NekoNeko8840
MAIKINGルーン君の純粋な死ネタ泣いたら強制終了
ルーン君死ネタ(著者が泣いたら強制終了)「これからは、ずっと一緒だよ」
その約束が断ち切られたのは、あまりにも突然の出来事だった
数日前までは確かにあったあの笑顔、あの暖かさ、あの楽しさが…今、この目の前では氷のように冷たく眠って、生気が無い
ルーン「キミ、いつまでも寝てないで、そろそろ起きたらどうだい?」
優しく声をかける
「.........」
ルーン「ほら、もう朝だよ…3回目の…」
声が微かに濁り始める
「.........」
返答は無い
ルーン「どうして、キミは目を覚まさないんだ?なぁ…答えてくれよ…」
声を震わせながら"それ"の頬に手を当て、覗き込んだ
ルーン「........」
ルーン「…もう…見る事はできないのか…?」
ルーンの目から何かが零れ始めた
352その約束が断ち切られたのは、あまりにも突然の出来事だった
数日前までは確かにあったあの笑顔、あの暖かさ、あの楽しさが…今、この目の前では氷のように冷たく眠って、生気が無い
ルーン「キミ、いつまでも寝てないで、そろそろ起きたらどうだい?」
優しく声をかける
「.........」
ルーン「ほら、もう朝だよ…3回目の…」
声が微かに濁り始める
「.........」
返答は無い
ルーン「どうして、キミは目を覚まさないんだ?なぁ…答えてくれよ…」
声を震わせながら"それ"の頬に手を当て、覗き込んだ
ルーン「........」
ルーン「…もう…見る事はできないのか…?」
ルーンの目から何かが零れ始めた
SuzukichiQ
MAIKINGこれ(https://poipiku.com/1014695/8097738.html)の続き。何がどう続きなのかはまだ言えないけど続き。ある中長編の導入です。
※タイトルは仮
【龍羽】未分化(続き) なにかが裂けるような音で目覚めた。
それがいったい何の音だったのか、もう分からない。耳のそばで確かに聞こえた、裂けるような破れるような少し高くて短い音。布や紙のようだと思ったが、断定はできそうになかった。
自然とまぶたが持ち上がる。視界の先で、あかりが消された部屋の闇のなかで、白いはずの天井とランプシェードがぼんやり見えていた。あたりは静かで、人の足音や声や衣擦れは聴こえてこない。外もただただ風がふいているくらいで、海が遠いから波音も届いてこなかった。
状態を起こした。見下ろすと、自分の身体に被っている布団がある。手でふれてみたが、布が裂けている様子もなさそうだし、近くに紙が落ちているようでもなかった。耳に届いたあの音はいったい何だったのだろう。
2526それがいったい何の音だったのか、もう分からない。耳のそばで確かに聞こえた、裂けるような破れるような少し高くて短い音。布や紙のようだと思ったが、断定はできそうになかった。
自然とまぶたが持ち上がる。視界の先で、あかりが消された部屋の闇のなかで、白いはずの天井とランプシェードがぼんやり見えていた。あたりは静かで、人の足音や声や衣擦れは聴こえてこない。外もただただ風がふいているくらいで、海が遠いから波音も届いてこなかった。
状態を起こした。見下ろすと、自分の身体に被っている布団がある。手でふれてみたが、布が裂けている様子もなさそうだし、近くに紙が落ちているようでもなかった。耳に届いたあの音はいったい何だったのだろう。
dckanata
MAIKINGhgにとって,その任務の中で死ぬことは,任務の失敗に等しい.mtが4年後に解決されれば、友人を助けることになる。もちろん最后はみんな,果を知っていたが、mtにとっては相手と当然対できるチャンスをつかみ、この爆弾を解き放ち、爆弾犯を逮捕することは、hgの未完成の望みを解き放つことに他ならない(爆弾=>錠前を外すこと)。
多分このコンセプトなので、最後にmtさんがhgさんに会ったと思います(思います
Kakitu_prsk
MAIKING今私こんなの書いてるんですよ、な序章置き場(未校正・変更可能性あり)"天馬司之助の物語"に憧れた現代の少年・天馬司が、ひょんなことから童話の真実たる悲劇の結末を知り、千年の絶望に苦しむ神獣たちの傷を癒しに行くお話。
※F/F/14のサブクエ「四聖獣奇譚」をリスペクト
※正月🌟バナー1話読了推奨
※残酷描写・司之助の物語に救いがない(現状)
※🎈🌟強めの🎪🌟、🌟も🌟之助も愛され 31818
kipponLH
MAIKINGラブレター第三弾です。戦後です。 こんにちは。最後にお会いしたのはいつだったでしょう。ああ、そうだ。式典の時でしたね。連合国から第三次和平派遣大使を招いた時の、それを記念した式での席でした。港での開催でしたから天気が心配でしたが、終日晴れで本当によかった。
あの日は賑やかでした。マーレからいつもやって来るアルミンやジャン、コニーたちだけじゃなく、兵長も来ていました。兵長はあの時、天と地の戦い以来初めてこの島に戻って来たんでしたね。そうそう、それでコニーなんかえらくはしゃいじまって......コニーはマーレで兵長と仕事してるんでしょう?それなのにあんなに喜んで......兵長がこの島に戻って来られたことがよっぽど嬉しかったんでしょうね。
6543あの日は賑やかでした。マーレからいつもやって来るアルミンやジャン、コニーたちだけじゃなく、兵長も来ていました。兵長はあの時、天と地の戦い以来初めてこの島に戻って来たんでしたね。そうそう、それでコニーなんかえらくはしゃいじまって......コニーはマーレで兵長と仕事してるんでしょう?それなのにあんなに喜んで......兵長がこの島に戻って来られたことがよっぽど嬉しかったんでしょうね。
きくのた
MAIKINGkktさんとベランダで語る夜※kktと夢主が同じ会社
※なんでもありな人向け
味 冬のある日。
職場の仲間たちと、菊田さんの家で飲むことに。
初の飲み会が上司の家って大丈夫かな…と不安と緊張、そして少しの期待に手を強張らせる。
菊田さんはよく家に人を呼んでいるらしい。と言っても、大人数でパーティーという類ではなく、気心の知れた人を二三人、多くても四五人呼びお酒を飲むのだそうだ。
今日は五人。うち、私以外は以前も菊田さんの家に招かれたことがあるという。私は転職してきたばかりで当然菊田宅にあがるのは初めてだが、菊田さんとは直属の上司ということもあり、よく話していた。
いつもの通り、何気なく話していたら菊田さんから今度うちで飲み会やるから来ないか、と誘われた次第だ。
「じゃあ、○○さん初参加ということで、いらっしゃい!」
2004職場の仲間たちと、菊田さんの家で飲むことに。
初の飲み会が上司の家って大丈夫かな…と不安と緊張、そして少しの期待に手を強張らせる。
菊田さんはよく家に人を呼んでいるらしい。と言っても、大人数でパーティーという類ではなく、気心の知れた人を二三人、多くても四五人呼びお酒を飲むのだそうだ。
今日は五人。うち、私以外は以前も菊田さんの家に招かれたことがあるという。私は転職してきたばかりで当然菊田宅にあがるのは初めてだが、菊田さんとは直属の上司ということもあり、よく話していた。
いつもの通り、何気なく話していたら菊田さんから今度うちで飲み会やるから来ないか、と誘われた次第だ。
「じゃあ、○○さん初参加ということで、いらっしゃい!」
SuzukichiQ
MAIKING石化の時代よりも前に邂逅している2名の話。中長編の導入。※タイトル仮です。
【龍羽】未分化 相模湾から船で約二時間。
本州を出て海上を東に進み、水平線でも陸地が見えなくなって暫くしたころ、小さな島々が現れる。多くの日本人が名前すら知らないような島のあつまりだった。日本にある島の数は実に約六千八百、位置や島名については公表されていないものも沢山あるというのだから、地図には載っていないような島々があってもおかしくない。
そうした島のうち、龍水はひとつを所有していた。無人島として浜辺や森しか当時なかったその島に、自分のための別荘を建てている。娯楽用の設備はないし、電気もガスも通っていないが、海を楽しむには充分だし、フランソワがいれば食事に困ることもなかった。自分と同じように海が好きな友人や客人をときどき招き、マリンスポーツやキャンプを楽しむために使っていた。
5720本州を出て海上を東に進み、水平線でも陸地が見えなくなって暫くしたころ、小さな島々が現れる。多くの日本人が名前すら知らないような島のあつまりだった。日本にある島の数は実に約六千八百、位置や島名については公表されていないものも沢山あるというのだから、地図には載っていないような島々があってもおかしくない。
そうした島のうち、龍水はひとつを所有していた。無人島として浜辺や森しか当時なかったその島に、自分のための別荘を建てている。娯楽用の設備はないし、電気もガスも通っていないが、海を楽しむには充分だし、フランソワがいれば食事に困ることもなかった。自分と同じように海が好きな友人や客人をときどき招き、マリンスポーツやキャンプを楽しむために使っていた。
arare_step
MAIKINGエラスレ(4号スレ)二人が魔女のファンタジ~風謎設定パロ設定詰めている途中なので細かいこと気にしない人向けです
魔女の婿取り 街が騒がしい。鎧で走り回る兵士の足音が耳障りで、エランは眉をひそめた。
「逃げたぞ、追え!」
どうやら捕り物中らしいが、住民にとっては迷惑なだけだ。井戸で水を汲んでいると、同じように兵士を見ていた子供と目が合ったが、母親らしき人影が強く手を引いて逃げるように去っていく。その対応に何を感じることもなく、エランは背を向けた。
この街で生きる魔女に向けられる感情は、ほとんど恐れと侮蔑のどちらかだ。今でこそエランは人並みの生活をしているが、それは呪いで縛られ、管理されているからであって、自由を許された訳ではない。
人は異物を恐れる。エランたちを縛り上げているのもまた四人の魔女だというのに、枷をはめられた魔女を見てあからさまに安堵する住人たちは、捕らわれた側から見てもいっそ滑稽だった。
5867「逃げたぞ、追え!」
どうやら捕り物中らしいが、住民にとっては迷惑なだけだ。井戸で水を汲んでいると、同じように兵士を見ていた子供と目が合ったが、母親らしき人影が強く手を引いて逃げるように去っていく。その対応に何を感じることもなく、エランは背を向けた。
この街で生きる魔女に向けられる感情は、ほとんど恐れと侮蔑のどちらかだ。今でこそエランは人並みの生活をしているが、それは呪いで縛られ、管理されているからであって、自由を許された訳ではない。
人は異物を恐れる。エランたちを縛り上げているのもまた四人の魔女だというのに、枷をはめられた魔女を見てあからさまに安堵する住人たちは、捕らわれた側から見てもいっそ滑稽だった。