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    豪雨

    michiru_wr110

    PASTanzr 初出2023.7.
    夏メイ
    イメソンは東京j...の初期曲。

    《七夕を迎える本日、都内は局所的に激しい豪雨に見舞われますがすぐに通り過ぎ、夜は織姫と彦星との再会に相応しい星空を観測できるでしょう》
    青く冷える七夕の暮れに(夏メイ) 新宿は豪雨。あなた何処へやら――イントロなしで歌いはじめる声が脳裏に蘇ってくる。いつの日かカラオケで夏井さんが歌った、昔のヒット曲のひとつだ。元々は女性ボーカルで、かなり癖のある声色が特徴らしい原曲。操作パネルであらかじめキーを変えて、あたかも自分のために書き下ろしされたかのように歌い上げてしまう夏井さんの声は、魔法のように渇きはじめた心に沁み渡っていく。

    《七夕を迎える本日、都内は局所的に激しい豪雨に見舞われますがすぐに通り過ぎ、夜は織姫と彦星との再会に相応しい星空を観測できるでしょう》

     情緒あふれる解説が無機質なラジオの音に乗せて、飾り気のない部屋に響く。私は自室の窓から外を見やった。俄かに薄暗く、厚みのある雲が折り重なっていく空模様。日中には抜けるような青空の下、新宿御苑の片隅で夏の日差しを感じたばかりだというのに。この時期の天候はどうにも移り気で変わり身がはやい。
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    32honeymoon

    DONE◇#毎月25日はK暁デー ◇お題:匂い
    ・久しぶりのあまいちゃ糖度120ぱーせんとなので苦手な方は要注意!
    ・KKと暁人くんが同棲してる世界のおはなし
    ・相変わらずKKが暁人くん大好きマン

    長編をあげた後だったので、今回は短くさらっと。
    豪雨つづくここ最近、太陽が恋しくなって書いた作品です。
    台風の余波で大変な思いをしている皆さまの地域に、
    はやく気持ちいい秋晴れが届きますように。
    おひさまのにおいはしあわせの匂い。ーそれは秋晴れがさわやかな、とても良い天気のとある一日のおはなし。


    「KKー、布団下ろすの手伝ってー」
    「お?ああ、分かった」

    ソファでくつろいでいた休日のとある夕方。ベランダから聞こえてきた柔らかな声に、KKはよっこらせ、と立ち上がる。

    「布団、干してたのか。いつの間に・・・」
    「そうだよ。気づかなかった?」
    「・・・気づかなかった」

    少しだけばつが悪そうに目をそらす姿にはにかみながら、
    「だって今日はお日様の機嫌が良い一日だったからね。あやからなきゃ」と暁人が言う。

    「お日様の機嫌ねえ・・・また随分と可愛い事言うじゃねえか、」
    オレにしてみりゃただの暑い日って感じだったがな、と続けようとしたのを、KKが済んでの所で飲み込む。
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    ああや

    REHABILI最近ひふどBばっかだなと思って。
    ぽせ嫌いなかんのんざかさんマジで性癖なんだが。あとやっぱり幻とひふコンビ好きです。中身そっくりだから意味不明な事しててほしい。だいちゃんは可愛いね。

    お題:「豪雨と焼き肉」https://nanos.jp/coeno/
    阿呆浮気現場を見てしまったみたいだと独歩は思ったが、でも浮気ではないのだろうし、相変わらず一二三は自分の事が好きだと思う。うん、先々月の夜やっぱり独歩は寝込みを一二三に襲われそっとキスをされたのだから(一二三は独歩が起きてるなどと相変わらず気づいていないようだが)。だから多分今日も今日とて一二三は独歩の事を好きだ。

    愛用しているペンのインクが切れたのだ。だから独歩は近くにあったスーパーに入った。コンビニも近くにあったがなんとなくスーパーの方が品揃えが良くて安いだろうと思ったからで深い意味はなかった。
    そしてそこで独歩はたまたま一二三を見た。一二三は大量に肉を買い込んでいた。どうみても二人分の量ではなかった。ン?と独歩が訝しがっている間に一二三は外に出ていった。訝しいと思わず見送ってしまった理由は2つ。買い込まれた肉の多さと、一二三があまり見たこと無い顔をしていたから。無表情だった。スーツ着用のくせに。
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