スピンオフ
きのこっ葉
MEMOえっと魔法軍少尉です。性格の悪い人をヒーローに書いてみたいと試作してみることにしたので自作の中で性格の悪い人、を思い出しこの人から話を広げました。
珍しくスピンオフってことになっちゃうのかな。
自分の場合、スピ作品って読む気を削ぐマイナス要素なので今作については、世界観を同じくする作品を見てもらったり気づかなくとも構わないし
目につくとこでスピだと公言したり、動線をつなげる気ないです。
8割完成
Patala
MEMOSELLのスピンオフのイメージ画像子供ナオ(概念)をヨシヨシする賢悟
賢悟は無駄にデカいけど全く運動が出来ない
そして髪はもっとモサモサしてる気がする(描けない)
ポーズの参考画像見ずに描いたので酷い💦
cor_pon
PAST今日もまだ凍ってしまったまんまです。pixivにもちょっとづつダグキリの過去ログを上げていってます。見てやってくださいませ。
そして今日の再放送は、大きな声では言えないけど某有名少女漫画のスピンオフ作品のワンシーンをダグキリ変換して自家発電したやつです。元ネタがわかった方は固い握手を交わしたいです。 7
ringofeb9
DOODLE夏ノ雪くにちょぎスピンオフ。きっとこういう物語もあったかもしれない。完全に後付け設定。2人を軍属にするかサナトリウムに入れるか悩んで後者を選びました。こういうの書いてみたいなっていう試し書きです。
昭和初期の設定なので現代にそぐわない表現や考えがありますが当時の時代背景を考慮した創作上のものですので悪しからずご了承ください。
君ノ記憶 学徒出陣の命が出されたのは昭和18年10月のことだった。大学生の水心子正秀も徴兵検査を受けて国のために戦う――はずだった。
「……診断に間違いは?」
窓から海が見える診察室でレントゲンのフィルムを睨む医者を見つめながら水心子は訊ねた。
「ないな。典型的な肺結核の所見だ」
カルテに万年筆を走らせながら金髪の医者は答えた。
「では、国のために私は戦えないということか」
「そうなるな。大人しくここで療養してもらうことになる」
「……」
水心子は俯いた。結核患者は徴兵の対象にはならないから命を賭して国のために戦うことは出来ない。
「そんな体で戦地に赴くと、あんたが結核を広めてしまう可能性がある。そうなるとこの国は戦力が大きく削られる」
3688「……診断に間違いは?」
窓から海が見える診察室でレントゲンのフィルムを睨む医者を見つめながら水心子は訊ねた。
「ないな。典型的な肺結核の所見だ」
カルテに万年筆を走らせながら金髪の医者は答えた。
「では、国のために私は戦えないということか」
「そうなるな。大人しくここで療養してもらうことになる」
「……」
水心子は俯いた。結核患者は徴兵の対象にはならないから命を賭して国のために戦うことは出来ない。
「そんな体で戦地に赴くと、あんたが結核を広めてしまう可能性がある。そうなるとこの国は戦力が大きく削られる」
すぐる(JJ)
DOODLE夏公演スピンオフのネジキサ その6(※今回からポイピクにしてみる。前回までは今のところついったーにあります。)
前回のあらすじ。
ごはんに誘えた根地黒門と、友達が同じ人好きになっちゃうのでは疑惑にモヤァしてる立花希佐。 10
perounderground
MOURNING【病ばじWEBオンリー用】記憶障害の場地君と千冬のお話1年前に描いた漫画のまとめです。続編追加しました!(20時)
ばじさんが一命をとりとめたけど記憶障害になってしまった世界線。
※食べる・話す等の日常知識を失っているので、人格が子供のように豹変しています。
あの頃のかっこよかったばじさんはいません。
※スピンオフスタート前に描いたので場地くんのお母さんの設定がオリジナルです。 23
Kamo mayor
PAST2019.7.14ツイッター診断メーカー JKシリーズ(スピンオフ)
もこちゃん(梅雨モード)
季節イラストを描いてみたかった。背景は絶対描こうと思ってた。
パースとか分からないけど、とにかく描いてみた!
傘が難しかったなあ。
でも完成に近づくにつれて、自分の想像通りの絵になってきたので
めちゃくちゃ描いてて楽しかったー!
かのたろ
MOURNINGわからせリレーの二人のまさかまさかのスピンオフ2さんにん「…で?いつ出ていくんだ?」
置いたグラスが鈍い音をたて、中の麦酒が少しこぼれそうになった。
ここはハテノ村の宿屋「トンプー亭」。辺境の村にしては設備も充実していて中も広く食事ができるテーブルがいくつか置かれている。二階のテラス席からの眺めは格別だが、常連客が毎日の様に居座っているので、今夜の席はこっちだった。
「えー?分かんないよぉ。だって、荷造り大変そうだし」
空のジョッキをふらふらさせながら、すでに顔を真っ赤にしているリィレが言った。
「ツキミ―!もう一杯!」
「こっちはお前の家に運ぶ荷物の準備、もう出来てんだから」
「何それ、はやっ!
戻らない”かもしれない”なんだから、明日戻ってくるかもしれないでしょ!」
2529置いたグラスが鈍い音をたて、中の麦酒が少しこぼれそうになった。
ここはハテノ村の宿屋「トンプー亭」。辺境の村にしては設備も充実していて中も広く食事ができるテーブルがいくつか置かれている。二階のテラス席からの眺めは格別だが、常連客が毎日の様に居座っているので、今夜の席はこっちだった。
「えー?分かんないよぉ。だって、荷造り大変そうだし」
空のジョッキをふらふらさせながら、すでに顔を真っ赤にしているリィレが言った。
「ツキミ―!もう一杯!」
「こっちはお前の家に運ぶ荷物の準備、もう出来てんだから」
「何それ、はやっ!
戻らない”かもしれない”なんだから、明日戻ってくるかもしれないでしょ!」
70_blue
DOODLEラウグエ うさぎ兄弟と幼少期捏造幼少期の方、ベタベタですがお許しを…
なんかアレな母にしてしまったけど、別に問題ないタイプの母の方が
ラくんの執着のヤバさが際立っていいかもしれない
あと過去話題の出てたグ母とラ母の百合はめちゃくちゃ見たいです
本編も過去回想…待ってますね…(スピンオフでもいいから…) 2
かのたろ
MOURNING大団円を迎えたわからせリレーのまさかのスピンオフfajさんの生みだした二人のその後のちょっとした話
ラッセとリィレ、その後リンクとゼルダの細やかながら心温まる結婚式が執り行われている今日、舞い散る花びらと盛り上がる村人たちの輪を、ラッセは少し離れた場所から眺めていた。
輪の中心にいる二人の姿が徐々に近づいていって、ラッセがハイラルの大空を飛ぶシマオタカに視線を移した時、ワッと歓声が上がった。
時は、「あの時」の少し後に遡る―
陽が傾きはじめ、ハイラルでも有数な夕焼けの風景が広がるハテノ村。
茜色の光が、無言でのろのろ歩く二人の横顔を照らしていた。
いや、正確には歩みが遅いのは俯いたままのリィレで、隣のラッセは普通に歩いている。距離が開くと歩みを止めたり、わざと遅く歩いたりで、つかず離れずを保っている。
村のメインストリート(と言ってもわずかな商店や宿が軒を連ねる程度だが)に出るところは少し下り坂になっているのだが、ラッセの数歩後を行くリィレがバランスを崩した。
2049輪の中心にいる二人の姿が徐々に近づいていって、ラッセがハイラルの大空を飛ぶシマオタカに視線を移した時、ワッと歓声が上がった。
時は、「あの時」の少し後に遡る―
陽が傾きはじめ、ハイラルでも有数な夕焼けの風景が広がるハテノ村。
茜色の光が、無言でのろのろ歩く二人の横顔を照らしていた。
いや、正確には歩みが遅いのは俯いたままのリィレで、隣のラッセは普通に歩いている。距離が開くと歩みを止めたり、わざと遅く歩いたりで、つかず離れずを保っている。
村のメインストリート(と言ってもわずかな商店や宿が軒を連ねる程度だが)に出るところは少し下り坂になっているのだが、ラッセの数歩後を行くリィレがバランスを崩した。
Dochi_Kochi28
DOODLE原神ご飯小説 スピンオフレザー君のお料理修行 その1
はじまりは卵から「おれに、料理、おしえて、ほしい。ハッシュドポテトのほかに、つくれるやつ、増やしたい。」
壺の中の家の厨房を見たレザーが、旅人である空にこういったのが数日前。いいよ、と彼が言ったので、今、彼とレザーの目の前には、籠に山もりの鳥の卵がある。
「いっぱいもってきたな、レザー。」
後ろから、いつも通りに空の料理を見守るパイモン。
「失敗、心配、だから、多く持って、きた。」
「じゃぁ。一緒に料理、はじめようか。」
コンコンコン。カシャッ。
テーブルに殻を打ち付けて、入ったひびに指をかけて、フライパンの上で、割る。
しかし、慣れない身には、難しい。
「むー・・・。うー・・・また、黄色いの、割れた。」
フライパンの上には黄身の割れた卵が5つ。
1042壺の中の家の厨房を見たレザーが、旅人である空にこういったのが数日前。いいよ、と彼が言ったので、今、彼とレザーの目の前には、籠に山もりの鳥の卵がある。
「いっぱいもってきたな、レザー。」
後ろから、いつも通りに空の料理を見守るパイモン。
「失敗、心配、だから、多く持って、きた。」
「じゃぁ。一緒に料理、はじめようか。」
コンコンコン。カシャッ。
テーブルに殻を打ち付けて、入ったひびに指をかけて、フライパンの上で、割る。
しかし、慣れない身には、難しい。
「むー・・・。うー・・・また、黄色いの、割れた。」
フライパンの上には黄身の割れた卵が5つ。
usi_plus
DONE●ナイパレ展示作品⚗️『ヨクジョウあれこれ ~クル先とお風呂。その後。~』
メイン展示『バスケ部と ヨクジョウあれこれ』のスピンオフというかなんというか。
クルーウェル先生ともお風呂えち的なものをしてもらいました。厳密にはしてません。
※18歳を含む高校生以下の方の閲覧NG
→18歳⬆?(Y/N)
”朝チュンプチオンリー”『Good mornig,Sweetheart❤Petit』参加作品 8090
hannekosui
DONEパスはおしながきに17枚目からケモミミになります。
一番最後の20枚目はワカワカになってます。同一人物二人いるのでご注意くださいませ~!
スピンオフのキャラが一瞬出てます 20
竹取翁
DOODLEなんでもかんでもメフィラスかーと思っていたら、あのCMはまごうことなきウルトラマンとメフィラスだった。ありがとう。実質スピンオフ!!表情は違えど喋っているトーンはまんまウルトラマンとメフィラスですねこれは!
ショートケーキおいているのは何とも可愛いw あれは斎藤さんが用意したのか、それとも山本さんが持ってきたのか。どっちの設定でも良いな!!
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。8五条夫婦と両親の狼狽えっぷりといったらおかしかった。
全員が家に帰る事を説得しようとしたが私は頑として譲らず、自分の腕の中ですやすやと眠る悟を見て「悟は私が守る」と高らかに宣言した。
しかし私は来年小学生になる。私は小学校に通う事も楽しみにしていた。そこで、平日は家に、金曜の夜から日曜日の午後までを本家で過ごす事で納得した。悟は泣かなかった。
私には4人の親と、弟ができた。
実の両親をお父さん、お母さんと呼び、五条夫婦をパパ、ママと呼ぶようになった。
本家にいる間、楽しく過ごしていただけではなく、呪力を学んだり、自分の力がどんなものなのか、制御可能なものなのか、実験のような事も繰り返しやった。相変わらず「呪力0!」と太鼓判を押されていたので、私が使った力がなんなのか分からず術式名もつかなかった。また、あの時以来発動することもなかった。
1690全員が家に帰る事を説得しようとしたが私は頑として譲らず、自分の腕の中ですやすやと眠る悟を見て「悟は私が守る」と高らかに宣言した。
しかし私は来年小学生になる。私は小学校に通う事も楽しみにしていた。そこで、平日は家に、金曜の夜から日曜日の午後までを本家で過ごす事で納得した。悟は泣かなかった。
私には4人の親と、弟ができた。
実の両親をお父さん、お母さんと呼び、五条夫婦をパパ、ママと呼ぶようになった。
本家にいる間、楽しく過ごしていただけではなく、呪力を学んだり、自分の力がどんなものなのか、制御可能なものなのか、実験のような事も繰り返しやった。相変わらず「呪力0!」と太鼓判を押されていたので、私が使った力がなんなのか分からず術式名もつかなかった。また、あの時以来発動することもなかった。
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。7悟が生まれた翌日、長男誕生の一報を受けた当主が文字通り飛んで帰って来た。
あの偉そうな老害の息子だと知り、私は身構えたがそれは空振りに終わった。
当主、五条正(ただし)は前衛的で前向きな人だった。
息子を抱いて涙を流して喜び、私の存在を知ると
「え?僕娘もできたの?凪よくやった!」
と手放しで喜び、私がここにいる理由を知ると初めて彼女に出会った時彼女がしたように両手をついて私に謝罪し、家族の元に帰すと約束した。
父親の狼藉を知った彼は烈火の如く怒り、父親を隠居させ、これからは家族が離ればなれにならないように古き忌まわしいしきたりは変えていくと宣言した。
数日後、私の両親が本家に迎えに来てくれた。五条夫婦が私の家に行くと申し出たが、出産直後の彼女の体調を気遣い辞退したそうだ。
1230あの偉そうな老害の息子だと知り、私は身構えたがそれは空振りに終わった。
当主、五条正(ただし)は前衛的で前向きな人だった。
息子を抱いて涙を流して喜び、私の存在を知ると
「え?僕娘もできたの?凪よくやった!」
と手放しで喜び、私がここにいる理由を知ると初めて彼女に出会った時彼女がしたように両手をついて私に謝罪し、家族の元に帰すと約束した。
父親の狼藉を知った彼は烈火の如く怒り、父親を隠居させ、これからは家族が離ればなれにならないように古き忌まわしいしきたりは変えていくと宣言した。
数日後、私の両親が本家に迎えに来てくれた。五条夫婦が私の家に行くと申し出たが、出産直後の彼女の体調を気遣い辞退したそうだ。
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。6「実、行きなさい」
私は固まった。
一瞬が永遠に感じた。
「実、大好きよ。元気でね」
私は彼女に抱きついた。
ママ、大好き
そう耳元で言うと、頭を撫でてくれた。
私は踵を返し、大人たちの間を縫って部屋の外にそっと出た。
その時、彼女の悲痛な叫びが聞こえた。
「返して!!!」
返して?????
「赤ちゃんを返して!!!!」
赤ちゃんを?????
大人の声が聞こえる。
六眼の子供だ。
しきたり通り呪力が安定し、術式が判明するまで呪術師の乳母の元で育てる。
私の中で何かが弾けた。
私は部屋に戻り、赤ん坊を抱いている医師に近づいた。
「赤ちゃんをママに返して」
赤ん坊が泣いている。
母親を求めて泣いている。
医師が驚いた顔で私を見ている。
「この子供は何なんだ?!」
1358私は固まった。
一瞬が永遠に感じた。
「実、大好きよ。元気でね」
私は彼女に抱きついた。
ママ、大好き
そう耳元で言うと、頭を撫でてくれた。
私は踵を返し、大人たちの間を縫って部屋の外にそっと出た。
その時、彼女の悲痛な叫びが聞こえた。
「返して!!!」
返して?????
「赤ちゃんを返して!!!!」
赤ちゃんを?????
大人の声が聞こえる。
六眼の子供だ。
しきたり通り呪力が安定し、術式が判明するまで呪術師の乳母の元で育てる。
私の中で何かが弾けた。
私は部屋に戻り、赤ん坊を抱いている医師に近づいた。
「赤ちゃんをママに返して」
赤ん坊が泣いている。
母親を求めて泣いている。
医師が驚いた顔で私を見ている。
「この子供は何なんだ?!」
鳥島桃色秘密基地
DOODLE大いなる花園(王委)オリジナルの女体化の王委置き場。随時更新予定。
公式で女体化スピンオフ漫画が出てると二次創作のにょた化に「オリジナル」って注意書きしないといけないのすごすぎる。 3
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。5「今からお社に行って来てくれる?お社に一人でおつかいをお願いするのはこれが最後よ。」
私はすぐに支度をし、置いてくる手紙を受け取ろうとしたが、今回は回収するだけでいいという。
それでは文通にならないと不思議に思ったが、とにかく散歩に出掛け、普段通りにルーティンをこなし戻ってきた。
今回も彼女は駆け寄って来て抱き締めてくれ、手紙を読むとにっこりと笑い、大事な話があると言った。
彼女は初めて手紙を見せてくれた。
たった一行だけ書かれた手紙。
もちろん小学生にもなっていない私には読めない。
「こう書いてあるのよ」
明日予定通りに行けるよ!頑張れ!!
「明日の午前中に赤ちゃんを生むの。その時実はここから出てお父さんとお母さんのところに帰るのよ。」
1340私はすぐに支度をし、置いてくる手紙を受け取ろうとしたが、今回は回収するだけでいいという。
それでは文通にならないと不思議に思ったが、とにかく散歩に出掛け、普段通りにルーティンをこなし戻ってきた。
今回も彼女は駆け寄って来て抱き締めてくれ、手紙を読むとにっこりと笑い、大事な話があると言った。
彼女は初めて手紙を見せてくれた。
たった一行だけ書かれた手紙。
もちろん小学生にもなっていない私には読めない。
「こう書いてあるのよ」
明日予定通りに行けるよ!頑張れ!!
「明日の午前中に赤ちゃんを生むの。その時実はここから出てお父さんとお母さんのところに帰るのよ。」
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。4「実、これを持って行って」
お社の掃除に行こうとする私を彼女は引き留めた。
なんの変哲もない封筒。
「こうやって、着物の袂に入れて。落としちゃだめよ?」
そういうと、彼女は教えてくれた。
嫁いで来た時から、外部との連絡は殆どできず手紙などは全て内容を確認された。電話もどこで聞かれているか分からないので、家族に元気でいると伝えるので精一杯だった。
そして何より嫁いで来てから5年間懐妊ならず、白い目で見られているのも嫌だった。もとはと言えば帰って来ない旦那が悪い。
彼女は反発心から自由に外部と連絡が取れる方法を考えた。
それがあのお社だった。
自分は常に付き人がいるが、体を半分突っ込んでお社の中を掃除すれば手紙くらいなら着物の襟元や袂に素早く出し入れできる。着物なんて着たくなかったけど役に立つなんて皮肉だ。
1015お社の掃除に行こうとする私を彼女は引き留めた。
なんの変哲もない封筒。
「こうやって、着物の袂に入れて。落としちゃだめよ?」
そういうと、彼女は教えてくれた。
嫁いで来た時から、外部との連絡は殆どできず手紙などは全て内容を確認された。電話もどこで聞かれているか分からないので、家族に元気でいると伝えるので精一杯だった。
そして何より嫁いで来てから5年間懐妊ならず、白い目で見られているのも嫌だった。もとはと言えば帰って来ない旦那が悪い。
彼女は反発心から自由に外部と連絡が取れる方法を考えた。
それがあのお社だった。
自分は常に付き人がいるが、体を半分突っ込んでお社の中を掃除すれば手紙くらいなら着物の襟元や袂に素早く出し入れできる。着物なんて着たくなかったけど役に立つなんて皮肉だ。
いぬさんです。
MOURNING完全スピンオフ夢小説です。3着物の女性は「五条凪(なぎ)」という。
五条家当主の元へ嫁いで来た五条家の遠縁という話だった。
その当主は当主としての仕事が色々あるらしく、殆ど本家に帰る事はないとの事だった。
ある日彼女は寂しそうにそう教えてくれたが、「短い期間に実と赤ちゃん、家族が2人も増えるなんて私はラッキーだわ」と笑った。
彼女が私の元を訪れた二日後だったと思うが、私は和室から出され、彼女の居室で彼女と生活する事になった。
広い洋室で、ベビー用品がたくさん置いてある陽当たりの良い部屋だった。
その日から彼女と食事をし、お風呂に入り、用意してもらった私のベッドを彼女のベッドに並べて眠った。
今思えば大きなお腹で6歳児の面倒を見るのは大変だったと思うが、彼女はできる限り人の手を借りず私の世話をした。
1259五条家当主の元へ嫁いで来た五条家の遠縁という話だった。
その当主は当主としての仕事が色々あるらしく、殆ど本家に帰る事はないとの事だった。
ある日彼女は寂しそうにそう教えてくれたが、「短い期間に実と赤ちゃん、家族が2人も増えるなんて私はラッキーだわ」と笑った。
彼女が私の元を訪れた二日後だったと思うが、私は和室から出され、彼女の居室で彼女と生活する事になった。
広い洋室で、ベビー用品がたくさん置いてある陽当たりの良い部屋だった。
その日から彼女と食事をし、お風呂に入り、用意してもらった私のベッドを彼女のベッドに並べて眠った。
今思えば大きなお腹で6歳児の面倒を見るのは大変だったと思うが、彼女はできる限り人の手を借りず私の世話をした。