月島
111miyuki
DONE前回書いた月鯉(女体化)の後日談?的な小話です。月×にょ鯉(女優さん)の芸能パロ。
前の話はそのままえっちにはいってるのですが続きをまだ書けてなくて、なかなか進まないので息抜きに小ネタを書きました…
前の話は読なくても大丈夫だとは思います。
芸能界にはいることで月島に見つけてもらおうと思ったにょ鯉ちゃんのお話です。
月島がにょ鯉さんを好きすぎるというらぶらぶ話です。
当たり前の恋人 「月島はいつ私がこの仕事してるって知ったんだ?すぐ私だってわかったのか?」
付き合いはじめて、二人でようやくのんびりした時間がとれたある日。月島の部屋で座椅子に座った月島の足の間に抱き込まれるように座りながらテレビを眺めて。たまたま私が映画の宣伝用に出たバラエティの予告が流れたので聞いてみた。
月島に見つけてもらうために芸能界に入った私だが、無事出会えた今となっては特にこの仕事に執着はないはずだった。しかし綺麗な写真で雑誌に載ったり、テレビに出たりすると、それを見た月島が誉めてくれるし、何より仕事が楽しくなってきてもいるので当面は女優もいいなと思っている。仕事を選ぶほどまだ大物ではないが、月島がいつ頃から私の仕事を見ていて、今後どんな私を見たいと思ってくれるのかを聞いてみたかったのだ。
1915付き合いはじめて、二人でようやくのんびりした時間がとれたある日。月島の部屋で座椅子に座った月島の足の間に抱き込まれるように座りながらテレビを眺めて。たまたま私が映画の宣伝用に出たバラエティの予告が流れたので聞いてみた。
月島に見つけてもらうために芸能界に入った私だが、無事出会えた今となっては特にこの仕事に執着はないはずだった。しかし綺麗な写真で雑誌に載ったり、テレビに出たりすると、それを見た月島が誉めてくれるし、何より仕事が楽しくなってきてもいるので当面は女優もいいなと思っている。仕事を選ぶほどまだ大物ではないが、月島がいつ頃から私の仕事を見ていて、今後どんな私を見たいと思ってくれるのかを聞いてみたかったのだ。
111miyuki
TRAINING月×にょ鯉で現パロ転生もの。初めてなので手探りです……。
この後(にょ鯉ちゃんが)初めてなので(月島が)手探りでことに至る予定だけどどうしたものか……
俺に降る流れ星(仮題) 月島基、34歳独身。
裕福ではない家庭で育ったものの、消防士となりそれなりに落ち着いた生活を営む。
趣味は職業柄の筋トレと温泉めぐり。某女優のファンクラブ会員でもある。
しかし、彼はただの消防士ではない。彼には過去の記憶……生まれるより昔の記憶があった。彼は明治時代の軍人の記憶をもつ消防士だったのだ。そして、『某女優』も同じく、その過去に生きた人物だった。今生の彼女は女性に生まれてきたようで、元々もっていた端麗な容姿に今生も恵まれたためか、5年程前に女優の登竜門と呼ばれる美少女コンテストに優勝し、そのまま女優として活動していた。月島はその彼女を見ていたくてファンクラブにまで入っていたのだった。
6979裕福ではない家庭で育ったものの、消防士となりそれなりに落ち着いた生活を営む。
趣味は職業柄の筋トレと温泉めぐり。某女優のファンクラブ会員でもある。
しかし、彼はただの消防士ではない。彼には過去の記憶……生まれるより昔の記憶があった。彼は明治時代の軍人の記憶をもつ消防士だったのだ。そして、『某女優』も同じく、その過去に生きた人物だった。今生の彼女は女性に生まれてきたようで、元々もっていた端麗な容姿に今生も恵まれたためか、5年程前に女優の登竜門と呼ばれる美少女コンテストに優勝し、そのまま女優として活動していた。月島はその彼女を見ていたくてファンクラブにまで入っていたのだった。
nigiyakashi3
MAIKING※月島が幸せになってほしい鯉登と、幸せになるために生まれてきた月島の話。※現パロ転生風味
※挫折中。月鯉になる予定だけど、月ちよが付き合って別れています。
暁を迎えに(仮)「会いたいと思わないのか?」
「思わないことはない。いつかどこかで元気な顔を見られたらいいなとは思ってる」
「はあ、謙虚なことで」
「そうだろ、私はわりと謙虚なんだ」
「今は、な」
「今も、だ」
杉元は、目深にかぶった帽子を取ってゴシゴシ汗を拭いた。夏の木漏れ日が、傷のない顔にチラチラと落ちる。蝉時雨の合間に、手のひらを冷やすアイスコーヒーの氷が涼しげな音を立てた。
「良かったな」
「え?」
帽子のつばを深く下ろした杉元に、鯉登は少し笑った。そんなにせっせと隠すものもないくせに、なぜか癖みたいになっているそれが健気で微笑ましかった。そして、その献身はこの度めでたく成就したのだ。
「夏が終わった頃に惚気話を聞いてやるから、たっぷり用意しておけ」
73421「思わないことはない。いつかどこかで元気な顔を見られたらいいなとは思ってる」
「はあ、謙虚なことで」
「そうだろ、私はわりと謙虚なんだ」
「今は、な」
「今も、だ」
杉元は、目深にかぶった帽子を取ってゴシゴシ汗を拭いた。夏の木漏れ日が、傷のない顔にチラチラと落ちる。蝉時雨の合間に、手のひらを冷やすアイスコーヒーの氷が涼しげな音を立てた。
「良かったな」
「え?」
帽子のつばを深く下ろした杉元に、鯉登は少し笑った。そんなにせっせと隠すものもないくせに、なぜか癖みたいになっているそれが健気で微笑ましかった。そして、その献身はこの度めでたく成就したのだ。
「夏が終わった頃に惚気話を聞いてやるから、たっぷり用意しておけ」
nashireonnn
DOODLE幽霊とかヤバい人に好かれやすい鯉登を割と物理でお守りする姿勢の幽霊月島の現パロ話。なんとなく転生パロチックです。いつか鯉月になる話~杉元と白石を添えて~
(何となく練ってる設定はあれどお出しするほどじゃないやつ)
※ツキシマが男女平等拳打ちする描写があります
見守り機能付きの過剰護衛「悪霊に取り憑かれたかもしれん……」
神妙な面持ちでそう告げる鯉登に、目の前の杉元と白石は運ばれてきたラーメンをひとしきり啜ったあとに「また〜?」と声を揃えて返した。
「まっ、またとはなんだ!またとは!」
「いやお前ちょっと前にも同じようなこと言ってたよなぁ?」
「そーそ、鯉登ちゃん、悪霊に好かれすぎ〜」
ズルルルル、と交互に麺を啜りながら言う二人に、鯉登はぐぬぬと眉間に皺を寄せる。ハフハフと熱さに喘ぐ杉元の顔に苛立ちを覚えながら鯉登は話を続ける。
「この間のも悪霊だったが、今度のは絶対ヤバいやつなのだ!」
「ヤバいって、この前のもなんか家の中ズタズタにされたりしてたんでしょ?それよりもヤバいの?」
「うむ……一週間ほど前、ストーカーの女に刺されそうになってな」
2808神妙な面持ちでそう告げる鯉登に、目の前の杉元と白石は運ばれてきたラーメンをひとしきり啜ったあとに「また〜?」と声を揃えて返した。
「まっ、またとはなんだ!またとは!」
「いやお前ちょっと前にも同じようなこと言ってたよなぁ?」
「そーそ、鯉登ちゃん、悪霊に好かれすぎ〜」
ズルルルル、と交互に麺を啜りながら言う二人に、鯉登はぐぬぬと眉間に皺を寄せる。ハフハフと熱さに喘ぐ杉元の顔に苛立ちを覚えながら鯉登は話を続ける。
「この間のも悪霊だったが、今度のは絶対ヤバいやつなのだ!」
「ヤバいって、この前のもなんか家の中ズタズタにされたりしてたんでしょ?それよりもヤバいの?」
「うむ……一週間ほど前、ストーカーの女に刺されそうになってな」
穂志椎武
DONEお友達が🐄🌙に狂ってる姿を見て書きたくなったアドラーズとフロッグスの一戦。捏造と私が好きな要素をたっぷりモリモリ。
9/27追記。完成しました。牛月すけべしてます。普段書かないCPだったから楽しかった。
鍵は古の例の3つの数字。 7219
nashireonnn
MAIKINGなんぼでも見たい芸能人×一般人パロの鯉月書きかけ。ダレちゃったので尻切れトンボだし鯉登は本人が出てきてない。
気が向いたら完成する。ちょっと健康的な月島とちょっと不健康な鯉登が書きたかったはず。
潮騒は誰の名を告げるのか(仮) 潮騒が耳に馴染む。聴き慣れた故郷の海とは違う、穏やかな波音だった。聴いたことはないはずなのに、何故だか妙に懐かしく、どこか寂しい心地になる。
遠くの方で波が揺れ、不規則に自分の足下の岸辺に飛沫が舞う。ウミネコが鳴く声が潮騒と混じり合い、世界を内包するような共鳴音に耳が満たされていく。
感傷に耽りながら海を眺めていると、後ろから誰かに呼ばれたような気がして振り返る。そこに佇む人物を見やり、ゆっくりと海を背にして歩み寄れば、その人は柔らかく微笑んだ後、もう一度自分の名を紡いだ。
「 」
──聴き慣れた、けたたましいアラーム音で目を覚ます。慣れた手付きで目覚ましを止め、のそりと起き上がる。カーテンから差し込む朝日に照らされた布団をぼんやりと眺め、くぁ、と大きな欠伸を一つした。
3578遠くの方で波が揺れ、不規則に自分の足下の岸辺に飛沫が舞う。ウミネコが鳴く声が潮騒と混じり合い、世界を内包するような共鳴音に耳が満たされていく。
感傷に耽りながら海を眺めていると、後ろから誰かに呼ばれたような気がして振り返る。そこに佇む人物を見やり、ゆっくりと海を背にして歩み寄れば、その人は柔らかく微笑んだ後、もう一度自分の名を紡いだ。
「 」
──聴き慣れた、けたたましいアラーム音で目を覚ます。慣れた手付きで目覚ましを止め、のそりと起き上がる。カーテンから差し込む朝日に照らされた布団をぼんやりと眺め、くぁ、と大きな欠伸を一つした。
nashireonnn
DONEおにぎり屋する月島と常連の鯉登の話。鯉→月🍙「鯉登課長、お昼一緒にどうですか?」
昼休みの時間、幾人かの部下たちから伝えられるお決まりの誘い文句に、慌てて身支度を整えながら答える。
「すまん、今日は先約があるっ!」
そう言いながら、走るようにオフィスを飛び出る。何度も何度も歩んだ道を、人にぶつからないよう、しかし誰よりも早く速くと駆けていく。そうして辿り着いた一軒の店の前で、鯉登は立ち止まって呼吸と乱れた髪を整えた。
こじんまりとした小料理屋のような店の引き戸に手を掛けると、カラカラと軽やかな音を立てて扉が開く。掲げられた暖簾を潜れば、見知った顔が出迎えた。
「いらっしゃいませ。鯉登さん、早いですね」
「うん、走ってきたからな!」
カウンター席に腰掛けながらそう言えば、すぐに冷たいおしぼりと少しぬるめ水がスッと差し出される。それらを受け取り、慣れた手つきで手を拭いて水を飲み干す。そんな鯉登の姿に、店主が二杯目の冷たい水をコップに差し入れながらほんの少し眉を下げて笑う。
1736昼休みの時間、幾人かの部下たちから伝えられるお決まりの誘い文句に、慌てて身支度を整えながら答える。
「すまん、今日は先約があるっ!」
そう言いながら、走るようにオフィスを飛び出る。何度も何度も歩んだ道を、人にぶつからないよう、しかし誰よりも早く速くと駆けていく。そうして辿り着いた一軒の店の前で、鯉登は立ち止まって呼吸と乱れた髪を整えた。
こじんまりとした小料理屋のような店の引き戸に手を掛けると、カラカラと軽やかな音を立てて扉が開く。掲げられた暖簾を潜れば、見知った顔が出迎えた。
「いらっしゃいませ。鯉登さん、早いですね」
「うん、走ってきたからな!」
カウンター席に腰掛けながらそう言えば、すぐに冷たいおしぼりと少しぬるめ水がスッと差し出される。それらを受け取り、慣れた手つきで手を拭いて水を飲み干す。そんな鯉登の姿に、店主が二杯目の冷たい水をコップに差し入れながらほんの少し眉を下げて笑う。
武井@takei2022
MEMOコメント返信 8/24 脳内でストリップしている月島さんを~ の方8/24 脳内でストリップしている月島さんを~ の方ご感想ありがとうございます! ストロベリーさんはこの後も様々なシチュエーションでダンスしてくれる予定ですので楽しみにしていてください。
ハムの断面図にも反応ありがとうございます。いつか気が付く日は来るのでしょうかね…。
110ハムの断面図にも反応ありがとうございます。いつか気が付く日は来るのでしょうかね…。
as(アス/アズ/エーエス)
MEMO⚠︎1番好き勝手描いてるパロです 閲覧注意⚠︎ 昔別ジャンルで描いていたもののセルフパロです 猛獣使い月島 ※月島以外が動物になっており、通常の1.5倍くらい図体がでかいです ※尾月・鯉月要素あり ※基本口を開かない月島 最後の漫画、途中で力尽きました ◆8/17 急に思いついたのがあったので1枚追加 思わず声が出た月島 17as(アス/アズ/エーエス)
DONE◆9/26 6枚追加 尾月 どシリアス 表題の2頁漫画とリンクしているような感じ---
ぼっけえ島さん② 尾月 2ページです ※4枚目以降は頑張った部分を寄りでみてほしいだけのやつです(すみません)◆8/15おまけ落書き追加(若干センシティブです) 正直ショックを受けた尾 ◆8/27 生活する月島さんの一コマ追加 尾月 17
namidabara
MOURNING鯉月真ん中バースデー、おめでとうございます。そんな素敵な文化があったとは…。何かあったかな、と探したところ何もなかったので、書いているうちに本誌が完結し全てが解釈違いになり書けなくなった転生現パロ鯉月のプロットもどきを供養することにしました。
鯉月は前世で添い遂げてないし鶴見と一緒に死んでます。いやだって……月島生き延びると思わないじゃん……あんな男……。ありがとう生き延びてくれて……。 12196
yomoya_32
DOODLE月島軍曹のお誕生日に書いた、年齢逆転現パロの月鯉(鯉登さんは一途ですが、一瞬モブと結婚する描写があるので、絶対無理な方はご注意ください)
この世でいちばん、尊いもの 息子の誕生日に、何か欲しいものはあるか? と訊いて、返ってきた答えに驚愕した。
「父さんが、欲しい」
はじめて頬に添えられたこの手の、大きさと暖かさを覚えている。遠い遠い記憶のなか、よくこうやって触れられた。
音をなくした部屋の中で、ふたり。わたしは目を凝らすように、瞳の綺麗に澄んだ男を見つめた。汗がふきだす。胸がはやる。当然の背徳感と驚き。それから、魂が震えるような喜びに挟まれて、心がどうにかなってしまいそうだ。
「……はじめ」
どれくらい黙っていたか分からないが、ひとこと、名前を呼ぶのが精一杯だった。
* *
基は、八年前に結婚した女性の連れ子だった。
最初に出会ったのは彼が十歳のころ。少しきまずそうに、だが丁寧にあいさつしてくれた姿を今も覚えている。その時のわたしは、こみあげてくる涙をこらえるのに必死だった。なぜならずっと、彼を探していたからだ。
4693「父さんが、欲しい」
はじめて頬に添えられたこの手の、大きさと暖かさを覚えている。遠い遠い記憶のなか、よくこうやって触れられた。
音をなくした部屋の中で、ふたり。わたしは目を凝らすように、瞳の綺麗に澄んだ男を見つめた。汗がふきだす。胸がはやる。当然の背徳感と驚き。それから、魂が震えるような喜びに挟まれて、心がどうにかなってしまいそうだ。
「……はじめ」
どれくらい黙っていたか分からないが、ひとこと、名前を呼ぶのが精一杯だった。
* *
基は、八年前に結婚した女性の連れ子だった。
最初に出会ったのは彼が十歳のころ。少しきまずそうに、だが丁寧にあいさつしてくれた姿を今も覚えている。その時のわたしは、こみあげてくる涙をこらえるのに必死だった。なぜならずっと、彼を探していたからだ。
as(アス/アズ/エーエス)
DONE◆9/7 4枚追加 供養半分 最後の月島+宇佐美は次の予告編みたいな感じ(未定)----
現場系パロ② 尾→月 杢月? 面倒見の良い宇佐美 自己満足でも楽しいパロディ この続きも描けたらいいなと思っている ◆8/22 入れどころに迷ったやつ3枚追加※若干杉月風味 23
nashireonnn
DONE閣下に仕える喜びを忘れられない月島が鯉登を芸能人にしてマネージャーする鯉月。至って真面目なギャグです。細かいことは気にしてはいけない。
仕えることが至上の喜びですので 掴まれた手に伝わる掌からの熱が、燃えるように熱いと感じる。それは薄暗闇でもわかるほどに赤く染めた面持ちと、迫真の台詞からも気の所為ではないと思わされる。
「月島……」
名を呼ばれ、飛んでいた思考を戻せば、己が見初めた端正な顔が相当の至近距離にあることに気が付く。眼前に迫る男の顔を見て、月島は思う。ああ、めちゃくちゃ顔が良い……──と。
すばらしい造形美。昔から周囲に美形がいたせいでとんだ面食いになってしまったが、それでもこの顔は死んで生まれ変わっても見飽きない。いくらでも見ていられる顔を自分だけで占領するのは、吝かではないが非常に勿体無い。彼を芸能界という道に引っ張り込んだのは我ながら英断、素晴らしき慧眼と行動力だったと自画自賛せざるを得ない。
8985「月島……」
名を呼ばれ、飛んでいた思考を戻せば、己が見初めた端正な顔が相当の至近距離にあることに気が付く。眼前に迫る男の顔を見て、月島は思う。ああ、めちゃくちゃ顔が良い……──と。
すばらしい造形美。昔から周囲に美形がいたせいでとんだ面食いになってしまったが、それでもこの顔は死んで生まれ変わっても見飽きない。いくらでも見ていられる顔を自分だけで占領するのは、吝かではないが非常に勿体無い。彼を芸能界という道に引っ張り込んだのは我ながら英断、素晴らしき慧眼と行動力だったと自画自賛せざるを得ない。
nashireonnn
DOODLE闇にならない闇之進の鯉月を書こうとしたら自分から地獄に突っ込んできてくれた鯉登に吝かではねぇ気持ちを抱くハッピーな月島が出来上がりました。ど、どうして……
(べったに投げたやつ)
地獄への伴い人 ぎ、ぎぃ、と床の軋む音が聞こえ目が覚める。日がな一日、何をするでもなく床で寝るばかりの身体は重く、上体を起こすのも億劫だ。しかし、ただ寝転んで迎えることを己の矜持が良しとしない。
思うように動いてはくれない脚を無理矢理動かし、なんとか身を起こして布団の上に座す。ぎぃ、ぎっ、ぎ、と一定の間隔で響く音を耳にしながら、ただ静かに座して待つ。そのうちに、床を踏む音は部屋の前で止まり、一息吐く間も無く襖が静かに開かれた。
「おかえりなさいませ、音之進様」
深々と頭を下げながらそう告げれば、足音の主は静かに部屋へと入ってくる。自身の目の前まで足が来たのを見ると、その主は声を掛けた。
「……面を上げろ」
言葉の指示通りに顔を上げ、眼前に立つ人物を見上げる。顔を見やる暇もなく、目の前の男に抱きつかれた。
3258思うように動いてはくれない脚を無理矢理動かし、なんとか身を起こして布団の上に座す。ぎぃ、ぎっ、ぎ、と一定の間隔で響く音を耳にしながら、ただ静かに座して待つ。そのうちに、床を踏む音は部屋の前で止まり、一息吐く間も無く襖が静かに開かれた。
「おかえりなさいませ、音之進様」
深々と頭を下げながらそう告げれば、足音の主は静かに部屋へと入ってくる。自身の目の前まで足が来たのを見ると、その主は声を掛けた。
「……面を上げろ」
言葉の指示通りに顔を上げ、眼前に立つ人物を見上げる。顔を見やる暇もなく、目の前の男に抱きつかれた。
nashireonnn
REHABILI月島の歯はギザギザでかわい〜〜〜ね♡って気持ちで書いた。出来てそうで出来てない、そのうちくっつく鯉→←月
べったに投げたやつ。
「白い歯を見せる」→「笑顔を見せる」って意味らしい
いつかその白い歯を見せて「はの……」
「……」
「ほいほひょういろの」
「シッ! 黙っていろ、月島……」
「……」
かれこれ、十分ほど。月島は執務室で上官である鯉登少尉に口の中を[[rb:弄 > まさぐ ]]られていた。歯列をなぞられ、上顎を摩られ、下顎を確かめられ……というのを延々と繰り返されていた。一列どころか歯のひとつひとつをなぞられ続け、じっと端正な顔に見られ続けるのだから、月島の心境としては訳がわからずたまったものではなかった。
開きっぱなしの口からは唾液が溢れるが、目の前の将官は上等な布地の手拭いを月島に渡すとそれで逐一口を拭わせた。それが十数分も続くのだから、手拭いは月島の唾液に塗れてじっとりと濡れそぼっている。それを拭わずにいると、不機嫌そうに「月島ぁ」と眉を顰めて名を呼ぶものだから至極面倒臭い。潔癖症の気があるのに、なぜ部下の口腔を弄るのか。
4013「……」
「ほいほひょういろの」
「シッ! 黙っていろ、月島……」
「……」
かれこれ、十分ほど。月島は執務室で上官である鯉登少尉に口の中を[[rb:弄 > まさぐ ]]られていた。歯列をなぞられ、上顎を摩られ、下顎を確かめられ……というのを延々と繰り返されていた。一列どころか歯のひとつひとつをなぞられ続け、じっと端正な顔に見られ続けるのだから、月島の心境としては訳がわからずたまったものではなかった。
開きっぱなしの口からは唾液が溢れるが、目の前の将官は上等な布地の手拭いを月島に渡すとそれで逐一口を拭わせた。それが十数分も続くのだから、手拭いは月島の唾液に塗れてじっとりと濡れそぼっている。それを拭わずにいると、不機嫌そうに「月島ぁ」と眉を顰めて名を呼ぶものだから至極面倒臭い。潔癖症の気があるのに、なぜ部下の口腔を弄るのか。