足掻いて、足掻いて、そして、約束は守るから 一体、この地獄はいつになったら終わってくれるのだ?
「なん、だよ……あれ……」
突然蘇ってきたあの時死んだはずの死者たち、皆口では逃げろ、と言っていたがこちら側を攻撃していた。見た目は天使のような輪っかを頭に浮かべていたのに、やり方はまるで悪魔のような、まるでコントロール出来てないように、人達を、かつての仲間である自分達を殺しにかかっていた。
その時だ、上空に大型分霊が現れた。その分霊は、今まで自分たちが生死をかけて討伐してきた大型分霊の非でもないほどの存在だった。あれを倒せというのか? 高月上層部は完璧に破壊されたと誰かが話しているのを耳にした。侵入できないと思っていたのだが、この混乱で誰か侵入したのか? と瑞季は思ったが、それよりもと改めて刀を構えた。
1865