Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    エピローグ

    百合菜

    DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。
    だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
    幸せをつかみとることができるのか!?

    ついに黒龍を解放することに。
    それは大切な仲間との別れも意味する。
    一方で七緒たちには新たに得たものもあり……

    いろいろ漏れがありそうですが、これにて完結です。(エピローグが残っていますが←後日書きます)
    読んでいただき、ありがとうございました!
    「永遠と刹那の狭間で」19.異世界との別れ(終)19.異世界との別れ(終)

    何度もくぐり抜けた龍穴。
    だけど、その旅もそろそろ終わりが近づいている。
    そのことを実感しながら七緒たちは竹生島にたどり着いた。
    たまたまというべきか必然というべきか、大和とも竹生島で会い、行動をともにすることとなった。

    前は感じることしかできなかった黒龍の気配だが、今は頭に何か呻き声のようなものとして感じることができる。
    それは救いを求めるようであり、そして共鳴しているようにすら感じる。
    もう既に白龍ではないから気配を感じるのが不思議ではあるが、龍神の神子というのが影響しているのかもしれない。

    「黒龍、そこにいるのね!?」

    返事はないけど間違いない。
    きっとここにいる。
    地の底に。
    一美の本体ともいうべき存在。そして、自分は自覚がないだけでかつて対でもあった存在。
    2997