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    蛇足

    なりひさ

    DONEガンマト「時の砂」その後の蛇足。弟子に会いたくて未来へ来ちゃったバルゴート
    なにこれ修羅場じゃん ポップは焼きたてのパイを持ってルーラで降り立った。アバンの料理教室で作った自信作である。折角なのでマトリフと一緒に食べようと温かいうちに持ってきた。
    「師匠ぉ〜ガンガディアのおっさん〜お邪魔するぜ」
     呼びかけながら入り口をくぐる。しかしいつもなら返ってくる返事がなかった。人の気配はするのに返事が無いとは、来るタイミングが悪かったのだろうか。ポップはそろりと奥を覗く。
    「えっと、これどういう状況?」
     ポップは目の前の光景に頭にハテナをいくつも浮かべながら訊ねた。
     まずガンガディアがマトリフの肩を抱いている。優しく、というより、まるで取られまいとするようにきつく掴んでいた。ガンガディアは額に血管を浮かべてガチギレ五秒前といった雰囲気だ。そのガンガディアに肩を抱かれたマトリフは諦念の表情で遠くを見ている。そしてその二人と向かい合うように老人が座っていた。ポップが驚いたのはその姿だ。その老人はマトリフと同じ法衣を着ている。かなりやんちゃな髭を生やしており、片目は布で覆われていた。その老人がポップへと視線をやると立ち上がった。
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    subaru_no_iine

    DONE以ぐだ♀ 完結しました!
    ・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
    ・ゆるふわ土佐弁
    ・ぐだ子は立香
    ・ストーカーぐだとこじらせ以
    ・ぐだに声かけるモブがいる(未遂)
    ・ハッピーエンド
    ・書きたいとこだけ書いた
    ・ちょっと伝奇

    こじらせをやめるので今後は心おきなく以ぐだちゃんを仲よくできます。
    蛇足として大学卒業式の日の夜の話も書きます。
    金曜の夜、あなたと/君と スマホが震えた。LINEの通知がポップアップされている。黒いポメラニアンのアイコンに、ため息を吐く。
    『今日ものうが悪いのか』
     一言のメッセージにどう返せばいいのか、十秒ほど考えあぐねる。
     結局白い猫のような犬のような生き物(フォウくんという名前だ)がぐったりしているスタンプを押した。
    『すみません、今日も試験勉強があって』
    『無理しなや』
     黒ポメラニアンが眉根を寄せているスタンプが返ってきた。
     フォウくんが『ごめんなさい』と頭を下げているスタンプを送り、既読がつくのを確認してから、スマホをスリープさせる。
    「……はぁ」
     緊張が解けて脱力する。
     金曜の大学のカフェテリアは、授業の合間に雑談に興じ、また勉強に[[rb:勤 > いそ]]しむ学生で混雑している。週末ということで、待ち合わせてどこかへ行く集団も散見される。
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    yosuga_04_05

    DONE「“僕が先に灰になったらさ、ダイヤモンドにしてくれる?”」

    🦁くんと👟くんの指輪の話。
    遺骨ダイヤモンドの話ですが、しっかり二人が幸せな話です。
    地球最後の告白をの「幸せな灰になって」のフレーズを引きずった結果です。

    蛇足ですがおまけもあります。
    【💛💜】ゴールド・ダイヤモンド ——先に灰になったらさ。
     ダイヤモンドにしてくれる?



    「…………」
     意識が夢から覚めていく。
     なんだか肌寒くて、シュウはそっと目を開いた。起き抜けでろくに回らない頭。ぼやける視界は、何度か瞬き繰り返す内にはっきりとしてくる。
     どうやら、ブランケットが肩から落ちてしまっている。
     あくびを零しながら、シュウはブランケットを手繰り寄せた。そうして、傍らでぐっすりと眠る生き物にもきちんとブランケットを分けてやる。シュウと同じく何も身に着けていないルカのタトゥーが剝き出しだ。しなやかな筋肉を纏った身体は引き締まっていて、ひっついてみるといつだって自分より体温が高い。
     ベッドの下に散らばった衣服たちが視界に映って、そういえば、とシュウは思いだす。昨夜、ルカと熱を分け合って、そのまま疲れ切って眠ってしまったのだった。
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    白米*

    MEMO設定ついて色々聞いてみたいとのお声を頂きましたので新刊に入り切らなかった設定や零れ話についてまとめました。新刊のネタバレしかないのと蛇足といえば蛇足なのでご注意ください。(あとでまた思い出したら随時追記します)※9/4追記
    we can go anywhereの裏設定、零れ話まとめ・時系列について
    めっちゃざっくり時系列に並べてると以下のようになります。

    抜け駆け組が大気圏に向かって飛び立った後数百~数千年の時が過ぎる

    リィンとイシュメルガが揉み合いのすえ無人島に不時着する(この時島がえぐれ、形が三日月になる)

    騎神のフィードバックダメージによりイシュメルガ、リィン共に長い眠りにつく

    クロウが海底に沈むゾア=ギルスティンを見つける(一章開始)

    イシュメルガがリィンを分離。小さくなったリィンがアームブラスト家へ引き取られる

    数年後クロウが前世の記憶をすべて思い出す

    二章へ

    ・クロウの転生について①
    転生後のクロウは果たして〝クロウ〟と呼べるのか?一番頭を抱えた問題です。
    そもそもクロウをなんで転生させたかというと、創で「最後まで付き合えなかった」という言葉からクロウの肉体は既に消滅している為、生きてリィンの隣に立たせる方法がそれしか浮かびませんでした。
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