ななみ
neko_ka_23
CAN’T MAKEハッピーバースデーナナミン!微妙な感じで急いで書いたので暇つぶしに…。【腐/七虎】宣言!サプライズ!いつ頃だったか。
多分、七海を意識し始めたのはそ時間はかからなかった。
好きになって、好きとは言えなくて、せめて何か少しでも特別扱いだったら…いや、えっと、何か喜んでもらえたらと思い始めて、それから伊地知さんに聞いてみた。
「七海さんの誕生日、ですか?」
「うん。いつかなって。」
「7月3日ですよ。あ、また誕生日会でもやるんですか?」
きっと何かしらイベント毎はやるんだろうと聞いてみた伊地知に何故かごまかす様に焦る悠仁。
「いや、それもいいんだけどさ、何かプレゼントしたいんだけど…何あげていいか今から考えておこーかなって…。」
「なるほど…。」
「うん…。」
「まだ1か月あります。ふふ、内緒にしておきますね。」
「あ、ありがと…。でさ?ナナミンの好きな食べ物…あ、パンか…以外で何かないかなって…。」
2151多分、七海を意識し始めたのはそ時間はかからなかった。
好きになって、好きとは言えなくて、せめて何か少しでも特別扱いだったら…いや、えっと、何か喜んでもらえたらと思い始めて、それから伊地知さんに聞いてみた。
「七海さんの誕生日、ですか?」
「うん。いつかなって。」
「7月3日ですよ。あ、また誕生日会でもやるんですか?」
きっと何かしらイベント毎はやるんだろうと聞いてみた伊地知に何故かごまかす様に焦る悠仁。
「いや、それもいいんだけどさ、何かプレゼントしたいんだけど…何あげていいか今から考えておこーかなって…。」
「なるほど…。」
「うん…。」
「まだ1か月あります。ふふ、内緒にしておきますね。」
「あ、ありがと…。でさ?ナナミンの好きな食べ物…あ、パンか…以外で何かないかなって…。」
かいろ
DONE七海さん誕生日おめでとうございます!!!という事で虎杖君にサプライズしてもらいました。虎杖視点。
ナナミンは人の誕生日覚えてても、自分の誕生日は祝われるまで忘れてそう。
貴方とずっと明日はナナミンの誕生日である。
明日の為に俺は先生や同輩達、いや、高専全員を巻き込んでサプライズを計画している。
俺が学生の頃に告白して、最初は歳の差や性別でこの思いを尊敬と勘違いしていると断られたけれど諦めずにアタックして、紆余曲折ありながらもナナミンま俺の思いを受け止めてくれて晴れて恋人になった。
俺が高専を卒業してからは一緒に暮らしており、システムキッチンのついた広めのこの部屋ですれ違う時もあるけれど、なんやかんや上手く生活している。
ちなみに今年、俺の20歳の誕生日にはナナミンは腕時計をプレゼントしてくれた。大人っぽいそれに似合わないと言うと、似合うしあって当たり前に思えるようになる日が来るとも言ってくれた。
4422明日の為に俺は先生や同輩達、いや、高専全員を巻き込んでサプライズを計画している。
俺が学生の頃に告白して、最初は歳の差や性別でこの思いを尊敬と勘違いしていると断られたけれど諦めずにアタックして、紆余曲折ありながらもナナミンま俺の思いを受け止めてくれて晴れて恋人になった。
俺が高専を卒業してからは一緒に暮らしており、システムキッチンのついた広めのこの部屋ですれ違う時もあるけれど、なんやかんや上手く生活している。
ちなみに今年、俺の20歳の誕生日にはナナミンは腕時計をプレゼントしてくれた。大人っぽいそれに似合わないと言うと、似合うしあって当たり前に思えるようになる日が来るとも言ってくれた。
ケイト
DONE何か七誕にちなんだものを書きたくて突貫工事で完成させた会話文です。五と一年ズ。七は出てこないけど五七です。
ななみんお誕生日おめでとう!!
7/3 高専にて 「なあ、五条先生は誕生日プレゼント何あげるん?」
「ん?なんの話?」
「ナナミンの誕生日の話に決まってんじゃん!え、先生もしかして忘れてた?ナナミンの誕生日今日だよ?」
「ちょっと、恋人の誕生日忘れるとかあり得ないんだけど……」
「この人こういうところあるもんな」
「はあ?忘れるわけないじゃん!もちろんバッチリ準備してますけど!?むしろ僕が聞きたいのはどうやって悠仁が七海の誕生日を聞き出したのかってことなんだけどぉ?」
「え?普通にナナミンが俺の誕生日にプレゼントくれたときに聞いたけど?」
「うそだうそだあ!僕よりはるかに付き合いの短い悠仁に軽率に誕生日を教えるなんて!僕は七海が復帰してからようやく教えてもらったっていうのに!なんで?ねえなんでよ!」
1656「ん?なんの話?」
「ナナミンの誕生日の話に決まってんじゃん!え、先生もしかして忘れてた?ナナミンの誕生日今日だよ?」
「ちょっと、恋人の誕生日忘れるとかあり得ないんだけど……」
「この人こういうところあるもんな」
「はあ?忘れるわけないじゃん!もちろんバッチリ準備してますけど!?むしろ僕が聞きたいのはどうやって悠仁が七海の誕生日を聞き出したのかってことなんだけどぉ?」
「え?普通にナナミンが俺の誕生日にプレゼントくれたときに聞いたけど?」
「うそだうそだあ!僕よりはるかに付き合いの短い悠仁に軽率に誕生日を教えるなんて!僕は七海が復帰してからようやく教えてもらったっていうのに!なんで?ねえなんでよ!」
owl47etc
DONE呪専夏七。お蕎麦アレルギー七と蕎麦が好物な夏の夏七。アレルギー発覚編。ナナミンがお蕎麦アレルギーなのは捏造。前半は割とまとも、後半からおかしくなる。私の任務が思いの外長引いたせいで、予定よりも2時間遅れて始まった、夕方までの、短い5度目のデート。気になっていた映画を鑑賞し、七海の希望で本屋にも寄れた。選んだアクションものの映画は当たりで、七海も欲しかった本が手に入り上機嫌だ。遅刻こそしたものの、デートは成功と言っていいだろう。
今は閑疎な公園で2人きり。周囲に私たち以外の気配はなく、ベンチに身を寄せ合って座っている。日は西に傾きオレンジ色はなりを潜め始め、夕闇が刻一刻と迫っている。明日は授業があるからもう帰らねばならない。名残惜しくて、本を抱える七海の手を取り、指を絡ませる。今度はいつ、こうして2人で出かけられるか分からないから。
「もう少しだけ、このままで」
7555今は閑疎な公園で2人きり。周囲に私たち以外の気配はなく、ベンチに身を寄せ合って座っている。日は西に傾きオレンジ色はなりを潜め始め、夕闇が刻一刻と迫っている。明日は授業があるからもう帰らねばならない。名残惜しくて、本を抱える七海の手を取り、指を絡ませる。今度はいつ、こうして2人で出かけられるか分からないから。
「もう少しだけ、このままで」
やまだ
MOURNING入国審査に引っかかるナナミンが書きたかったんです。良い旅を「いいですか虎杖君。聞かれたことには正直に、そして簡潔に。そうすればすぐに終わります」
「でも俺、やっぱ英語とかわからん…」
日本から遠く離れたデンマークのコペンハーゲン空港、入国審査を待つ人々の列に七海と虎杖の姿はあった。
「大丈夫、私とのレッスン通りに──ok?」
「オ、オッケー…」
はじめての海外旅行にそわそわと落ち着きのない虎杖をよそに、七海は口元に笑みを浮かべ、虎杖の肩に手を置くと「Good boy.」と悪戯に耳元で囁いた。
虎杖はちりりと焦げつくように熱くなった耳を押さえ、七海を振り返ると「ナナミン絶対おもしろがってるだろ」と言ってじっと睨んだ。
「おもしろがってるというよりは"楽しんでいる"という感覚が正しいです」
1509「でも俺、やっぱ英語とかわからん…」
日本から遠く離れたデンマークのコペンハーゲン空港、入国審査を待つ人々の列に七海と虎杖の姿はあった。
「大丈夫、私とのレッスン通りに──ok?」
「オ、オッケー…」
はじめての海外旅行にそわそわと落ち着きのない虎杖をよそに、七海は口元に笑みを浮かべ、虎杖の肩に手を置くと「Good boy.」と悪戯に耳元で囁いた。
虎杖はちりりと焦げつくように熱くなった耳を押さえ、七海を振り返ると「ナナミン絶対おもしろがってるだろ」と言ってじっと睨んだ。
「おもしろがってるというよりは"楽しんでいる"という感覚が正しいです」
ゆなり
DONE悠七ワンドロワンライ「撫でる/見つめる」お借りしました。まだ付き合ってない二人。ナナミンはキレイだしかわいい。
ーーーーー
視線/悠七
視線。刺さるほどのそれに思わず七海は読んでいた本から顔を上げた。すると、じっとこっちを見つめている悠仁と目が合う。
「私の顔に何か?」
「ナナミンってさ」
質問には答えずに、悠仁は椅子から立ち上がると、七海の目の前に歩いてきた。視線は逸らされず、じっと見つめられたまま。
「すっげーキレイだなって思って」
「…は」
「クォーターなんだっけ? 肌も白くてキレイだよなぁ」
そう言って、彼は手を伸ばして七海の頬にそっと触れた。肌質を確かめるようにするりと指が頬を撫でる。
「髪もキレイな金髪だし」
今度は彼の手が頭に伸びて、優しく頭を撫でられた。七海は座っていて、悠仁は立っているから、彼の手は難なく頭に届いてしまう。
1003視線。刺さるほどのそれに思わず七海は読んでいた本から顔を上げた。すると、じっとこっちを見つめている悠仁と目が合う。
「私の顔に何か?」
「ナナミンってさ」
質問には答えずに、悠仁は椅子から立ち上がると、七海の目の前に歩いてきた。視線は逸らされず、じっと見つめられたまま。
「すっげーキレイだなって思って」
「…は」
「クォーターなんだっけ? 肌も白くてキレイだよなぁ」
そう言って、彼は手を伸ばして七海の頬にそっと触れた。肌質を確かめるようにするりと指が頬を撫でる。
「髪もキレイな金髪だし」
今度は彼の手が頭に伸びて、優しく頭を撫でられた。七海は座っていて、悠仁は立っているから、彼の手は難なく頭に届いてしまう。
とうこ
DOODLEこーせん七五♀のある日の夜ね、ななみがさとるの部屋に押しかけるんです。こーせん七五♀ なぜですかと問う声は震えているしあからさまに責める口調だ。七海は自分で聞いて、ちっとも冷静になれない自分に舌打ちをした。あれほど、事前に、どう会話を進めれば良いか、シミュレーションをしたと言うのに。
目の前の五条の顔からは血の気が引いている。いつも自信満々なこの人の、こんな頼りない表情など、七海は初めて見た。寮のベッドの上でぽつりと座って、かすかに震えているようにも見える。手に持ったスマートフォンをつかむ指は強ばりすぎて真っ白だ。
夜中に先輩の自室に訪ねるなんて七海はしたことがない。いくら普段は教室で喧々囂々と言い合いしていても、体術の授業では取っ組み合いをしていても、任務の際には命を預けるような場面があっても、五条は先輩だと言う以前に、年頃の女性だ。無闇に超えてはならない一線はある。
2869目の前の五条の顔からは血の気が引いている。いつも自信満々なこの人の、こんな頼りない表情など、七海は初めて見た。寮のベッドの上でぽつりと座って、かすかに震えているようにも見える。手に持ったスマートフォンをつかむ指は強ばりすぎて真っ白だ。
夜中に先輩の自室に訪ねるなんて七海はしたことがない。いくら普段は教室で喧々囂々と言い合いしていても、体術の授業では取っ組み合いをしていても、任務の際には命を預けるような場面があっても、五条は先輩だと言う以前に、年頃の女性だ。無闇に超えてはならない一線はある。
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PROGRESSこっちはななご♀といいつつ、ななみさんとげとうさんのはなし(呪専時代の一コマ)
かえる七五♀「七海、ちょっと時間ある?」
「はあ、まあ」
談話室に呼ばれて、七海と夏油は向かい合って、座った。
「なんです?」
「悟はさ、七海のことが好きなんだって」
「………は?」
晴天の霹靂というか、突然の爆弾を落とされた気分だった。
「いえ、どう考えても、嫌いでしょう」
入学して出会ってから、猫が胡瓜を見て飛び跳ねるが如く、七海は五条に避けられている。夏油はそれらを思い出して、くっと喉で笑い、目を細めた。
「あれはどうかと思うけど」
「おもってるんじゃないですか」
「思うよ。でも、真正面から七海と会う以外は、目で追ってるからね」
「はあ?」
しかし、それがどうしたという話でもある。五条が自分のことを好きだろうが、嫌いだろうが、別に構いやしないのだ。だって、七海は五条の事をなんとも思っていない。むしろ、避けたいタイプの人間だと思っている。
2498「はあ、まあ」
談話室に呼ばれて、七海と夏油は向かい合って、座った。
「なんです?」
「悟はさ、七海のことが好きなんだって」
「………は?」
晴天の霹靂というか、突然の爆弾を落とされた気分だった。
「いえ、どう考えても、嫌いでしょう」
入学して出会ってから、猫が胡瓜を見て飛び跳ねるが如く、七海は五条に避けられている。夏油はそれらを思い出して、くっと喉で笑い、目を細めた。
「あれはどうかと思うけど」
「おもってるんじゃないですか」
「思うよ。でも、真正面から七海と会う以外は、目で追ってるからね」
「はあ?」
しかし、それがどうしたという話でもある。五条が自分のことを好きだろうが、嫌いだろうが、別に構いやしないのだ。だって、七海は五条の事をなんとも思っていない。むしろ、避けたいタイプの人間だと思っている。
共同お絵かき帳
DOODLE【0612】一日一絵を一緒にやってる雷緒さんと線画交換しようということで雷緒さんの推しコンビ「虎杖とナナミン」描きました。本当はナナミン単体のはずだったのに虎杖ついてきた…まあ塗るのはあっちだし…(鬼か?)owl47etc
DONE呪専夏七。お蕎麦アレルギー七と蕎麦が好物な夏の夏七。お蕎麦食べちゃったせいで生殺しをくらう夏油さん。ナナミンがお蕎麦アレルギーなのは捏造。コン、コン。
静かでなければ耳まで届くことはないであろう、控え目に扉を叩く音が聞こえた。ベッドから身を起こして、音がした扉へと視線を向ける。時計の針はもうじき22時を指そうとしているところだった。こんな時間に誰だろうか。特に誰かと約束はしていない。急ぎの任務ならばまず携帯に連絡が入るし、ノックだけではなく私を呼ぶ声と、要件を伝えてくるだろう。悟ならば「傑ぅ、遊ぼうぜー!!」などと言いながらガチャガチャと壊す勢いでドアノブを回すか、扉を壊そうとする勢いで叩く。毎回壊して、夜蛾先生に怒られるのだからいい加減学んで欲しい。修理依頼するついでに五条をどうにかしろ、と小言を言われる私の身にもなってくれ。硝子ももっと激しく音を立てる方で、それにこの時間じゃ見回りがいるから、女子寮から抜け出すなんて危ない真似はしていないはず。その辺、硝子は抜かりない。できれば明日は午前から任務の予定だから、対応したくないのが本音だ。
3397静かでなければ耳まで届くことはないであろう、控え目に扉を叩く音が聞こえた。ベッドから身を起こして、音がした扉へと視線を向ける。時計の針はもうじき22時を指そうとしているところだった。こんな時間に誰だろうか。特に誰かと約束はしていない。急ぎの任務ならばまず携帯に連絡が入るし、ノックだけではなく私を呼ぶ声と、要件を伝えてくるだろう。悟ならば「傑ぅ、遊ぼうぜー!!」などと言いながらガチャガチャと壊す勢いでドアノブを回すか、扉を壊そうとする勢いで叩く。毎回壊して、夜蛾先生に怒られるのだからいい加減学んで欲しい。修理依頼するついでに五条をどうにかしろ、と小言を言われる私の身にもなってくれ。硝子ももっと激しく音を立てる方で、それにこの時間じゃ見回りがいるから、女子寮から抜け出すなんて危ない真似はしていないはず。その辺、硝子は抜かりない。できれば明日は午前から任務の予定だから、対応したくないのが本音だ。
ゆなり
DONE呪/悠七悠七ワンドロライ「雨」
雨の日にまったりベッドでイチャイチャする悠七。年下の恋人を甘やかすえっちなお兄さんのナナミン。
ーーーーー
たまには雨も
「ナナミン、起きて」
「ん…」
揺さぶられる振動で目を開くと、そこにはしょんぼりした恋人の顔があった。
「どうしました?」
「雨降ってる! 今日出かけらんねーじゃん」
「ああ…」
確かに外から激しく窓を叩く音がしている。この音からするとかなりの豪雨なのだろう。朝だと言うのに部屋は薄暗く、七海はその暗さに眠気が覚めずにうとうとしていた。
「別に、急ぎの買い物じゃありませんし」
「でも俺はナナミンとデートしたかったの!」
年下の恋人は可愛い事を言ってくれる。七海は愛しさに、ベッドに横になったまま手を伸ばして、膨れた彼の頬を撫でた。
「今日は一日部屋でデートしませんか?」
「…部屋デートって、どーすんの?」
1464「ナナミン、起きて」
「ん…」
揺さぶられる振動で目を開くと、そこにはしょんぼりした恋人の顔があった。
「どうしました?」
「雨降ってる! 今日出かけらんねーじゃん」
「ああ…」
確かに外から激しく窓を叩く音がしている。この音からするとかなりの豪雨なのだろう。朝だと言うのに部屋は薄暗く、七海はその暗さに眠気が覚めずにうとうとしていた。
「別に、急ぎの買い物じゃありませんし」
「でも俺はナナミンとデートしたかったの!」
年下の恋人は可愛い事を言ってくれる。七海は愛しさに、ベッドに横になったまま手を伸ばして、膨れた彼の頬を撫でた。
「今日は一日部屋でデートしませんか?」
「…部屋デートって、どーすんの?」
homare_ryou
PROGRESS夏直♀呪詛師√→傑は失った分の戦力集めをしてるので、代理人として悟が目を離した隙に両面宿儺の器を見に来たらなんか厄介事になってた直哉ちゃん。
直哉ちゃんのスペックでは真人を倒しきるのは無理だし、ナナミンに捕まりたくもないので上手いこと悠仁と挟んでボコッた後、しらっと順平連れて離脱する。 2
ゆきや
PAST七海 葉太郎(ななみ しょうたろう)屈強なクソデカ感情ブラコン弟
https://iachara.com/sns/1021064/view
【クトゥルフ神話TRPG】探索者くんたちのログ置き場です。
よその探索者さん達もお借りしてます。通過済の方は分かるかもしれない程度のネタバレも含みます。削除依頼がありましたらお手数ですが@moryuまでお声がけください。
描いたらここに追加していきます。 4
とうこ
DOODLEななみが反省する七五.
オマエのせいだーと冗談みたいな泣き声で責め立ててくる。ベッドで子供みたいに身を丸めて、べそをかいている姿は確かに年齢を鑑みれば冗談みたいな姿だ。けれど少しばかり、冗談で済まないかもしれない。
「大丈夫ですか」
カサカサに掠れた声はやけに深刻に響く。だから前髪を撫でた手の下で青い目がぱちりと開いて七海を見上げた。目が合うなりヤンチャに笑って
「うん大丈夫」
なんて嘯くけれども七海の手のひらは額に伝う冷や汗で濡らされている。
「どこか痛いところは?」
「どっこも痛くない。ただちょっと止まんないだけ」
カタカタと震える体をぎゅうと抱きしめるとやけに冷えている。手足の筋肉が強張って、縮んでいて、いつも抱く体の感触よりずっと硬くて、小さい。
2255オマエのせいだーと冗談みたいな泣き声で責め立ててくる。ベッドで子供みたいに身を丸めて、べそをかいている姿は確かに年齢を鑑みれば冗談みたいな姿だ。けれど少しばかり、冗談で済まないかもしれない。
「大丈夫ですか」
カサカサに掠れた声はやけに深刻に響く。だから前髪を撫でた手の下で青い目がぱちりと開いて七海を見上げた。目が合うなりヤンチャに笑って
「うん大丈夫」
なんて嘯くけれども七海の手のひらは額に伝う冷や汗で濡らされている。
「どこか痛いところは?」
「どっこも痛くない。ただちょっと止まんないだけ」
カタカタと震える体をぎゅうと抱きしめるとやけに冷えている。手足の筋肉が強張って、縮んでいて、いつも抱く体の感触よりずっと硬くて、小さい。
とうこ
DONE入学式のななみけんとな七五。.
東京の桜は白いと七海は慣れない制服の喉元を引っ張った。真新しい生地はまだ硬くて七海のできあがったばかりの喉仏を圧迫する。息苦しくて今朝から何度も繰り返している。
同級生は一人だけだった。今年の新入生は七海を含めて二人だ。だから寮から入学式の式場までの道のり、毎日変わる高専内の建物の配置に惑わされて遅刻してはかなわないので、待ち合わせて並んで歩く。
七海は口数は多くないので自然と相手に相槌を打つ役割を担当することが多い。まだ出会ったばかりの同級生に対してもそうで、警戒心のない笑顔を少々の緊張で高揚させつつ目を輝かせて話し続けるのを、ただ頷きながら歩く。
彼が目を輝かせるのも無理はなく、各地の宗教施設、つまり国内歴代の名建築が立ち並ぶ中での桜の季節は美しいものだった。ほとんどがソメイヨシノの白々とした装いもまるで雪化粧か紙吹雪のよう、それもそれで美しくも雄大だ。
1382東京の桜は白いと七海は慣れない制服の喉元を引っ張った。真新しい生地はまだ硬くて七海のできあがったばかりの喉仏を圧迫する。息苦しくて今朝から何度も繰り返している。
同級生は一人だけだった。今年の新入生は七海を含めて二人だ。だから寮から入学式の式場までの道のり、毎日変わる高専内の建物の配置に惑わされて遅刻してはかなわないので、待ち合わせて並んで歩く。
七海は口数は多くないので自然と相手に相槌を打つ役割を担当することが多い。まだ出会ったばかりの同級生に対してもそうで、警戒心のない笑顔を少々の緊張で高揚させつつ目を輝かせて話し続けるのを、ただ頷きながら歩く。
彼が目を輝かせるのも無理はなく、各地の宗教施設、つまり国内歴代の名建築が立ち並ぶ中での桜の季節は美しいものだった。ほとんどがソメイヨシノの白々とした装いもまるで雪化粧か紙吹雪のよう、それもそれで美しくも雄大だ。