の上を自在に滑っていた筆が止まる。藍忘機はふと目を上げた。返事こそないものの、その瞳は目の前の存在への愛で満ち溢れている。魏無羨はそれを見た途端、堪らなく嬉しくなって、藍忘機の顔を両手で包み込んだ。
CocoKujyaku
DONE天天の日の忘羨藍湛に、下のお口から葡萄を食べさせられる羨羨の話。
かなり人を選ぶマニアックな内容です。
異物挿入、汚い描写はしてませんが、スカなど排泄行為が苦手な方は逃げて下さい🙇♀️💦
pass→🍇をローマ字で(小文字5文字) 4748
enbi1024
INFO忘羨小説「魏無羨は死んでいる」の段組みサンプルです。こちらは段組みを見たい人向けです。
内容はこちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16184293)をご参照ください。 5
たかはら
PROGRESS進捗その2。短め。致してませんが、R15相当なのでご注意ください!含光君は〇〇がお好き?「いや、阿湛の方が可愛い!」
きみこそ、いやお前こそ、と何度か言い合い、二人は顔を見合わせて笑った。その笑顔があまりにも可愛くて、小さな体を抱き締めてやれば、苦しいのか何度か胸を叩かれる。幼子の力はそう強くない、と思いきや、予想より強い力で叩かれて咳き込んだ。藍氏特有?の馬鹿力は健在らしい。
慌てて腕を解くと、阿湛はそれはもう完全に拗ねていた。幼い彼は感情がよく分かるから、つい揶揄ってしまうのだ。
「このからだはふべんだ。きみをだきしめられない」
「藍湛はいつも俺を甘やかしてくれるからな。たまには哥哥に甘えてくれよ、阿湛」
袖からほっそりした腕を出し、魏無羨の背に回そうとするが届かない。三歳の体は大人と勝手が違うからだろうが、そんなところも微笑ましかった。
1069きみこそ、いやお前こそ、と何度か言い合い、二人は顔を見合わせて笑った。その笑顔があまりにも可愛くて、小さな体を抱き締めてやれば、苦しいのか何度か胸を叩かれる。幼子の力はそう強くない、と思いきや、予想より強い力で叩かれて咳き込んだ。藍氏特有?の馬鹿力は健在らしい。
慌てて腕を解くと、阿湛はそれはもう完全に拗ねていた。幼い彼は感情がよく分かるから、つい揶揄ってしまうのだ。
「このからだはふべんだ。きみをだきしめられない」
「藍湛はいつも俺を甘やかしてくれるからな。たまには哥哥に甘えてくれよ、阿湛」
袖からほっそりした腕を出し、魏無羨の背に回そうとするが届かない。三歳の体は大人と勝手が違うからだろうが、そんなところも微笑ましかった。
fuuka_xxxx
DONE前回本を作った時にP4P参加、交換してくださった方のために御礼用に書いた短い話しです。cqlベースの観音廟で別れてから、二人が再会するまでの妄想です。
『藍忘機、仙督やるってよ』はさすがにタイトルに出来ないので、タイトルは無題にしました。
無題「しばらく閉閑しようと思っている」
「そう仰ると思っていました」
「それから忘機、君に頼みたいことがあるんだ」
静かにそう言って茶を啜ったあと、藍忘機の兄である藍曦臣は窓の外に視線を移した。
雲夢にある雲萍城の観音廟で起こった出来事は、瞬く間に仙門百家に知れ渡った。
各世家の宗主達が蓮花塢に滞在していたこともあり、わらわらと集まってきた彼らがことの顛末を面白おかしく語り合っていたことを藍忘機もその場で聞いている。
噂話に興じる者達がいるなか、藍曦臣は仏像や燭台が散乱し、内部が倒壊した観音廟をじっと見つめていた。普段は聡明で凛とした兄の後ろ姿は見るからに茫然自失といった様子だったことを覚えている。
無理もないだろう、建物のなかにはかつて兄が義兄弟と認め、契りを交わしたふたりの人物が眠っているのだから。
2525「そう仰ると思っていました」
「それから忘機、君に頼みたいことがあるんだ」
静かにそう言って茶を啜ったあと、藍忘機の兄である藍曦臣は窓の外に視線を移した。
雲夢にある雲萍城の観音廟で起こった出来事は、瞬く間に仙門百家に知れ渡った。
各世家の宗主達が蓮花塢に滞在していたこともあり、わらわらと集まってきた彼らがことの顛末を面白おかしく語り合っていたことを藍忘機もその場で聞いている。
噂話に興じる者達がいるなか、藍曦臣は仏像や燭台が散乱し、内部が倒壊した観音廟をじっと見つめていた。普段は聡明で凛とした兄の後ろ姿は見るからに茫然自失といった様子だったことを覚えている。
無理もないだろう、建物のなかにはかつて兄が義兄弟と認め、契りを交わしたふたりの人物が眠っているのだから。
はゆや
SPUR ME百鳳山では聶明玦と魏無羨が殆ど狩ってしまった事が課題となった。金光瑤はある方法で阻止しようと考えるが思わぬトラブルが起きてしまう。
すけべなので18歳以上の方のみご覧下さい。
パスワード
1巻p70 魏嬰が心のなかで言った言葉
○○喪主(ローマ字6文字) 3112
たかはら
PROGRESS続、浮気相手は藍氏の仙子!?。今度は藍湛が小さくなります!!含光君は〇〇がお好き?「出来た!」
魏無羨は出来上がった霊符を掲げ、達成感のあまり大きな声を上げた。添削をしていた道侶に横目で見られたが気にしない。先日から改良を重ねていた姿を変える霊符がようやっと完成したのだ。ここに至るまでの道のりは険しく、藍忘機が女性になったり、魏無羨が幼子の姿になったりと紆余曲折あったのである。
但し、画竜点睛を欠く。本当に望み通りの姿になるのか、なったとして己を見失わないか。試してみなければ分からないのだ。とは言え、前回自分に試してああなった訳で、かと言って他人には試せない。さて、どうしたものか、と思案した時、
「私が試そう」
「流石藍湛!俺が何したいか分かってるな。でも、本当にいいのか?あの一件で藍先生にはこれでもかって怒られたしな」
1197魏無羨は出来上がった霊符を掲げ、達成感のあまり大きな声を上げた。添削をしていた道侶に横目で見られたが気にしない。先日から改良を重ねていた姿を変える霊符がようやっと完成したのだ。ここに至るまでの道のりは険しく、藍忘機が女性になったり、魏無羨が幼子の姿になったりと紆余曲折あったのである。
但し、画竜点睛を欠く。本当に望み通りの姿になるのか、なったとして己を見失わないか。試してみなければ分からないのだ。とは言え、前回自分に試してああなった訳で、かと言って他人には試せない。さて、どうしたものか、と思案した時、
「私が試そう」
「流石藍湛!俺が何したいか分かってるな。でも、本当にいいのか?あの一件で藍先生にはこれでもかって怒られたしな」
さかなぎ
MOURNING昨日あげたクリックですこし絵がかわるやつ(https://twitter.com/naglih/status/1441765026788876288?s=20)の元絵1枚目がtwitter上のサムネでの見え方で2枚目がクリック後の見え方想定
クリック後の明暗が今後の課題です 2
はゆや
SPUR ME「えっ!聶兄、世にも奇妙な宴って本当にあるのか?」「そうらしいです!三人で行きましょうよー!」
“世にも奇妙な宴”
16歳の少年少女達が仮面で顔を隠し特殊な術で声を変える。
一夜限りの妖しく楽しいひと時を過ごす。
すけべ展開ありなので18歳以上の方のみ閲覧してください
パスワードは日本語四巻収録伝説の番外編タイトル(ローマ字5文字) 3402
oio_oi3
DONE忘羨が酔っ払いながらおしゃべりしてます。小湛を抱っこしてあげたい羨哥哥のお話です。前回書いた話と繋がっていますが双方単体でも楽しめるかと思います。
⚠️妊娠出産についてなどデリケートなことに触れています 6
たかはら
PROGRESS進捗その5。進捗はこれで最後。後はラストまで書ききります!!魏嬰が小さくなる話 暫くして藍啓仁は意識を取り戻した。顔色は未だ悪く、今にもまた倒れてしまいそうにも見える。藍忘機から事情を聞いている間、小刻みに体が震えていたのも気のせいではないだろう。度重なる心痛に、もはや怒鳴る気力すらなかったに違いない。
「それでは叔父上、また参ります」
「おじうえばいばい!!」
羨羨は大きく手を振ると、藍忘機を追って走り出す。藍思追と藍景儀も一礼して二人に続いた。残された藍啓仁は大きく息をつくと、去りゆく幼子の後ろ姿を見つめる。態度とは裏腹にその瞳は存外優しいものだった。
「まったく……親が親なら子も子、か」
蘭室に藍忘機の声が淡々と響く。普段は神妙な面持ちで座学に挑む各家の子息達だが、今日ばかりは皆の顔に戸惑いが浮かんでいる。
1021「それでは叔父上、また参ります」
「おじうえばいばい!!」
羨羨は大きく手を振ると、藍忘機を追って走り出す。藍思追と藍景儀も一礼して二人に続いた。残された藍啓仁は大きく息をつくと、去りゆく幼子の後ろ姿を見つめる。態度とは裏腹にその瞳は存外優しいものだった。
「まったく……親が親なら子も子、か」
蘭室に藍忘機の声が淡々と響く。普段は神妙な面持ちで座学に挑む各家の子息達だが、今日ばかりは皆の顔に戸惑いが浮かんでいる。
azusa_mtm
DONE藍忘機(10歳くらい)が夷陵老祖に出会う話です。もやもや〜ってして欲しいなと思いながら書いたので、全体的に薄暗い話です。なんでも許せる人向け。
世にも奇妙な夷陵老祖静かな夜だった。
藍忘機は己の古琴を奏でていた。始祖の藍安が還俗した後についた職業が楽師であったことから、藍氏は楽器を嗜み、仙術を扱うための手段とする。公子の模範であるようにと叔父から教えを受け、そうであろうと努めた彼はいわゆる同年代の子供が夢中になる鬼ごっこであったりかくれんぼであったり、そういった類の遊びをしたことがなかった。代わりに、修練の一つである音楽が数少ない娯楽であった。その幼さには似つかわしくない洗練された旋律は、曲譜通りに一つ一つ正確な動きで弦を弾き、作り出されていた。美しい調べを聴いていると、心が静まり水の中を揺蕩うような心地になる。安らぐそのひと時が、藍忘機には好ましかった。
ふと、凪いでいた藍忘機の心の水面に一つの石が放り投げられたように、波紋が拡がった。
10580藍忘機は己の古琴を奏でていた。始祖の藍安が還俗した後についた職業が楽師であったことから、藍氏は楽器を嗜み、仙術を扱うための手段とする。公子の模範であるようにと叔父から教えを受け、そうであろうと努めた彼はいわゆる同年代の子供が夢中になる鬼ごっこであったりかくれんぼであったり、そういった類の遊びをしたことがなかった。代わりに、修練の一つである音楽が数少ない娯楽であった。その幼さには似つかわしくない洗練された旋律は、曲譜通りに一つ一つ正確な動きで弦を弾き、作り出されていた。美しい調べを聴いていると、心が静まり水の中を揺蕩うような心地になる。安らぐそのひと時が、藍忘機には好ましかった。
ふと、凪いでいた藍忘機の心の水面に一つの石が放り投げられたように、波紋が拡がった。
たかはら
PROGRESS進捗その4。藍先生、いつもお疲れ様です……。魏嬰が小さくなる話「誰も取らないからちゃんと持っていて」
藍忘機は羨羨の抹額を持つ小さな手を優しく包み込む。その目には幼い道侶しか映っていないに違いない。
「ほんと?」
「うん」
「らんじゃんだいすき!」
「私もだ」
「きゃー!」
羨羨は藍忘機の首に飛び付くと、ぐりぐりと頭を擦り付ける。仕草はとても可愛らしいし、微笑ましいのだが、(いつも似たような光景を)見せられる方はたまったものではない。
目の前で繰り広げられるやり取りに、真っ先に我に返ったのは藍思追だった。こほん、と聞こえるように咳払いをして笑顔で告げる。
「含光君、ご一緒しても宜しいでしょうか?」
「構わないが……」
表情こそ変わらないものの、玻璃の瞳には困惑が浮かんでいる。当然、藍思追と藍景儀が付き添う必要はない。そう、心配なのは藍忘機と羨羨ではなく、藍景仁だ。
901藍忘機は羨羨の抹額を持つ小さな手を優しく包み込む。その目には幼い道侶しか映っていないに違いない。
「ほんと?」
「うん」
「らんじゃんだいすき!」
「私もだ」
「きゃー!」
羨羨は藍忘機の首に飛び付くと、ぐりぐりと頭を擦り付ける。仕草はとても可愛らしいし、微笑ましいのだが、(いつも似たような光景を)見せられる方はたまったものではない。
目の前で繰り広げられるやり取りに、真っ先に我に返ったのは藍思追だった。こほん、と聞こえるように咳払いをして笑顔で告げる。
「含光君、ご一緒しても宜しいでしょうか?」
「構わないが……」
表情こそ変わらないものの、玻璃の瞳には困惑が浮かんでいる。当然、藍思追と藍景儀が付き添う必要はない。そう、心配なのは藍忘機と羨羨ではなく、藍景仁だ。
mansaku110
DOODLE魏嬰※R18じゃないけどお肌が出てます
『藍湛~、早く俺の“ここ”入りたい?』
って藍湛を誘ってる淫紋魏嬰の白昼夢を見てしまったので描かないといけない気がして・・・( ^ω^)
たかはら
SPUR ME進捗その3。あまりにも進まないので自分への尻叩きに。魏嬰が小さくなる話「含光君、魏先輩に何が……まさか先日の……」
「恐らくは」
藍思追は皆まで言わずとも合点が行ったようだった。藍忘機が女性になった際、彼と藍景儀もその姿を目にしている。ちなみに藍景儀はと言えば、未だ玉砂利の上に蹲ったままだ。
刹那、一陣の風が吹いた。藍忘機の抹額が羨羨の目の前で翻る。ひらひらと舞うそれを幼子が掴もうとするのは当然だった。伸ばされた小さな手が抹額に触れた途端、はらりと解けてしまう。
「らんじゃんのひらひら!」
「含光君、抹額が……」
「構わない」
羨羨は長い抹額を気に入ったようで、ぎゅっと握り締めて放そうとしない。藍思追は慌てて周囲を見回すが、幸いと言うべきか他に人影はなかった。
いくら羨羨は魏無羨とは言え、他の子弟に見られでもしたらいらぬ混乱を招く。驚きのあまりに倒れる者が出てもおかしくなかった。
895「恐らくは」
藍思追は皆まで言わずとも合点が行ったようだった。藍忘機が女性になった際、彼と藍景儀もその姿を目にしている。ちなみに藍景儀はと言えば、未だ玉砂利の上に蹲ったままだ。
刹那、一陣の風が吹いた。藍忘機の抹額が羨羨の目の前で翻る。ひらひらと舞うそれを幼子が掴もうとするのは当然だった。伸ばされた小さな手が抹額に触れた途端、はらりと解けてしまう。
「らんじゃんのひらひら!」
「含光君、抹額が……」
「構わない」
羨羨は長い抹額を気に入ったようで、ぎゅっと握り締めて放そうとしない。藍思追は慌てて周囲を見回すが、幸いと言うべきか他に人影はなかった。
いくら羨羨は魏無羨とは言え、他の子弟に見られでもしたらいらぬ混乱を招く。驚きのあまりに倒れる者が出てもおかしくなかった。