向日葵
trpg_octopus
DONE人縁町賽物語1月「セイに至りし迷い刻」
2月「勿忘ノ魔女」
3月「踏青の六花」
4月「君と僕のハッピーホーム」
5月「道閉ジノ早苗」
6月「化燭之典」
7月「贖罪は蝉時雨と共に」
8月「黄泉返りの向日葵」
9月「沙上の揺籠は紅に染まる」
10月「あのヒの軌跡」
11月「ちるちるつなぐ」
12月「クリスマス殺人事件~犯人はPC1~」 13
ポエッ
DOODLE頑張ったあなたに花の冠をフォロワーさんからリファラが見たいというリクエストが来たので自分の趣味を混ぜた向日葵の冠を笑顔で被せ合うリファラが出来上がりました…!!
タイトル考える時向日葵の花言葉調べたんですが、99本で悶え苦しみました…。
エターニアクラスタ勢さん…向日葵の花言葉を調べてくれ…私はしにました
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画『彼岸(悲願)の向日葵』での別サイドの話。忌々しい日差しの中、向日葵が姉妹を見つめていた。しにたがりの話「お前は違う」
同じ顔、同じ声、同じ背丈。少女の首を絞めながら、はっきり告げる。
「お前は違う、あの子じゃない。あの子は死んだんだ」
もがき苦しむ少女の首を絞め上げながら、叫ぶ。力の込められた手は細く、このままでは首と共に折れてしまうのではないかとさえ思わせた。
「私の知らないところで、私が知らない場所で、あすかは死んだの、私を置いて逝ったの。貴女はいつもそう、私の事をおいて先に行ってしまう。なんでも私より出来て、だから飛び級して先に高校生になって」
少女の顔が歪む。
「私信じられなかったの、貴女が死んだって聞かされて、でも遺体は戻ってこなくて。貴女と離れて一年も経ってなかった、早く帰ってきてほしくて仕方なかった、なのに」
1487同じ顔、同じ声、同じ背丈。少女の首を絞めながら、はっきり告げる。
「お前は違う、あの子じゃない。あの子は死んだんだ」
もがき苦しむ少女の首を絞め上げながら、叫ぶ。力の込められた手は細く、このままでは首と共に折れてしまうのではないかとさえ思わせた。
「私の知らないところで、私が知らない場所で、あすかは死んだの、私を置いて逝ったの。貴女はいつもそう、私の事をおいて先に行ってしまう。なんでも私より出来て、だから飛び級して先に高校生になって」
少女の顔が歪む。
「私信じられなかったの、貴女が死んだって聞かされて、でも遺体は戻ってこなくて。貴女と離れて一年も経ってなかった、早く帰ってきてほしくて仕方なかった、なのに」
kotonomoto
DONE東御本編[9]滲【交流】▶︎悲願の向日葵
こちら[https://twitter.com/ichimura7/status/1313848905293987841?s=21]の続きです 8
kotonomoto
DONE東御本編[8]呈示【交流】▶︎悲願の向日葵
こちら[https://twitter.com/ichimura7/status/1310211977721950213?s=21]の続きです 7
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話幸せな夢を断つ話 終 たくさんの向日葵の中に、少女と、両親を見た。幼い娘が母に抱かれている。父が姉の手を引いて、隣を歩いていた。両親は笑って、姉と、腕の中の幼子を見ている。
姉が少女に手を伸ばす。
「かよー!」
かよ、と呼ばれた幼子は、自身に向かって伸ばされた手をぎゅっと握り、笑った。
きっと、これは夢なんだと、姉の手を握りしめながら夏宵は思った。
夏宵は確かに幼いかもしれないけど、今は十二歳だ。抱かれるほどの年齢じゃない。それに、彼女の両親はもういない。この記憶から暫く経った後、ふたりを庇って死んでしまったらしい。よく覚えていないのだ。それからは姉とふたりきりだったが、姉は、今年の二月から行方をくらましてしまった。
2498姉が少女に手を伸ばす。
「かよー!」
かよ、と呼ばれた幼子は、自身に向かって伸ばされた手をぎゅっと握り、笑った。
きっと、これは夢なんだと、姉の手を握りしめながら夏宵は思った。
夏宵は確かに幼いかもしれないけど、今は十二歳だ。抱かれるほどの年齢じゃない。それに、彼女の両親はもういない。この記憶から暫く経った後、ふたりを庇って死んでしまったらしい。よく覚えていないのだ。それからは姉とふたりきりだったが、姉は、今年の二月から行方をくらましてしまった。
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話幸せな夢を断つ話 六「未? 大丈夫なの?」
目の前で膝を着き、動かなくなった少女に、月待依宵は狼狽えながら手を差し出す。それは、生前の彼女そっくりだった。知り合いであろうと無かろうと、彼女は手を差し伸べる。そういう人だった。
「未、具合が悪いなら、今日はもう帰ろう?」
「……」
返事はない。聞こえていないのだろうか。
「ねぇ、ひつ」
「先輩」
鋭い声が耳に届く。
「月待先輩。──月待依宵、先輩」
「……なぁに?」
突然フルネームで自分を呼ぶ彼女に困惑しながら、依宵は返事をする。
「貴女は、もう、いないんですね」
「……」
依宵は、不意を突かれたのか、声を出せなかったらしい。
「ならば約束通り、貴女を弔わなければ」
1765目の前で膝を着き、動かなくなった少女に、月待依宵は狼狽えながら手を差し出す。それは、生前の彼女そっくりだった。知り合いであろうと無かろうと、彼女は手を差し伸べる。そういう人だった。
「未、具合が悪いなら、今日はもう帰ろう?」
「……」
返事はない。聞こえていないのだろうか。
「ねぇ、ひつ」
「先輩」
鋭い声が耳に届く。
「月待先輩。──月待依宵、先輩」
「……なぁに?」
突然フルネームで自分を呼ぶ彼女に困惑しながら、依宵は返事をする。
「貴女は、もう、いないんですね」
「……」
依宵は、不意を突かれたのか、声を出せなかったらしい。
「ならば約束通り、貴女を弔わなければ」
obU_Udo
DONEかなり中途半端で拙いですが、以前ひそほまワンドロで描いた向日葵がお題の絵から考えていた書きかけの小説があって、今更ですが書き上げたので載っけました描き始めたのが夏なので夏の話です
流れないでペルセウス「さあ出掛けるよ、密くん」
そう言って唐突にアリスは立ち上がった。
午後4時をすぎたというのにまだ太陽はジリジリと頭上を焦がしている。楽しみにしていた新発売のマシュマロアイスもあっという間に平らげてしまって、涼しさはもう何処にもない。寧ろ自分自身がアイスみたいに溶けてしまいそうなくらいだ。
密は暑い、と出来る限りの面倒臭そうな声色で誘いを断る。
「でもここに居ても暑いではないか。どうせ暑いなら出かけるのも悪くないだろう?」
「......面倒くさい」
どのみち暑いとかそう言う問題ではない。面倒くさいものは面倒くさいのだ。
密は諦めてくれと言わんばかりにソファの上で寝返りを打って誉に背を向ける。
すると、後ろからボソっとした呟きが降って来た。
2002そう言って唐突にアリスは立ち上がった。
午後4時をすぎたというのにまだ太陽はジリジリと頭上を焦がしている。楽しみにしていた新発売のマシュマロアイスもあっという間に平らげてしまって、涼しさはもう何処にもない。寧ろ自分自身がアイスみたいに溶けてしまいそうなくらいだ。
密は暑い、と出来る限りの面倒臭そうな声色で誘いを断る。
「でもここに居ても暑いではないか。どうせ暑いなら出かけるのも悪くないだろう?」
「......面倒くさい」
どのみち暑いとかそう言う問題ではない。面倒くさいものは面倒くさいのだ。
密は諦めてくれと言わんばかりにソファの上で寝返りを打って誉に背を向ける。
すると、後ろからボソっとした呟きが降って来た。
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話、五話目回想
幸せな夢を断つ話 五「未、ちょっといい?」
思い出すのは昔の、といっても一年も経過していない時期の記憶。月待依宵に久々に再会した夜咲未は、中庭で彼女と対峙していた。
冬に入ってから会う機会が減っていたため、三ヵ月振りくらいだろうか。依宵は、痛々しい姿をしていた。指先には絆創膏、至るところにガーゼを当て、足にも腕にも頭にも包帯が巻かれていた。顔の半分が覆われていて、片目を見ることが出来ない。
一体どうして、何があったのかと、中庭に向かいながら彼女に聞いても、なにも答えてくれない。ただスカートを翻しながら、先を進む。
足を止めた。そこは、よく二人で昼御飯を食べていた場所だった。
2080思い出すのは昔の、といっても一年も経過していない時期の記憶。月待依宵に久々に再会した夜咲未は、中庭で彼女と対峙していた。
冬に入ってから会う機会が減っていたため、三ヵ月振りくらいだろうか。依宵は、痛々しい姿をしていた。指先には絆創膏、至るところにガーゼを当て、足にも腕にも頭にも包帯が巻かれていた。顔の半分が覆われていて、片目を見ることが出来ない。
一体どうして、何があったのかと、中庭に向かいながら彼女に聞いても、なにも答えてくれない。ただスカートを翻しながら、先を進む。
足を止めた。そこは、よく二人で昼御飯を食べていた場所だった。
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話、四話目幸せな夢を断つ話 四 特に何事もなく翌日を向かえた未だったが、昨日見たあれがなんなのか、気になって考え続けていた。そのため若干寝不足気味である。授業にも身が入らなかった。休めばよかったものを、と思うかもしれないが、依宵との約束を反故にしたくはないと、半ば無理矢理登校していた。
(先輩が知ったら、今すぐ帰れって言われる、だろうな)
現在は頭痛もなく、寝不足以外には異常が無いため、心配ないと自己判断していた。
それに、彼女との昼食の為だけに無理をしているわけではない。
昨日の頭痛は、夕焼けに起因していた。そして頭痛に苛まれながら、未は月待依宵の幻影を見た。思い出せない記憶が依宵に関係しているのは明白だろう。彼女に会って話をすれば思い出せることがあるのではないか、未はそう思っていた。
1422(先輩が知ったら、今すぐ帰れって言われる、だろうな)
現在は頭痛もなく、寝不足以外には異常が無いため、心配ないと自己判断していた。
それに、彼女との昼食の為だけに無理をしているわけではない。
昨日の頭痛は、夕焼けに起因していた。そして頭痛に苛まれながら、未は月待依宵の幻影を見た。思い出せない記憶が依宵に関係しているのは明白だろう。彼女に会って話をすれば思い出せることがあるのではないか、未はそう思っていた。
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話、三話目 疑念の話幸せな夢を断つ話 三 五月の連休明け以降、月待依宵と共に行動することが増えた。最初は依宵が勝手に着いて来たり、戦闘に割って入ったりだったが、いつの間にか、未から彼女の側に行くことが多くなっていた。
交流を重ねるうちに、依宵の両親は、彼女と妹を庇って死んだのだと教えてくれた。相手は人間ではなく化け物だったが、周りに言っても信じてくれなかったという。相手のことが怖くて、そういう風に見えたのだろうと。しかし、五社に来て、それが『神擬』だったのだと知った。
神擬とは、成り損ないのなにか。詠手の血を求める神とは違い、人間の血肉を貪るモノだ。学生には殺すことが出来ないが、大人であれば対応が出来るという。五社よりも本土での目撃が多いが、そもそもの数は少ないため、都市伝説程度の扱いを受けている。
2265交流を重ねるうちに、依宵の両親は、彼女と妹を庇って死んだのだと教えてくれた。相手は人間ではなく化け物だったが、周りに言っても信じてくれなかったという。相手のことが怖くて、そういう風に見えたのだろうと。しかし、五社に来て、それが『神擬』だったのだと知った。
神擬とは、成り損ないのなにか。詠手の血を求める神とは違い、人間の血肉を貪るモノだ。学生には殺すことが出来ないが、大人であれば対応が出来るという。五社よりも本土での目撃が多いが、そもそもの数は少ないため、都市伝説程度の扱いを受けている。
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話、二話目昔の話
幸せな夢を断つ話 二 月待依宵という、赤いリボンの髪飾りが似合う仙狐の生徒は、多くの後輩に優しかったから、すれ違った生徒が彼女に手を振ったり、穏やかに話しかけたりすることが多々あった。彼女自身も、何かあれば後輩を気に掛け、相談を受けたり、時には共闘した。
五社の生徒は、武器を用いて神を戦うことが出来る舞手と、術を使い、舞手を援護する詠手の二種類にわけられる。依宵は舞手だった。一対のハルパーを使って神殺しを行う。彼女は神を殺すことを、弔いであると称していた。
「彼らを殺してあげられるのは、私達しかいないから、だから私にとって、神殺しは弔いなの」
そう、同級生にそう語ったことがある。
2328五社の生徒は、武器を用いて神を戦うことが出来る舞手と、術を使い、舞手を援護する詠手の二種類にわけられる。依宵は舞手だった。一対のハルパーを使って神殺しを行う。彼女は神を殺すことを、弔いであると称していた。
「彼らを殺してあげられるのは、私達しかいないから、だから私にとって、神殺しは弔いなの」
そう、同級生にそう語ったことがある。
犬と暮らしたことがない
DONE推しのかれぴ(強めに言い張る)お誕生日おめでとうございます🥳🎉🎊🎂🎁
好きだよ〜〜ッ!!
推しのお誕生日に向日葵(?)描いたのでお花で揃えようと紫苑(?)描いたんですが物事の後先は考えて行動せねばならないな……と思ったのでした、お花むずいしつかれた😂
翠蘭(創作の方)
DONE華軍企画内企画、「彼岸(悲願)の向日葵」の自宅の話幸せな夢を断つ話 一 あれほど鮮やかだった世界が、ほんの少し柔らかい色へと変わりつつある。それでも太陽は容赦無く地上を照らしていた。そんな光を反射した、華やかな黄色い花弁が見える。
「一見普通のひまわり畑ですね、綺麗」
小さな少女が呟いた言葉に、隣にいた人物は苦言を呈する。
「校内に、向日葵が咲く場所は、皆無だ。それに、この花の時期は、もう終わっている」
数輪だけなら、花壇で咲いているなら、誰かが種を埋めたのではないかと思うこともできただろう。しかし、二人の視界に映る場所一面に、向日葵は咲いていた。第二グラウンドとテニスコート、そして室内プールが設備されている建物の近く、本来であれは更地である場所に、五メートルはあるであろう大輪の花がたくさん在る。
1933「一見普通のひまわり畑ですね、綺麗」
小さな少女が呟いた言葉に、隣にいた人物は苦言を呈する。
「校内に、向日葵が咲く場所は、皆無だ。それに、この花の時期は、もう終わっている」
数輪だけなら、花壇で咲いているなら、誰かが種を埋めたのではないかと思うこともできただろう。しかし、二人の視界に映る場所一面に、向日葵は咲いていた。第二グラウンドとテニスコート、そして室内プールが設備されている建物の近く、本来であれは更地である場所に、五メートルはあるであろう大輪の花がたくさん在る。
37sakuranbo
TRAININGずっと見ることができなかったシーンを、やっと今日見ました。この日に見ると決めていました。
推しが召される話は本当に苦手なので心して見ましたが、やっぱりツラかった。
せめて明るく描きたくて。向日葵みたいな笑顔だったなぁ。
劇中のシーンは描けそうもないので、S木R平さんのブログからオフショを拝借。安定の似てなさです。
2021.9.1
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第三十九回 お題:「専売特許」「向日葵」
司視点 両想い
貴方のような、その花を。「……おーい、類。まだなのか?」
「あともうちょっとだよ!もう少しだけ待ってね」
背後で忙しなく鳴る機材の音に若干の恐怖を抱きながら、空を見上げる。
照りつける太陽が眩しくて手で隠しながら、ひっそりとため息をついた。
類に見せたいものがあるから会わないかと言われ、昼休みに約束したのが今朝の話。
手早くお昼を済ませ、見せたいものはと聞くと、類は手を引いて下駄箱に向かった。
ここからは下を向いてておくれ、と言われ、どうにか指定の場所には着いたものの、少しだけ待ってておくれ、と言われてから、この有様だ。
正直繰り返された実験の数々の影響で、学校内で機材の音がすると何がくるかとつい身構えてしまったり、びくびくしてしまうため、実験じゃないとしてもできたら早く見せたいものを見せてほしいと思ってしまう。
2267「あともうちょっとだよ!もう少しだけ待ってね」
背後で忙しなく鳴る機材の音に若干の恐怖を抱きながら、空を見上げる。
照りつける太陽が眩しくて手で隠しながら、ひっそりとため息をついた。
類に見せたいものがあるから会わないかと言われ、昼休みに約束したのが今朝の話。
手早くお昼を済ませ、見せたいものはと聞くと、類は手を引いて下駄箱に向かった。
ここからは下を向いてておくれ、と言われ、どうにか指定の場所には着いたものの、少しだけ待ってておくれ、と言われてから、この有様だ。
正直繰り返された実験の数々の影響で、学校内で機材の音がすると何がくるかとつい身構えてしまったり、びくびくしてしまうため、実験じゃないとしてもできたら早く見せたいものを見せてほしいと思ってしまう。