スノウ
nayutanl
DONE疑似家族的ホワ+オズ 昔の話です。眠れない夜の出来事pixivに置いてあるのと同じです。
対になるスノウとフィガロの話と、続きだか派生だかそんな話(https://poipiku.com/3138344/6044179.html)もあります。
余談ですが、この話はこれ(https://poipiku.com/3138344/4783593.html)に続いています。
ミルク色の夜 ある日の夜、オズが眠れず屋敷を徘徊していたときのことだった。半開きのドアから明かりの漏れている部屋にホワイトが一人でいたのを見つけて覗くと、待っていたように振り向いて彼は言った。
「眠れないのかのう?」
「……」
まるで、待っていたようだと思い少し気味が悪くなったが、訊くつもりもない。しかし答えず踵を返すのも何かが違う気もする。こういったときどうすればいいか知らなかったオズはその場にしばし立ち尽くしていたが、ホワイトに手招きされたのでそれに従うことにした。
部屋の中はまだ暖炉に火が燃えていて、廊下よりも暖かい。屋敷全体がスノウとホワイトの魔法で快適に保たれているとはいえ、あるのとないのでは違う。
「昼間の稽古が堪えたか?」
2815「眠れないのかのう?」
「……」
まるで、待っていたようだと思い少し気味が悪くなったが、訊くつもりもない。しかし答えず踵を返すのも何かが違う気もする。こういったときどうすればいいか知らなかったオズはその場にしばし立ち尽くしていたが、ホワイトに手招きされたのでそれに従うことにした。
部屋の中はまだ暖炉に火が燃えていて、廊下よりも暖かい。屋敷全体がスノウとホワイトの魔法で快適に保たれているとはいえ、あるのとないのでは違う。
「昼間の稽古が堪えたか?」
nayutanl
DONE『SEE THE WORLD』向け展示だったものです愛情の出力が少し強めのスノウと、お疲れ気味のフィガロ
甘やかして甘えて、でもまだ自分の感情に答えを出せない。そんな話
ゆえにあいゆえ 今日も気乗りしないインタビューの収録をどうにか乗りきって、やっとラボに帰ってくることができた。道中の記憶があまりないが、それはつまり何事もなかったということでもある。そういうことにして、フィガロは自分の研究室のドアを開けた。やっと気を緩めることができる。早く人間相手の笑顔の武装を解除して、甘やかされたい。そう思っていたのだが、目の前に広がった光景に息を詰まらせた。
室内の、主にデスク周りのスペースに自分の写真が貼られまくっているのだ。壁と機器の間に雑に留めたケーブルにもテープでぶら下げられていて、コマ送りのように並んでいる。古い映画にでも出てきそうな様子が逆に怖い。
「おかえりフィガロちゃん!」
3291室内の、主にデスク周りのスペースに自分の写真が貼られまくっているのだ。壁と機器の間に雑に留めたケーブルにもテープでぶら下げられていて、コマ送りのように並んでいる。古い映画にでも出てきそうな様子が逆に怖い。
「おかえりフィガロちゃん!」
wasui_awira119
DONE2022.1.23.Sunピクスク開催北師弟Webオンリー
HAPPY北師弟DAY
開催おめでとうございます🎉
スペース:氷 い5
新作展示:八つ当たり【北師弟+アーサー】
パスワードは会場リンク先にて公開中です
良かったら感想ください!
はぴして 北師弟+アーサー 新作展示『八つ当たり』「めずらしいのう」
「めずらしいのう」
「アーサーちゃんおこじゃの」
「一体何があったのじゃ」
「きっとフィガロがなにかしたんじゃよ」
「わからないよ、オズちゃんかもよ」
背後で好き勝手言っている声が聞こえる。外野は気楽でいいが当事者たちはそうもいかない。窓の外はどんどん曇ってくるし、アーサーの癇癪も治まる様子はない。本当に珍しいことだ。
「アーサー」
「いや!」
「……まだ何も言っていない」
「いやぁ!」
「アーサー……」
「うううう」
本当の本当に珍しいのだ。アーサーは歳の割に聞き分けの良い子どもだった。そりゃあ、子どもらしくわんぱくなところもあるが、俺たちの話はよく聞き、あまりわがままを言わない子どもだった。
そのよくできたアーサーが、地団太を踏んで、力いっぱい体いっぱいに癇癪を起している。オズはもうお手上げ状態で、完全に困ってしまっているようだ。
1988「めずらしいのう」
「アーサーちゃんおこじゃの」
「一体何があったのじゃ」
「きっとフィガロがなにかしたんじゃよ」
「わからないよ、オズちゃんかもよ」
背後で好き勝手言っている声が聞こえる。外野は気楽でいいが当事者たちはそうもいかない。窓の外はどんどん曇ってくるし、アーサーの癇癪も治まる様子はない。本当に珍しいことだ。
「アーサー」
「いや!」
「……まだ何も言っていない」
「いやぁ!」
「アーサー……」
「うううう」
本当の本当に珍しいのだ。アーサーは歳の割に聞き分けの良い子どもだった。そりゃあ、子どもらしくわんぱくなところもあるが、俺たちの話はよく聞き、あまりわがままを言わない子どもだった。
そのよくできたアーサーが、地団太を踏んで、力いっぱい体いっぱいに癇癪を起している。オズはもうお手上げ状態で、完全に困ってしまっているようだ。
wasui_awira119
DONE2022.1.23.Sunピクスク開催北師弟Webオンリー
HAPPY北師弟DAY
開催おめでとうございます🎉
スペース:氷 い5
新作展示:燃える空【北師弟+チレッタ】
パスワードは会場リンク先にて公開中です
良かったら感想ください!
はぴして 北師弟+チレッタ 新作展示『燃える空』 空が燃えていた。どんよりとたちこめる雲は、眼下の火の粉を吸い上げ、重く暗い赤に染まっている。もう夜半になろうという頃であるのに、地上は昼間の空のごとく明るく煌めいて、チカチカと私の瞳を刺激する。
「双子様~! こーんばーんはー!」
「おお、チレッタか」
「久しいのう」
煙を吸い込まぬよう風上に避けながら、お二人のもとへと箒を飛ばす。燃ゆる炎を双眸に反射させて、双子は静かにその光景を見下ろしていた。その[[rb:煌々 > きらきら]]しく光る四つの瞳からは、何の感情も読み取ることができない。
「いやー、派手ですねえ」
「ほんに」
「やんちゃが過ぎるのう」
やれやれとでも言うように、ホワイト様が肩をすくめ、スノウ様がため息をつく。
1753「双子様~! こーんばーんはー!」
「おお、チレッタか」
「久しいのう」
煙を吸い込まぬよう風上に避けながら、お二人のもとへと箒を飛ばす。燃ゆる炎を双眸に反射させて、双子は静かにその光景を見下ろしていた。その[[rb:煌々 > きらきら]]しく光る四つの瞳からは、何の感情も読み取ることができない。
「いやー、派手ですねえ」
「ほんに」
「やんちゃが過ぎるのう」
やれやれとでも言うように、ホワイト様が肩をすくめ、スノウ様がため息をつく。
dashimaki_mhyk
DONEアイコンのスノウ様つやベタでずっと悩んでたけどカケアミブラシがとても便利なのでこれで原稿してます。一応2ndアニバ衣装です(鉢巻ではない)
そして最初、分け目間違えてアップしてしまいました(この間違いもよくやりがち)…スノウ様ごめんなさい…!
_universecat
DOODLEVarious wholesome doodlesCharacters: ホワイト, スノウ, 晶♀/ White, Snow, Female Sage (Akira)
⚠️ケモノ/Furry 7
らいと
MOURNING呟いた双子ネタを書こうとしたけどボツったブロマンス、カプ要素はない、重い
ぶつ切りしてる
創造「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
我の周りをくるくると回りながら楽しげに笑っているホワイト、何が楽しいのか何も分からないがホワイトが幸せならそれで良い。名前を呼ぶ度にくすくすと笑い我の手を握り2人でくるくる回っている、2人で何をしているんだが不思議でたまらない、この行為になんの意味があるのか検討もつかないが暇なのでホワイトの余興にでも付き合ってやろうとダンスを踊るようにステップを踏んだ。
「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
「孤独は良いものか?」
一瞬で場の空気が凍りつく、何故それを今更問うのか、何故聞こうと思ったのか、何故、何故、何故
我はその場で立ち尽くした、ホワイトは未だ我の周りをくるくると周り笑っている。愉快に、ただ愉快に。
1316「なんじゃホワイト」
我の周りをくるくると回りながら楽しげに笑っているホワイト、何が楽しいのか何も分からないがホワイトが幸せならそれで良い。名前を呼ぶ度にくすくすと笑い我の手を握り2人でくるくる回っている、2人で何をしているんだが不思議でたまらない、この行為になんの意味があるのか検討もつかないが暇なのでホワイトの余興にでも付き合ってやろうとダンスを踊るようにステップを踏んだ。
「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
「孤独は良いものか?」
一瞬で場の空気が凍りつく、何故それを今更問うのか、何故聞こうと思ったのか、何故、何故、何故
我はその場で立ち尽くした、ホワイトは未だ我の周りをくるくると周り笑っている。愉快に、ただ愉快に。
hpmi_80
MEMO11/14に行われたスペースのうろ覚えまとめです腐女子すごろくを独幻でやってるのをはなハナさん(@SaMabo_66 )が協力してくださいました
独幻すごろく【独幻すごろく】
はなハナさんとした独幻腐女子すごろくのうろ覚えまとめ
今回すごろくを回していたのは蜂零のみではなハナさんが話を広げてくださいました。おかげで幻太郎が奮闘するホラーコメディ映画ができました
※独幻以外のCP(特に独銃)が山ほど出てきます
1.告白をしたのはどっち?
→幻太郎
打算的に近付いて本気になって駆け引きしようとしたら独歩があまりにもマイナス思考で塩対応だからなりふり構っていられなくなった
2.付き合ってどれくらい
→付き合ってどれくらいとかは特に考えてないけど定期的に別れてほしい。
皆の前でド派手に喧嘩して出ていく夢野を追いかけるポッセ。その場は冷静だけど後で先生と一二三にべしょべしょに泣きじゃくりながら騒ぐ独歩。これが3週間に1回ペース(アニメのワンクールより短い、ということで復縁する度に以下1期2期と単位が付けられる)
9479はなハナさんとした独幻腐女子すごろくのうろ覚えまとめ
今回すごろくを回していたのは蜂零のみではなハナさんが話を広げてくださいました。おかげで幻太郎が奮闘するホラーコメディ映画ができました
※独幻以外のCP(特に独銃)が山ほど出てきます
1.告白をしたのはどっち?
→幻太郎
打算的に近付いて本気になって駆け引きしようとしたら独歩があまりにもマイナス思考で塩対応だからなりふり構っていられなくなった
2.付き合ってどれくらい
→付き合ってどれくらいとかは特に考えてないけど定期的に別れてほしい。
皆の前でド派手に喧嘩して出ていく夢野を追いかけるポッセ。その場は冷静だけど後で先生と一二三にべしょべしょに泣きじゃくりながら騒ぐ独歩。これが3週間に1回ペース(アニメのワンクールより短い、ということで復縁する度に以下1期2期と単位が付けられる)
0srm0
DOODLEカプ要素ないイラストログ・大人スノウ/ホワイト
・ヒース
・ネロ
・ブラッドリー/ヒース
・ファウスト
・スノウ/ホワイト
・ミスラ
・北師弟
・スノウ/ホワイト
・ブラッドリー
・カイン
・ブラッドリーキャプテン 12
ー月猫ー
DONEツイッターにて行われた❄🌸のぶらねろです。全部繋げてみましたー。すのう、ほわいと、しゃいろっく、オリジナル設定その他もろもろ、色々な感じです。
二人一緒に永遠に。「ほらこれ」
「──は?」
渡されたのはモコモコしている、もう見るからに触り心地が良さそうなもの。
丁寧に折りたたまれているそれがコートだと分かったのは、フードがあったからだ。
「やるよ」
「え、なんで」
当たり前のように言うブラッドリーに、ネロは顔を顰める。
ここは冬の国と春の国の境にある小さな原っぱ。
そよそよと吹く風はほんの少し冷たくて、けれどそこに生える草花は心地よい温度だと身体を揺らす。
寒さが苦手なネロだが、ここはお気に入りの場所だった。
自分の身を置く春の国の暖かさが嫌いなわけではないが、自分には似合わないと思っている節があり、境であるこの場所こそが自分に合っていると思っている。
────この冬の住人に会うまでは。
18682「──は?」
渡されたのはモコモコしている、もう見るからに触り心地が良さそうなもの。
丁寧に折りたたまれているそれがコートだと分かったのは、フードがあったからだ。
「やるよ」
「え、なんで」
当たり前のように言うブラッドリーに、ネロは顔を顰める。
ここは冬の国と春の国の境にある小さな原っぱ。
そよそよと吹く風はほんの少し冷たくて、けれどそこに生える草花は心地よい温度だと身体を揺らす。
寒さが苦手なネロだが、ここはお気に入りの場所だった。
自分の身を置く春の国の暖かさが嫌いなわけではないが、自分には似合わないと思っている節があり、境であるこの場所こそが自分に合っていると思っている。
────この冬の住人に会うまでは。
mtn_xxx_
DONEスノウ様とフィガロが雑談しているだけのSSです。21gの絵本「知っておったか。魂の重さとやらは21gらしい」
唐突に、スノウ様が俺を振り仰いでそう言った。今日はホワイト様とは別々に過ごす日らしく、寂しいからと半ば無理やりお茶会に誘われ、魔法舎からほど近い野原でお喋りに興じていたが、いつの間にか同席していた子供たちは川遊びに夢中だ。夏にぴったりの微笑ましい光景を横目に木陰で涼んでいる俺たちの足元には猫。南の国に比べれば湿度も低く、風もそよいで眠たくなるような穏やかさと倦怠感。テーブルの上に山ほどあった菓子もオーエンが強奪していったし、お開きの空気を感じて食器類を片付けながら向かいに目を向ける。
「誰に聞いたんですか」
「シャイロックが言っておった。人間は死後、21g軽くなるそうじゃ。それが魂の重さだと」
3620唐突に、スノウ様が俺を振り仰いでそう言った。今日はホワイト様とは別々に過ごす日らしく、寂しいからと半ば無理やりお茶会に誘われ、魔法舎からほど近い野原でお喋りに興じていたが、いつの間にか同席していた子供たちは川遊びに夢中だ。夏にぴったりの微笑ましい光景を横目に木陰で涼んでいる俺たちの足元には猫。南の国に比べれば湿度も低く、風もそよいで眠たくなるような穏やかさと倦怠感。テーブルの上に山ほどあった菓子もオーエンが強奪していったし、お開きの空気を感じて食器類を片付けながら向かいに目を向ける。
「誰に聞いたんですか」
「シャイロックが言っておった。人間は死後、21g軽くなるそうじゃ。それが魂の重さだと」
mhyk_arigato
DONE夢にまつわるオズ、スノウ、ホワイト、フィガロのお話。少しだけアーサー。■オズのホームボイスは最高魔法使いはまどろみに踊る第一夜 正夢
雪の気配を纏った双子が寄り添っている。ホワイトはそれを少し離れたところから見ていた。
彼らが影を重ねるその場所は、ある時は閉ざされた氷の城だった。時に、沈黙の雪原だった。時に、木漏れ日のように小さな光を落とす廃墟だった。時に豪奢な神殿で、時に瘴気に阻まれた森で、時に結晶が仄かに光る洞窟で、彼らはふたりごとを囁き合った。
寄せ合った子供の頬が、やわらかく形を変える。小さな手が互いの指先を求める。クスクスと響いた笑い声。
双子は手のひらに小さな宝石を乗せていた。否、目を凝らせば、それが宝石ではなく赤い果物であることが分かる。水分を失ったそれには、魔法がなくとも食物としての寿命を永らえ、さらには甘みと栄養をたたえる為の、生活の知恵が詰まっている。魔法と共に在った双子に生きる為の小さな工夫は必要ない。それは滅んだ雪の村で人間たちがやっていた行為の真似事だった。
20331雪の気配を纏った双子が寄り添っている。ホワイトはそれを少し離れたところから見ていた。
彼らが影を重ねるその場所は、ある時は閉ざされた氷の城だった。時に、沈黙の雪原だった。時に、木漏れ日のように小さな光を落とす廃墟だった。時に豪奢な神殿で、時に瘴気に阻まれた森で、時に結晶が仄かに光る洞窟で、彼らはふたりごとを囁き合った。
寄せ合った子供の頬が、やわらかく形を変える。小さな手が互いの指先を求める。クスクスと響いた笑い声。
双子は手のひらに小さな宝石を乗せていた。否、目を凝らせば、それが宝石ではなく赤い果物であることが分かる。水分を失ったそれには、魔法がなくとも食物としての寿命を永らえ、さらには甘みと栄養をたたえる為の、生活の知恵が詰まっている。魔法と共に在った双子に生きる為の小さな工夫は必要ない。それは滅んだ雪の村で人間たちがやっていた行為の真似事だった。
inspiration_ayu
MAIKINGメロモス🍈🦋というかモスノウ→メロンさんの百合😊メロンさんに甘えたいモスノウちゃんモス×メロ※ポケモン同士で会話しています
※ラプラスが最も古参の設定
「よくやったね!アンタはやっぱりサイコーだよ!」
「大丈夫かい!?熱かったね、よしよし」
「いつもありがとね、大好きよ」
わたしの主人メロンは、いつも私たちポケモンを可愛がってくれる。
ときに撫で、ときに抱きしめ、そしてキスをしてくれる。
バトルの前、バトルの後、トレーニングの時も。いい結果を残せたときはもちろん、あいてのこうげきにやられてひどく傷付いたときも、優しくいたわってくれる。
それは彼女の家族に対してもおなじ。
「ただいまぁ!お腹すいたかい?」
「おかえりなさい、ママ!」
「はいはい、みんな愛してるよ!」
特にまだ小さな子たちは、一日のうちになんども抱きしめてもらったり、キスをしてもらったり。
2348※ラプラスが最も古参の設定
「よくやったね!アンタはやっぱりサイコーだよ!」
「大丈夫かい!?熱かったね、よしよし」
「いつもありがとね、大好きよ」
わたしの主人メロンは、いつも私たちポケモンを可愛がってくれる。
ときに撫で、ときに抱きしめ、そしてキスをしてくれる。
バトルの前、バトルの後、トレーニングの時も。いい結果を残せたときはもちろん、あいてのこうげきにやられてひどく傷付いたときも、優しくいたわってくれる。
それは彼女の家族に対してもおなじ。
「ただいまぁ!お腹すいたかい?」
「おかえりなさい、ママ!」
「はいはい、みんな愛してるよ!」
特にまだ小さな子たちは、一日のうちになんども抱きしめてもらったり、キスをしてもらったり。
nayutanl
DONEスノウとホワイトの街歩きの話です。距離感は近い息をするように不穏なことを言うけど、ふたりは仲良し
余談ですが、カカオの花言葉は 神聖、親切、片想い だそうな
chocolat et vanille 寒空の下、二人の少年が手を繋いで街歩きをしている。一目見ただけでは見分けがつかないほどよく似た姿のふたりの少年の内、ひとりは片手にカップを持っていた。街で人気のスイーツスタンドのもので、中にはクッキーを添えたアイスクリームが二個盛られていた。
お揃いの服、色違いのマフラーを身に着けた愛らしい少年たちを、すれ違う人々は皆振り返るが二人は気にも留めない様子でてくてく歩いている。
そうして、少年たちは川辺のベンチへやってきて二人してすとんと腰かけると、顔を見合わせ笑みを浮かべた。
「「北国生まれなら、凍えそうな冬でもアイスクリーム!」」
「粋じゃな」
「粋じゃのう」
二人の少年―スノウとホワイトは、中央の国で任務をこなした後に寄った栄光の街で長めの自由時間をもらい、久しぶりの街歩きでご機嫌だった。このところは依頼、訓練、調査ばかりであまり楽しい外出がなかったのだが、今日は運良く用事が早々に住んだので、少し遊んでいきたいと賢者にわがままを言って聞いてもらったのだ。賢者と今回同行した他の魔法使いたちも、今ごろは街のどこかでなにかを楽しんでいることだろう。
2496お揃いの服、色違いのマフラーを身に着けた愛らしい少年たちを、すれ違う人々は皆振り返るが二人は気にも留めない様子でてくてく歩いている。
そうして、少年たちは川辺のベンチへやってきて二人してすとんと腰かけると、顔を見合わせ笑みを浮かべた。
「「北国生まれなら、凍えそうな冬でもアイスクリーム!」」
「粋じゃな」
「粋じゃのう」
二人の少年―スノウとホワイトは、中央の国で任務をこなした後に寄った栄光の街で長めの自由時間をもらい、久しぶりの街歩きでご機嫌だった。このところは依頼、訓練、調査ばかりであまり楽しい外出がなかったのだが、今日は運良く用事が早々に住んだので、少し遊んでいきたいと賢者にわがままを言って聞いてもらったのだ。賢者と今回同行した他の魔法使いたちも、今ごろは街のどこかでなにかを楽しんでいることだろう。