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    世良

    ako_clock

    DONEお題:「煽ったのは君だよ」

    付き合って同棲もしてる零世良の下世話な話。
    キャラ崩壊してる気がするのでご注意ください。
    羽由美、赤井さん、メアリーママがちょっと出てくるけど、ほとんど零世良ばっかり。
     ベッドの軋む音がやけに大きく聞こえた。
    「……怒ってる?」
     目の前には零。背中にはベッド。ボクを見下ろした零の瞳は笑っていない。
     ここはボクの部屋で、零の部屋でもある。こうでもしないと一緒にいられないからって、大学卒業と同時にボクが零の家に住み着いたのが同棲のきっかけだった。



     零の家に押しかけたときは叱られて追い出されることも覚悟していたけれど、拍子抜けするほどあっさりとボクの希望は受け入れられた。
     ただし、真面目な零がボクのママの許可が必要だとか言いだしたせいで、ボクが強引に押し切ったことがママにバレてしまって。軽いお説教を食らうことになった。
     零とボクが真剣な交際をしていることを知ったのもそのとき。零がママにそんな話をしているときに首を傾げたのは、照れ隠しも入っていた。少しだけ。
     それで、ママの許可をもらえたから、二人の兄たちに同棲するって報告したんだっけ。
     電話での報告だったので表情は分からないけど、秀兄は一言「真純も大人になったんだな」と言ってくれた。反対にキチ兄は騒がしかった。電話越しに質問が矢継ぎ早に浴びせられたので、「キチ兄だって同棲してたじゃないか 3583

    ちょこ

    DONEアイドラ話
    普くんと美男くんと世良の話
    放課後、授業も先生の長い話も終わりクラスの生徒はそれぞれユニット練習に行くために教室から出たり、他の同級生と話したりとしている。その中で世良は美男に話しかけた。
    「なぁなぁ王さま、もうすぐテストじゃん? 範囲狭いっては言われてるけどさ、よかったら俺の家で勉強会しない? 」
    「ん? いいぞ! 」
    大きな声で笑って言う美男に決まりだ、と笑った時後ろから声をかけられた。後ろをむくと同じクラスの普が話しかけてきた。
    「何話してたんだ2人とも? 」
    「あー、王さまとこれから俺ん家で勉強会するって話してたの。普もくる? 」
    「え? いいの? 行きたい! 」
    こうして普も来ることになり三人で話しながら教室を出る、周りからは今日もあの三人は仲がいいなと思われているがそんなことは露知らず校門を出て駅へ向かうために歩く。
    しばらくして、住宅街を歩きとある家の前にくるとそのまま中に入る、表札には【白石】と書かれており、ここが世良の家なのかと初めて来る普と対照的に、何度か来ているのだろう、そのままついて行く美男。玄関の鍵を開けてドアを開ける。
    「入っていいよー、母さん居ないし」
    「お、お邪魔します…… 1923

    ちょこ

    DONEアイドラ話
    くまくんと世良の話
    カチ、カチ、と机の上に置かれた時計が静かに時を刻む。ペンを走らせていた世良は書き終えると一息ついた。出来たと五線譜に書かれたのを見て微笑む。今作った曲はとある人物に送るために書いたものだ。受け取ってくれるといいのだが、とファイルの中にしまうと次の日の準備をするために鞄の中を開ける。先程のファイルとボイスレコーダーを中に入れて。後は学院に行っての作業になる。そしてその日は終わった。
    それから何週間かたったある日、学院内を歩いていた世良、とある人物を探していた、連絡をひとつ入れれば良かったとスマホを手に取ろうとした時、前の方から歩いてくる人物が視界に入る。その相手が探していた人物だったため、丁度いいとスマホを制服のポケットの中に入れると小走りで駆け寄る。その人物──初雪は世良が駆け寄ってきた事に気づき、足を止めた。
    「白石? 」
    「先輩、あの、これ受け取ってください」
    手に持っていた紙袋を初雪に渡す。初雪はそれを受け取り中を見た。中にはファイルとボイスレコーダーが入っており、ファイルを手にして中に入っている紙を見てすぐに分かった、これは曲だと。ならこのボイスレコーダーは音源だろうと世 1045

    ちょこ

    DONEアイドラ
    織緒くんと世良の話
    世良は課題を進めるために放課後図書室へ足を運んだ、ついでに曲作りの資料も集められるのではと思いつつ中に入る。図書室を利用している生徒はすくなく、隅の方で本を読んでいる生徒や、カウンターで委員会の仕事をしている生徒がいるくらいだった。普通の学校とは違うため、そもそも利用する生徒は少ないか、と思いつつ辞典と参考になりそうな資料の本を数冊取った時、ふととある後ろ姿に気づいた。長い金髪でなにやらうんうんと唸っては辞典を開いている小柄な生徒。織緒ではないか? と世良は気づきそっと近づいた。織緒は近づく世良に気づかず、目の前の課題に頭を悩ませてる様子だった。
    「……? ここなんて意味だろ……」
    「そこの問題、まずここの文を理解してないと難しいと思う」
    後ろから手を差し出して、文をなぞるように指を動かす。突然後ろから声をかけたからか驚いた様子でば、と勢いよく後ろを振り向く織緒。
    「せ、世良先輩……!? なんで……? 」
    「織緒。ここ図書室だから」
    しぃ、と人差し指を口で押さえる仕草をすると声量を下げる織緒、隣に座り鞄から課題のプリントを出しつつ話す。
    「俺も課題出されてさ〜、それで来たわけ。ど 1057

    ちょこ

    DONEアイドラ小説
    こずえ先輩と世良の話
    専属になって欲しいと世良が言う話
    「こずえ先輩、今日もよろしくお願いします」
    「お、世良来たね〜座って座って」
    放課後、美容科の教室を覗いた世良は丁度準備をしていたこずえを見かけてそのままいつもの様に椅子に座る。こずえは世良のヘアゴムをゆっくり解くと髪を梳かしながら話す。
    「うん、ちゃんと手入れされてるね〜。オレが前勧めたシャンプー使ってる?」
    「はい!あれすごくサラサラしますよね」
    「でしょー?世良の髪質に合ってるやつ選んだからね、あと、今日勧めたいものがあって……」
    そう言うとバックの中を探し始めるこずえの後ろ姿を見て世良は見つめて口を開いた。ずっと考えてたことを。
    「……ねぇ先輩、俺の専属になりませんか?」
    「…………え?」
    突然言われたことに驚いたのだろう、なにやら容器を落としてしまってこちらを見て固まるこずえ。彼のそんな様子を見て少し笑ってしまったが、世良は話を続ける。
    「ずっと考えてたんですけど……。先輩の手、魔法の手だなぁって思ってて。初対面で俺の髪を綺麗って言ってくれたのも、今もこうして専属というわけじゃないのに髪の手入れとか、肌の手入れとか教えてくれたり……。先輩って魔法使いなんですよ、だから… 1095