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    #レトユリ

    Satsuki

    กราฟฟิตี้〇レトユリのちょっとした痴話喧嘩。
    大事にしたい どうして俺を置いていくなんて言うんだよ、と、お頭ことユーリス=ルクレールが声を荒らげているので、部屋の外で見張りに立っている部下たちははらはらと冷や汗をかきながら顔を見合わせた。
    「置いていくというか……きみに留守を頼みたいだけで」
    「パルミラへ外交に行くときは俺も連れていくって、あんた前からそう言ってたよな?」
    「それは……すまない、連れて行けなくなった」
    「だから、それがどうしてなんだって聞いてんだよ!」
     ユーリスのイライラとした声に、ベレトは心の隅で
    (怒るとこんな声も出すんだな)
     と密かに感心していた。だがそんな場合ではない。可愛い顔を怒りに歪ませて、伴侶がこちらを睨みつけているのだから。
     アビスにあるユーリスの私室には、実に彼らしい調度品が並んでいる。仕事机と、棚と、ベッド。酒と本、そして化粧品に鏡。ベレトは何故だかこの空間が結構好きなのだが、ユーリスはあまりベレトを歓迎しない。どうも自分の隠された内面を見られるようで恥ずかしいらしい。無論、地上にも伴侶としての彼の部屋をつくりはしたが、一向に引っ越してくる気配はない。ここが好きなんだ、と話したときのはにかんだような笑顔は今はどこへやら。きりきりと眉を釣り上げ、賊の頭らしい目つきでベレトを睨んでいる。外交に同行させるというかねてからの約束を破ろうとしている上に、理由を語らないのだから仕方がない。しかし、『理由を言わねえなら意地でもついていくし、一人ででもフォドラの首飾りを越えて行くからな』と言われてベレトはついに折れてしまった。
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    Satsuki

    เสร็จแล้ว〇士官学校時代の付き合ってないレトユリレト。天馬の節の最初くらい。猫の日だったので猫と二人……と妄想した結果の産物。
    明けの情景朝靄がガルグ=マク修道院をうっすりと覆う、静かな朝だった。ユーリスは夜明けの薄暗さに乗じて外から秘密の出入り口を抜けてアビスへと帰り着き、もう朝食の支度が始まっているであろう食堂へと向かっていた。七面倒くさいことに今朝の食事当番なのだ。そんなもの、本当に煩わしいならアビスに隠れてバックレて仕舞えばいいものを、仕事終わりにも関わらず律儀に制服に着替えてやってくるところが彼らしいと言える。ふあ、とあくびを噛み殺し、冬の冷たい空気で肺を満たす。今朝も冷え込んでいる。厚い外套の前を掻き合わせ、足を急がせた。
    昨夜の取引は妥当だった。これでまた、貧困に喘ぐ人を目の前から一人か二人、減らすことができるだろう。そのおかげで今日の授業中は居眠りをしてしまうだろうが勘弁願いたい。ユーリスはほとんど表情の動かない担任教師の顔を思い浮かべる。そういえば彼は最近髪の色が変わってしまったのだった。若草のような、そう、ちょうどあんな風に朝靄に溶け込むような色だ―――
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