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    S24243114_0102

    @S24243114_0102

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    DOODLEザライブ「…未来へ」に脳を焼かれているヒルマゲント限界オタクが脳内のイマジナリー神尾ジンさんを通して出力した怪文章。
    ジンさんのモノローグ。ほぼ全編捏造注意。細かいことは気にしないで下さい。

    え?たぶん彼はこれからもずっと亡くした相棒の事を引き摺るし思い続けるでしょうよ。墓参りの言葉から謝罪が消えて、他愛のない雑談と近況報告が増えるのだろう。
    あの世から心を込めて 相変わらず、ここは暗い。光の射さない空と底の無い足元、時間の流れも魂の存在も曖昧になるこの場所は、所謂地獄というヤツだ。ま、責め苦を受けるわけでも無ければ戦いが起こるわけでも無い、穏やかでひたすら無味な死後の世界と言った方が当てはまるかな。
     ここにやって来たヤツは、初めのうちはその魂を保っている。どうやら、現世でそいつの事を覚えている存在が多いほど、魂の輪郭を保てるみたいだ。時間が経てば人は死人を忘れていく。曖昧で、ぼんやりとしたかつての自我の欠片達が流れていく。
     俺?俺は…そうだな、死んでから結構時間が経ってるけど、まだ俺を保ってる。現世で未だに俺の事を引き摺ってるやつが居るんだ。俺の事をずっと覚えてて、ずっと悼んでくれている。それが誰かはわかってる。時たま、暗い空が割れて、あっちの声が聞こえる。またあのバカ、俺の墓の前で謝罪してる。いい加減前を向いて欲しいもんだ。
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    MOURNING今日の分の闇鍋(未完)
    昼にボヤいてたやつを活字化しようと努力した。無理。
    無題 死闘を辛うじて制し、膝をついたブレーザーは光の粒となって霧散した。空中に投げ出され、既に痛む全身を地上に叩きつけられた衝撃と激痛が包む。確実に、どこかの骨が折れる音がした。
     捌ききれなかった攻撃、腕で受け止めた光線…顔に飛んできた斬撃…今まさに痛みを感じている全てが、鮮明に記憶にある。この傷はブレーザーの傷、そして俺自信に刻まれてしまった傷だ。
     瓦礫の真っ只中に仰向けに転がり、濁った空を見上げた。視界の端が赤黒く霞んでいく。身体が動かない。これは助けを、呼ばなくては。

    《ゲント隊長!聞こえますか!ゲント隊長!》
     無線から部下たちの声が流れている。頭の中の妙に冷静な部分が、これはまたテルアキに怒られるな…などと呑気なことを考えはじめた。震える手でなんとか身体を起こし、座り込む形になる。が、それ以上はもう動けそうにない。既に感覚の無くなった左腕と、視界の端を赤黒いものが流れ落ちていく。不味い…かもしれない。グラグラと揺れる意識を必死に繋ぎ止めようと目を瞬いた時だった。身体の奥底、自分の中の自分じゃないところに激しい熱を感じたのは。
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    DOODLETwitterと支部には上げてたけど、こっちにも保管庫として置いておきます。
    ブレーザー世界の防衛隊、とあるモブ隊員の会話
    ウルトラマンの正体を薄々感づいてしまうモブたちのお話

    そりゃ重要な作戦行動中なんだし、通信記録はどこかに残されてると思う。しっかり見たら、気付くはず。
    ウルトラマン現出時に限って通信に居ない隊員が一人いることに。

    ウルトラマンブレーザー本編及び劇場版後のお話です。
    ある日の防衛隊、休憩時間の仮眠室「最近さ、俺思うんだ。ブレーザーって普段どこで何してるんだろうって。」
    「いきなり何?」
    「だって、怪獣現出時だけだろあいつが観測されてるのって。」
    「そりゃぁ宇宙人だし?宇宙にでもいるんだろうよ」
    「俺はレーダー観測員だ。探してたよしょっちゅう。でも地球付近の宇宙域をどれだけ探しても居ないんだ。」
    「あー、確かに。いつも飛び去る時に大気圏出るかでないかの辺でレーダーロストするなぁ」
    「だろ?普通はあの巨体を見失うなんてあり得ないんだよ。」
    「飛び去るフリをして実は地上に潜伏してる…とか?」
    「50mの巨人が?いやそれは無いだろ、絶対誰か気付くって。」
    「…小さく…なれるとか」
    「お前さぁ、質量保存の法則って知ってる?」
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    DOODLEゲントが窮地に陥った時、ブレーザーさんが彼の身体を借りて助けてくれた話
    ほぼほぼ捏造。
    細かい事は気にしないでください。

    Xでアンケート取った結果及び書いた人が生身スパイラルバレードに固執しているせいで哀れにも文字通り木っ端微塵に焼かれた宇宙人さんですが、基本ノーモチーフです。円谷作品にたまにいるなんか飄々とした感じの異星人的なやつだと思います。
    蒼と炎[クソッ何なんだあの人間!なんで動けるんだよ!]
    薄暗いビルの間、彼は今大いに焦っていた。簡単な仕事のはずだったのだ。この星には同業者はほとんど進出していないと聞いていたし、いわゆる防衛隊もさほどの規模ではないと。だがしかし、どうして気づかれたのだろうか、いつの間にやら複数の尾行者がついてきていた。

    何とか振り切ろうと慣れない街を走り回り、大半の追っ手を撒いたはずだった。ただ一人、執拗に追ってくるその男に気づいたのは、日が傾き辺りを薄闇が覆い始めた頃だった。捕まると後々面倒だ、一人だけなら何とか対処できるか、そう考えた彼は追っ手を誘い込むことにした。手持ちの端末で周囲をスキャンし、人気のない場所へ向かう。喧騒から離れた路地裏、端末のジャミング機能が十分に働いていることをを確認した彼は、追っ手の方に向き直った。
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