セカイ
3iiRo27
できたritk版深夜の60分一発勝負第七十二回 お題:「おとぎ話」「なにぃ!?」
二人きりの練習日にセカイで起こった、とある珍事件のお話。
類視点 両想い
不安な心の行き先は。必要なものを持って、スマホから曲を流す。
光が落ち着くのを待って、見慣れたセカイのテントへの道を早足で歩いていった。
今日は寧々もえむくんも家の都合でお休みだから、練習もお休み。
だけど、それじゃもったいないから、セカイで集まって僕達で次回の脚本の叩き台を作ろう、という話になったのだけれど。
司くんに見せたい機材の調整をしていたら、約束の時間まであとわずかになってしまった。
集合場所はテントだから、セカイに入って移動すると考えると、きっと時間を過ぎてしまう。
「急がないと…………あれ?」
早足で進んでいると、何やらぬいぐるみに囲まれた誰かがいた。
……否。体格も、髪色も、その声も、全て聞き覚えがある人物だ。
けど、その姿は、僕の知る姿とは全く異なっていた。
3670光が落ち着くのを待って、見慣れたセカイのテントへの道を早足で歩いていった。
今日は寧々もえむくんも家の都合でお休みだから、練習もお休み。
だけど、それじゃもったいないから、セカイで集まって僕達で次回の脚本の叩き台を作ろう、という話になったのだけれど。
司くんに見せたい機材の調整をしていたら、約束の時間まであとわずかになってしまった。
集合場所はテントだから、セカイに入って移動すると考えると、きっと時間を過ぎてしまう。
「急がないと…………あれ?」
早足で進んでいると、何やらぬいぐるみに囲まれた誰かがいた。
……否。体格も、髪色も、その声も、全て聞き覚えがある人物だ。
けど、その姿は、僕の知る姿とは全く異なっていた。
Kakitu_prsk
できた相互フォロワーさんからのリクエストに応える企画第一弾ゆさん(@yuchi_nksg)のリクエスト
『セカイに来たら🌟が猫になってた
みたいなのほしいです!( ᷇࿀ ᷆ و)و』
特定条件でセカイで猫になる🌟を全力で甘やかす🎈なお話。あるいは、素直じゃない二人の甘え方。
不器用たちのおまじない――ワンダーランドのセカイは何時だって不思議に満ちている。
バーチャルシンガーやぬいぐるみが動いていたり、木々が話し汽車が空を飛んでたり……もう何度も訪れたことのあるセカイは、何時だって僕に新鮮な驚きを与えてくれた。それでも短くない時をこのセカイで過ごし、僕もやっとこの不可思議な出来事に慣れてきたと、そう思っていたのだけど……。
「にゃーん」
今、僕の目の前には一匹の猫がいる。
太陽のように明るい金の毛並みに覆われ、その猫はのんびりと僕を見上げていた。
不思議の国で逆に浮いてしまっている普通の生き物を前に、しかし僕は戸惑いを隠し切れずにいた。
それもそうだろう。だってこの猫は――
「……本当に、司くんなのかい?」
6457バーチャルシンガーやぬいぐるみが動いていたり、木々が話し汽車が空を飛んでたり……もう何度も訪れたことのあるセカイは、何時だって僕に新鮮な驚きを与えてくれた。それでも短くない時をこのセカイで過ごし、僕もやっとこの不可思議な出来事に慣れてきたと、そう思っていたのだけど……。
「にゃーん」
今、僕の目の前には一匹の猫がいる。
太陽のように明るい金の毛並みに覆われ、その猫はのんびりと僕を見上げていた。
不思議の国で逆に浮いてしまっている普通の生き物を前に、しかし僕は戸惑いを隠し切れずにいた。
それもそうだろう。だってこの猫は――
「……本当に、司くんなのかい?」
umetaro_ongrs
供養食中毒待ったなしの事後焼×冷です。こんなんだったらいいなあというこの世の終わりのようなせかいです。
関係性がまだ固まりきっていないので、供養という形で…
あとポイピクの練習も兼ねてます。
モーテル 橙の常夜灯が、飲んだ空き缶を照らし出すモーテルの一室。
荒れた寝具を横目に、焼き鬼斬りはHOPEに火を点けた。
自分に合う煙草を探して5年、フィルタの無い煙草が好きなことに気がついては、HOPEを好んで吸うようになった。鞄にはストックが2、3箱ある。
勢いよく1本を吸い終わり、2本目に手を伸ばした時、声が聞こえた。
「似合わないね」
息の上がりが収まっていない掠れた声。冷凍焼き鬼斬りの声だった。
冷凍は荒れた寝具の隙間から顔を出すと、備え付けの寝巻を素肌に羽織って焼き鬼斬りの隣りに座った。冷たすぎる肌を滑る汗が、滴らずに凍る。
冷凍は、ガラステーブルに置かれたままのぬるい酒缶を思い切り傾け、ごくりと喉を鳴らした。
704荒れた寝具を横目に、焼き鬼斬りはHOPEに火を点けた。
自分に合う煙草を探して5年、フィルタの無い煙草が好きなことに気がついては、HOPEを好んで吸うようになった。鞄にはストックが2、3箱ある。
勢いよく1本を吸い終わり、2本目に手を伸ばした時、声が聞こえた。
「似合わないね」
息の上がりが収まっていない掠れた声。冷凍焼き鬼斬りの声だった。
冷凍は荒れた寝具の隙間から顔を出すと、備え付けの寝巻を素肌に羽織って焼き鬼斬りの隣りに座った。冷たすぎる肌を滑る汗が、滴らずに凍る。
冷凍は、ガラステーブルに置かれたままのぬるい酒缶を思い切り傾け、ごくりと喉を鳴らした。
wave_emerald
メモペガサス・ザ・シャイニング達の設定。・薄ら博ペガ(類司)風味。
・捏造超過多。
・御都合主義のセカイ。
・ユニスト、イベストの微ネタバレ有。
・リアルで初めて見た推しの夢を忘れないように思い出しつつ構想練ってたら訳分からん事になった。 5126
wave_emerald
メモ必ず謎の自殺を遂げる司君と、ループのセカイに巻き込まれて彼を生還させるべく奔走する友人知人達。・死ネタ。
・捏造過多。
・時期は夏だけど関係性はバレンタイン前。
・ハッピーエンド。 2248
suisouryu
供養類司・ユニスト完読前提。
・司限定衣装を一箇所改変しております。
・限定衣装の白い花を、とある花に仮定しております。
・セカイを色々捏造してたり、司くんが弱ってたりダショのバチャシン達に夢を見過ぎたりなど、本当何でも許せる人向けです。 36
kyuu_ka
できた※2/1全体公開にしました画像投稿の為、Privatterの方で文章閲覧したい方は以下へ。
Privatter側:https://privatter.net/p/8445660
獣人の猫こはねちゃんと犬杏ちゃんのお話。
獣耳と人間の耳両方ある設定。獣人が猫人(ネコ)と犬人(イヌ)といるセカイ。
大まかな設定は作中に書きますが、細かい所は省くのでご想像でご自由にお願いいただければと思います。 20
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できた神高男子でセカイ探索。操られた想いの話。狭間の想い、ぶれた境界 とある休日の昼下がり。神山高校所属の男子4人は仲間の女子達が用事があるという理由で不在で4人で壊れたセカイ攻略をすることとなった。ナビゲーターはお互いのセカイのKAITO。セカイ間の通信を使って作戦会議をしていた。
「とりあえず、行けるとこまで進めばいいんだよな?」
「うん。でも無理はしなくても良いよ。だんだん敵も強くなってきているしね」
「それにお互いいつものメンバーではないからね。このメンバーで何度か行ったことがあるとはいえ、慣れないことも多いだろうし」
「無理はしない、これが最優先事項か」
通信画面越しに6人は目を合わせる。ストリート側のKAITOが心配そうに話しかける。
「本当に無茶はしないでね?僕、なんだかとても嫌な予感がしているんだ」
15493「とりあえず、行けるとこまで進めばいいんだよな?」
「うん。でも無理はしなくても良いよ。だんだん敵も強くなってきているしね」
「それにお互いいつものメンバーではないからね。このメンバーで何度か行ったことがあるとはいえ、慣れないことも多いだろうし」
「無理はしない、これが最優先事項か」
通信画面越しに6人は目を合わせる。ストリート側のKAITOが心配そうに話しかける。
「本当に無茶はしないでね?僕、なんだかとても嫌な予感がしているんだ」
6__ws
メモ※高校生🎈と高校生🌟は付き合っている※都合の良いセカイ設定の捏造
※ラストは願望。誰か続き書いて☺️
※🔞ではないんですけど問題があったらそっと教えてください。
🌟が「中学生の頃の🎈に会いたい」と願ったらセカイに中🎈が現れてムラムラする話 まず目に映ったのは動くぬいぐるみと歌う花。次に大きな観覧車とメリーゴーランド。空を飛ぶ汽車に陽気な音楽。"非日常"が目の前に広がっていた。
驚きのあまり声すら出せず立ち尽くしていたら、後ろから「類!」と僕の名前を呼ぶ声が聞こえたから素直に振り返った。
「…………。ん?」
現れた金髪の男は僕を見るなりピタリと立ち止まり、石像みたいに固まった。頭上で振っていたらしい手まで止まっている。そんな彼のポーズが少し可笑しくて、ここに来て初めて笑った。普通ならこんなわけも分からない場所に来たらパニック状態に陥っても仕方ないのに、この人を見たらなぜか全身の力が緩くなって妙な安心感を抱いた。
「ええと……。初めまして、だよね。どうして僕の名前を……」
3692驚きのあまり声すら出せず立ち尽くしていたら、後ろから「類!」と僕の名前を呼ぶ声が聞こえたから素直に振り返った。
「…………。ん?」
現れた金髪の男は僕を見るなりピタリと立ち止まり、石像みたいに固まった。頭上で振っていたらしい手まで止まっている。そんな彼のポーズが少し可笑しくて、ここに来て初めて笑った。普通ならこんなわけも分からない場所に来たらパニック状態に陥っても仕方ないのに、この人を見たらなぜか全身の力が緩くなって妙な安心感を抱いた。
「ええと……。初めまして、だよね。どうして僕の名前を……」
Do not Repost・東龍
できたお題【路線変更】みんな ともだち!さべつ も ヒンプ の サ もない!
みんなベジタリアン!ネコは たべるものじゃない!
ぼうりょくナシ!えがお しかない セカイ!
あかちゃん は こうのとりが はこんでくる! 5
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できたセカイ(?)で小さな類と出逢う司の話。ショタ類祈願小説。いつもの如くブレワ世界線注意。
ショタ類の性格・言動捏造しています注意
いつか星と出逢う君へ、優しい想いを ふと、司は目を覚ました。確か自分はセカイで昼寝をしてしまったはず。司はあたりを見回した。
(ここは…?セカイ…のようだがなんだか違う感じもする…夢か?)
セカイのようだが、明かりが少ない。寂しさを感じるセカイの中、司は小さな灯りを見つけた。
「あれは…?」
(あそこにヒントがあるかもしれない。行ってみるか)
司がその灯りの方へと向かうと、その下には、小さな人影があった。小学生くらいの背丈。ライムグリーンのTシャツ。そして、見間違うことがないであろう、すこしはねた藤色の髪。“幼い神代類”のような少年がそこに立っていた。
(小さい類…だと!?どうしてここに…いや、ここに現れるということは何か意味があるものの筈だ。声をかけてみるか…)
4830(ここは…?セカイ…のようだがなんだか違う感じもする…夢か?)
セカイのようだが、明かりが少ない。寂しさを感じるセカイの中、司は小さな灯りを見つけた。
「あれは…?」
(あそこにヒントがあるかもしれない。行ってみるか)
司がその灯りの方へと向かうと、その下には、小さな人影があった。小学生くらいの背丈。ライムグリーンのTシャツ。そして、見間違うことがないであろう、すこしはねた藤色の髪。“幼い神代類”のような少年がそこに立っていた。
(小さい類…だと!?どうしてここに…いや、ここに現れるということは何か意味があるものの筈だ。声をかけてみるか…)
3iiRo27
できたリクエスト小説(見つかったらお願い聞くタグのもの)お題:セカイにいったら犬耳が生えた司くんのお話
類視点 両思い
伝えるのは、○○で。「……類、その、もういい加減……」
「やだ。司くんだって気持ちいいでしょ?もう少しこのまま」
僕の腕の中でうぐ、と言葉を詰まらす、愛しい人。
そんな僕の、視線の先には。
ピクピクと震えている犬耳と、ちぎれんばかりに左右に振られている、尻尾があった。
----------------------
それは、学校もワンダーステージもお休みとなった、ある日のこと。
いつも通り機材の調整をしていた僕のところにやってきたのは、レンくんだった。
大慌てで「司くんが大変なんだ!」と告げられ、急いで向かった先には。
犬耳と尻尾が生え、落ち込んでいる司くんと、そんな司くんを励まそうとおろおろする、カイトさんだった。
向かってる途中で、こうなったのは僕も関係していると言われたのも相まって、カイトさんから司くんを引き取ったのだが。
2608「やだ。司くんだって気持ちいいでしょ?もう少しこのまま」
僕の腕の中でうぐ、と言葉を詰まらす、愛しい人。
そんな僕の、視線の先には。
ピクピクと震えている犬耳と、ちぎれんばかりに左右に振られている、尻尾があった。
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それは、学校もワンダーステージもお休みとなった、ある日のこと。
いつも通り機材の調整をしていた僕のところにやってきたのは、レンくんだった。
大慌てで「司くんが大変なんだ!」と告げられ、急いで向かった先には。
犬耳と尻尾が生え、落ち込んでいる司くんと、そんな司くんを励まそうとおろおろする、カイトさんだった。
向かってる途中で、こうなったのは僕も関係していると言われたのも相まって、カイトさんから司くんを引き取ったのだが。
marron46012525
メモテーマパークのセカイのBGM「音楽隊はどこまでも」とブレーメンの音楽隊から考えたことテーマパークのセカイのBGM「音楽隊はどこまでも」とブレーメンの音楽隊から考えたことワンダショ生放送とかワンダーランドのセカイでお馴染み、あのBGMの題名って『音楽隊はどこまでも』ですよね。
それを聞いた時まっさきに思い出したのが『ブレーメンの音楽隊』だったんですが、ワンダショってブレーメンの音楽隊意識していることないですかね?
私、ブレーメンの音楽隊にわかだったので調べるまで知らなかったけれど、ブレーメンの音楽隊って言ってるわりに、物語のラストで「ブレーメンに辿り着いていない」んです。
・ブレーメンの音楽隊のあらすじ
①人間たちに虐待されていたロバが、同じ境遇のイヌ・ネコ・ニワトリを仲間にしながら、ブレーメンにある動物の音楽隊に雇ってもらうために旅を始める。
↓
②森で野宿しようとした時、ごちそうを食べてる泥棒が根城にしてる小屋を見つける。
1084それを聞いた時まっさきに思い出したのが『ブレーメンの音楽隊』だったんですが、ワンダショってブレーメンの音楽隊意識していることないですかね?
私、ブレーメンの音楽隊にわかだったので調べるまで知らなかったけれど、ブレーメンの音楽隊って言ってるわりに、物語のラストで「ブレーメンに辿り着いていない」んです。
・ブレーメンの音楽隊のあらすじ
①人間たちに虐待されていたロバが、同じ境遇のイヌ・ネコ・ニワトリを仲間にしながら、ブレーメンにある動物の音楽隊に雇ってもらうために旅を始める。
↓
②森で野宿しようとした時、ごちそうを食べてる泥棒が根城にしてる小屋を見つける。
z_ecicicicicici
らくがきふたりのせかい(キスブラ)突発でエリチャン風にしたけど、至近距離で撮られスギィ!!
落書きをまとめる度にサムネ用の絵を描いてて、キスブラ2人だけの構図って毎回悩むんですよね。同じ絵を何度描いても許されるほど私には画力もセンスもない……。
キースの誕生日のスーツ結構好きで描いちゃうんだけど、私もしかして単に濃いめの色シャツが好きなだけなのでは……(カジノ衣装も好き)
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過去のを晒すヴィオレンツァのアナザーストーリー。ワンダーランドのセカイへと救援に来た3人が見たセカイの異変。暴走のディフェンデレ ワンダーランドのセカイ。とある壊れたセカイでの戦闘中、想いの持ち主である司とその仲間たるワンダーランズ×ショウタイムが危機的な状態であるがために、KAITOはMEIKOやルカと様々なセカイの住人達へと救援要請を出していた。
MORE MORE JUMPからはえむと仲が良いから心配だと遥が、Vivid BAD SQUADからは恩人の司が危険だと聞きいてもたってもいられなくなった冬弥が、25時、ナイトコードで。からは昔馴染みである類や先輩である司が気になると瑞希がこのセカイへとやってきた。Leo/Needにも声を掛けようとしたが、教室のセカイのバーチャルシンガー達と相談し、精神的ショックが大きいことから呼ぶのはやめようということになった。しかし、あの状況だと全員暫く安静にして休ませた方がいいだろう。比較的被害が少ないえむと寧々、それに部屋が家と別だという類はともかくとして司はこちらで休ませる必要があると彼らは思った。司のことだ。家に帰ると親や咲希に心配をかけぬよういつも通り振る舞うだろう。それだと意味がない。咲希には連絡する必要があるだろうと判断した。
7340MORE MORE JUMPからはえむと仲が良いから心配だと遥が、Vivid BAD SQUADからは恩人の司が危険だと聞きいてもたってもいられなくなった冬弥が、25時、ナイトコードで。からは昔馴染みである類や先輩である司が気になると瑞希がこのセカイへとやってきた。Leo/Needにも声を掛けようとしたが、教室のセカイのバーチャルシンガー達と相談し、精神的ショックが大きいことから呼ぶのはやめようということになった。しかし、あの状況だと全員暫く安静にして休ませた方がいいだろう。比較的被害が少ないえむと寧々、それに部屋が家と別だという類はともかくとして司はこちらで休ませる必要があると彼らは思った。司のことだ。家に帰ると親や咲希に心配をかけぬよういつも通り振る舞うだろう。それだと意味がない。咲希には連絡する必要があるだろうと判断した。
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過去のを晒すpixiv未掲載作品。小さな奇跡だったかもしれない話とセカイの秘密の話。とある座長のもしも話 セカイを守るための戦いに参加すると決めた帰り道。ショーユニットの若き座長でありセカイの創造主である少年、天馬司は物思いに耽っていた。頭に浮かぶのは先ほど聞かされたセカイの裏側の話。彼の、彼らのワンダーランドのセカイを襲う怪物たちは他の、本当の想いが消え去って壊れてしまったセカイから襲ってきているのだと聞いた。もしも、自分が本当の想いをあのまま忘れ去ったままだったとしたら。あの賑やかなワンダーランドは壊れて怪物の庭になってしまっていたということだろう。
ふと、司は今までのことを振り返る。自分達が何かひとつでもピースをとりこぼしていたとしたら、自分達とこのセカイは存続されなかった可能性があったのかもしれない。もしも、司がオーディションを受けに行ったあの日に、えむが司のことを見つけていなかったら。えむと初めて出会ったあの日、類がパフォーマンスをしていなかったら。ある意味全ての始まりであった初公演の日にネネロボが充電切れを起こさなかったら。司があの日にセカイに行かなかったら、行ったとしてもあのうさぎを笑顔にできなかったら。あの時に咲希のぬいぐるみだと気が付かなかったら。崩れる可能性のあるもしもは意外とすぐに司の頭に思い浮かんだ。
1220ふと、司は今までのことを振り返る。自分達が何かひとつでもピースをとりこぼしていたとしたら、自分達とこのセカイは存続されなかった可能性があったのかもしれない。もしも、司がオーディションを受けに行ったあの日に、えむが司のことを見つけていなかったら。えむと初めて出会ったあの日、類がパフォーマンスをしていなかったら。ある意味全ての始まりであった初公演の日にネネロボが充電切れを起こさなかったら。司があの日にセカイに行かなかったら、行ったとしてもあのうさぎを笑顔にできなかったら。あの時に咲希のぬいぐるみだと気が付かなかったら。崩れる可能性のあるもしもは意外とすぐに司の頭に思い浮かんだ。