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    お弁当

    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子に触れたい。

    もう無理だ、って流石に諦めた。糖度を上げたかったのだけど、上手く上がらなくてぐちゃーっとしてます。次回は上げたから落とす。つもり。

    ※注意※
    この四人の中にカップルは居ません。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 27(類side)

    「……類、いい加減その緩んだ表情を引き締めなよ」
    「おや、すまないね、寧々」
    「そんなんじゃ、天馬くんに気持ち悪がられるんじゃない?」
    「それは困るなぁ。けれど、彼ならどんな僕も受け入れてくれるんじゃないかな」
    「…………惚気話はいらないんだけど」

    はぁ、と隣で溜息を吐く寧々に、にこりと笑って返す。
    遊園地の下見に来ていた僕と寧々は、そこで偶然天馬くんと彼の友人に会った。今回は本当に偶然だ。今日彼が出掛けるのだというのは前に聞いていたけれど、行き先は知らなかったからね。それに、一応僕も用事があってここにいる。下見だけのつもりだったのですぐに帰るつもりだったけれど、天馬くんがいるなら話は別だ。
    最近は二人きりの時間を作るために、沢山誘うようにしている。主に受験勉強だけれど、彼が頑張る姿が見られるのでとても楽しい。まだ緊張しているのか、中々彼から甘えてくれることはないけれど、それでも十分満足出来ている。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは俳優さんと勉強する。

    遊園地デートはもう一回書いたので、次の話は終わった後から書くべきなのではないだろうか…( 'ㅅ')
    とんとんとんと終わりまで書きたいのに、次から次に間にイレギュラーな展開入ってきて終わらない。お前ら一回落ち着けっ!っていつも言ってるのになんでわちゃちゃーってするのだろう…? お願いだから早く卒業して付き合って下さい、いつまで経っても終わらん。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 26(司side)

    「えむ、すまなかったっ!」
    「大丈夫!お客さん少なくて、あたし一人でも全然平気だったよ!」
    「本当にすまん」

    ぱちん、と手を合わせて頭を下げると、えむはいつものようににこにこと笑ってくれた。神代さんが熱を出したと聞いて、家を飛び出したのが金曜日。翌日の土曜日はバイトが入っていたのだが、神代さんを放っておけず休みの連絡をさせてもらった。えむにしっかり事情を伝えたら、えむから二人に話をつけてくれたらしい。当日の連絡にも関わらず、快く休ませてくれた。そのお陰で、神代さんの傍にいられたのだが…。

    「それより、司くんの特別のお客さん、大丈夫?」
    「あぁ、昨日には熱もしっかり下がっていたからな」
    「そっか!それなら良かったね!」
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんへの想いを口にする。

    期間があいてしまってすみません_:( _ ́ω`):_
    もうそろそろ作業終わるので、また通常のペースに戻ると思います。
    とりあえず、ここまで長かった...。
    まだ先は長い..._:( _ ́ω`):_
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 25(司side)

    「よし、明日も早いし、そろそろ寝るか」

    時刻は夜の十時だ。明日は土曜日で、朝からシフトが入っている。スマホのアラームをセットして、部屋の電気を消した。ベッドに横になって、目を瞑る。真っ暗な部屋の中はシンとしていて、うとうととすぐに微睡んできた。意識がゆっくりと遠のくふわふわした感覚の中、不意に、視界がチカチカと光った様な気がした。次いで、軽快な音が室内に短く響く。聞き慣れたその音は、メッセージの通知音だ。
    なんとなく気になって、スマホに手を伸ばした。画面を覗くと、通知欄に『神代さん』の文字。

    「…んぇ……」

    その文字を見た瞬間、一気に目が覚めてしまった。起き上がって、部屋の電気をつける。スマホのロックを解除して、メッセージアプリを急いで起動した。一番上に表示された神代さんの名前に、心臓が跳ねる。神代さんからメッセージが来たというだけで、自分が変に期待してしまっているのが分かる。諦めると決めた気持ちが、揺れてしまう。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子に避けられている。

    朝からぽちぽちしてた。どこをどの順で書けばいいのかなぁ、って迷走しながら書いてます。
    雰囲気で読み流して下さい|・ω・)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 24(類side)

    『すみません、日曜日は先約があるので、お会いできません』

    その後に続く、『本当にすみません』の言葉に、気にしないで、と返す。これで三回目ともなると、さすがに避けられているのだと分かる。ぱたん、とスマホを机に置いて、ソファーに寝転んだ。月曜日の朝は、寧々が彼の家に行くので会えない。水曜日にお店へ漸く行けるようになったけれど、どこかぎこちない様子が続いていた。休みの日を見つけては、勉強を教えようかと提案してみているけれど、この回答だ。
    どうしたものか、と片腕で目を覆う。

    「少し強引に誘い過ぎただろうか…」

    まだまだ彼については分からないことが多い。
    真面目な性格をしているから、他人との同棲には抵抗があるのだろうか。嫌われてはいないと確信は持っているけれど、ここまで避けられてしまうとさすがの僕でも落ち込むかな。どうしたものか、と今後について考えるも、上手く思いつかない。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは、俳優さんのお部屋に招かれる。
    更新遅くてすみません_:( _ ́ω`):_
    思っている以上に加筆が全然進まず、こちらに手がかけられてない…。4月中旬まではこんな感じになると思います…。

    実は文化祭の後に受験の話が来る予定だったので、やっと予定の部分が来たよ、って感じです:(´◦ω◦`):
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!×22(司side)

    「今日はここまで。配ったプリントは宿題にするから次回までに終わらせること」
    「えー」

    先生の言葉に、不満気な生徒の声が教室に響いた。日直の掛け声で授業終わりの挨拶をする。その後はホームルームをして、おしまいだ。いつもと変わらない学校の流れは、あっという間に終わる。ホームルームさえ終わってしまえば、教室の中は所々から話し声がして賑やかだ。

    「司くん、帰ろー!」
    「あぁ、そうだな」
    「今日はせっかく習い事がないのに、司くん、お店お休みなの寂しいなぁ」

    荷物を鞄に詰め込んで、椅子を立ち上がる。えむと並んで教室を出ると、そのまま昇降口へ向かった。今日、えむは習い事が休みだ。その代わり、オレはバイトを休ませてもらった。というのも、三年生になって受験が近付いているからな。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんを想って落ち着けない。
    本編ではありません。バレンタインのバイトさんと俳優さんの話。
    3000字くらいの小話にする予定が、おかしなことになった( ˙꒫˙ )ほぼ一話となりました。意味がわからない。
    本文よりですが、本文には関係ないかもしれない。そんな話。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 【番外編】友人に頼まれて始めたお弁当屋のバイト。
    そのお店に、毎週水曜日の夕方5時半頃、オレの“特別のお客さん”が来る。

    【お弁当屋のバイトの子は、俳優さんを想って落ち着けない】

    年が明けて、一ヶ月と少し。
    風はまだまだ冷たい。お鍋とかおでんとか、温かいものが恋しい季節。スーパーやお店で売り出されるのは、そんな温かいものが多い。けれど、ここ最近はもう一つ注目されているコーナーがある。

    (………チョコレート、か…)

    ファンシーなポップで売り出されているコーナーをちら、と見て、息をひとつ吐く。
    来週の火曜日は、バレンタインデーである。日本では女性が好きな人にチョコレートを渡す日として有名だ。妹の咲希も、幼馴染や友人達に配るのだと張り切っていた。えむも、お兄さん達にサプライズしたいと考えているようだ。オレの周りでそんな話を良く聞くからだろうか、ついついオレも気になってしまっている。
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