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    阻止

    barechun

    PROGRESSヘル光♀

    ヒカセンがヘルメスのカイロスを阻止して
    古代の終末を阻止した分岐の話。

    多分解釈から外れるなと思いながらもこんな未来が欲しかったの話です。

    ミコッテ♀ムーンキーパーヒカセン20歳くらい。
    コレー・ポラリ
    金髪と明るい橙色の瞳をしています。
    名前描写有り。
    未定一つ前のヒュペルボレアで頭突きする話の続き。
    まだまだ修正するかも。




     終末の災厄。それが如何にしてこの星に齎されたものなのかが判明した今、コレーはもうここにいる理由を失った。あとはこの真実を持って元の時代に戻り、今も戦い続けている皆の所へ帰らなければいけない。このままヘルメスやエメトセルク達、ヴェーネスがどうなるのかを知りたい気持ちはもちろんあるが、それはもう彼らがこれから自分たちの手で歩んでいかなければいけない。未来からやってきた自分が干渉することは本来なら良くないのだと。後ろ髪を引かれる思いが確かにあるけれど、もう、行かなければ。

    「メーティオンの様子は、どう?」

     造物院の一室、未だメーティオンの意識は戻っていない。意識のつながった姉妹達をどうやって回収するべきなのか、いくら十四人委員会の座についていた者達がいるとしてもこの場で答えを出せる訳もなく。そのためやはりメーティオンを連れて、ヘルメスは皆とアーモロートへと向かうことになった。
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    okayu_gohan25

    DONEネロ晶♂

    ダイエットしたい晶くんとそれを阻止しにかかる悪い東の魔法使いの話。
    全部食べてねネロ・ターナーは感情を表に出さない男だ。けれど無感情というわけではなく、ただ隠すのが上手かった。まるで凪いだ海のような、木漏れ日の差す木陰で柔い風に吹かれるような、そんな心地の良い空気を作り出すのが上手かった。
    ……はずだ。
    そんな自分が苛立っていることにネロ自身気づいていた。原因もわかっている。
    「あ、ネロ……!あの、すみません…、今日もお夕飯は外で食べてくるので、俺の分は用意しなくて大丈夫です」
    先程ひょっこりとキッチンに顔を出した賢者さんに俺はいつも通り笑えていただろうか。自信がない。

    賢者が魔法舎で食事を摂らなくなった。もちろん、全くというわけではない。正確に言うならば『ネロが作った食事を摂らなくなった』だ。最初は小さな違和感で、少し外食が増えたなという程度。それが徐々に増えていき、今では夕食時には必ず街へ繰り出して行ってしまうし、朝食や昼食もネロが作ったものではなく賢者自身が作ったもので済ませてしまう。何か嫌いな食べ物でもあったかと聞いても「好き嫌いは特にありませんよ」と朗らかな笑顔を浮かべるばかりで何もわかりはしない。じゃあ何だと言うのか。
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