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    ポプ

    白久黒音

    MEMOまほポプ男女カプ
    アルポプ
    最初の三ヶ月のどこかの話捏造
    発掘したらエモかったのでお裾分け
    最初の頃はポプルの優しさを少し疑って愛情の試し行動をしてわざとポプルの言うこときかなかったりして「ハンッ。言うことをきかない使い魔は処分でもするか?」って喧嘩腰で話してポプルに泣かれるエピソードはあるだろうな。

    泣きながら店から出ていくポプルに呆然として、そのうち帰ってくるだろうと現実逃避のように夕飯の支度やら掃除やら読書やらをして、なかなか帰ってこないポプルに焦りを感じ、ラルガスにどやされるな、任されてんだ、だから探しに行くのは仕方のないことだと、たくさん言い訳してしぶしぶといった体で、戸締まりきちっと鍵も閉めてポプルを探しに行くアル。においを辿ると子どものにおいと、しょっぱい涙のにおいを見つける。森の中で泣きながらうずくまるポプルを発見。おい、と声をかけようとしたら、ぐぎゅるるるという腹の音をきく。あうっと呻くポプルに「腹の虫は元気みたいだな」と皮肉を言うアル。ポプルはうずくまったまま答えない。メシはできてる、掃除もした、風呂の準備もできてる、早くしないと冷めるぞと、どうでもいいことをつらつらと話し、それでもポプルが顔を上げないことにしびれを切らせたアルが、おい! と怒鳴る。ポプルは可哀想なくらいびくっと震える。ばつが悪くなったアルが頭をかきながら片手でポプルをつまみ上げる。急な浮遊感にびっくりしたポプルは赤くなった目と鼻、ぐしゃぐしゃに濡れた顔をついにアルに見られてしまう。はっ、汚いなと、ゆっくりポプルをおろし、ハンカチで乱暴にポプルの顔を拭くアル。痛い痛いとわめくポプル。あらかた拭き終わると、ぽんとその頭に手を置いて、帰るぞと伝える。ポプルは、あのね、と言い、自分はアルをあの闇の中に閉じ込めたりしない、教会に渡したりもしない、だってアルはわたしの使い魔だもん、誰にもあげない、ずっとわたしのそばに置いておくんだとポツポツ話す。そんなポプルの言葉に、じんわりと胸にあたたかな気持ちが灯るアル。けれどそれを素直に認められるほど、今のアルのプライドは低くはないのだ。数歩うしろから歩くポプルを待って、アルはぶっきらぼうに、ん、と手を差し出した。ポプルはなんのことかわからなかったが、伸ばされた手がおろされないことを知ると、嬉しそうにその手を掴んだ。きこえないほど小さな声で、悪かったよと謝るアル。ポプルはわかってるよ、と言わんばかりに、ぎゅっと強くアルの手を握った。
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    白久黒音

    MEMOまほポプ男女カプ
    ラルポプの夢を見ました
    2022年1月19日(水)見た夢
    三巻思い出そうとして、三巻のメモ書いてたらなんか違う内容メモする夢。実物の三巻取り出したらなんか私の知らん内容でびっくりしたけどめちゃくちゃ面白い内容で「え、これ公式だっけ???」ってめっちゃ混乱したけどとりあえずメモする夢だった。ひたすら文字書いてる夢。映像寄越せ。
    ウィルがかっこよかった。かっこよかった記憶しかない。なにがどうかっこよかったかは覚えてない。ラルガスとポプル関連でかっこよかった気がする。
    ラルガスがメインと言っても過言ではない話だった(夢の中の三巻)
    ラストは馬車だか列車だか荷車の後ろだかとにかく揺れる乗り物の中で、疲れて横になるラルガスにポプルがそろりと近づき、寝ているラルガスに「ありがとう、先生」ってちゅってほおにキスしてた(アルはさっと見ないふりしてウィルは口笛吹いてた)から読んでた私は「ぽぷの初キスってやまびこ草ではなかったかしら!!? えっ、マジで先生なの!? うそぉ!!!?(歓喜)」ってなった。そんでその書いてるメモが本当か三巻読んだら本当に書いてあって「ありがとう、公式ありがとう(感涙)」ってなったけど、そうか夢かぁ(血涙)
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    sangurai3

    DONEぽぷまつり連動企画投稿作品。1月のお題「花」をテーマにしたポプマです。本編後想定。
    花、といえば華。ということでこんな感じになりました。…これはポプマなのか?新年早々暗めですいません。
    拙作「華はひときわ輝いて」 https://poipiku.com/2401134/4644282.html
    の内容と一部リンクしています。(読まなくても意味が分かるようにはしております)
    花の生命をその手に握る「自分でホイミかけた方が早いんじゃないの?」
    「人にやってもらったほうが痛みが早く治まる気がするんだって」
     全身擦り傷だらけのポップに、マァムは丁寧に回復魔法をかけていく。最近には珍しくルーラの着地に失敗したポップは、少し照れくさそうに鼻の下を擦った。
    「何となく分かる気もするわ。私も母さんにホイミかけてもらうの好きだった」
     ホイミの契約に成功してからも、擦り傷切り傷を作って帰宅したマァムを母は優しく癒やしてくれたものだ。外傷をおおよそ治し、マァムはポップの表情を窺う。
    「……隠してる傷は無いわね? 心臓が痛んだとか激しい咳が出たとか無い?」
    「無い無い! 着地失敗したのは単なるドジだから!」
     ぶんぶんと首を横に振るポップに「ならいいけど」と小さく返し、マァムは塞ぎきれていない傷が無いか改めて確認に入った。ポップの身体を優しい光が包む。見慣れた光であるはずのそれを、ポップは興味深そうに見つめていた。
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