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    エピソード

    mifuji0530

    SPOILER長編「ただしい愛人の作り方」プロットです。
    かなり長いです。完全ネタバレなのでご注意ください。
    (どんな話か知りたいけど全部読むのはな~という方や、全部読んだけどこのエピソードが何話にあったか思い出したい!という方におすすめです)(ただし話数の区切りは実際にアップしたものと異なる可能性もあります。すみません…)
    「ただしい愛人の作り方」プロット【人物設定】
    ★オメガバース庵53パロ
    カヲル:ドイツに縁を持つゼーレ財団の若き理事。29歳。日本を拠点としている化粧品メーカーの代表。純血のαであり、正妻となるαのフィアンセがいる(純血を守るためであり、正妻からは愛されているがカヲル自身は何とも思っていない)。
    昔からよく命やその立場を狙われることが多く、また両親は幼い頃に亡くなったということもあり、基本的に人間というものを信用していないし愛というものは全てまやかしだと思っている。
    しかしシンジと出会って彼の思いやりに触れてからは彼のことが好きになり態度も軟化させていく。

    シンジ:14歳のΩ。元々没落貴族であり、ほぼ一般人のような暮らしをしていたが両親が急死。その後しばらくは一人で暮らしていたものの、家賃や光熱費、何より抑制剤が払えなくなり困っていてパパ活をしていたところ(Ωとはいえども中学生ということもあり、食事のみだったのであまり稼げなかった)で両親の知り合いであるゼーレの会長(カヲルの祖父)がカヲルを頼るようサポートしてくれる。不自由なく大人になるまで面倒を見てやるから、αであるカヲルの愛人となってくれと頼む(シンジはそれを知らず、カヲルからそれを聞かされる)(しかしカヲルは未成年に手を出す趣味はないと言い、何の条件もなく普通に暮らしていいと告げる)。
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    あらうみ

    DONE※ご注意です

    猗窩煉ワンドロ、お題は「注射」。
    おにたいじの猗窩煉に娘がいます。煉獄先生40歳、猗窩座くん34歳、娘ちゃん6歳(年長さん)。モブだらけです。「おにたいじの話」製本化のおまけ「120の質問」に少し書いていた、ふたりの未来エピソード。
    若く危険な座くんがお好きな方は読まないほうが良いかもですが、いつまでも仲良しな二人が見られます。
    桜の娘 冬はつとめてと言った清少納言はどこかおかしいのではないか。寒くて暗くて気が晴れないし、いいアイデアなど浮かぶべくもないと思うのだが。

     ぶつぶつと脳内で愚痴をいいながら、杏寿郎は早朝のキッチンで湯を沸かしている。しゅんしゅんと軽い音がしてガスをオフにする。

     この家に引っ越して五年目。いったい何回ここでコーヒーを淹れたことだろう。千回は超えたと思うのだが……という益体もない考えに逃げつつ、一枚の紙を片手に、慎重にドリップしていると。

     軽い鍵の音がして、一、二、三。いつもどおりきっちり三秒で、リビングにアッシュピンクの頭が現れた。黒のコンプレッションウェアの上下。真冬だというのに、白い頬が紅潮している。室温がふんわりと高くなった気がして杏寿郎はそっと微笑んだ。体温の低い男なのに、彼がいる場所はいつも暖かいように感じられる。
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    銀鳩堂

    MAIKINGフレーバーテキストが降ってきたので出力します。
    「ヤング・クロウリー」のアイデアメモみたいな感じ。
    ※「ディズニー みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか」読了。鏡を木に吊るすエピソードは本作からの本歌取りです。
    ※映画「マレフィセント」未視聴。
    ※「ディズニー みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント」 (講談社KK文庫)未読、発注済み。
    「ヤング・クロウリー ~始まりの物語~」出会い編ある日、茨の魔女の下僕しもべディアブロは本来の姿、大鴉おおがらすに戻り空を飛んでいた。
    と、目の隅にキラキラと美しい光が映った。
    ディアブロはからす族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を惹きつけた。
    風に揺れ、さんざめく光の群れ。
    あれはなんだろう。本当に美しい。もっと近くへ。もっと、もっと!
    漆黒の翼の限り羽ばたいて、たどり着いたのは小さな民家だった。
    家の周りの木々には、大小の鏡が吊るされて光を反射している。
    なんと美しい光景だろう…。
    彼は木の一本に降り立つと、降り注ぐ光を浴びてうっとりと黄色い目を細めた。
    と、家の中から一人の人間の娘が現れた。
    その娘を見た時、ディアブロの下嘴したくちばしがかくんと落ちた。
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    hariyama_jigoku

    MEMO伏五ネタ(not小説)。事変後の話を思いついたのでメモがてら。死ネタです。いつか長めの話にして、その後とかのエピソード足して書きたい。
    渋谷事変後、無事に五条は封印から解き放たれたものの、腐敗した上層部からの死刑は免れなかった。何よりも、本人が逃げなかったというのが大きいだろう。
    大切な者を失って、とうじくんみたいになってしまう恵。表舞台から消えて、流しで適当に呪霊を払う。世界は確かに変化していて、手こずるような呪霊もいない。五条が死んでから五年経った。恵二十歳。
    横に五条の亡霊がいる。きっと幻覚だ、とあんまり相手にしない。ね~、とうじみたいになんないでよ。そのうち口に傷でも作ってみろ本当に許さないから。ねえ、恵。本当にみんなのところ戻る気ないの。大切なもの、いっぱいあるじゃない。今からだって遅くないよ、五年って短いし。あんたがいない。僕のこと、そんなに大事?それを、あんたが言うのか!クソガキだった俺の人生の半分以上居座って、初恋も童貞も全部奪っておいて、愛してるの一言だって言う前に死んだくせに。初恋だったの?きょとん、と五条が目を瞬かせた。んだよ悪いか。いや、悪くない、悪くないよ。僕もね、言ったことなかったけど処女だったよ。初恋は僕もよく分かんないけど。
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