8/30🆕💚💛(タイトルなし)「久しぶりの羅浮だけどさ、タイミング良く祭があるなんてラッキーだったな」
「ああ」
「あれ電球型ソーダだって。ライトで光ってるけど、これ中身豆汁だよな。それともフレーバー違うのかな?試してみる?」
「……ああ、」
「……俺って誰もが羨む美少女だよな」
「…………そうだな」
頷いたところで、数歩先を歩いていた穹が立ち止まって振り返った。
言葉に表すなら「むむっ」という表情を浮かべて。
「丹恒〜!」
ずんずんとわざと大袈裟に歩いて戻ってきたかと思えば、俺の両頬をむにっと掴んで唇を尖らせる。
「もうさ〜……眉間!しわ!!!だめ、ゼッタイ。かっこいい顔が台無し……にはならないけど」
めっ、と嗜める穹の手に触れると、俺はもう一度頷いた。
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