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    ベース

    Sino_mzsw

    PROGRESS!そこそこ閲覧注意
    のべりすとさんとの共同作業、途中経過報告です。すごく中途半端な所で終わります。まだ書き切れてないし推敲してないので書き変える可能性も結構ある。
    DV気質さにわ*もてあた強め長義←心配で連れ出したいけど長義が望んでいないから何もできない南泉 のにゃんちょぎ(?)です。
    !性暴力示唆があります
    !直接描写はありませんが胸糞系エロがベースです
    あなたの傷に慣れたくないな(仮題)深夜、隣の部屋から審神者が出て行った気配を確かめた南泉一文字はいつもの通り桶に汲んだ湯にタオル、冷やした布巾と湿布を用意して、隣室すなわち腐れ縁山姥切長義の自室を訪れた。照明の付いた部屋の中、敷かれた布団の上には上掛けも掛けないまま全身裸でぐったりとした部屋の主が仰向けに転がっている。かれの目は開いているがうつろで呼吸は浅い。その腰や腕、そして首にはくっきりと鬱血した手指の痕が付き、顔から髪にかけてはかれのものではない体液が乾いてこびりついている。いつも通りの光景に、いつも通り南泉は眉間に皺を寄せて、長義に声を掛ける。
    「なあ、どうしてお前はこんな扱いに従ってるんだ」
    その声にゆっくりと意識を取り戻してきた長義は、視線だけを動かして南泉を見やり、目を細めうすく笑んで言った。
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    ciff_2

    DONEひふみと猫っぽちん?による怪談です。不穏なまま終わる怪談重視エンド。
    猫又パロがベースになっています。

    猫に飼われるがテーマでした。
    成就 独歩が「にゃー」と鳴いた。

     ふつうの猫として生きてきた時間より、ひととして生きてきた時間のほうが長い独歩は、とっくのむかしに鳴き方を忘れている。起き抜けでぼんやりしながら歯をみがいていたから気のせいだったのかもしれない。「おはよぉ独歩ちん」。足もとをうろうろしている独歩に話しかけると、洗面台のふちに飛び乗ってきた。「すーぐ落っこちるんだから、あんまりあぶないことすんなよ」。顔のまわりを撫でながら言い聞かせたけれど、ごろごろ喉を鳴らすばっかりで返事のひとつもしやしない。ほんとうに分かっているんだろうか。やがて俺の手から離れた独歩は、じっと蛇口を見つめた。まるでみずを欲しがっているようだった。でも。「独歩ちん。いっつも自分で出してるじゃん」。独歩はふつうの猫にあらず。ひとのすがたでいなくたって、蛇口くらい自分でひねるし歯だってみがける。はみがきしながら首をかしげた俺を、独歩がふりむいた。ちいさな満月の眸のなかで、俺はなぜだか不安そうな顔をしている。なんだろう。胸のなかでわだかまる、このたとえようのない違和感は。すっきりしない気持ちを洗い流したくて蛇口をひねると、すかさず独歩がみずにくちをつけた。その様子をなんとなくながめているときだった。夢中になって目測を誤ったせいだろうか。流水を直接浴びた独歩が、とても嫌そうに前足で顔をこすったのだ。
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