agnihni
DOODLEナギが身バレしてなんやかんやで平和っぽく暮らしてる話。・人は襲ってたけど殺してはいない
・実はほとんど冤罪だった(リッパー)
・(吸血鬼化は本人不同意の未成年幼少時の事故)
・割と人助けしてた
・研究材料としてかなりレアもの
あとこの人いないと原稿落ちますの漫画家と担当からの切実な訴えとか。
君の名は完成原稿を渡して、ぷしゅうりーーと砂になりそうな(ダンピールだから比喩表現だ)漫画家を叱咤する。
「おい!とりあえず水!飲め!」
次のネームがとぶつぶつつぶやく口元にコップを突き付ける。中身はスポドリに…俺の掌の血刃から一滴をポトリ。血液錠剤と違って気休めだが。ごくごくと嚥下して、やっと目に光が戻ってきたところに。
デンワワ、デンワワワワ♪
んぎゃああーー何かありましたかーーー!?と跳ね回るのに代わって出る。
「…なに?」
かけてきたのは…この番号が俺の緊急連絡先になっているから仕方がない…お馴染みのクソでか声の吸対からだった。
「なんでお前がついてくるんだ!」
「だってだって僕は君の同居人で今は保護者かっこかりでんんんががががが」
3001「おい!とりあえず水!飲め!」
次のネームがとぶつぶつつぶやく口元にコップを突き付ける。中身はスポドリに…俺の掌の血刃から一滴をポトリ。血液錠剤と違って気休めだが。ごくごくと嚥下して、やっと目に光が戻ってきたところに。
デンワワ、デンワワワワ♪
んぎゃああーー何かありましたかーーー!?と跳ね回るのに代わって出る。
「…なに?」
かけてきたのは…この番号が俺の緊急連絡先になっているから仕方がない…お馴染みのクソでか声の吸対からだった。
「なんでお前がついてくるんだ!」
「だってだって僕は君の同居人で今は保護者かっこかりでんんんががががが」
agnihni
DOODLE最後がメタで、神先生とナギと官三人とも死ぬバドエン。ゆらゆらと盆に満ちたる水面は揺れて瀕死の傷で、正気をなくして街をさまようナギリ。腕の中には丸い物体。
それは神在月先生の生首。
二人で買い出しに出かけた路地裏で、リッパーに遭遇。そのままナギはコントロールを奪われて、神先生の首を絶ち落としてしまう。絶叫暴走の中でリッパーは倒すも、やった事は取り返しがつかない。生首を抱き上げて。
『…まる?』
それが、大事なものだという事だけは覚えている。当然返事はない。
『そうかおまえはまるだったんだな』
何日かはさまよって欲しいな。その場合、生首がどんどん腐敗してって(腐敗のレベルに至るか?)溶けかけた脳みそをヨーグルトだなって笑いながら食べるとか。もう〇と先生の区別ついてない。
もちろん死体発見から↑A級対応の超緊急非常線が引かれる。
776それは神在月先生の生首。
二人で買い出しに出かけた路地裏で、リッパーに遭遇。そのままナギはコントロールを奪われて、神先生の首を絶ち落としてしまう。絶叫暴走の中でリッパーは倒すも、やった事は取り返しがつかない。生首を抱き上げて。
『…まる?』
それが、大事なものだという事だけは覚えている。当然返事はない。
『そうかおまえはまるだったんだな』
何日かはさまよって欲しいな。その場合、生首がどんどん腐敗してって(腐敗のレベルに至るか?)溶けかけた脳みそをヨーグルトだなって笑いながら食べるとか。もう〇と先生の区別ついてない。
もちろん死体発見から↑A級対応の超緊急非常線が引かれる。
agnihni
DOODLE94で官ナギそときびとルパパトしたいなって思ったのがきっかけ。パトレン1号・圭一郎のネタ。
(悪と戦う警察戦隊レッドなのに、幻覚にやられた時に見たのがのんびりなおまわりさんな自分。世界は平和で子供たちの面倒とか見てるぐらい)
大前提として、官の夢がおまわりさんで、平和を守るのだと聞いている。
最後に誰からも忘れ去られて(官すら忘れて記録からも消失)砂になる瞬間に意識と時間が反転するナギ。そときびと的に一日を共に過ごせたらリープ。
(そときびとは元ネタだと一日単位で遡っていく種族。例えば5/10を過ごして夜寝ると5/9の朝に目覚めて一日を過ごす。その次は5/8。記憶も年齢も普通に蓄積されてゆく)
一日を騒がしく共に過ごして、遡る瞬間に官の記憶を奪うので、未来の、自分にとっては過去になる官は、今日のナギとの記憶をなくす。
1850(悪と戦う警察戦隊レッドなのに、幻覚にやられた時に見たのがのんびりなおまわりさんな自分。世界は平和で子供たちの面倒とか見てるぐらい)
大前提として、官の夢がおまわりさんで、平和を守るのだと聞いている。
最後に誰からも忘れ去られて(官すら忘れて記録からも消失)砂になる瞬間に意識と時間が反転するナギ。そときびと的に一日を共に過ごせたらリープ。
(そときびとは元ネタだと一日単位で遡っていく種族。例えば5/10を過ごして夜寝ると5/9の朝に目覚めて一日を過ごす。その次は5/8。記憶も年齢も普通に蓄積されてゆく)
一日を騒がしく共に過ごして、遡る瞬間に官の記憶を奪うので、未来の、自分にとっては過去になる官は、今日のナギとの記憶をなくす。
azkikg
MEMO【ロド】脱稿ハイでうっかり致してしまった話 若造とセックスした。
勿論清く正しいお付き合いの末ではない。
交換日記もしていないしお手々繋いでデートなどというものもしていない。正真正銘爛れた身体だけの関係というものだ。
何故そんなことになったのかといえば簡単な話で、所謂脱稿ハイというやつだ。とち狂った若造が脱稿ハイで暴れまわった挙げ句にこの高等吸血鬼たる私をソファベッドに押し倒したのだ。
若造の好みは一貫しておっぱいの大きいお姉さんである。これはY談おじさんが立証している。何だったらつい最近もY談波を浴びてシンヨコの中心で巨乳を叫んだので間違いはない。
だが脱稿ハイの若造が鬱陶しく絡んだ挙げ句に勢いで押し倒したのは畏怖畏怖しいこの私だった。ハイパーキュートで愛らしくも畏怖いこのドラドラちゃんがしどけなく腕の中に収まっていては、性癖が巨乳のおねえさんであろうがうっかりその気になってしまっても仕方がない。どう考えても若造ひとりの責任とは言い難いくらい可愛い私にもほんのちょっとだけ僅かばかりの責任もある。若造のアナログスティックが誤作動したのではなく正常は反応を返しただけなのだ。
2508勿論清く正しいお付き合いの末ではない。
交換日記もしていないしお手々繋いでデートなどというものもしていない。正真正銘爛れた身体だけの関係というものだ。
何故そんなことになったのかといえば簡単な話で、所謂脱稿ハイというやつだ。とち狂った若造が脱稿ハイで暴れまわった挙げ句にこの高等吸血鬼たる私をソファベッドに押し倒したのだ。
若造の好みは一貫しておっぱいの大きいお姉さんである。これはY談おじさんが立証している。何だったらつい最近もY談波を浴びてシンヨコの中心で巨乳を叫んだので間違いはない。
だが脱稿ハイの若造が鬱陶しく絡んだ挙げ句に勢いで押し倒したのは畏怖畏怖しいこの私だった。ハイパーキュートで愛らしくも畏怖いこのドラドラちゃんがしどけなく腕の中に収まっていては、性癖が巨乳のおねえさんであろうがうっかりその気になってしまっても仕方がない。どう考えても若造ひとりの責任とは言い難いくらい可愛い私にもほんのちょっとだけ僅かばかりの責任もある。若造のアナログスティックが誤作動したのではなく正常は反応を返しただけなのだ。
azkikg
MEMO【ロド】20巻までの知識しかありません、原作と差違があったらごめんなさい薔薇にまつわる話 蛍光灯がぱちぱちと瞬きする廊下を進み、階段を駆け上がる。
階を駆け上がった先に『ロナルド吸血鬼退治事務所』と書かれた扉。
扉の硝子越しに事務所の明かりが消されているのが分かる。退治人であるロナルドが不在のため灯りを落としたのだ。
扉を開き薄暗い事務所の明かりを灯す。おかえりなさい、と言うように大きな目を瞬きさせるメビヤツに帽子を預けて扉の鍵を閉めた。
そのままロナルドは事務所を抜けてリビングに続く扉を開く。そちらは明かりが灯されている。
「おや、おかえりロナルド君」
キッチンで動き回る同居人が顔を上げた。黒いエプロンを付けた同居人、ドラルクはいつも通り夜食の準備中だったようだ。
おう、と応えてそのままドラルクの方へと向かう。
3247階を駆け上がった先に『ロナルド吸血鬼退治事務所』と書かれた扉。
扉の硝子越しに事務所の明かりが消されているのが分かる。退治人であるロナルドが不在のため灯りを落としたのだ。
扉を開き薄暗い事務所の明かりを灯す。おかえりなさい、と言うように大きな目を瞬きさせるメビヤツに帽子を預けて扉の鍵を閉めた。
そのままロナルドは事務所を抜けてリビングに続く扉を開く。そちらは明かりが灯されている。
「おや、おかえりロナルド君」
キッチンで動き回る同居人が顔を上げた。黒いエプロンを付けた同居人、ドラルクはいつも通り夜食の準備中だったようだ。
おう、と応えてそのままドラルクの方へと向かう。
azkikg
MEMO【ロド】酒盛り 小さな炬燵の天板の上にはワイングラスと缶麦酒、幾つかの軽いつまみが並んでいる。
吸血鬼退治人と差し向かいで炬燵に座ってブラッドワインを嗜む高等吸血鬼とはシュールだなぁと笑いあったのは夕食を終え暫くしてから。
明日ロナルドは退治人稼業は休業で、執筆の締切も無い完全な休日だ。
本来退治人は休日とあっても火急の退治依頼があれば対応しなければならないが、ここ最近のロナルドの仕事ぶりを見かねたギルドマスターが完全休養を言い渡したのだ。余程の事態でもなければ緊急要請が入ることはない。
ならば久し振りにアルコールを飲もう、そう言ってロナルドは少し高い缶麦酒を買い込んだのだ。
どうせならとドラルクもほんの少し高いブラッドワインを開け、小さな酒宴が開かれた。
2358吸血鬼退治人と差し向かいで炬燵に座ってブラッドワインを嗜む高等吸血鬼とはシュールだなぁと笑いあったのは夕食を終え暫くしてから。
明日ロナルドは退治人稼業は休業で、執筆の締切も無い完全な休日だ。
本来退治人は休日とあっても火急の退治依頼があれば対応しなければならないが、ここ最近のロナルドの仕事ぶりを見かねたギルドマスターが完全休養を言い渡したのだ。余程の事態でもなければ緊急要請が入ることはない。
ならば久し振りにアルコールを飲もう、そう言ってロナルドは少し高い缶麦酒を買い込んだのだ。
どうせならとドラルクもほんの少し高いブラッドワインを開け、小さな酒宴が開かれた。
azkikg
MEMO【Δロド】退屈吸血鬼と貧弱ダンピール ぬるりと頬をなぞる風は生温く、鉄の臭いを纏っていた。
眼下に広がる街は人工の光に溢れ昼のように明るい。
少し離れた大通りではこちらに背を向ける男の姿。その周りには見慣れた彼の部下たちが立ち回っている。
吸血鬼対策課の白い制服は目立つ。吸血鬼の活性化する真夜中にあってはなおのこと、人工の光に溢れた街中であったとしてもその白はまるで的はここだと主張するように目を引く。
あの大量に蠢く下等吸血鬼の群れも誘導されるがまま大通りに集められたのだ。
この時期恒例のように湧く下等吸血鬼の群れの対処など吸血鬼対策課にとっては特別なことでもないのだろうが、それでも後から湧き続ける群れは厄介にかわりない。
ロナルドにとってはつまらない雑事だが吸血鬼対策課にとっては大事な仕事の一貫といったところなのだ。
3004眼下に広がる街は人工の光に溢れ昼のように明るい。
少し離れた大通りではこちらに背を向ける男の姿。その周りには見慣れた彼の部下たちが立ち回っている。
吸血鬼対策課の白い制服は目立つ。吸血鬼の活性化する真夜中にあってはなおのこと、人工の光に溢れた街中であったとしてもその白はまるで的はここだと主張するように目を引く。
あの大量に蠢く下等吸血鬼の群れも誘導されるがまま大通りに集められたのだ。
この時期恒例のように湧く下等吸血鬼の群れの対処など吸血鬼対策課にとっては特別なことでもないのだろうが、それでも後から湧き続ける群れは厄介にかわりない。
ロナルドにとってはつまらない雑事だが吸血鬼対策課にとっては大事な仕事の一貫といったところなのだ。
azkikg
MEMO【×年後ロド】ある野心家の夜ざわざわと木々が揺れる。
辺りはすっかり夜に呑まれ僅かな月光が手元を照らしていた。
町から少し離れたここにひとの気配はなく、それどころかけものの気配も虫の気配すらも感じられない。
感じられるものといえば湿った土のにおいとすえた風のにおいだ。
聞こえてくるのは木々のざわめきと己の呼気、そしてざくざくと土を掘り返す断続的な音。
近くの民家から拝借した鍬を振り上げ、削るように土を掘る。そうしてまた鍬を振り上げ土を掘る。
もう何時間と同じ事を繰り返していた。
手足は土にまみれ、身体中に疲労がのし掛かる。
それでも汗を滴らせて土を掘る。
闇に紛れひとりきり、ただひたすらに土を掘り続ける。
それはひとつの噂のためだ。
二百年の昔、この地で吸血鬼退治人をしていた男。
2285辺りはすっかり夜に呑まれ僅かな月光が手元を照らしていた。
町から少し離れたここにひとの気配はなく、それどころかけものの気配も虫の気配すらも感じられない。
感じられるものといえば湿った土のにおいとすえた風のにおいだ。
聞こえてくるのは木々のざわめきと己の呼気、そしてざくざくと土を掘り返す断続的な音。
近くの民家から拝借した鍬を振り上げ、削るように土を掘る。そうしてまた鍬を振り上げ土を掘る。
もう何時間と同じ事を繰り返していた。
手足は土にまみれ、身体中に疲労がのし掛かる。
それでも汗を滴らせて土を掘る。
闇に紛れひとりきり、ただひたすらに土を掘り続ける。
それはひとつの噂のためだ。
二百年の昔、この地で吸血鬼退治人をしていた男。
azkikg
MEMO【嘘ロド】 分厚く覆われた雲が覗く。あの日から空は厚い雲に覆われたままだ。
「もう暫くすればこの辺りも吹雪となるだろう……分かるかい、冷気が近付いているのだ」
大通りをふたつほど渡った先は既に氷に覆われている。溶けることのない永劫の棺だ。
手を伸ばし、横たわる男の頬を撫でる。既に熱は喪われ、ひやりと冷気を纏っているようだった。
ふっと、息を吐く。
「……君はこの私を殺すと言った、真祖の血を引くこの私に、愚かにも」
手を組めと言ったのはこちら。その目的を果たすまでの間手を取ることをこの男は選んだ。そしてそれを果たせば必ず殺すとも。
ゆっくりとグローブを外し足下に落とす。
「君にそれが果たせるとは思えんが、一度吐いた言葉は飲めんぞ」
895「もう暫くすればこの辺りも吹雪となるだろう……分かるかい、冷気が近付いているのだ」
大通りをふたつほど渡った先は既に氷に覆われている。溶けることのない永劫の棺だ。
手を伸ばし、横たわる男の頬を撫でる。既に熱は喪われ、ひやりと冷気を纏っているようだった。
ふっと、息を吐く。
「……君はこの私を殺すと言った、真祖の血を引くこの私に、愚かにも」
手を組めと言ったのはこちら。その目的を果たすまでの間手を取ることをこの男は選んだ。そしてそれを果たせば必ず殺すとも。
ゆっくりとグローブを外し足下に落とす。
「君にそれが果たせるとは思えんが、一度吐いた言葉は飲めんぞ」
m_s_1ya
DONE(ドラロナ 、雑導入)飲み過ぎたロ君を迎えに来てとギルドからヘルプが入った注意:ド一人語りベタ打ち
D:酒やら雰囲気やらに飲まれると碌なことにならない。うっわ、本当に飲み過ぎだよ?!ちょっと、その辺で吐かないでよね!!??吐くならトイレで…
ん?落ち着いた?うん、吐くのは体力使うからね、吐かなくて済むならそれで良いよ。
まだ、その辺りの区別がつくうちに切り上げよう?
ほら、水分摂って。オシッコ出るならそっち出し切っておいで。トイレいく?行きたいなら付き合うから…
大丈夫?うん、力尽きないようにね。
…だいぶん時間かかってたみたいだけど、ほんと、大丈夫?もう帰ろう?今ならまだ君も歩けるみたいだし、ギリギリ肩貸してあげられるよ?
うん、マスターもその方がいいってさ、楽しいのはわかるけど、流石に、ね。ジョンも家で待ってるし、帰ろうね。
皆さん、お見苦しくてすまなかった。ほら、バイバイして。もう飲まないよ!
1990ん?落ち着いた?うん、吐くのは体力使うからね、吐かなくて済むならそれで良いよ。
まだ、その辺りの区別がつくうちに切り上げよう?
ほら、水分摂って。オシッコ出るならそっち出し切っておいで。トイレいく?行きたいなら付き合うから…
大丈夫?うん、力尽きないようにね。
…だいぶん時間かかってたみたいだけど、ほんと、大丈夫?もう帰ろう?今ならまだ君も歩けるみたいだし、ギリギリ肩貸してあげられるよ?
うん、マスターもその方がいいってさ、楽しいのはわかるけど、流石に、ね。ジョンも家で待ってるし、帰ろうね。
皆さん、お見苦しくてすまなかった。ほら、バイバイして。もう飲まないよ!
m_s_1ya
MOURNINGマジで夢で見たものを、ドラちゃん目線と、ロナ君目線でそれぞれ。メモの予定で書いたのでだいぶんぶつ切り。夢はロナ君目線だった。
両片思いくらいのノリ。
夢で見たドラロナちゃんが川の字で寝転ぶ話※※※※※
side ドラちゃん
ギルドの慰労会にお呼ばれし、散々飲まされた挙句
流石にちょっと疲れたのでこっそり退出した
ちかくに死体部屋を用意してあったのも聞いていたので、ひとまずそこに避難する
襖をそっと開けると、いつもの面子がうんうん唸って転がっている
あーもう、みんな、適当なんだから
はだけた浴衣を見て、身震いしてしまう
その辺に転がってる上掛け布団をそれぞれ見繕って、せめてお腹だけ冷えないようにとかけなおす
一番端にどっかり寝転がる退治人までかけ終わって、その顔を見る
いつも見慣れている、整った顔つき
今日ならなんだか許される気がしてそっととなりに滑り込む
天井を向いてくかくか寝ている横顔を眺める
長いまつ毛が綺麗だなとか、しっかりした鼻筋が美しいとか、分厚い胸板が上下するのが愛おしいとか、くふくふ観察した
1580side ドラちゃん
ギルドの慰労会にお呼ばれし、散々飲まされた挙句
流石にちょっと疲れたのでこっそり退出した
ちかくに死体部屋を用意してあったのも聞いていたので、ひとまずそこに避難する
襖をそっと開けると、いつもの面子がうんうん唸って転がっている
あーもう、みんな、適当なんだから
はだけた浴衣を見て、身震いしてしまう
その辺に転がってる上掛け布団をそれぞれ見繕って、せめてお腹だけ冷えないようにとかけなおす
一番端にどっかり寝転がる退治人までかけ終わって、その顔を見る
いつも見慣れている、整った顔つき
今日ならなんだか許される気がしてそっととなりに滑り込む
天井を向いてくかくか寝ている横顔を眺める
長いまつ毛が綺麗だなとか、しっかりした鼻筋が美しいとか、分厚い胸板が上下するのが愛おしいとか、くふくふ観察した
蚤のらくがき箱
DOODLE電車でにっぴきを見かけるモブになりたい電車にっぴき出先からの直帰。普段は使わない路線。夜も深まり人は疎ら。
(うわ、目立つ二人組)
失礼を承知で、しかし興味を引かれるままそっと視線をやってしまう。盗み見た先は高身長男性の二人組なのだが、格好がすごい。
一人は真っ赤なジャケットにこれまた真っ赤なつば広の帽子(今は車中だからか手元にある)、もう一人は全体的に黒っぽく、時代がかって貴族じみたスーツにマント、首にひらひらまでつける徹底振り。二人とも海外の血を思わせる容貌で、赤い方は銀髪のイケメン、黒い方はかなり癖のある黒髪に高い鼻、顔色の悪い……どこからどう見ても吸血鬼にしか見えない男だ。
舞台役者のような出で立ちの彼らが見慣れた電車内を背景にする様に脳がちょっと混乱した。何者なのだろう。俳優だろうと舞台を降りれば私服だろうし……、大道芸人?
3060(うわ、目立つ二人組)
失礼を承知で、しかし興味を引かれるままそっと視線をやってしまう。盗み見た先は高身長男性の二人組なのだが、格好がすごい。
一人は真っ赤なジャケットにこれまた真っ赤なつば広の帽子(今は車中だからか手元にある)、もう一人は全体的に黒っぽく、時代がかって貴族じみたスーツにマント、首にひらひらまでつける徹底振り。二人とも海外の血を思わせる容貌で、赤い方は銀髪のイケメン、黒い方はかなり癖のある黒髪に高い鼻、顔色の悪い……どこからどう見ても吸血鬼にしか見えない男だ。
舞台役者のような出で立ちの彼らが見慣れた電車内を背景にする様に脳がちょっと混乱した。何者なのだろう。俳優だろうと舞台を降りれば私服だろうし……、大道芸人?