いさおか
MAIKING⚠️特殊設定注意⚠️ベースは清三ですが、清正と三成の娘(オリキャラ)がメインのお話です。見た目はほぼ三成だと思って下さい。
宗茂と娘のアカン描写が一瞬出てきます。それゆえ若干、宗茂→三成っぽい感じも。
清三的にはハッピーエンドではありません。
ざんか。 慶長十六年夏の朝、男手ひとつで私を育ててくれた父は、肥後の屋敷で静かに息を引き取った。その日は酷く蒸し暑く、自慢の柔らかな栗色の髪はしっとりと汗に濡れ、頬に沿うようにひたりと張り付いていた。それはまだ私が十を数える年の頃の話だ。鮮明に記憶に残っているのは、意識を朦朧とさせながら私の手を取り握り締めた父が、私の顔を見ながら「みつなり」と私の名ではない誰かの名を呼んだことだった。その名を呼んだ後、父は何かを呟くように口を動かしたが、けたたましく鳴き始めた蝉の声に掻き消され、結局父が何を言ったのかは分からなかった。
母についての記憶はない。
物心ついた頃から、私に家族と呼べる存在は父しかいなかった。他には、父の幼馴染である正則おじさんが時々家に来たり、絵物語に出てくる美しい帝のような顔をしたお兄さんに遊んでもらった記憶があるだけだ。
6880母についての記憶はない。
物心ついた頃から、私に家族と呼べる存在は父しかいなかった。他には、父の幼馴染である正則おじさんが時々家に来たり、絵物語に出てくる美しい帝のような顔をしたお兄さんに遊んでもらった記憶があるだけだ。
むくげ
MAIKING被観測者シリーズのフリの演説シーン。細切れに書いて繋げるやり方どうなんだ。
壇上に立ったフリスクはマイクを少し調整した後、手にしていた原稿用紙をチラリと見て、そしてそれを小さく畳んでしまった。
白いパンツスーツ姿のフリスクは、もともと細身で小柄だというのに、大勢の人間達に囲まれ、広い壇上でますますちっぽけに見える。
深呼吸をして唇を引き結び、聴衆の中の一点をまっすぐに見つめ、
そして明確に、誰かに向けて微笑んだ。
「…まず、少し砕けた言葉を使うことをお許しください。ご覧のとおりわたしは子供…ガキンチョで、これからお話することはわたしの友人たちについてのことです。
いま、世界中の人間の皆さんはとても戸惑っているのではないかと思います。
姿形が違い、文化も違う。突然押し寄せた隣人を愛せよと言われても困る。そうだと思います。
1532白いパンツスーツ姿のフリスクは、もともと細身で小柄だというのに、大勢の人間達に囲まれ、広い壇上でますますちっぽけに見える。
深呼吸をして唇を引き結び、聴衆の中の一点をまっすぐに見つめ、
そして明確に、誰かに向けて微笑んだ。
「…まず、少し砕けた言葉を使うことをお許しください。ご覧のとおりわたしは子供…ガキンチョで、これからお話することはわたしの友人たちについてのことです。
いま、世界中の人間の皆さんはとても戸惑っているのではないかと思います。
姿形が違い、文化も違う。突然押し寄せた隣人を愛せよと言われても困る。そうだと思います。
nyankotamiki
MAIKINGダショファンタジーパロ途中まで(司愛され予定)。えむちゃんとの出会い編。えむちゃんが語り部だと解釈違いしか起こさなくてしんどい。観覧車は公式さんのイメージなだけで特に意味はない。 7
lodriguess_
MAIKING何の推敲もしていない。続き書いたら更新する
セラ凪出られない部屋「媚薬を10本飲まないと出られない部屋」
そうでかでかと看板が掲げられた部屋に二人は閉じ込められていた。
6畳ほどのスペースにセミダブルサイズのベッド、そしてその横には小さなサイドテーブルが1つ置いてあり、テーブルの上にはピンク色の液体が入った小瓶が並んでいる。
合計10本あるうちの8本は既に中身が無くなっていて、1本はちょうど四季凪が口を付けているところだった。
小瓶を傾けるととろりとした液体が流れ込む。
甘い。熱い。甘い。
アルコールに似た痛みを感じながら液体を嚥下する。瓶から唇を離すと、微かに手が震えていた。
「凪ちゃん、飲み終わった。俺にももう1個ちょうだい。」
ベッドの端に腰掛けるセラフが声をかける。
741そうでかでかと看板が掲げられた部屋に二人は閉じ込められていた。
6畳ほどのスペースにセミダブルサイズのベッド、そしてその横には小さなサイドテーブルが1つ置いてあり、テーブルの上にはピンク色の液体が入った小瓶が並んでいる。
合計10本あるうちの8本は既に中身が無くなっていて、1本はちょうど四季凪が口を付けているところだった。
小瓶を傾けるととろりとした液体が流れ込む。
甘い。熱い。甘い。
アルコールに似た痛みを感じながら液体を嚥下する。瓶から唇を離すと、微かに手が震えていた。
「凪ちゃん、飲み終わった。俺にももう1個ちょうだい。」
ベッドの端に腰掛けるセラフが声をかける。
G9heKb
MAIKING8/2 右側に幼少ミカオルとぬいを足したいところですが失敗したら悲しいしなぁと悩み中。ちゅが可愛く描けたと思うので変に足さずにこのまま行こうかなぁ。でも幼少は足したいな…。
て、、右目にハイライトが!消さねば!!!
もちミカさん画像検索して改めて見たら記憶の3倍くらい雄で笑った。めっちゃ雄やん。キリッとしすぎじゃない?
8/4 なんとかなった!ぬいはやめておこう。 2
bhrnp
MAIKINGリカクー……になってない。段々と厭味の応酬が板に付いてきたな 単なる趣味と理想です。「お疲れだね?」
いつにも増して黒色が濃くなった目元に向かって話し掛けていると思わしき失礼な視線は、覗き込まれた張本人の錯覚ではないのだろう。何故ならこの男は時折、真正面から失礼な生態を惜しげもなく晒してくるから。そんな認識をしているリカオもまた不躾な生き物である事には変わりないが、誰しも己については棚に上げてしまうものなのだ。
「何の用だ……です」
「流石リカオ、話が早いね」
普段なら。面倒見の良いウララギや何だかんだで他者を気に掛けているジャロップなどとは違い、リカオが疲労困憊だろうが何だろうが自分から労わるような真似をしないクースカの、らしからぬ態度。良からぬ企ての気配を咎めた弁護士に、悪びれもなくビジネスライクな返答が為される。
513いつにも増して黒色が濃くなった目元に向かって話し掛けていると思わしき失礼な視線は、覗き込まれた張本人の錯覚ではないのだろう。何故ならこの男は時折、真正面から失礼な生態を惜しげもなく晒してくるから。そんな認識をしているリカオもまた不躾な生き物である事には変わりないが、誰しも己については棚に上げてしまうものなのだ。
「何の用だ……です」
「流石リカオ、話が早いね」
普段なら。面倒見の良いウララギや何だかんだで他者を気に掛けているジャロップなどとは違い、リカオが疲労困憊だろうが何だろうが自分から労わるような真似をしないクースカの、らしからぬ態度。良からぬ企ての気配を咎めた弁護士に、悪びれもなくビジネスライクな返答が為される。