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    片思い

    waichan000

    MEMO占祖(身体の関係はありますが完全に祖の片思いです)
    性描写はほとんどありませんので18禁にはしていませんが、ヤることヤってますのでご注意ください※R15 ※

    祖の独白
    ずっと時系列に淡々と語ってるだけです
    占が死ぬ描写はしっかりあります

    ※書きたいことをだらだら書いてるので小説と呼べるほどのものではないです
    ※先日書いたネックレスの話を掘り下げただけ
    ※喧嘩と殺し合いはセックスだと思ってます。
    俺は、占の手が好きだった。

    大きくて、温かくて、まるでこの世界で唯一、俺だけに触れるためだけに存在しているみたいだった。
    冗談を言い合うときも、そっと慰めるときも、いつだってその手は優しく、俺を包み込んだ。

    けれどある日、右手の甲に蠍の刺青を見つけた。
    黒々と、肌を食い破るように這うその蠍は、占が雷に自らを捧げた証だった。
    占は何も話さないし、俺も「何故だ。」なんて、訊けなかった。
    訊いたところで、欲しい答えは得られないのだから。
    その右手は、もう俺だけのものじゃない。その現実だけで十分だった。



    その夜も、占は変わらず俺を抱いた。

    暗い部屋の中で押し倒され、肌と肌が貼りつくたび、蠍の刺青が俺の身体をなぞった。
    背筋をなぞる感触に、びくりと身体が跳ねる。
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    doen2525

    MEMO両片思い(どちらも特)
    本歌受け男性向け薄い本を見てしまってぶっ倒れる国広くん万屋街の古本屋でたまたま長義が表紙の薄い本を見つけた国広。こっそり購入して気恥ずかしく一人の時に読んでみた。中身は漫画でとても絵が上手で「凄い。絵になっても本歌は美しいな…」と思って読んでいたら開始2ページ目で見知らぬモブのおぢが出てきてしまって「???」と思考が停止する国広。更にページをめくるとあられもない姿の長義がおぢに「もてあた」しているとんでもない絵が出てきてしまい、ショックでその場にぶっ倒れる。凄い音がしたので審神者が慌てて駆けつけると「ええ…なんでそんな本を買ったんだ…?」と思われつつ、本人の名誉のために本は隠され、とりあえず手入れ部屋に連行されることとなった。
    国広がぶっ倒れたことを聞いた長義は遠征を終えて手入れ部屋に見舞いに行くことにした。「あの偽物くんが倒れるなんて…悪い物でも食べたのか?」と思ったが「すみません、山姥切長義…あなたとの面会は3分が限界で…」と審神者に言われてしまう。「そんなに重傷なのかな」「はい、心が重傷です。折れる寸前でした」「心が…!?一体なにがあったのかな?」「審神者の口から説明するのはとても難しいので3分の面会で事情を聴いてください」「ええ…?」
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