七海
96gomaice
DONEQ.おまけ漫画の最後のページで、七海は何を使ったと答えたか?(5文字/ローマ字)
元々一人の方に渡そうと思ってたんですけど勿体無い病が……出て……。シェアハピ……させてください……。(懺悔)
みんなあざした!!!!!!!!
どっちが攻めでもいいように描いたけど、大体攻めっぽい方が形成逆転で受けになる傾向がある気がします……でもほんとにどっちでもいいです✌🏻(ラブラブしてればOK) 2
acusu1979
DONE七海さん家の幼女にてBoostをしてくださった方へのお礼とさせていただきます。
ありがとうございました。
Boostをして頂いた方に個別にパスワードを送らせていただきます。
追記:頒布本の在庫が無くなりましたので
公開とさせて頂きました。
購入してくださった皆様ありがとうございました。
とある日時計の針は朝の10時を少し過ぎた頃。今日は土曜日でお父さんはお仕事。パパと2人で今日はお昼ご飯を作る約束をしていたんだ…なのに…
「すみません。家入さん」
「七海も大変だな。焦らず気をつけて」
ここは呪専の保健室の前。パパのところに急に来たお仕事の為に私は硝子ちゃんに預けられた。私は不機嫌にさっきからずっとパパの上着の裾を握っている。しかも強めにです…普段なら「シワになりますから」と言ってきて辞めさせようとするパパだけど今日は何も言ってこない。う…お腹ぐるぐるする…
「はい。なるべく早く終わらせます。雛?」
「雛…ちゃんと行ってきますを言わないと後悔しても知らないぞ」
「パパ…」
「はい」
私がパパを呼ぶとしゃがんで目を合わせてくれる。
2765「すみません。家入さん」
「七海も大変だな。焦らず気をつけて」
ここは呪専の保健室の前。パパのところに急に来たお仕事の為に私は硝子ちゃんに預けられた。私は不機嫌にさっきからずっとパパの上着の裾を握っている。しかも強めにです…普段なら「シワになりますから」と言ってきて辞めさせようとするパパだけど今日は何も言ってこない。う…お腹ぐるぐるする…
「はい。なるべく早く終わらせます。雛?」
「雛…ちゃんと行ってきますを言わないと後悔しても知らないぞ」
「パパ…」
「はい」
私がパパを呼ぶとしゃがんで目を合わせてくれる。
そらまめ
DONE伊地知さんから見たナナミンってどんな感じかな……と思って書きました。伊地知、虎杖、七海の三人が登場します。秘密「失礼、少々電話をしてもいいですか?」
「どうぞ、ここで待っていますね」
着電を伝えるスマホを持って七海建人が車の後部座席から降りた。運転席に座る伊地知潔高は、ドアミラー越しに七海の姿を目視し、すぐには終わらなさそうな用件だなと予想した。
平日のお昼を過ぎた中途半端な時間のコンビニの駐車場にはこの車しか停まっていない。伊地知はエンジンを停止して、ルームミラーで後部座席を確認した。そこには、くわ、と大きな口を開けてあくびをする虎杖悠二の姿が映っていた。
「虎杖くん、お茶飲みますか?」
「飲む~」
伊地知は助手席に置いていたビニール袋からペットボトルのお茶を取り出して渡す。
「はい、どうぞ」
「ありがとう~」
4758「どうぞ、ここで待っていますね」
着電を伝えるスマホを持って七海建人が車の後部座席から降りた。運転席に座る伊地知潔高は、ドアミラー越しに七海の姿を目視し、すぐには終わらなさそうな用件だなと予想した。
平日のお昼を過ぎた中途半端な時間のコンビニの駐車場にはこの車しか停まっていない。伊地知はエンジンを停止して、ルームミラーで後部座席を確認した。そこには、くわ、と大きな口を開けてあくびをする虎杖悠二の姿が映っていた。
「虎杖くん、お茶飲みますか?」
「飲む~」
伊地知は助手席に置いていたビニール袋からペットボトルのお茶を取り出して渡す。
「はい、どうぞ」
「ありがとう~」
とこのべ
MAIKING9月の七五Webオンリー展示作品「五条さんの秘密」の七海視点。15歳以上の方のみお楽しみください。
(最後は尻切れトンボですのでご注意ください)
前作「五条さんの秘密」→https://poipiku.com/4819056/7552228.html 10394
solt_gt0141
DONE会社員七海と花屋の伊地知のパロディ。2人で初めてのご飯の話。2人が食べているものは私が今まで食べた中で上等そうな料理を参考にしました。
よろしくお願いします
花屋の七伊⑧ ハロウィンのモニュメントは11月になると姿を消し、早々にクリスマスツリーやクリスマスのイルミネーションへと切り替わりつつある。秋から冬へと変わろうとしている。
日が落ちてもイルミネーションも灯らない準備期間のこの日に私は七海さんと落ちあう事になった。
待ち合わせ時間より30分早く着き、待っている間に緊張して帰りたい気持ちが強まる。
『なぜ、OKを出してしまったんでしょう……過去の私の馬鹿!!』
朝起きた時から緊張して朝は白湯しか飲めなかった。お昼ご飯くらいはしっかり取ろうと意気込んだが、インスタント味噌汁しか口にできなかったお陰で気を抜くとお腹から悲鳴が上がってしまう。
ショーウィンドウのガラスに映る黒のスキニーパンツに芥子色のセーターのセットアップが違和感がないか見直し、自分的に問題ないと納得する。
3641日が落ちてもイルミネーションも灯らない準備期間のこの日に私は七海さんと落ちあう事になった。
待ち合わせ時間より30分早く着き、待っている間に緊張して帰りたい気持ちが強まる。
『なぜ、OKを出してしまったんでしょう……過去の私の馬鹿!!』
朝起きた時から緊張して朝は白湯しか飲めなかった。お昼ご飯くらいはしっかり取ろうと意気込んだが、インスタント味噌汁しか口にできなかったお陰で気を抜くとお腹から悲鳴が上がってしまう。
ショーウィンドウのガラスに映る黒のスキニーパンツに芥子色のセーターのセットアップが違和感がないか見直し、自分的に問題ないと納得する。
uto_aa_saiga
DONE12/11 ミンミン七拍子 無配ペーパーより再録*てのひらの ねがいごと
*君の言の葉
は、Weekly灰七様提出物再録
*山の方の任務で道ばたに生えていたオナモミをくっつけられてイラッとした七海の話
(タイトル長い)
は「君の言の葉」中で触れた話なのでちょっと続き的な。
*秋の夜歩き
初出 ネタは幾つか前のメモに上げてる金木犀探索隊のヤツ
まとめて高専灰七でした。
無配ペーパー再録 花の話で4本* てのひらの ねがいごと *
「きれいだねえ…」
思わずといった風で隣を歩く灰原から声がこぼれる。
任務の帰りに通りがかった桜並木はちょうど散り時のようで、程よい風に花弁が舞い踊るのに目を奪われる。
よっ、ほっ、えいっ、このっ、と、急に空中に掴みかかる灰原に驚く。
「一体、何を…」
「桜のっ、花びらをっ、地面にっ、着く前にっ、…掴まえられたら願い事が叶うって聞いた事無い?」
途中で一旦あきらめたようで、こちらを振り返りながら灰原がそう言う。
「…初めて聞きましたが…」
「妹が言ってたんだけど…女の子のおまじないとかかなぁ?これだけ桜吹雪が降ってるから、一枚ぐらい掴まえられるかとっ、思ったんっ、だけどっ!」
5378「きれいだねえ…」
思わずといった風で隣を歩く灰原から声がこぼれる。
任務の帰りに通りがかった桜並木はちょうど散り時のようで、程よい風に花弁が舞い踊るのに目を奪われる。
よっ、ほっ、えいっ、このっ、と、急に空中に掴みかかる灰原に驚く。
「一体、何を…」
「桜のっ、花びらをっ、地面にっ、着く前にっ、…掴まえられたら願い事が叶うって聞いた事無い?」
途中で一旦あきらめたようで、こちらを振り返りながら灰原がそう言う。
「…初めて聞きましたが…」
「妹が言ってたんだけど…女の子のおまじないとかかなぁ?これだけ桜吹雪が降ってるから、一枚ぐらい掴まえられるかとっ、思ったんっ、だけどっ!」
ぐ@pn5xc
DONE第57回七五ワンドロワンライ延長戦お題「いけないこと」
七海が高専に戻ってから桜の季節まで。まだ始まる前の七と五です。Twitterに載せたものをほんの少し修正しました。2022.12.4
いけないこと 高専を離れ、この呪術界からも離れていた男が帰ってきた。本人自らの連絡を受けたとき思うことはいくつもあったが、姿を見れば心の底から単純に嬉しかった。
数段に逞しくなった身体。背も伸びたようだが自分を追い越すことはなかったようだ。頬がこけているのは大人になってそういう輪郭になったということか。さらさらと繊細に流れていた髪は襟足は短く刈られ、サラリーマンだった名残か七三に分けられている。髪質は変わったのだろうか。
「老けたね」と言えば、「開口一番がそれですか」と、深く吐いたため息と、真っ直ぐに見返してきた妙な形のサングラスの奥の目だけは、翠緑に、あの頃と変わらなかった。
七海の姿を目で追っていることに気付いた。可愛い後輩が帰ってきたのだからと自分に言い訳をしていられたのも最初のうち。程なくして、いや、これは…と、自分の心を御せなくなっていた。
1769数段に逞しくなった身体。背も伸びたようだが自分を追い越すことはなかったようだ。頬がこけているのは大人になってそういう輪郭になったということか。さらさらと繊細に流れていた髪は襟足は短く刈られ、サラリーマンだった名残か七三に分けられている。髪質は変わったのだろうか。
「老けたね」と言えば、「開口一番がそれですか」と、深く吐いたため息と、真っ直ぐに見返してきた妙な形のサングラスの奥の目だけは、翠緑に、あの頃と変わらなかった。
七海の姿を目で追っていることに気付いた。可愛い後輩が帰ってきたのだからと自分に言い訳をしていられたのも最初のうち。程なくして、いや、これは…と、自分の心を御せなくなっていた。
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
偽りの恋人として過ごすなかで罪悪感に苛まれていく七海と恋人としての関係を築こうと真っ直ぐ向き合う灰原くん。
七海視点はこれで終わりです。続きからラストまでは灰原くん視点で進む予定です。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿④ *
寮から校舎へと続く、すっかり葉を散らせた並木道。落ち葉を踏みしめながら歩いていると、後ろからよく通る声に名前を呼ばれた。
「七海ーっ!」
振り返ると満面の笑みを浮かべた灰原が小走りで駆け寄ってくる。
「おはよう」
「おはよ!なんか今日早いね!」
「日本史の教科書、置きっぱなしにしていたの忘れてたんだ」
「そっか!今日の一問一答、七海が当たる番だったもんね!」
「間違えたら課題が増えるシステムはそろそろやめてもらいたいな」
「確かに!」
なんでもない同級生同士の会話を続けながら、凛と冷えた冬の朝を並んで歩く。灰原と出会ってから初めて冬を迎えるが、朧げな春の朝も眩しい夏の朝も爽やかな秋の朝もこうして二人で歩いた。
6069寮から校舎へと続く、すっかり葉を散らせた並木道。落ち葉を踏みしめながら歩いていると、後ろからよく通る声に名前を呼ばれた。
「七海ーっ!」
振り返ると満面の笑みを浮かべた灰原が小走りで駆け寄ってくる。
「おはよう」
「おはよ!なんか今日早いね!」
「日本史の教科書、置きっぱなしにしていたの忘れてたんだ」
「そっか!今日の一問一答、七海が当たる番だったもんね!」
「間違えたら課題が増えるシステムはそろそろやめてもらいたいな」
「確かに!」
なんでもない同級生同士の会話を続けながら、凛と冷えた冬の朝を並んで歩く。灰原と出会ってから初めて冬を迎えるが、朧げな春の朝も眩しい夏の朝も爽やかな秋の朝もこうして二人で歩いた。
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
嘘をついてしまったところまで。
罪悪感に苛まれる七海を書くのが好きです。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿③ 時間というものはあっという間に過ぎていく。
季節が秋から冬へ移り変わっても、灰原の記憶は戻らないままだった。
「呪詛師の足取りを追ってはいるが、ほとんど手がかりがなくてな」
担任はそう言ったが、現状で半年分の記憶がない以外灰原に問題はなく、この案件がそこまで重要視されていないのだろうと七海は薄々感じ取っていた。
記憶がなくなってからの一ヶ月弱で灰原は半年分の実技の大半をこなした。自身の術式の扱い方も、実践での立ち回り方も身体に叩き込んだ。二人での任務も再開され、座学の内容も灰原の復習と並行しながら新しい単元も行なわれるようになった。
はたから見れば、この半年間の日常が戻ってきたように思えるだろう。しかし、灰原のふとした瞬間の表情に七海は違和感を覚えるようになっていた。
4860季節が秋から冬へ移り変わっても、灰原の記憶は戻らないままだった。
「呪詛師の足取りを追ってはいるが、ほとんど手がかりがなくてな」
担任はそう言ったが、現状で半年分の記憶がない以外灰原に問題はなく、この案件がそこまで重要視されていないのだろうと七海は薄々感じ取っていた。
記憶がなくなってからの一ヶ月弱で灰原は半年分の実技の大半をこなした。自身の術式の扱い方も、実践での立ち回り方も身体に叩き込んだ。二人での任務も再開され、座学の内容も灰原の復習と並行しながら新しい単元も行なわれるようになった。
はたから見れば、この半年間の日常が戻ってきたように思えるだろう。しかし、灰原のふとした瞬間の表情に七海は違和感を覚えるようになっていた。
dorojyujyu
MAIKING五悠(七虎)Dom/Subユニバース設定■飛行機事故で死んだ七海(Dom)の元で保護されていた悠仁(Sub)がケアの為に五条(Dom)と出会うお話。特殊な設定など捏造がたくさんあるので何でも許せる方のみお読みください。 9996😈桜魔 夜人🐙
DONEジュソ堕ち展示作品会社員時代に社員を皆殺しにし呪詛師堕ちした七海と七海を保護した五条の話。ハピエン。
パスワード解放しました!
後日支部にアップします。
こんなに長いのは初めて書いたので色々酷いですがお許しください…。
楽しんで頂けたら幸いです!
【ビーフシチューを食べよう】「七海さん。」
「はい。」
「ナナミン!」
「はい。」
「七海さ~ん!」
「はい。」
七海は天然人たらしだ。
僕の生意気でかわいい生徒達をすぐに懐柔した。
それどころか七海を警戒していた琢真も補助監督達も、今じゃあ七海にメロメロだ。
自販機で缶コーヒーを買っているだけで皆集まってくる。今も補助監督達に囲まれていた。
「あぁ、そうだ。」
「どうしました?」
「先程この前言っていたマクロを組んでおきましたので使ってください。」
「えっ!?ありがとうございます!」
「七海さんマジ神…」
「流石七海さん…!」
「大袈裟です。それに、」
七海は缶コーヒーを一気に煽り、缶を握り潰す。
「神なんていませんよ。」
その言葉に、表情に、はしゃいでいた全員が口を閉ざす。
13773「はい。」
「ナナミン!」
「はい。」
「七海さ~ん!」
「はい。」
七海は天然人たらしだ。
僕の生意気でかわいい生徒達をすぐに懐柔した。
それどころか七海を警戒していた琢真も補助監督達も、今じゃあ七海にメロメロだ。
自販機で缶コーヒーを買っているだけで皆集まってくる。今も補助監督達に囲まれていた。
「あぁ、そうだ。」
「どうしました?」
「先程この前言っていたマクロを組んでおきましたので使ってください。」
「えっ!?ありがとうございます!」
「七海さんマジ神…」
「流石七海さん…!」
「大袈裟です。それに、」
七海は缶コーヒーを一気に煽り、缶を握り潰す。
「神なんていませんよ。」
その言葉に、表情に、はしゃいでいた全員が口を閉ざす。
うすきみ
DONE七海とピュアOLのお話可哀想な人ですね何件かある行きつけのコーヒーショップの一件で彼女と出会った。
いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
2397いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
うすきみ
DONE同期の夢主を口説いていく話貴女を攫いに来ました任務帰りに呼び出され向かった学長室で唐突に告げられた。
『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?
3221『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
灰原くんのために頑張ったりでも嫉妬したりまた好きになったり忙しい七海です。
まだ嘘はついてません。次でつきます。
灰原くんは一生懸命で健気。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿② 連絡を受けて駆けつけた担当医と家入に灰原が目覚めてからの流れを説明した七海は、二人が灰原に話を聞き始めるとそのまま黙って部屋を出た。
灰原の力になりたい。いつもそう思っていたはずなのに、自分も現状を把握できていない状況で灰原を安心させる言葉はなかなか出てこず、結局沈黙ばかりが流れてしまった。それに、一度は素の笑顔を見せてくれたものの、灰原から見知らぬ人間へ向ける視線を受け続けることはどうもにも居心地が悪かった。
このまま高専へ戻った方がいいだろうか。だが、散々待たせた担当教諭の説教を聞いてから一人で授業を受けるなんて、そんな気分には到底ならない。手持ち無沙汰になった七海はとりあえず選んだホットコーヒーを片手に、自販機横のソファでぼんやりと時間が過ぎるのを待った。
9514灰原の力になりたい。いつもそう思っていたはずなのに、自分も現状を把握できていない状況で灰原を安心させる言葉はなかなか出てこず、結局沈黙ばかりが流れてしまった。それに、一度は素の笑顔を見せてくれたものの、灰原から見知らぬ人間へ向ける視線を受け続けることはどうもにも居心地が悪かった。
このまま高専へ戻った方がいいだろうか。だが、散々待たせた担当教諭の説教を聞いてから一人で授業を受けるなんて、そんな気分には到底ならない。手持ち無沙汰になった七海はとりあえず選んだホットコーヒーを片手に、自販機横のソファでぼんやりと時間が過ぎるのを待った。
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰です。
①ではまだ嘘ついてないです。いろいろ迷走したのでまるっと書き直すかもしれません。
1月七灰原稿①春が過ぎ、長かった夏も終わり、やっと本格的に秋が訪れた頃になれば、初めての経験が減って少し気が緩んでくるものだろう。
入学当初は呪術師という世界の特異さやそこで生きる人間のおかしさにいちいち驚いていたし、悍ましい呪霊を前にする度に今まで自分が目にしてきた呪いが随分と甘っちょろいもので、この世界は果てしなく闇深いのだと落胆した。とはいえ、人間は慣れる生き物だ。腐りきった大人たちを目にすることも、能力的にも人間的にも規格外の先輩たちから絡まれることも、胸糞悪い呪霊と対峙することも、いつの間にか日常になっていた。
それに、高専入学後数ヶ月の間で七海にとって完全に予想外の出来事が起こった。
たった一人の同級生に、恋をしたのだ。
7517入学当初は呪術師という世界の特異さやそこで生きる人間のおかしさにいちいち驚いていたし、悍ましい呪霊を前にする度に今まで自分が目にしてきた呪いが随分と甘っちょろいもので、この世界は果てしなく闇深いのだと落胆した。とはいえ、人間は慣れる生き物だ。腐りきった大人たちを目にすることも、能力的にも人間的にも規格外の先輩たちから絡まれることも、胸糞悪い呪霊と対峙することも、いつの間にか日常になっていた。
それに、高専入学後数ヶ月の間で七海にとって完全に予想外の出来事が起こった。
たった一人の同級生に、恋をしたのだ。
うすきみ
DONE思わぬ所から恋が生まれる話きっかけはあなたから私には一つ上に四人の先輩がいる。
最強のクズ二人に、傍観しながら面白がる反転術式使い、そしてクズ二人に勝るとも劣らないクズお嬢様。
この四人に高専時代散々遊ばれた。
灰原は何がいいのかクズの一人、夏油さんを崇拝しているので楽しい高専時代だったようだ。
それは卒業してからも変わらない。
クズ二人は何故か教師になった為、高専に居ることが多い。
任務終わりに高専に寄ろうものなら捕まってウザ絡みされる。
そこにお嬢様が加われば最悪だ。
お嬢様は呪術師のはずなのに良く遭遇する。
術式がお互い近接で合同任務なんて皆無なのに、だ。
彼女は五条家程では無いが、由緒正しい家系だ。
術式も一子相伝の物で、今は彼女しか使えない。
お嬢様の割には世間を分かっていて、空気も読めるし気も使える。
4625最強のクズ二人に、傍観しながら面白がる反転術式使い、そしてクズ二人に勝るとも劣らないクズお嬢様。
この四人に高専時代散々遊ばれた。
灰原は何がいいのかクズの一人、夏油さんを崇拝しているので楽しい高専時代だったようだ。
それは卒業してからも変わらない。
クズ二人は何故か教師になった為、高専に居ることが多い。
任務終わりに高専に寄ろうものなら捕まってウザ絡みされる。
そこにお嬢様が加われば最悪だ。
お嬢様は呪術師のはずなのに良く遭遇する。
術式がお互い近接で合同任務なんて皆無なのに、だ。
彼女は五条家程では無いが、由緒正しい家系だ。
術式も一子相伝の物で、今は彼女しか使えない。
お嬢様の割には世間を分かっていて、空気も読めるし気も使える。
うすきみ
DONE彼氏に振られた夢主に七海が次の恋人を紹介するお話優良物件、紹介しますまたしても彼氏に振られてしまった。
今度の彼氏は二年も続いたのに……。
結構イケメンで、お金もあるし、優しいし、嘘のつけない誠実な人。
仕事にも理解を示してくれてたのに。
久しぶりに会おうと言われ、何だか真剣な面持ちだったからプロポーズでもされるのかと思った。
そしたら「他に好きな人が出来た。別れてくれ」だって。
もうやってられない。
誰かに聞いてもらいたい!
そう思って硝子さんの所へ行くと、ドアの前に「ただいま外出中」の札が下げられていた。
愕然とした。
他に聞いてくれそうな人もいないし。(こういう時に限って五条さんは出張中)
トボトボと廊下を歩いていると、執務室から人の気配がした。
誰がいるんだろう。
私は淡い期待を込めながらそっと扉を開ける。
2731今度の彼氏は二年も続いたのに……。
結構イケメンで、お金もあるし、優しいし、嘘のつけない誠実な人。
仕事にも理解を示してくれてたのに。
久しぶりに会おうと言われ、何だか真剣な面持ちだったからプロポーズでもされるのかと思った。
そしたら「他に好きな人が出来た。別れてくれ」だって。
もうやってられない。
誰かに聞いてもらいたい!
そう思って硝子さんの所へ行くと、ドアの前に「ただいま外出中」の札が下げられていた。
愕然とした。
他に聞いてくれそうな人もいないし。(こういう時に限って五条さんは出張中)
トボトボと廊下を歩いていると、執務室から人の気配がした。
誰がいるんだろう。
私は淡い期待を込めながらそっと扉を開ける。