Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🙏 ❄ ⛩ 🌸
    POIPOI 24

    らいか⛩

    ☆quiet follow

    記憶喪失K暁です
    続きません!続かないです…!多分…!

    #K暁

    あの日は雨も酷く1日気分の悪い事ばかりで苛立ちが募っていた日で、だからといってあの時距離を置いてしまった自分を責め続ける事をやめれなかった。
    本来は隣にいた優しい笑顔を向けてきた彼は今側にいない。いないのだ…。ずっと、そばにいたのに…。
    そうなったきっかけは数ヶ月前に遡る……。

    嫌な依頼ばかりで疲れていたKKは雨も相まって気分が沈み煙草もふやけ数本はダメにした。
    舌打ちを零し煙草が入った箱をゴミ箱に荒々しく捨て本日最後の依頼を遂行する為現場に向かう。
    現場に着くと既に相棒の暁人は現場に居て霊視を行なっていた。
    暁人はあの夜程エーテルが扱える訳じゃなかった為専ら弓を主にKKの援護を担っていた。
    KKは暁人に近付くと足音に気付いたのか暁人がKKに目線を寄越し笑顔を向ける。

    「KK、お疲れ様」
    「あぁ。」

    暁人に会えたというのに何故かKKの気分は晴れずまた暁人のその持ち前の明るさが逆にKKの神経を逆撫でした。
    暁人はKKの様子に気付いたのか首を傾げていたが特に何か言うでもなく依頼を遂行していく。
    そろそろ終わりが近づいてきた頃簡単な筈だった依頼がとても面倒な依頼に変わった。
    何故ならマレビト達が我先にとKK達の方へ襲い掛かってきたからだ。
    暁人はマレビトから距離を取り弓を構えKKは苛立ちが少しでも半減するだろうと暁人を気にせずマレビトを倒していく。そして残り僅かという時事件は起こった。
    いつもと違う戦い方をするKKに暁人が動揺しそして雨が降り視界が悪かったせいで手元が狂いKKの頬を矢が掠めてしまっのだ。
    それでもマレビトは襲い掛かってくる。KKは舌打ちをして一気に片付けた。

    「KK!ごめん!だいじょ「おいおい、雨のせいで手元が狂ってたんじゃ後ろ任せらんねぇだろ」…え…?」

    他にもマレビトがいないか確認しつつ暁人がKKに近づきながら声を掛けるも言い終わる前にKKが言葉を重ね暁人はピタリと歩みを止めた。

    「エーテルも使いこなせねぇ、弓も使いこなせねぇ、一体お前に何ができるんだ?」
    「そ、れは…」
    「…チッ…もう良い、お前はもう帰れ、役にたたねぇ奴は必要ない」

    それだけ言うとKKはさっさと先に進み取り残された暁人は弓を持つ手を強く握り締めた。
    暁人と話ができた最後の日だった。

    翌日KKはあまりにも大人気ない対応をしてしまった事を後悔し暁人がアジトに顔を見せに来たら謝ろうと今か今かと待っていた。
    だが、扉が開くことも暁人から連絡が来ることもなかった…。
    すると近くでガサガサ何かを探る音がしてそちらの方を見ると凛子が何かを探しているのが見えた。

    「どうしたんだ?」
    「五月蝿くしてすまないわね、ここにあの研究所の資料置いてあったと思うんだけど知らない?」
    「知らねぇな、エドが持ってったんじゃねぇか?」
    「そうだと良いんだけど…あの研究所良い話聞かないから暁人くん達に見られる前に処分しようと思ってたのよ…」

    それを聞いた瞬間なぜか胸騒ぎがした。
    凛子が言う研究所とは最近エーテル等の研究を始めたらしくそれだけなら聞こえは良いし別に問題視する必要もない。だがやり方に問題があった。それはエーテルを扱える適合者を痛めつけたり怪しい薬を飲ませてエーテルが枯渇するまで排出させたり…しかもその薬も安全なものではなく何かしらの後遺症患っていたりと被験者を人間扱いしないと裏では有名で警察も何度か動いていたのだ。それを暁人が見ていたら…。
    KKは急いで麻里に連絡をかける。数回コール音が鳴った後「もしもし?」と麻里の声が聞こえた。

    「暁人は!暁人はそこにいるか!?」
    『え?お兄ちゃん?お兄ちゃんなら暫く家に帰れないって…』

    それを聞いた瞬間推測が確信に変わった。
    暁人は見つけてしまったのだ、あの研究所の資料を。そして、KKのあの一言が暁人を傷付けそして研究所に行く決心を付けさせてしまったのだと…。

    「いつ帰ってくるか言ってたか?」
    『1ヶ月は帰れないって…お兄ちゃん…大丈夫ですよね…?』

    あまりにも切羽詰まったKKの声に何かを感じ取ったのか麻里は電話口でも分かるほど不安そうな声を出していた。
    だがKKは大丈夫だと声を掛けれず曖昧な返事を返し電話を切ってしまった。

    「KK…?麻里ちゃんはなんて…?」
    「暁人が…研究所に向かったかもしれねぇ…」

    それだけを伝えるとKKはソファーに力なく座りあの時の行動を後悔する事になった。
    それが数ヶ月前の出来事だ。暁人が帰ってくるだろう日にちに連絡をしたが電源を切ってるのか一向に繋がらず不安が募る一方でそんなKKに凛子はそんなに心配なら探せば良いじゃないとKKを外に放り出した。
    そんな凛子も暁人の事が心配で仕事に手が付かなかったりしたのはここだけの話だが…。
    外に放り出されたKKは暁人に取り憑いた場所「スクランブル交差点」へ無意識に来ていた。
    そして人混みの中に見慣れた背中を見つける、そう、暁人だ。KKは慌てて人混みをかき分け暁人の手首を掴む。

    「暁人!」

    突然捕まれた暁人は驚きの表情を見せながら振り向きそして一言、こう言った。











    「誰ですか…?」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖😭😭💘👍👍👍👍👍💞❤💕😭😭😭😭😭😭💞💞🍡💖👏👏☺❤💖❤❤😭😭😭😭😭🙏💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
    1239

    related works

    recommended works