豪雨
千瞑(senbei)
MOURNING黒バス笠松夢豪雨で帰宅難民になったヒロインを家に連れてくる笠松の話。
笠松夢豪雨の天気予報だったがまさか電車が止まってしまうとは。
ちょうどここからバスで帰れるから別にいいけど、駅に足止めされてる大人たちを横目で眺めながら電車を降りた。
「うそ…帰れない…?」
耳に入ってきた声はどこかで聞いたことのある声。
ふりむくと隣の席の***さん。
放心している。
「どうしよう…」
すごく困っているのはわかった。もしかして帰れないのか?
勇気を振り絞って声をかけた。
「こっ…ここから、お、お、…っおれの家!ち、ち、近いっ…から…、来る、か?」
弟や母さんはおれが女の子を家に連れてきたと大騒ぎしていたが帰宅難民になって帰れなくなった子を連れてきただけ。家に帰れない知り合いを放っておくのは人として最低だからだ。
532ちょうどここからバスで帰れるから別にいいけど、駅に足止めされてる大人たちを横目で眺めながら電車を降りた。
「うそ…帰れない…?」
耳に入ってきた声はどこかで聞いたことのある声。
ふりむくと隣の席の***さん。
放心している。
「どうしよう…」
すごく困っているのはわかった。もしかして帰れないのか?
勇気を振り絞って声をかけた。
「こっ…ここから、お、お、…っおれの家!ち、ち、近いっ…から…、来る、か?」
弟や母さんはおれが女の子を家に連れてきたと大騒ぎしていたが帰宅難民になって帰れなくなった子を連れてきただけ。家に帰れない知り合いを放っておくのは人として最低だからだ。
michiru_wr110
PASTanzr 初出2023.7.夏メイ
イメソンは東京j...の初期曲。
《七夕を迎える本日、都内は局所的に激しい豪雨に見舞われますがすぐに通り過ぎ、夜は織姫と彦星との再会に相応しい星空を観測できるでしょう》
青く冷える七夕の暮れに(夏メイ) 新宿は豪雨。あなた何処へやら――イントロなしで歌いはじめる声が脳裏に蘇ってくる。いつの日かカラオケで夏井さんが歌った、昔のヒット曲のひとつだ。元々は女性ボーカルで、かなり癖のある声色が特徴らしい原曲。操作パネルであらかじめキーを変えて、あたかも自分のために書き下ろしされたかのように歌い上げてしまう夏井さんの声は、魔法のように渇きはじめた心に沁み渡っていく。
《七夕を迎える本日、都内は局所的に激しい豪雨に見舞われますがすぐに通り過ぎ、夜は織姫と彦星との再会に相応しい星空を観測できるでしょう》
情緒あふれる解説が無機質なラジオの音に乗せて、飾り気のない部屋に響く。私は自室の窓から外を見やった。俄かに薄暗く、厚みのある雲が折り重なっていく空模様。日中には抜けるような青空の下、新宿御苑の片隅で夏の日差しを感じたばかりだというのに。この時期の天候はどうにも移り気で変わり身がはやい。
897《七夕を迎える本日、都内は局所的に激しい豪雨に見舞われますがすぐに通り過ぎ、夜は織姫と彦星との再会に相応しい星空を観測できるでしょう》
情緒あふれる解説が無機質なラジオの音に乗せて、飾り気のない部屋に響く。私は自室の窓から外を見やった。俄かに薄暗く、厚みのある雲が折り重なっていく空模様。日中には抜けるような青空の下、新宿御苑の片隅で夏の日差しを感じたばかりだというのに。この時期の天候はどうにも移り気で変わり身がはやい。
chaki1118
DOODLE女性用の派手な下着を着用しているリーマン長谷部くんが、うっかり下着の上にTシャツ着忘れて背広の前を閉めれば見えないからセーフと思ってたら突然のゲリラ豪雨で全身びちょぬれになってしまい、下着のことど忘れしたまま脱いでしまったところを同僚の燭台切さんに見つかってしまい…というシチュエーション見た気がするのですが幻影でしょうかね?????【おまけ漫画追加しました】 2
須木置き場
DOODLE漫画風(挫折) 夏のゲリラ豪雨が止むのを待っていたもののその場から離れたくなり折り畳みで出ようとするkorさんと当たり前ながら引き留めるまたしても何も知らないtrさんです(全部説明してしまう) 風邪引くよ…もちこの本棚📖
DOODLE暁人くん、ゲリラ豪雨が嫌すぎて常に折り畳み傘持ってるかもな~と書き終わってから思ったのはここだけの話です――スマートフォンのアラーム音が鳴る。
軽く唸りながら暁人がスマホに手を伸ばし、画面も見ずにアラーム解除をタップした。
再び眠りにつこうとすると突然金縛りにあったように体が動かなくなり、目がバチッと開かれ閉じることが出来ない。ずしりと体の上に何かの重さを感じ、恐る恐るソレを確認…することはなく
「KKぇ……金縛りで起こすのやめてくれる…?」
寝起きの少し掠れた声で暁人が困った顔をした。
『こうでもしないと起きないだろ、オマエ』
「大丈夫だよ…二度寝したって間に合うようにアラームセットしてるんだから……」
すっかり眠気も飛んでしまい、仕方なく暁人はベッドから体を起こし部屋のカーテンを開けた。今日は快晴のようだ。
804軽く唸りながら暁人がスマホに手を伸ばし、画面も見ずにアラーム解除をタップした。
再び眠りにつこうとすると突然金縛りにあったように体が動かなくなり、目がバチッと開かれ閉じることが出来ない。ずしりと体の上に何かの重さを感じ、恐る恐るソレを確認…することはなく
「KKぇ……金縛りで起こすのやめてくれる…?」
寝起きの少し掠れた声で暁人が困った顔をした。
『こうでもしないと起きないだろ、オマエ』
「大丈夫だよ…二度寝したって間に合うようにアラームセットしてるんだから……」
すっかり眠気も飛んでしまい、仕方なく暁人はベッドから体を起こし部屋のカーテンを開けた。今日は快晴のようだ。
なごち@移住
DOODLE雨の日の君窓ガラスの向こうにいるイメージで
先に水滴の絵を描いた
この構図だと近すぎないか?そこは絵だし雰囲気!
個人的にはけっこう好きな出来
豪雨被害が少しでも少なくなることを祈ります
去年の台風に続いてまたとは…
32honeymoon
DONE◇#毎月25日はK暁デー ◇お題:匂い・久しぶりのあまいちゃ糖度120ぱーせんとなので苦手な方は要注意!
・KKと暁人くんが同棲してる世界のおはなし
・相変わらずKKが暁人くん大好きマン
長編をあげた後だったので、今回は短くさらっと。
豪雨つづくここ最近、太陽が恋しくなって書いた作品です。
台風の余波で大変な思いをしている皆さまの地域に、
はやく気持ちいい秋晴れが届きますように。
おひさまのにおいはしあわせの匂い。ーそれは秋晴れがさわやかな、とても良い天気のとある一日のおはなし。
「KKー、布団下ろすの手伝ってー」
「お?ああ、分かった」
ソファでくつろいでいた休日のとある夕方。ベランダから聞こえてきた柔らかな声に、KKはよっこらせ、と立ち上がる。
「布団、干してたのか。いつの間に・・・」
「そうだよ。気づかなかった?」
「・・・気づかなかった」
少しだけばつが悪そうに目をそらす姿にはにかみながら、
「だって今日はお日様の機嫌が良い一日だったからね。あやからなきゃ」と暁人が言う。
「お日様の機嫌ねえ・・・また随分と可愛い事言うじゃねえか、」
オレにしてみりゃただの暑い日って感じだったがな、と続けようとしたのを、KKが済んでの所で飲み込む。
2373「KKー、布団下ろすの手伝ってー」
「お?ああ、分かった」
ソファでくつろいでいた休日のとある夕方。ベランダから聞こえてきた柔らかな声に、KKはよっこらせ、と立ち上がる。
「布団、干してたのか。いつの間に・・・」
「そうだよ。気づかなかった?」
「・・・気づかなかった」
少しだけばつが悪そうに目をそらす姿にはにかみながら、
「だって今日はお日様の機嫌が良い一日だったからね。あやからなきゃ」と暁人が言う。
「お日様の機嫌ねえ・・・また随分と可愛い事言うじゃねえか、」
オレにしてみりゃただの暑い日って感じだったがな、と続けようとしたのを、KKが済んでの所で飲み込む。
でぃる
DOODLE(2022/06/30)二人の戦闘シーンと急な豪雨をテーマにジェクトさんの視点で書きました。
夕立ジェクトとアーロンは素材集めのためフィールドに繰り出していた。敵は大した強さではなく、簡単な狩りに近い気持ちでジェクトは大剣を振り回し、モンスターからドロップするアイテムを黙々と集めていく。
隣を見ればサングラス越しに鋭い眼光で魔物を見つめる男が、フードからチラリと覗く口元を吊り上げた。ジェクトは相棒のこの表情が好きだった。決して争いは好まないはずなのに、一度戦闘に入れば交戦的なその表情に体の芯を熱くさせられるのは、ジェクトだけではあるまい。
見事な太刀筋で魔物を一刀両断にしていく姿は、10年経っても変わらないとジェクトはしみじみ思った。負けじと自分もその隣にいる標的へと剣を振るえば、心得たとばかりにアーロンが頷いて次の敵を倒す。
5083隣を見ればサングラス越しに鋭い眼光で魔物を見つめる男が、フードからチラリと覗く口元を吊り上げた。ジェクトは相棒のこの表情が好きだった。決して争いは好まないはずなのに、一度戦闘に入れば交戦的なその表情に体の芯を熱くさせられるのは、ジェクトだけではあるまい。
見事な太刀筋で魔物を一刀両断にしていく姿は、10年経っても変わらないとジェクトはしみじみ思った。負けじと自分もその隣にいる標的へと剣を振るえば、心得たとばかりにアーロンが頷いて次の敵を倒す。
ナナメ
CAN’T MAKE豪雨で風邪引いた八を大が館で看病する話(大八)。雰囲気が一瞬微エロかもしれない 誰か大八かいてくれ狡猾傘を持ってくるべきだった。次から外出する際は携帯用折り畳み傘を鞄に入れて行こう…と考えながら、遠雷が響く中びしょ濡れになりながら人気の無い道を走り続けた。
館の扉を開け、中に入るなり聞き慣れた男の声が耳に飛び込んで来た。
「や、八敷君!?この雨の中走って帰って来たのかい!?」
大門は驚いて持っていた書類を床に落とし、慌ててタオルを取りに行った。その間、自分は己の体を抱きながら奥歯を鳴らしその場で待つしかない。ここから動いたら床まで濡れてしまう…
「ほら、急いで着替えて…!今お風呂を入れて来たから、早く暖まっておいで。風邪を引いてしまうよ」
受け取ったタオルを頭から被りながら、促されるままに服を脱ぐ。まるで子供の気分だ。
2633館の扉を開け、中に入るなり聞き慣れた男の声が耳に飛び込んで来た。
「や、八敷君!?この雨の中走って帰って来たのかい!?」
大門は驚いて持っていた書類を床に落とし、慌ててタオルを取りに行った。その間、自分は己の体を抱きながら奥歯を鳴らしその場で待つしかない。ここから動いたら床まで濡れてしまう…
「ほら、急いで着替えて…!今お風呂を入れて来たから、早く暖まっておいで。風邪を引いてしまうよ」
受け取ったタオルを頭から被りながら、促されるままに服を脱ぐ。まるで子供の気分だ。
ああや
REHABILI最近ひふどBばっかだなと思って。ぽせ嫌いなかんのんざかさんマジで性癖なんだが。あとやっぱり幻とひふコンビ好きです。中身そっくりだから意味不明な事しててほしい。だいちゃんは可愛いね。
お題:「豪雨と焼き肉」https://nanos.jp/coeno/
阿呆浮気現場を見てしまったみたいだと独歩は思ったが、でも浮気ではないのだろうし、相変わらず一二三は自分の事が好きだと思う。うん、先々月の夜やっぱり独歩は寝込みを一二三に襲われそっとキスをされたのだから(一二三は独歩が起きてるなどと相変わらず気づいていないようだが)。だから多分今日も今日とて一二三は独歩の事を好きだ。
愛用しているペンのインクが切れたのだ。だから独歩は近くにあったスーパーに入った。コンビニも近くにあったがなんとなくスーパーの方が品揃えが良くて安いだろうと思ったからで深い意味はなかった。
そしてそこで独歩はたまたま一二三を見た。一二三は大量に肉を買い込んでいた。どうみても二人分の量ではなかった。ン?と独歩が訝しがっている間に一二三は外に出ていった。訝しいと思わず見送ってしまった理由は2つ。買い込まれた肉の多さと、一二三があまり見たこと無い顔をしていたから。無表情だった。スーツ着用のくせに。
2578愛用しているペンのインクが切れたのだ。だから独歩は近くにあったスーパーに入った。コンビニも近くにあったがなんとなくスーパーの方が品揃えが良くて安いだろうと思ったからで深い意味はなかった。
そしてそこで独歩はたまたま一二三を見た。一二三は大量に肉を買い込んでいた。どうみても二人分の量ではなかった。ン?と独歩が訝しがっている間に一二三は外に出ていった。訝しいと思わず見送ってしまった理由は2つ。買い込まれた肉の多さと、一二三があまり見たこと無い顔をしていたから。無表情だった。スーツ着用のくせに。
あるぱ
TRAINING寝る前の即興トレーニングで書いたやつです/35分/お題:穢された豪雨 文字数:1589字 /異聞ノア 光あれ。
彼はまずそういったらしい。私は膝を抱えて表でごうごうとたちあがる高波の唸りをじいと聞いていた。船内は静まり返っているが、生き物が呼吸する音が、その心音が、じわじわと暗闇に滲んでいる。不思議と、中の誰も口を開こうとはしなかった。ただ時々何かを諦めたようなため息が、誰ともしれずにこぼれる。私は膝に顔を埋め耳を塞いだ。身動ぎをすると、隣で小さくなっていたインパラが迷惑そうに瞼を持ち上げて私を見たが私は気が付かないふりをする。
光あれとかの人はいったそうだがここに光はない。夜もずいぶん長く続いている気がする。最初はただ、スコールのように激しい雨だったが、いつの間にかこの雨は世界を覆い、大地は海になった。
1586彼はまずそういったらしい。私は膝を抱えて表でごうごうとたちあがる高波の唸りをじいと聞いていた。船内は静まり返っているが、生き物が呼吸する音が、その心音が、じわじわと暗闇に滲んでいる。不思議と、中の誰も口を開こうとはしなかった。ただ時々何かを諦めたようなため息が、誰ともしれずにこぼれる。私は膝に顔を埋め耳を塞いだ。身動ぎをすると、隣で小さくなっていたインパラが迷惑そうに瞼を持ち上げて私を見たが私は気が付かないふりをする。
光あれとかの人はいったそうだがここに光はない。夜もずいぶん長く続いている気がする。最初はただ、スコールのように激しい雨だったが、いつの間にかこの雨は世界を覆い、大地は海になった。
𝚊𝚕𝚝𝚊𝚒𝚛 𓅂 𝚝𝚛𝚢
PAST昔の…名前はアマギリ(雨切)と言います 幼い私が雷と豪雨の夜に怯え泣きじゃくっていた時、祖父が「心配いらないよ、今お空で神様がお天道様を出すよう戦ってくれているんだ」と励ましカタチになったキャラ今は亡き祖父が私にかけがえの無いものを沢山与えてくれたおかげで絵を描き続けてる所はあります
たまに今日はこんな絵を描いたんだとお仏壇に向けて報告することもあって…まだまだ心が祖父に依存しています…
yuruyuru_oni
DOODLEぼちぼち打ってる白加々現パロの進捗。繁忙期にはちょっとだけブラック気味になっちゃう社畜サラリーマン加々知さん、ある日なんとか自宅に帰ろうとするとゲリラ豪雨に降られてしまう。軒先で雨を凌いでいると店のドアが開いて…な出会い編。 7