ひまわり
REHABILI2023年のクリスマス用に書いたお話です。れんサンタの贈り物無限列車の戦いの後ここに来た。
生前と同じ町並みで、いつも暖かく皆穏やかに過ごしている。
傷を負った体も綺麗になり、今は自由に走り回る事も出来る。
この世界にずっと居ると、嫌な思いがだんだんと薄れていき、楽しかった事や幸せと感じていた本来の姿へと戻っていく不思議な世界。
屋敷では母上と2人一緒に過ごしている。
幼くして残してきた千寿郎や父上の事を、母上はいつも心配をしていた。
しばらくして胡蝶や時透、甘露寺は伊黒と手を繋ぎかわるかわる会いに来てくれた。
最後の戦いの話を聞いた。
その話を聞いた住民達は、時透達を歓迎し昼夜問わず何日も宴が続いた。
目の錯覚なのか、時透が二人いるようにみえた。
父上の事を聞き、母上は安堵した表情を浮かべていた。
2927生前と同じ町並みで、いつも暖かく皆穏やかに過ごしている。
傷を負った体も綺麗になり、今は自由に走り回る事も出来る。
この世界にずっと居ると、嫌な思いがだんだんと薄れていき、楽しかった事や幸せと感じていた本来の姿へと戻っていく不思議な世界。
屋敷では母上と2人一緒に過ごしている。
幼くして残してきた千寿郎や父上の事を、母上はいつも心配をしていた。
しばらくして胡蝶や時透、甘露寺は伊黒と手を繋ぎかわるかわる会いに来てくれた。
最後の戦いの話を聞いた。
その話を聞いた住民達は、時透達を歓迎し昼夜問わず何日も宴が続いた。
目の錯覚なのか、時透が二人いるようにみえた。
父上の事を聞き、母上は安堵した表情を浮かべていた。
eaureka
REHABILINight Time Wind-down DayTezEvery morning, when Daybit wakes up, the sunlight falls on his face.
Gentle, warm sunlight. Like a little nudge to his side, urging him to get up, yet doesn't want him to leave the bed so early.
He greets the sunlight by running his fingers through it. Playing with the tip of its strands. Admiring its unchanging luster, as if unaffected by the passing of time.
903Gentle, warm sunlight. Like a little nudge to his side, urging him to get up, yet doesn't want him to leave the bed so early.
He greets the sunlight by running his fingers through it. Playing with the tip of its strands. Admiring its unchanging luster, as if unaffected by the passing of time.
夕映(ゆうえ)
REHABILIお正月ボイスかわいかったね~!という話ひたすら好きな女に甘い晶とかれぴとイチャイチャしたいオエ
当社比でめちゃくちゃ甘ったるい女に仕上がったなと満足しています
※便宜上女って言ってるだけで男同士のままイチャイチャしている話です
「ねえ。あれやろうよ。おまえの顔をバラバラにして組み立てるやつ」
「俺の顔をバラバラにして組み立てる……?」
新しい年が始まってすぐの昼下がり、談話室に連れ込まれたかと思えば、唐突な提案に意味がわからず思わず首を傾げた。いくら二人きりとはいえ、誰が来るかわからない談話室のソファに座らされてその上に乗られている状況というのも手伝って、まともな答えが浮かんでこなかった。
「ほら、あれだよ。目隠しして元に戻す遊び」
「目隠し……戻す……ああ! 福笑いですね!」
キーワードを断片的に繋ぎ合わせてようやくわかったけれど、オーエンがイメージしている福笑いはきっと自分の世界にあったそれとは大きくかけ離れているに違いない。
4260「俺の顔をバラバラにして組み立てる……?」
新しい年が始まってすぐの昼下がり、談話室に連れ込まれたかと思えば、唐突な提案に意味がわからず思わず首を傾げた。いくら二人きりとはいえ、誰が来るかわからない談話室のソファに座らされてその上に乗られている状況というのも手伝って、まともな答えが浮かんでこなかった。
「ほら、あれだよ。目隠しして元に戻す遊び」
「目隠し……戻す……ああ! 福笑いですね!」
キーワードを断片的に繋ぎ合わせてようやくわかったけれど、オーエンがイメージしている福笑いはきっと自分の世界にあったそれとは大きくかけ離れているに違いない。
kamaitati88
REHABILIバレ後の両片思い官ナギカンタロウは保護観察官として務めようと恋愛感情を殺して接していた
同居が終わったらナギリが一人でもちゃんと自立できるよう指導してきた
それに気づいたナギリは、
「お前が俺を捕まえたのに、お前の為に生きようと思ったのに、お前に必要とされなくなったら、俺には…もうッ、生きる意味なんてない、」
そう言ってみっともなく泣く
この先も一緒に暮らしていくのだと思ったのに、お前と会話が合わない事に気づいて、俺は何の為に掃除や料理を覚えたり金の使い方を学んだ?
全部、お前の為だったのに
お前は違った事が腹立たしかった、悔しかった、悲しかった
バレ前に、俺の助けが必要だと信じていた丸には大切な家族がいた。
俺の助けなんて、最初からいらなかったと知った時、俺は何の為にここにいるんだと思って苦しかった
865同居が終わったらナギリが一人でもちゃんと自立できるよう指導してきた
それに気づいたナギリは、
「お前が俺を捕まえたのに、お前の為に生きようと思ったのに、お前に必要とされなくなったら、俺には…もうッ、生きる意味なんてない、」
そう言ってみっともなく泣く
この先も一緒に暮らしていくのだと思ったのに、お前と会話が合わない事に気づいて、俺は何の為に掃除や料理を覚えたり金の使い方を学んだ?
全部、お前の為だったのに
お前は違った事が腹立たしかった、悔しかった、悲しかった
バレ前に、俺の助けが必要だと信じていた丸には大切な家族がいた。
俺の助けなんて、最初からいらなかったと知った時、俺は何の為にここにいるんだと思って苦しかった
おきじ
REHABILI明けましておめでとうございます。辰年なので神龍寺ナーガの金剛兄弟です。
SNSにあげるため阿含に無理やり写真撮らされる雲水。辰年だから龍のフィルターとか可愛いスタンプとか阿含がデコりまくって、できたデータを後で送られて正月から頭を抱える雲水なのでした。
という説明しないと分からない絵になってます。
でも、楽しそうな阿含と、嫌そうな雲水が描けて楽しかったです。
陽炎@ポイピク
REHABILI寒ブリさんのイラストにインスパイアされて書きました※神龍兄貴がちょっとヘタレ
※兎族ペッシが結構チョロい
龍菟婚姻譚昔々ある所に、卯の國という所がございました。
そこは愛らしい兎の耳の生えた菟一族が住んでおり、彼等は平和に暮らしておりました。ですが、彼等には守らねばならない掟がございました。
神龍の一族の長に加護を受ける代わりに、贄として毎年若い兎を差し出さなければならなかったのです。
贄に捧げられた菟は誰ひとり卯の國へ戻って来る事はありませんでした。神龍に捧げられる供物……つまり喰われる為の贄だったのです。
今年も卯の集落に贄の献上を報せる白羽の矢が長の家の屋根へ立てられました。ですが、長は孫娘が贄に選ばれるなど耐えられぬ、あの子は未だ嫁入り前なのだと言って聞きませんでした。困り果てた菟一族の者達は、話し合いの結果ペッシという少年を贄にしようと思い立ったのです。
5139そこは愛らしい兎の耳の生えた菟一族が住んでおり、彼等は平和に暮らしておりました。ですが、彼等には守らねばならない掟がございました。
神龍の一族の長に加護を受ける代わりに、贄として毎年若い兎を差し出さなければならなかったのです。
贄に捧げられた菟は誰ひとり卯の國へ戻って来る事はありませんでした。神龍に捧げられる供物……つまり喰われる為の贄だったのです。
今年も卯の集落に贄の献上を報せる白羽の矢が長の家の屋根へ立てられました。ですが、長は孫娘が贄に選ばれるなど耐えられぬ、あの子は未だ嫁入り前なのだと言って聞きませんでした。困り果てた菟一族の者達は、話し合いの結果ペッシという少年を贄にしようと思い立ったのです。
mizus_g
REHABILIしばらくリハビリする!11月にWaveBoxでいただいたネタをつかわせていただきます(その説はありがとうございます間が空いてしまってすみません あとリハビリ的な万全でない状態での消化ですみません…)これはギュステでいちゃつくパージク 11月初旬当時まだそこそこ暑かったですよね※あとで直すかもしれないです
「何処へ行っていた」
「沖だ」
短く答えると、パーシヴァルはサングラスを持ち上げながら紅い瞳を細めてジークフリートを見上げた。
その瞼と睫毛には傾き始めた西陽の色が宿って艶めいている。水着でビーチチェアに寝そべる姿は彼らしい品の良さを備えつつも優美で、ジークフリートはふと、ずぶ濡れの戦闘用水中着を身につけて無骨な武器を携えた自身の容姿を省みた。
こういうふうに自分の見た目に意識が行くようになったのはつい最近のことだ。最近――つまり、具体的に言えばパーシヴァルと恋人同士のような関係性になった少し後の頃合いから、急に思考が及ぶようになった。とはいえ、いつ何度考えてみたところで自分の姿が彼と様子を異にすることが理解できるだけで、そのことが持ち含む意味や良し悪しについてはよくわからない。
3106「沖だ」
短く答えると、パーシヴァルはサングラスを持ち上げながら紅い瞳を細めてジークフリートを見上げた。
その瞼と睫毛には傾き始めた西陽の色が宿って艶めいている。水着でビーチチェアに寝そべる姿は彼らしい品の良さを備えつつも優美で、ジークフリートはふと、ずぶ濡れの戦闘用水中着を身につけて無骨な武器を携えた自身の容姿を省みた。
こういうふうに自分の見た目に意識が行くようになったのはつい最近のことだ。最近――つまり、具体的に言えばパーシヴァルと恋人同士のような関係性になった少し後の頃合いから、急に思考が及ぶようになった。とはいえ、いつ何度考えてみたところで自分の姿が彼と様子を異にすることが理解できるだけで、そのことが持ち含む意味や良し悪しについてはよくわからない。
Hana_cilo
REHABILI⚠️流血表現あり。『─未来からの宣告─』うちの🐇の現在が何らかの形で過去の自分に対面したら~妄想。
愛する人を救えなかった後悔を拗らせに拗らせた"元人間"の末路。
「───どうせ今のお前には何も出来やしないさ」
norico_nnn
REHABILIおそチョロ前提の一チョロ(一→チョロ)。リハビリで書いたため、ほとんど無校正です。誤字脱字衍字を発見した場合、マシュマロ(https://marshmallow-qa.com/norico_nnn)で教えていただけると幸いです。[23.12.31]翡翠の纏足 舌打ち、摘まみ食い、盗み聞き。チョロ松の悪癖は数あれど、目下僕に害をなすのは他人の靴を勝手に履くという癖だった。しかもわざわざ選んだように、僕の靴ばかり履くのだ。常日頃から親しさを結ぶおそ松のでもなく、靴箱へ乱暴に突っ込んだカラ松のでもなく、なるべく端に寄せて慎ましく揃えた僕の靴を。
本人に訴えれば、俺のすぐ隣に置いてあるから悪いのだと、何ら悪びれることなく平然と言い返してきた。俺が履きたくて履いてると思う? 玄関に向かった爪先がここだと示すところに、なぜだかいつもお前の靴があるんだよ。俺がお前のを履いてるんじゃなくて、お前が俺に履かせてるんだから、むしろお前が悪い。そうだよ、お前が悪いんだ。ジコボーエーの意識とか、注意力とかが足りてないんじゃないの。慌てて靴をしまう前に、ちょっとくらい物事の危険性ってのを考えたら?
13691本人に訴えれば、俺のすぐ隣に置いてあるから悪いのだと、何ら悪びれることなく平然と言い返してきた。俺が履きたくて履いてると思う? 玄関に向かった爪先がここだと示すところに、なぜだかいつもお前の靴があるんだよ。俺がお前のを履いてるんじゃなくて、お前が俺に履かせてるんだから、むしろお前が悪い。そうだよ、お前が悪いんだ。ジコボーエーの意識とか、注意力とかが足りてないんじゃないの。慌てて靴をしまう前に、ちょっとくらい物事の危険性ってのを考えたら?
teasぱんだ
REHABILI整備🏛️のイラストで思いついた小ネタ話。カーレースに関して全く詳しくありませんのでご注意ください。全年齢ですが身体の関係の匂わせがあります。
Fair🌱🏛️ 出来立ての傷口に染み込む消毒液の痛さに、反射的に腕が跳ねた。それをめざとく感じ取ったティナリはさらに眉を吊り上げて、揺れる大きな耳にもお構いなしに何度目かの説教を口にする。
「本当に、なんで無茶をするの? どう考えても素手で車体の中に手を突っ込んだら引っ掛けて怪我をするってわかるでしょう?」
言葉は優しいが、テキパキと応急処置をしていく剣幕は凄い。一緒に心配をしてくれていたアルベドが、あとは任せた方がいいね。と退散したくらいだ。見捨てないで欲しかった。
右手首の下にスッと入っている一本の線。最初は血も出たがすぐに止まった。こんなに大袈裟に手当しなくてもと思うが、怒っているティナリに意見をする勇気は持ち合わせていない。
3341「本当に、なんで無茶をするの? どう考えても素手で車体の中に手を突っ込んだら引っ掛けて怪我をするってわかるでしょう?」
言葉は優しいが、テキパキと応急処置をしていく剣幕は凄い。一緒に心配をしてくれていたアルベドが、あとは任せた方がいいね。と退散したくらいだ。見捨てないで欲しかった。
右手首の下にスッと入っている一本の線。最初は血も出たがすぐに止まった。こんなに大袈裟に手当しなくてもと思うが、怒っているティナリに意見をする勇気は持ち合わせていない。
で@Z977
REHABILI本当にものすごくリハビリ用。デキてないグマちゃん。マがサンタさんしたけどプレゼントの用意を忘れていたので「プレゼントはおれ」した後のお話。ぷれぜんとはおれ「マーヴ。ラッピング、開けてもいいか?」
グースの甘い声へ頷く代わりに、マーヴェリックはケープの真ん中についた大きな桃色リボンを見せつけるようにして胸を反らした。生成りのフリルがリボンの尻尾と絡んでふわりと踊る。
「……ベッド行くか」
マーヴェリックの健気な仕草に、グースは優しく笑って吐息を漏らした。
寒いからな、と差し出されたグースの手のひらに誘われて、マーヴェリックは赤いミトンに覆われた己のそれを重ねた。手を握るグースの力加減は幼子にするように柔らかく、けれど有無を言わさぬ、振りほどけない程の力。もとよりマーヴェリックには振りほどくつもりなど微塵もなかったのだけれど。
引かれる腕に、嬉しくなる。まるで一刻も早く包装を解いてプレゼントの中身を確認したがる子供みたいだ。マーヴェリックは自分がグースに必要とされているかのような感覚に口元をムズムズさせながら、下がらない口角のまま足取り軽くグースの背中をついて行った。
3037グースの甘い声へ頷く代わりに、マーヴェリックはケープの真ん中についた大きな桃色リボンを見せつけるようにして胸を反らした。生成りのフリルがリボンの尻尾と絡んでふわりと踊る。
「……ベッド行くか」
マーヴェリックの健気な仕草に、グースは優しく笑って吐息を漏らした。
寒いからな、と差し出されたグースの手のひらに誘われて、マーヴェリックは赤いミトンに覆われた己のそれを重ねた。手を握るグースの力加減は幼子にするように柔らかく、けれど有無を言わさぬ、振りほどけない程の力。もとよりマーヴェリックには振りほどくつもりなど微塵もなかったのだけれど。
引かれる腕に、嬉しくなる。まるで一刻も早く包装を解いてプレゼントの中身を確認したがる子供みたいだ。マーヴェリックは自分がグースに必要とされているかのような感覚に口元をムズムズさせながら、下がらない口角のまま足取り軽くグースの背中をついて行った。