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    高杉

    gt_810s2

    DONE※現パロ銀高
    ※小学生
    ※高杉くんの体が弱め
    たぶん続きます
    いちど護ると決めたから 記憶に残る限り一番古い印象は、ヘンなやつ。
     最初に剣を合わせた後の感想は、ウザいやつ。
     数年の時を過ごして得た感情は、バカなやつ。俺が。

     諦めが悪くて強情で人の話を聞きやしない。悪いところなんて挙げようとすればいくらでも出てくる。そりゃあどっかの国にあるゴミ山よりも高く高く積み上げられちまう自信がある。ほっときゃいいのはわかってる。だからバカなやつなんだ、俺は。

    *****

     春風が桜の花びらを小川へ運んでいる。枝から勇気を出して飛び上がって宙を舞い、くるくる電柱を避けて周りの木々や草花からも逃れてようやくたどり着いた水面で一息ついた薄紅色たちは、水流に沿ってすいすい川を下って行った。一枚、また一枚と集り群れとなって進んでいく姿はまるで花の絨毯。ぴったりくっついて緑道を流れる水を埋め尽くすのを見ていると、裸足で慎重に踏み込めば上を歩けるような気がする。たとえばそう、真夏のふかふかの雲を眺めればみんなそこで寝そべって昼寝が出来るんじゃないかと考えるし、秋に土手の下を埋め尽くした一面のススキを見つけたら合間を縫って頬を擽って貰ったら気持ちいいだろうなんて想像するし、冬を迎えて暫くしてから窓の外が雪でまっ白になっていたらザクザク音をたてて埋もれたら温かそうだなんて、妙なことが浮かぶもんだ。そういうのと同じ。陽を浴びて輝く花びらの下は何が混ざっているかわからない濁流だと知っていても惹かれてしまう。
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    セツト

    MAIKING現パロで鳥使いの銀時です。

    野鳥でも友達感覚で接する
    どこに行っても鳥が寄り付く
    という設定で衝動書きしました。

    高銀要素ないけど高銀です。銀時は鳥と会話が出来て勝手に懐かれてしまいます。高杉は多分何かの出張とかから帰ってきてそのまま銀時を迎えに行ったら先に松陽先生が来てしまったという感じです!

    良かったら読んでね(*^^*)
    現パロ 鳥使いの銀時ピィィィィーーーーッ


    「…ありゃ?」

    響いた鳥の鳴き声を聞いて、銀時が空へ顔を上げる。視線の先に映ったのは一羽の大きな鳥。鳥は銀時が認識すると同時に降下する。その行き先は、銀時の元へ。
    大きな鳥がいきなり降りてきた事に驚いて周りにいた人達が急いで銀時の元から離れていく。人々に囲まれるように一人立つ銀時。その肩に降り立った。

    「あれ〜?なんでお前いんの?」

    降り立ったのは一羽の鷹。立派な黄金色の眼がよく映える茶色かがった黒色の羽毛。強く鋭い眼光に反して銀時の頬に擦り寄るような様は意外性が凄い。


    「ふんふん、あ〜、マジかぁ…え、嘘!?帰りたくねぇぇええええ」


    鷹を相手に受け答えをしていたかと思えば帰りたくないと突然嘆きをあげる銀時に周りはついていけない。するとそんな所に響いたのは凛としたテノール声。
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