ヴァイス
serei_roreru
INFOcoc[爛爛]作者/つきめぐり つきのわむく様
KP/アルfoさん
PC/PL
HO1/Weis・Barten(ヴァイス・バルテン)/ツヨキチ
HO2/Margarethe(マルガレーテ)/マナカイト鉱石さん
エンディングE
全生還
「吾輩も歌ってみようと思う」 4
花式 カイロ
DONE登場キャラクター・ヴァイス
・ノワール
二十一話 面白いもの ぐっと伸びをしながら廊下を進む。途中ですれ違った寮の住人達と軽く挨拶を交わしつつ、ヴァイスは食堂へと向かっていた。夕飯を摂るためだ。
実はディアンとの作業中、実にシンプルな流れで夕飯の話題を振りかけたのだが、他にやることがあるらしく呆気なく断られてしまったのだ。その一件で変な形に吹っ切れたヴァイスは、ごく稀にあるレベルの珍行動を取ろうとしていた。そう、おひとり様ディナーだ。
他に人がいる可能性が高い食堂で夕飯を食べるのだから、厳密にはおひとり様ディナーではないだろう。が、隣やあい向かいで駄弁りながら皿を囲む者がいないのだ。それはもうお一人様と言っても相違ない。
ヴァイスは雑破な思考回路をつなげることが多かったから、そういう結論に至ることも少なくはないことだ。
4673実はディアンとの作業中、実にシンプルな流れで夕飯の話題を振りかけたのだが、他にやることがあるらしく呆気なく断られてしまったのだ。その一件で変な形に吹っ切れたヴァイスは、ごく稀にあるレベルの珍行動を取ろうとしていた。そう、おひとり様ディナーだ。
他に人がいる可能性が高い食堂で夕飯を食べるのだから、厳密にはおひとり様ディナーではないだろう。が、隣やあい向かいで駄弁りながら皿を囲む者がいないのだ。それはもうお一人様と言っても相違ない。
ヴァイスは雑破な思考回路をつなげることが多かったから、そういう結論に至ることも少なくはないことだ。
花式 カイロ
DONE登場キャラクター・ヴァイス
・ディアン
二十話 白状 カチコチと、時計の秒針が規則的なリズムを堅苦しそうに刻んでいる。聞き飽きたそれに鬱屈としながら、ヴァイスは目の前にある机にだらりと身を寄せた。
「なんで入り浸ってるんだ、お前は」
向かいに座る人物から言葉が飛んでくる。ヴァイスは鉛を持ち上げるように顔を上げて、その人物を見た。
「ディアン……」
「声低っ」
獣が唸るように声を漏らして、眼前の人の名前を呼ぶ。テンションが低いながらも、どこか憂慮するような声色に気が抜ける。伴うようにして更に体をだらけさせれば「邪魔すんな」と叱咤された。
今日はディアンが報告書作成を担当する日。自室にこもってカタカタとパソコンで作業を続けるディアンの元へ、ヴァイスはほぼちょっかいをかける形で押しかけたのだ。アポイントもなしにこういうことをしても、ディアンは怒りも何もしない。相変わらず甘い彼ではあるが、昔からそれが当たり前だったヴァイスは、そんな認識もなく作業を続けるディアンのことを眺めていた。
4453「なんで入り浸ってるんだ、お前は」
向かいに座る人物から言葉が飛んでくる。ヴァイスは鉛を持ち上げるように顔を上げて、その人物を見た。
「ディアン……」
「声低っ」
獣が唸るように声を漏らして、眼前の人の名前を呼ぶ。テンションが低いながらも、どこか憂慮するような声色に気が抜ける。伴うようにして更に体をだらけさせれば「邪魔すんな」と叱咤された。
今日はディアンが報告書作成を担当する日。自室にこもってカタカタとパソコンで作業を続けるディアンの元へ、ヴァイスはほぼちょっかいをかける形で押しかけたのだ。アポイントもなしにこういうことをしても、ディアンは怒りも何もしない。相変わらず甘い彼ではあるが、昔からそれが当たり前だったヴァイスは、そんな認識もなく作業を続けるディアンのことを眺めていた。
花式 カイロ
DONE登場キャラクター・ヴァイス
・グレース
・ノワール
・ディアン
・スティル
十九話 なんでもない ヴァイスは、あれからどうやってグレースの言葉に返事をしたのか覚えていない。抱いた不信感と違和感が強すぎたせいなのか、とどこか他人事に考えたが、理由を追求したところで思い出せはしなかった。
そしていつの間にやら会話は終えられ、ヴァイスは研究所を発つことになった。
「グレース様、今日はありがとうございました」
「あぁ。何かあったらいつでも来ていいからな。なんなら、検査じゃなくてただ遊びにくるのでも大歓迎だぞ? 立場上表に出ることが少ないと、お前たちに会う機会も中々訪れない。やはりそれは寂しいから」
「わ、分かりました! 分かりました、また来ますので!」
帰り際にもグレースのマシンガントーク癖が発動しかけたため、慌てたヴァイスは語気を強めてそう言った。グレースもぽかんとした後にまたもや頭を抱えたが、「待ってるぞ」と羞恥の渦中でぽそりと伝えてくれる。反省をしながらもそう返してくるのだから、歓迎している旨は本意なのだろう。ヴァイスは勝手に解釈しつつ、「はい!」と元気に答える。それに釣られたのか、グレースもにこやかに笑ってくれた。
5885そしていつの間にやら会話は終えられ、ヴァイスは研究所を発つことになった。
「グレース様、今日はありがとうございました」
「あぁ。何かあったらいつでも来ていいからな。なんなら、検査じゃなくてただ遊びにくるのでも大歓迎だぞ? 立場上表に出ることが少ないと、お前たちに会う機会も中々訪れない。やはりそれは寂しいから」
「わ、分かりました! 分かりました、また来ますので!」
帰り際にもグレースのマシンガントーク癖が発動しかけたため、慌てたヴァイスは語気を強めてそう言った。グレースもぽかんとした後にまたもや頭を抱えたが、「待ってるぞ」と羞恥の渦中でぽそりと伝えてくれる。反省をしながらもそう返してくるのだから、歓迎している旨は本意なのだろう。ヴァイスは勝手に解釈しつつ、「はい!」と元気に答える。それに釣られたのか、グレースもにこやかに笑ってくれた。
huahua_TRPG
PASTエモクロア『ヴェルネの天使は死を歌う』作者:鶏舎様
DL:パルコンヌさん
PC/PL:エルネー・カルマン/TUNOさん
PC/PL:シュネー・ヴァイスハウプト/花翠抄
PC/PL:マッテオ・ミケーレ/peppuさん
シナリオクリア
「うーん、選択を間違ったかな。…でも、頑張ります」
2024/2/16 2
あけふじ
SPOILER碧き茨のモルヴァKP:ミヤシゲさん
PC:ジャン=C・ディーデリック
PL:もぐりさん
PC:皇 風流・マルガレータ・ヴァイス
PL:明藤
生還
たぶん、ジャン神父と一緒じゃなかったら、帰ってこなかったかも
花式 カイロ
DONE【登場キャラクター】・ヴァイス
・グレース
十八話 白い蝶 検査を受けている間、ヴァイスは意識を失って、眠りの最中にいるような柔らかさに包まれる。そうして目を覚ませば、知らぬ間に検査が終わっていて、結果や所感を伝えられるのだ。
けれど今日は違った。例えるなら、夢の中で起床をすると言ったような、そんな心地を味わっていた。
体を動かそうと試みて、けれど上手くいかないことに気付く。眉を寄せて訝しみ、そうして声をあげようとしたところでまた一つの気付きを得る。声も出せない。音を紡ごうとして喉を震わせても、ヒュッと情けない空気が漏れるだけ。それも感覚だけで、実際にそのような音が聞こえる訳ではなかった。
あたりは薄闇に包まれており、そしてヴァイスは急激に不安へと誘われる。瞼にすら上手く力が入らない中、神経を集中させてどうにか目を閉じようとした。この不安から逃れるために。目を閉じたところで待つのは同じ暗闇だ。それでも何もできないよりはできた方がマシだと懸命に力を込めていれば、唐突に一筋の白が視界を掠める。急なことで驚きはしたが、目の痛みなどは一切なく、不思議な感覚を抱きながら眼球だけを動かしてその正体を追った。
5078けれど今日は違った。例えるなら、夢の中で起床をすると言ったような、そんな心地を味わっていた。
体を動かそうと試みて、けれど上手くいかないことに気付く。眉を寄せて訝しみ、そうして声をあげようとしたところでまた一つの気付きを得る。声も出せない。音を紡ごうとして喉を震わせても、ヒュッと情けない空気が漏れるだけ。それも感覚だけで、実際にそのような音が聞こえる訳ではなかった。
あたりは薄闇に包まれており、そしてヴァイスは急激に不安へと誘われる。瞼にすら上手く力が入らない中、神経を集中させてどうにか目を閉じようとした。この不安から逃れるために。目を閉じたところで待つのは同じ暗闇だ。それでも何もできないよりはできた方がマシだと懸命に力を込めていれば、唐突に一筋の白が視界を掠める。急なことで驚きはしたが、目の痛みなどは一切なく、不思議な感覚を抱きながら眼球だけを動かしてその正体を追った。
花式 カイロ
DONE【登場キャラクター】・ヴァイス
・グレース
十七話 親 コツコツと鳴る一人分の足音は、室内に反響して与えた以上の大きさを返してくる。一人の寂しさを味わいながら、目的の人物を探した。室内にいくつかあるドアを順に見ていって、とりあえず一番最後に目についたところに向かおうとする。そしたら、そのタイミングでヴァイスが入ろうとしていた扉とは別の扉が開く。驚いて、ばっと振り向きそちらを見やった。
「あぁ、ヴァイスか! 来ていたんだな、いらっしゃい!」
ヒールの音を高鳴らしてそう出迎えたのは、月白の長髪を高く結った一人の女性。力強い笑みを見て、ヴァイスはほんの少しだけ目を見開いた。
「——グレース様」
つぶやいたように呼んだ名は、緊張感を纏っていた。
人工亜人を造り出すことができる研究者は、両手どころか片手の指でもすっぽりと収まってしまうほどに数少ない。世代交代の面もあるが、そもそもの“方法”を知る者が限られているからなのだ。
5174「あぁ、ヴァイスか! 来ていたんだな、いらっしゃい!」
ヒールの音を高鳴らしてそう出迎えたのは、月白の長髪を高く結った一人の女性。力強い笑みを見て、ヴァイスはほんの少しだけ目を見開いた。
「——グレース様」
つぶやいたように呼んだ名は、緊張感を纏っていた。
人工亜人を造り出すことができる研究者は、両手どころか片手の指でもすっぽりと収まってしまうほどに数少ない。世代交代の面もあるが、そもそもの“方法”を知る者が限られているからなのだ。
花式 カイロ
DONE【登場キャラクター】・ヴァイス
・ノワール
十六話 いざ、検査へ 翌日、ヴァイスはいつも通り朝食を済ませていつも通り労働に勤しもうとしていた。寝癖なし、武器の手入れも百点満点。よし、と意気込み部屋を出る。
そんな時、ノワールに捕まった。扉を閉めようとした瞬間、ドアノブをがっと押さえつけられて追い詰められたのだ。ヴァイスは焦り、何か彼の不況を買うようなことをしてしまったのだろうかと考える。けれど普段から自分に甘い彼に対して、何かをやらかした覚えはない。
いつにも増して深みを増したノワールの瞳を見ながら、ヴァイスは恐る恐る彼の名を呼んだ。ノワールの薄い口が開かれる。
「昨日は随分と無茶をしたみたいじゃないか」
口調はいつもの柔和なそれだったが、どこか責め立てるような感情が声に滲み出ていた。
5570そんな時、ノワールに捕まった。扉を閉めようとした瞬間、ドアノブをがっと押さえつけられて追い詰められたのだ。ヴァイスは焦り、何か彼の不況を買うようなことをしてしまったのだろうかと考える。けれど普段から自分に甘い彼に対して、何かをやらかした覚えはない。
いつにも増して深みを増したノワールの瞳を見ながら、ヴァイスは恐る恐る彼の名を呼んだ。ノワールの薄い口が開かれる。
「昨日は随分と無茶をしたみたいじゃないか」
口調はいつもの柔和なそれだったが、どこか責め立てるような感情が声に滲み出ていた。
花式 カイロ
DONE【出演メンバー】・ヴァイス
・ノワール
・ディアン
・スティル
・ニーファ
十五話 ことの終わり デジャヴのような光景は過ぎ、安心し切って泣き出してしまったニーファをヴァイスとスティルの二人がかりで宥める。横目で捉えたノワールの顔は、様々な要因からくる安堵で固められた微笑を湛えていた。
「本当にっ、ヴァイスさん、だけでなく……皆さんも、無事で……良かった……」
涙は止まったものの、ニーファはいまだに後悔を残したような声色でヴァイス達を案じている。今まで身内以外にこんな風に激しく心配されたことはなかったため、ヴァイスはどうしたら良いのか分からずに狼狽えてしまった。「再生の体質で絶対に死なないから大丈夫です」とでも言えれば良いのだが、同じ組織の親密度が高い相手というわけでもなく、彼女はただの一般亜人だ。易々と言えることではない。
4717「本当にっ、ヴァイスさん、だけでなく……皆さんも、無事で……良かった……」
涙は止まったものの、ニーファはいまだに後悔を残したような声色でヴァイス達を案じている。今まで身内以外にこんな風に激しく心配されたことはなかったため、ヴァイスはどうしたら良いのか分からずに狼狽えてしまった。「再生の体質で絶対に死なないから大丈夫です」とでも言えれば良いのだが、同じ組織の親密度が高い相手というわけでもなく、彼女はただの一般亜人だ。易々と言えることではない。
Vaisu_TRPG
SPOILER✦𝙲𝚊𝚕𝚕 𝙾𝚏 𝙲𝚝𝚑𝚞𝚕𝚑𝚞
⌜ ゲームマスターKPC ⌟
𝙺𝙿𝙲/𝙺𝙿
Nevaeh・C・Sedg/猫屋さん
𝙿𝙲/𝙿𝙻
𝙿𝙲𝟷 - Laurence Nelson/晴太さん
𝙿𝙲𝟸 - Alesio・Leoni/ヴァイス
✦
めちゃ楽しかった〜〜!!!
演出とかとても凝ってらして凄かった……
ありがとうございました!
okakitaku
INFOCoC【Farcicanimal Capriccio】-END1KP/KPC:ELIZAさん/クロクス・シラー
PL/PC:ステラさん/ヴァイス・ケーニヒ
オストリカ/アンゲリカ・プファンクーヘン
ちゃんろんさん/ルドヴィカ・ヴァン・ベートーヴェン
ハッピー遊園地シナリオ楽しかった🎢ヤピ
継続うれしいね
オシダリ
DOODLEデジタルでアレコレ整えたかったんですが、ネコチヤンと寝てしまってとりあえずここまで。。ポッキーなんて半分ぐらいのところで無理やりかじってからのベロチューするでしょ君たちは…という気持ち
オシダリ
DOODLEHappy Halloween!なのですがケンも入れて完成させたデータが行方不明なので取り急ぎアップ。。
カラーも塗ったけど見つからず。。
追記)多分仕事でクリスタ使った時に書出設定変えてガジガジ状態ですすみません…
とま(腐専用
DONEヴァイス&ファントム※腐じゃないけど見る人にとったら腐に見えるので注意※
※ 特 大 捏 造 ※
※ 妄 想 爆 発 ※
初めて頭ポンされてよくわからない事を言ってしまうファントムいると思うの
「お前なんかに似合わない」と言わせたかっただけの漫画です‥。誤字りました‥‥
Fast20o1
DOODLEグリム×ヴァイスのやり取り2本立てグリヴァ グリム×ヴァイス2本立て『ギューしない』
ヴァイス「もうグリムの事ギューしてやんない!」
グリム「随分と寂しい事を言うな、ヴァイス」
ヴァイス「嘘そんな寂しい??ごめんギューしてあげんね。よ〜しよし♡ん〜♡」
お互いに抱き合う
ヴァイス「グリムって意外と甘えんぼだよね」
グリム「そうだな」
ヴァイス「えっ認めるんだ」
グリム「子供の頃にはどう足掻こうと手に入れられなかったものだ。大人になってやっと得れた今、そう易々と手離したくない。」
ヴァイス「重いって。…う〜〜ん…俺とんでもない奴に引っかかっちゃったな」
グリム「引っかけたのはお前の方だろ。」
『コーヒー』
ヴァイス「ふぁ…」
グリム「起きたか。」
ヴァイス「うわっ!ビックリした…いつの間に来てたの?」
596ヴァイス「もうグリムの事ギューしてやんない!」
グリム「随分と寂しい事を言うな、ヴァイス」
ヴァイス「嘘そんな寂しい??ごめんギューしてあげんね。よ〜しよし♡ん〜♡」
お互いに抱き合う
ヴァイス「グリムって意外と甘えんぼだよね」
グリム「そうだな」
ヴァイス「えっ認めるんだ」
グリム「子供の頃にはどう足掻こうと手に入れられなかったものだ。大人になってやっと得れた今、そう易々と手離したくない。」
ヴァイス「重いって。…う〜〜ん…俺とんでもない奴に引っかかっちゃったな」
グリム「引っかけたのはお前の方だろ。」
『コーヒー』
ヴァイス「ふぁ…」
グリム「起きたか。」
ヴァイス「うわっ!ビックリした…いつの間に来てたの?」
Minato4423
DOODLE【ここ掘れメルゴー!穴掘りカレッジ】のネタバレも何もない1シーン。モブの発言や絵面は完全に捏造です!! 🔑ふらとりヴァイスハイトのこういうところほんとやだ、ってシモンは思ってます。
Fast20o1
MEMOお互いへの気持ちメーターかなり良いなと思ったので各カプで書き出しタップしないと全部出ないのでタップしてね
【各カプ】
12×ファスト
ヴァイス×ファスト
ヴェノム×ファスト
【オマケ。敵対】
12&ヴェノム
ヴァイス&ヴェノム
お互いへの気持ちメーター(各カプシチュ)【12×ファスト】
12:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥×∞
「俺の全てはお前の物だ。当然お前も俺の物だ。」
ファスト:♥♥♥♥♥♥(♥♥♥♥)
「そんなに束縛しなくても離れないよ。大好きだもん」
【ヴァイス×ファスト】
ヴァイス:♥♥♥♡♡♡
「年下として可愛がってる。ちょっと心配」
ファスト:♥♥♥♥♡♡
「気が楽でマトモなお兄さん。相談事もするし甘えたりもする。エッチもする。」
【ヴェノム×ファスト】
ヴェノム:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
「愛してます私だけを見てください私の物になってください君の全てを私だけに見せてください」
ファスト:♥♥♡♡♡♡
「友達としては付き合うけど、俺12が好きだしアイツヤバいからやめといたら?」
72712:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥×∞
「俺の全てはお前の物だ。当然お前も俺の物だ。」
ファスト:♥♥♥♥♥♥(♥♥♥♥)
「そんなに束縛しなくても離れないよ。大好きだもん」
【ヴァイス×ファスト】
ヴァイス:♥♥♥♡♡♡
「年下として可愛がってる。ちょっと心配」
ファスト:♥♥♥♥♡♡
「気が楽でマトモなお兄さん。相談事もするし甘えたりもする。エッチもする。」
【ヴェノム×ファスト】
ヴェノム:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
「愛してます私だけを見てください私の物になってください君の全てを私だけに見せてください」
ファスト:♥♥♡♡♡♡
「友達としては付き合うけど、俺12が好きだしアイツヤバいからやめといたら?」
Fast20o1
DOODLE今書いてる自己満エロ小説の一部。ヴァイス(✦✧)×ファスト(🕷🩵)
セリフは文字だと目が滑るのでキャラマーク
【登場キャラ】
ヴァイス…ヤリチンの上級悪魔。12やヴェノムに比べると常識的
ファスト…中級悪魔。ヤバい兄とヤバい友人しか周りにいない 463
花式 カイロ
DONEモノ君十四話更新です!かなり重要な情報が出てくる回出演メンバー
・ヴァイス
・ディアン
・スティル
・ノワール
・ニーファ
十四話 こういう体 忙しく流れていた時は嘘のように静まり返って、この場にしっかりと己の足で立っているのは大型異形のみとなった。爪に多量についたヴァイスの血を気にすることもなく、異形はあたりを見渡している。もう息をしていない仲間を数秒見つめて、そうしてこの場から立ち去ろうとした。
その時、先程まで地面に伏せって死体と成り果てていたヴァイスが体を起こした。体の裂け目から血を滴らせながら、ゆっくりと立ち上がる。ヴァイスは異形と同じように、自分の足でその地に立っていた。
異形は目を見開き、信じられない出来事にでも遭遇したかのような顔をする。それを見て、ヴァイスは思わずあははと笑った。
「仲間意識が強い、だけじゃなく……表情も、豊かなんだね。っ、ごめんね……僕、こういう体なんだ」
6840その時、先程まで地面に伏せって死体と成り果てていたヴァイスが体を起こした。体の裂け目から血を滴らせながら、ゆっくりと立ち上がる。ヴァイスは異形と同じように、自分の足でその地に立っていた。
異形は目を見開き、信じられない出来事にでも遭遇したかのような顔をする。それを見て、ヴァイスは思わずあははと笑った。
「仲間意識が強い、だけじゃなく……表情も、豊かなんだね。っ、ごめんね……僕、こういう体なんだ」
花式 カイロ
DONEモノ君十三話!です!!出演メンバー
・ヴァイス
・ノワール
・ニーファ
十三話 真紅の花 三人分の足音がバラバラなリズムで鳴っている。ヴァイスは自分の隣を行く、怯えたような早歩きの主に声をかけた。
「僕はヴァイス、あっちはノワールです。……多分、気遣ってくれたのに、こんなことになっちゃってごめんなさい」
恐らく同世代である初対面のニーファにどう接して良いか分からず、ヴァイスは辿々しげに言葉を選んだ。ニーファは少し遅れてそれに反応し、瞬きを一つする。
「い、いえっ! 実はちょっぴり怖かったので、助かりました」
屈託なく笑うニーファの表情は、どこかの誰かさんが浮かべるテンプレ微笑とはまるで違う。久しぶりに目にする純粋な笑みを眩しげな思いで見ながら、いえ、と答えた。
「それより、その……私のせいでギクシャク? させてしまって、ごめんなさい」
6085「僕はヴァイス、あっちはノワールです。……多分、気遣ってくれたのに、こんなことになっちゃってごめんなさい」
恐らく同世代である初対面のニーファにどう接して良いか分からず、ヴァイスは辿々しげに言葉を選んだ。ニーファは少し遅れてそれに反応し、瞬きを一つする。
「い、いえっ! 実はちょっぴり怖かったので、助かりました」
屈託なく笑うニーファの表情は、どこかの誰かさんが浮かべるテンプレ微笑とはまるで違う。久しぶりに目にする純粋な笑みを眩しげな思いで見ながら、いえ、と答えた。
「それより、その……私のせいでギクシャク? させてしまって、ごめんなさい」
花式 カイロ
DOODLEモノ君十話で〜〜す。前半にクソ長い説明があります、ゆるして出演メンバー
・ヴァイス
・ノワール
・ディアン
・スティル
・青鈴
十話 依頼任務 休みは明けて、そうしてまた仕事仕事の日々がやってきた。
とは言ったものの、ここ数日の任務はどれも軽いもので、カティアに対して盛大な宣誓をしてしまったが故に肩透かしを喰らったような気分だった。けれど、至って平穏な日々を享受するのもそれはそれで構わないし、きっとそちらの方が良いことではあるのだろう。そうしてヴァイスは、急がば回れと善は急げのラインを反復横跳びしていた。
ある日、ヴァイス含むNoDiWS一行はいつぞやの執務室へと呼び出されていた。あらかじめ任務の話ではあると聞いていたので、四人は既に戦闘服に身を纏っている。
入室してみれば、青鈴が何やら一人で忙しそうにしていた。カティアは別の用事があって今日はいないらしい。
6114とは言ったものの、ここ数日の任務はどれも軽いもので、カティアに対して盛大な宣誓をしてしまったが故に肩透かしを喰らったような気分だった。けれど、至って平穏な日々を享受するのもそれはそれで構わないし、きっとそちらの方が良いことではあるのだろう。そうしてヴァイスは、急がば回れと善は急げのラインを反復横跳びしていた。
ある日、ヴァイス含むNoDiWS一行はいつぞやの執務室へと呼び出されていた。あらかじめ任務の話ではあると聞いていたので、四人は既に戦闘服に身を纏っている。
入室してみれば、青鈴が何やら一人で忙しそうにしていた。カティアは別の用事があって今日はいないらしい。
花式 カイロ
DONEモノ君九話!区切りが雑です(すまん)出演メンバー
・ヴァイス
・ディアン
・ノワール
・スティル
九話 成し遂げるよ ツルツルとした広い廊下。そんな廊下を二人で歩けばコツコツと硬く心地の良い音が耳に入ってくる。ふいに、ヴァイスの後ろで鳴る足音が止まった。くるりと振り返る。
「随分デカい啖呵切ったな」
そういう割に、ディアンは楽しそうな表情を浮かべていて。へへと笑いながら肘で小突いてやった。
「かっこ良かったろ〜? さっきの僕」
誇らしげに笑ってみせれば、はいはいと適当に返される。全くつれないやつだ。ふんっ、と鼻を鳴らした。
ヴァイスはふと天井を見上げ、そしてのろのろと廊下の壁際に後退する。後手を組んで、片方ずつ足をぷらぷらとさせる。ザラザラとした壁の感触を手に与えた。それと同じタイミングで壁際にやってきたディアンは、不思議そうな顔をして首を傾げている。ヴァイスの不意の行動に疑念でも抱いたのだろう。目を合わせてから、にっと笑ってやった。
7329「随分デカい啖呵切ったな」
そういう割に、ディアンは楽しそうな表情を浮かべていて。へへと笑いながら肘で小突いてやった。
「かっこ良かったろ〜? さっきの僕」
誇らしげに笑ってみせれば、はいはいと適当に返される。全くつれないやつだ。ふんっ、と鼻を鳴らした。
ヴァイスはふと天井を見上げ、そしてのろのろと廊下の壁際に後退する。後手を組んで、片方ずつ足をぷらぷらとさせる。ザラザラとした壁の感触を手に与えた。それと同じタイミングで壁際にやってきたディアンは、不思議そうな顔をして首を傾げている。ヴァイスの不意の行動に疑念でも抱いたのだろう。目を合わせてから、にっと笑ってやった。
花式 カイロ
DONEモノ君八話「啖呵」です。出演メンバー
・ヴァイス
・ディアン
・カティア
八話 啖呵 黒鉄を纏ったような重厚感のある扉。ヴァイスは見た目ほど重くはないそれを、隣に立つディアンと一緒に押し開いて中へと入った。中央に鎮座する、紙が高く積まれたスクエアテーブルと、乱雑に文房具が転がっている壁際の長机。年季の入ってるらしい赤褐色のそれらを見ながら、ヴァイス達は部屋の中を歩いた。
「先生、いないね」
「だな。まぁ、いつも事務室にいるとは限らねえしな……」
そうだね。柔く同意して部屋を出て行こうとするが、ヴァイスは部屋の壁に気を取られその足は止まったまま。視線の先にあるのは、様々な文字が書き連ねられた大量のメモだ。真新しい質感のものもあれば、色褪せて黄ばんだものもあったり。幼いながらにも、ヴァイスはそれらに“歴史”を感じることができた。
5700「先生、いないね」
「だな。まぁ、いつも事務室にいるとは限らねえしな……」
そうだね。柔く同意して部屋を出て行こうとするが、ヴァイスは部屋の壁に気を取られその足は止まったまま。視線の先にあるのは、様々な文字が書き連ねられた大量のメモだ。真新しい質感のものもあれば、色褪せて黄ばんだものもあったり。幼いながらにも、ヴァイスはそれらに“歴史”を感じることができた。
花式 カイロ
DONEモノ君七話「NoDiWS」です。元々彼らのチーム名は決まってたのですが、ようやく本編でも名付けることができましたね、おめでとう。今日はNoDiWS記念日です。因みに読みは「ノーディウズ」です。
出演メンバー
・ヴァイス
・ノワール
・ディアン
・スティル
七話 NoDiWS 翌日、チームを組んで初めての見回り以外の討伐任務を請け負っていたヴァイスたちは、家族由来の抜群のチームワークを発揮し、特に大きな負傷もなく無事に仕事を終え帰路についていた。ぽかぽかとした柔らかい陽気に当てられながらも、彼らの足取りは一人を除きやけに重い。ヴァイスは胸に抱えるもどかしさを吐き出すように、剣身が剥き出しの片手剣をブンブンと振っていた。諭すような口調でスティルに「危ないですよ」と言われてからは、ぐっと眉間に皺を寄せながらも代わりとして硬い質感の白黒制帽を振った。
チーム名無し——ヴァイスが仮名として勝手に呼んでいる——は、本日の任務で現地に赴く最中にもチーム名候補をいくつか考えようとしていた。
4623チーム名無し——ヴァイスが仮名として勝手に呼んでいる——は、本日の任務で現地に赴く最中にもチーム名候補をいくつか考えようとしていた。
花式 カイロ
DONEモノ君六話〜!出演メンバー
・ヴァイス
・ノワール
・ディアン
・スティル
六話 苦戦 歩を進めるたびに、暖かな空気が頬を撫でていく。朝との寒暖差にうんざりとしながら、けれどヴァイスにとってはその暖かさが何よりも気持ちの良いもので。ぽかぽかとした空気に自ら当たりに行くようにして足を動かした。
「お昼寝にはちょうどいい気温だね」
「今日はそんなことしてる暇、なさそうだけどな」
柔らかにつぶやかれたその言葉は、ディアンの硬質な声色によって否定された。瞬時にと言った風に、ヴァイスはぶすくれてみせる。
「冗談だもん」
「そーだな」
拗ねたようにそう言えば、笑い混じりに返された。
昨日と変わらぬ場所での見回り。効率重視で二手に分かれよう、ということになり、何故かディアンがヴァイスをご指名したことにより二人は行動を共にしていた。
5995「お昼寝にはちょうどいい気温だね」
「今日はそんなことしてる暇、なさそうだけどな」
柔らかにつぶやかれたその言葉は、ディアンの硬質な声色によって否定された。瞬時にと言った風に、ヴァイスはぶすくれてみせる。
「冗談だもん」
「そーだな」
拗ねたようにそう言えば、笑い混じりに返された。
昨日と変わらぬ場所での見回り。効率重視で二手に分かれよう、ということになり、何故かディアンがヴァイスをご指名したことにより二人は行動を共にしていた。
花式 カイロ
DONEモノ君五話です!出演メンバー
・ヴァイス
・ノワール
・ディアン
・スティル
・青鈴
・カティア
五話 チーム結成 簡素な装飾の部屋。標準的な大きさのスクエアテーブルを前にして、ヴァイスたち四人は横一列に並んでいた。直立不動でいるノワールや、同じ姿勢で待つディアンとスティル。彼らと違ってヴァイスはそわそわと落ち着かない気持ちでいた。自分たちを呼び出した“先生”はいつ来るのか、と。
「少しは落ち着いたらどうだ? お子様みたいだぞ」
「なっ、……いいよお子様で。まだ十歳だし」
顔の向きはそのままに、揶揄うようなセリフを吐いてきたディアンにそう返す。愉快そうに笑う控えめな声が、ディアン以外にも二人分聞こえてくる。全く、あとどれだけ揶揄われれば良いんだ。原因は自分にあるにも関わらず、ヴァイスはその思考をため息にして吐き出した。
6316「少しは落ち着いたらどうだ? お子様みたいだぞ」
「なっ、……いいよお子様で。まだ十歳だし」
顔の向きはそのままに、揶揄うようなセリフを吐いてきたディアンにそう返す。愉快そうに笑う控えめな声が、ディアン以外にも二人分聞こえてくる。全く、あとどれだけ揶揄われれば良いんだ。原因は自分にあるにも関わらず、ヴァイスはその思考をため息にして吐き出した。