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    ステム

    えだつみ

    作業進捗無双の強化紋様と絆システムの設定だけを借りた無双設定本(※無双本丸の話ではありません)
    昔はやることやってたつるみかが隠居してご無沙汰だったけどまたやるようになる話です
    伯仲が出張りますが伯仲にはCPはない(ただし書き手はくにちょぎの人間)
    5/4に発行したいので頑張っています 予定は未定
    発行の際は全面改稿の可能性すらあります 作業進捗です
    【つるみか】無双設定本 衣装箪笥の上から二番目、一番左の引き出しには、鶴丸国永の片手袋が入っている。

     三日月は、ずいぶん久し振りにその引き出しを開けた。まだおろしていない予備の手拭いが、たしかそこに入っていたはずだという記憶を辿った末だった。思いがけず、あの、特徴的な手袋を見かけて、三日月は一瞬目を瞠った。何か懐かしい匂いのする風が、不意に一筋部屋を駆け抜けたような錯覚がした。
     そして、静かに引き出しを閉めた。
     あれは以前、鶴丸が部屋を訪れた際、忘れて行ったものだ。次の機会に返そうと思って以来、その機会は訪れていない。
     手拭いは隣の引き出しで見つけた。三日月はそれを手に部屋を出た。
     早朝、起き抜けである。朝起きてまだ一度も鏡を見ていないのでわからないが、大抵寝起きの自分の頭には大層な寝癖が出来ていることを三日月は知っている。顔を洗うついでに、それを直してやらなければならない。あくびを噛み殺しながら洗面所へ向かう。
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    holic_comic

    供養社会人パロです。長義くんと国広くんはメーカーのシステム部に所属しています。

    長義くん…本社から出向している社員
    国広くん…支社採用の社員
    清麿さん…本社での長義くんの同僚

    長義くんは国広くんより二年先輩やけど、システム部に配属されたのは同時なので「同僚」のような関係で仲良しなのです。

    ここまで書いて、「前もやったな」と、思ったのでお蔵入り。
    国広は長義の何なんだ(南泉談)
    長義の同僚「――えっ。清麿が来てるのか」
    「何。誰」
     もうすぐ終業というタイミングで、長義が自身のスマホを見て珍しく声をあげた。そしてお約束の「寝そべる姿勢」から身を起こして、スマホの画面に向かって親指を動かす。
     誰って? きよまろ? 知り合い?
    「うん。同期なんだけど、出張でこっちに来てるから寄るって、……もう、いつも急なんだから……」
    「へえ……。長義の同期……。なんでわざわざ連絡を?」
    「だから、出張でこっちに来たんだって」
    「飯食いに行くのか?」
    「そうだねえ……。せっかくだし、行けたらいいかな……」
    「なんで? そいつ、長義に何の話があるんだ?」
    「さあ……? 行けばわかるんじゃない?」
    「おかしいだろそんな急にあんたに話があるとか!」
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    palco_WT

    作業進捗冬コミ新刊の水王の、水上の過去の捏造設定こんな感じ。
    まあそれでも入会金十万円+月一万余出してくれるんだからありがてえよな……(ワが2013年設定だとたぶんんぐが小学生で奨励会にあがったとしてギリギリこの制度になってるはず。その前はまとめて払ってダメだったら返金されるシステム)
    実際、活躍してるプロ棋士のご両親、弁護士だったり両親ともに大学教授だったり老舗の板前だったりするもんね……
    「ん、これ、天然モンやで」
     黄昏を溶かしこんだような色合いの、ふさふさした髪の毛の先を引っ張りながら告げる。
     A5サイズのその雑誌の、カラーページには長机に並べられた将棋盤を前に、誇らしげに、或いは照れくさそうに賞状を掲げた小学生らしき年頃の少年少女が何人か映っていた。第〇〇回ブルースター杯小学生名人戦、とアオリの文字も晴れやかな特集の、最後の写真には丸めた賞状らしき紙とトロフィーを抱えた三白眼気味の、ひょろりと背の高い男の子と、優勝:みずかみさとしくん(大阪府代表/唐綿小学校・五年生)との注釈があった。
    「でも黒いやん、こん時」と生駒が指摘する。
     彼の言葉通り、もっさりとボリュームたっぷりの髪の毛は今のような赤毛ではなく、この国にあってはまずまずありがちな黒い色をしていた。
    1983