Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    えまこ練習中

    @mobr10014
    練習中ですモブ霊が好きです
    リアクション下さった方、わざわざありがとうございます🙇‍♀️精進できるよう頑張ります🙇‍♀️

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 21

    えまこ練習中

    ☆quiet follow

    1125(2842)
    今日のお題は【冷たい左手】です。
    #お題ガチャ #cp向けお題ガチャ

    冷たい左手霊幻新隆の経営している霊とか相談所には、表向きはお手伝いの小学生である弟子が唯一の従業員としている。霊幻は出会った当初「茂夫くん」と呼んでいたが、「モブ」というあだ名があることを知ってからは、モブと呼んでいる。
    モブは本物の超能力者だ。霊幻はモブでなければ除霊できない案件は、モブを電話で呼び出したり、モブを連れて出張したりして、日々を過ごしていた。

    出会ってからはじめてのとある冬の日。その日は寒い寒い日だった。昨日の天気予報では雪が降るかも……なんてキャスターが言っていた。
    ホンモノでない案件だったことと、調味市から少し離れた現場だったため、休日のモブを連れていくことを迷った霊幻は、本人にどうするか聞いてみた。すると行きたいと言ったため、その日はモブを連れて行くことにした。
    霊幻としてもこの案件は手があればあるほど良いと思っていたため、モブの同行はとても助かった。
    無事に半年に一回の蔵(掃除)除霊が完了し、これから調味市に戻ろうとしていた。

    「結構冷え込むな……モブ寒くないか」
    「はい。大丈夫です」
    時刻は夕方に差し掛かり、寒さがより一層強まってきた頃だった。霊幻はモブの小さな手が寒さで真っ赤になっていることに気付いた。
    「モブ、手赤くなってるぞ。手袋はどうした。いつも赤いの持ってなかったか?」
    「持ってたんですけど、片方なくしてしまってこれしかないんです」
    モブはモコモコしたダウンのポケットの中から、片方の手袋を出して見せてくれた。
    「あぁ〜右手だけあるってことか……まぁ手袋は失くしやすいからなぁ。仕方ないよな。とりあえず右手に手袋つけとけ 」
    霊幻はそう言って、モブに手袋をつけさせた。そしてほらとモブに右手を差し出してくる。
    モブはその差し出された大きな右手に、手袋のない真っ赤になったままの左手を重ねた。

    「あったかい……」
    「だろ……?」
    霊幻がニヤッとする。
    「こんなに寒いのに、なんで師匠の手はあったかいんですか?」
    「そりゃお前、俺くらいの力があるとこんなことも朝飯前な訳よ 」
    「はぁ……そうなんですか 」
    霊幻はモブの小さな左手がだんだんと温まってくるのを感じてホッとした。




    「新隆さん、今日はほんと寒いですね 」
    鼻を赤くしながら隣を歩くモブは、今やもう目線がほとんど霊幻と一緒になっていた。
    コンビニに行こうと、二人は暖かいぬくぬくした部屋から出てきたところである。
    すぐ近くだからとサッと準備をして出てきてしまった。今日は思いの外冷え込んでいて、暖かい部屋に慣れた身体にはより一層寒さが身にしみる。

    「あぁ、ほんとに寒いな。手袋持ってくればよかったな 」
    そう言って両手を擦り合わせて、息を吹きかける。
    「新隆さん手が真っ赤ですよ 」
    モブが霊幻の赤くなってしまった手を包み込む。
    「あれ? お前の手あったかいな 」
    「僕の手は、新隆さんの手を温めるためにあるんですよ 」
    「お前……よくそんな恥ずかしいこと言えるな。どこで覚えてくるんだよ。ほんと……」
    寒さのせいなのか、はたまたそうじゃないのか、霊幻は顔を赤くして小言を並べた。
    モブは霊幻の冷たい手を包み込みながら、その左手の薬指にある光輝くモノを撫でて、存在を確認をして微笑んだ。

    おわり
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    えまこ練習中

    MEMOこちらは現在の私の気持ちです。内容は自分に直接関わるモ関連のことのみです。一番の被害者は奥様と理解しています。でも作品の名前で顔出ししてプロモーションなどを行っている中で事務所はもちろん、作品関係者、そして自身のファン、作品のファンも被害者と言っていいんじゃないかと思っています
    自分の気持ちは昨日とはまた異なっています。昨日までは受容しきれてなくてレは○井さんしか考えられないって思ってました
    SKRIさんについてR4.10.27

    信頼回復はないよ

    現状のキャラは続投かもしれないけど、どうしたってチラつくし、それは作品に泥を塗ってる

    新しい仕事はないと覚悟した方がいい


    モ見たって好きだけどやっぱり
    どっかで、あーってなっちゃうんだよ
    だって作品のプロモーションしてたし、私にとってレは【○井さん】だった

    多分私、○井さんのことよく知らなすぎて、勝手に人物像作ってたみたい
    思ってた以上に櫻井さんのこと好きだったんだな……って感じてる。
    別に追っかけしてた訳じゃないけど

    他にもうまい声優さんいっぱいいると思う、もしモ側が声優変える(ないと思うけど)っていうなら喜んで受け入れたい
    までこの件について受容してる


    正直言って、スピンオフの映像化、OVAの可能性は限りなく0になったと思う
    867

    えまこ練習中

    TRAININGシ〇イシティのワンドロライお題6 桜

    あまりにも綺麗なその訳をの前日譚です。

    個人的に盛り上がってしまい、前日譚も作ってしまいました。
    出来は拙いですが、自分の興奮するネタだったようです笑

    本編の方との噛み合いから、本編も修正すると思います。
    前日譚の方もちょこちょこ修正するつもりです。R4.7.20モブside修正
    あまりにも綺麗なその訳を〜前日譚〜霊幻side

    あ〜あ、しくじっちまったな。
    俺はきな臭い案件をやめとけばいいものを一人で立ち回り、完全にしくじっちまった。
    俺はまんまと殺されて、今、俺の存在なんてなかったかのように後処理されてるところだった。どこだか分からない場所に、けして小さくはない俺の身体は運ばれて、大きな木の下に必死に掘られた穴に入れられている。
    お前、素人じゃないだろ……もっと深く埋めてくれよ。そんな深さじゃダメだろ。
    なんて客観的に思ったけど、こんな知らない場所に深く埋められたら、誰も俺を見つけることはできないだろうな……。俺の身体は誰にも見つからずに朽ち果てるのか。それもまた人生……ってか。

    何年か前であれば、いつ死んだっていいって思ってた。でも今こうして成仏できてないことからも分かるように、俺は未練がある。それがなんなのかも分かる。
    6167

    related works

    recommended works

    koyubikitta

    DOODLE貴方は時間があるなら『膝枕をして照れている早野のゆかくら』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
    #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/524738

    親知らずが痛い皋のためにうどんを柔らかめに茹でる昏見
    #お題ガチャ #男ふたりの色んなシーン https://odaibako.net/gacha/1739?share=tw
     いつも通り昏見は皋宅に忍び込んだ。
     そしていつも以上にむっすりした表情の皋にどうしたのか、と聞いて、返答が返ってきたとき、昏見は泣きそうになってしまった。
    「おひゃしらつがいはい」
     信じがたい滑舌である。
     あの皋所縁が!
     奥歯に物が挟まったような言い方って実際にあるとこんなにフニャフニャなんですね録音して逆タイムカプセルに詰め込んでイケイケだったころの所縁くんに聞かせてあげたいですきっと泣いて喜びますよ、と返してあげると、皋は不機嫌そうな顔をしたけれど何も言わなかった。
    『おひゃしらつがいはい』
     昏見の最新式・皋翻訳機だからこそ意味が分かる。つまり、
    「親知らずが痛い」
     ということである。
    「うーん、親知らずって懐かしいですね。私も昔は毎日屋根の上に投げてましたよ。痛いって事は変な生え方をしているんじゃないですか? はい、あーん」
    1616