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    お弁当

    ナンナル

    DOODLE俳優さんは大胆にお弁当屋のバイトさんを口説く。

    前回書くつもりだったところまで。こんなに書くつもりなかったのに、ほぼ一話分になりました。
    このままだと、卒業まで片想い続かない気がする…:( •ᾥ•):

    ※新設のトイレを使用しております。壁も清掃員が綺麗に清掃しておりますので、衛生面に問題はございません。
    ※この二人は付き合ってません。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 21(類side)

    「今日は、妹の付き添いで来たんですが、お会い出来て嬉しいです」
    「…ありがとう。僕も、会えて嬉しいよ」

    少し緊張した様子の天馬くんに、笑みを返す。
    “初めまして”と言われて驚いたけれど、きっと、妹さんに僕との仲を知られないためなのかな。前に妹さんが僕のファンだと話していたのを知っている。それに、彼は僕の事を周りには話していないらしい。だから、妹さんにも内緒にしてくれているのだろうね。手を差し出してくれた天馬くんと握手をするのは、なんだか不思議な気分だった。一方的なデートで手を繋ぐこともあるし、抱き締めたこともある。ふわふわの髪に触れたことだってあるのに、今更握手をする、なんて不思議な体験だ。けれど、それは天馬くんも同じらしい。そわそわとしている彼に、つい口元が緩んだ。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんと握手する。

    この先も書こうと思ったけど、2000字とかで収まる気しないので、分けます。
    全然☆くんが卒業してくれなくて、この話終わらない( 'ㅅ')

    ※この話は完全全年齢向けにするって決めてるので、基本的に本文内で大人な展開は一切何も起こりません。(後日談は分からない)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 20(司side)

    どうやらオレは、人気俳優神代類の、“友人”に昇格したらしい。

    「今日もあいつ来れないから」
    「…は、はい……。これ、どうぞ」
    「ありがとう。ちゃんと類に渡しておくから」
    「よろしくお願いいたします」

    いつも通りの寧々さんがお弁当を受け取ってくれる。
    神代さんとは、あの番組が報道されてから一度も会っていない。どうやら、マスコミの人達が神代さんの周りに増えたとの事だ。なので、神代さんのマネージャーである寧々さんが月曜日の朝に取りに来てくれている。水曜日も最近は寧々さんが来ていた。

    (正直、神代さんと顔を合わせなくてすむから、気持ちを落ち着ける時間が出来て有難いがな…)

    ホ、と小さく息を吐くと、寧々さんが首を傾げた。それに慌てて愛想笑いを浮かべる。神代さんとはそれなりに面識があるが、オレはまだ寧々さんとはそこまで交流がない。なので、これはこれで緊張もしてしまう。
    10700

    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子と新しい約束をする。
    雰囲気で読み流してください。
    なんか、🎈くんの気持ちがぐちゃーっとしてる。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!×17(類side)

    「お疲れ様です、神代さんっ!」
    「お疲れ様です」
    「神代さん、今度良ければ一緒に出掛けたりとか…」
    「すみません、スケジュールは全てマネージャーに任せているんです」

    撮影の休憩時間になると、周りから一斉に声がかかる。慣れたもので、同時に話しかけられても誰に何を言われたのか聞き取れるようになった。仕事では結構重宝している。聞き取れなかった事にして、流すこともあるけれど。作り笑顔で当たり障りのない返答を返していれば、スタジオの扉が開いた。

    「皆お疲れ様。隣の部屋に夕食を用意してもらったから、皆でどうかな」

    スタジオに戻ってきた監督の言葉に、わっ、とスタッフや役者の人達が盛り上がる。確か隣には休憩スペースがあったはずだ。監督に促されて、次々にスタジオを出ていく人達を何となく眺めてから、僕もドアをくぐった。この後もまだ撮影が続くので有難い。と言っても、仕事先で用意されるお弁当は食べられないものが多くて苦手なのだけどね。いつも通り、食べられないものは残して、寧々に食べてもらおうかな。
    10304

    ナンナル

    DOODLE俳優さんはお弁当屋のバイトの子にキスをする。

    やっと、書きたかった所が書けたっー!( ´͈ ᵕ `͈ )
    もう終わってもいい。いや、終わらないけど…。
    とても楽しかった( *´艸`)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 15(類side)

    「天馬くんから連絡が来ない…」
    「………それはもういいから、シャキッとしてくれない?」

    スマホの通知欄には何も来ていない。今日は金曜日だ。いつもなら水曜日の夜にドラマの感想をメッセージで送ってくれる天馬くんから、一切連絡が来ていない。水曜日のお昼頃に、『今日は仕事が忙しくてお店にはいけそうにない』と連絡した時は、『わかりました!お仕事頑張って下さい!』とすぐに返信が来た。
    やる気が一切出なくて、机の上でうだうだと突っ伏したまま時計を見やる。この後はCMの撮影だ。なんだっけ。春だから桜とコラボした有名店のお菓子のCMだったかな。正直そんな浮かれた話題にやる気は出そうにない。天馬くんから連絡が来ないことの方が気になって仕方がなかった。もしかして、何かあったのだろうか。でも、メッセージを送ったら、感想が欲しいと催促しているみたいで、どうなのだろうか。スマホの画面を何度見ても通知は送られてこない。もやもやとしたまま、どうしようか悩んでいると、寧々が目の前で大きく溜息を吐いた。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは、褒められ慣れて無いので俳優さんの言葉にたじたじである。

    めちゃくちゃ無心で書いてた。文がごちゃっとしてたらすみません。最近書けなくて、更新前より低ペースです。気持ちが乗りやすいのから書くので、ゆるーっとお待ち頂けますと…:(´◦ω◦`):
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト禁止です!× 14(司side)

    「た、ただいま…」
    「お邪魔します」

    ゆっくりと扉の閉まる音がして、ぴっ、と背筋が伸びる。鍵がカチャ、と音を鳴らすと、もう心臓は限界だった。靴が中々脱げなくて、頭の中はパニック状態だ。やっと脱げた靴を脇に揃えて、客人用のスリッパを出す。顔を上げると、優しく笑って待ってくれている神代さんと目が合った。

    「…ど、どうぞっ…!」
    「ありがとう、天馬くん」
    「か、神代さん、夕飯は食べましたか?!」
    「それが、まだなんだ。天馬くんは、食べたのかい?」
    「お、オレもまだなので、良ければ、神代さんも一緒にどうですか?!」

    少し早口になってしまった。何度も家に呼んだことはあるが、まさかいきなりお泊まりになるとは思わなかったんだ。いや、お願いしたのはオレなのだが、それでも、忙しい神代さんがオレの為に来てくれたのが信じられん。さっきも、助けに来てくれた。飛び降りろと言われた時は驚いたが、しっかり抱き留めてくれて…。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子のピンチに駆けつける。

    ※誤字とか言い回しとか、気になっても全部雰囲気で読み流してください。

    遅くなってしまったのですが、続き。
    日曜日に書ききれなかったやつ。
    ちょっとした事で急に書けなくなるの、本当に申し訳ありません( 。>﹏<。)

    本来この次の話は予定になかったので、頑張る。なんで予定にない事が増えていくのだろう…?( 'ㅅ')
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 13(類side)

    「ちょっと、類っ…」
    「寧々、すまないけど、ここに向かってくれるかい?」
    「その前に、まだ仕事残ってるんだけど…!」
    「頼むよ、寧々」

    ゆっくり発進する車が、駐車場の出口を目指す。まずは、天馬くんにその場をやり過ごすための行動を伝えて、急いで準備してもらった。それを隣で聞いていた寧々が、はぁ、と溜息を吐く。ピ、ピ、ピ、とナビゲーションを操作する寧々に、小さくお礼を伝えた。

    「信用が落ちても知らないからね」
    「安心しておくれ、それくらいすぐ取り返して見せるよ」
    「……暫く休みは無いと思ってよね」
    「ふふ、勿論さ」

    車のスピードが加速していく。まだ天馬くんは準備をしているようだ。通話はそのままにして、寧々にスマホを借りた。覚えている番号を打ち込んで、電話をかける。数コール後に出た声は、いつもより真面目そうな声だった。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんに助けを求める。
    ※モブ→⭐️表記が多大に含まれます。(健全の範囲内です、多分)
    今回、助けを求めて終わった…:( •ᾥ•):
    本当は解決してその後の展開を半分くらい書く予定だったのに、何故かここで1万字になってしまった…。
    次で終わらせる。いつも隠れんぼだから、今回は鬼ごっこにしました。だるまさんが転んだ、からの、鬼ごっこ。楽しかった。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 12(司side)

    「また、手紙…」

    自室の机の上に置かれた手紙を見て、小さく溜息を吐く。殆ど毎日届く手紙は、毎回宛名が書いていない。消印もない。見慣れない字で書かれた愛を囁くような言葉と、写真が入っている手紙。初めて見た写真はバイト先の写真だった。道路を挟んだ向かいから撮ったような写真。次はお店の傍で撮った写真。その次は硝子越しにカウンターにいるオレが写っていた。その次は見慣れた帰り道だった。オレがお店を出てすぐの写真。横断歩道を渡る前の後ろ姿とか、渡ったあとの姿とか、少しずつ写真を撮る場所がオレの家に近付いていく。それが毎回一枚ずつ手紙に入っていた。

    (……気持ち悪い…)

    まだ開封もしていない封筒を両手で持って、眉を顰める。見ない方が良い。見たくない。見たくないが、見ないで捨てるのは怖かった。もしかしたら、友人たちがこっそりやったドッキリじゃないだろうか。タチの悪い悪戯の種明かしを、そろそろしてくれるかもしれん。そうであってほしい。
    10822

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋さんのバイトさんは、俳優さんのファンサにドキドキする。(小話)
    本編ではないです。前に落書きしたのを元にリハビリ目的で書いてます。11話、12話くらいの後の話なので、多分繋がってないところがあるかと思います。ご注意下さい。
    メイ()テイ×!小話「お兄ちゃん見てみてっ!」
    「む…?」

    目の前に広げられた雑誌に目を向けると、見慣れた人が写っている。妹が大ファンで家の中や自室にも沢山のグッズが飾られている、今若者に大人気の俳優だ。そして、オレのバイト先のお得意様で、オレが密かに片想いしている神代類。

    「あのね、今応募した人から抽選で類さんのサイン色紙が当たるのッ!」
    「おお、そんな企画があるんだな!」
    「だからお願いッ!お兄ちゃんのお名前貸してっ!!」
    「それくらいなら構わんぞ」

    雑誌についている応募用紙に住所や名前を記入していく。それを咲希に手渡すと、嬉しそうに笑って礼を言われた。咲希の一生懸命な姿を見るのは好きだ。最近は一歌たちとバンドの練習も頑張っているらしい。目標は神代さんのドラマの主題歌を歌うこと、だったか。以前そんな話をしていたなぁ、と思い出して、つい口角が上がる。そんなオレに気付かず、咲希は足早に部屋へ戻って行った。
    8019

    ナンナル

    DOODLE俳優さんのアプローチは、お弁当屋のバイトの子に効果絶大である。

    タイトル決まった!長いのでいつも通りお弁当屋さんと呼ぶと思う。略し方が分からない( 'ㅅ')
    デートでほとんど終わっちゃって困ってる。やりたいことは次の話だなぁ( ˘•ω•˘ )
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です×!10(類side)

    「神代さん、次はあれに乗りましょう!」
    「ふふ、いいね、そうしようか」
    「わっ、動いてしまったっ!早く行きましょうっ!」

    キラキラした瞳でこちらを何度も振り返る天馬くんが、パイレーツを指差す。大きな船がゆっくりと左右に動く様は、航海する大船だ。彼に犬の尻尾と耳がついていたら、これ以上ない程ぶんぶんと振られているのだろうね。そんな事を思いながら小走りになる彼を追いかける。走りながらも船を見上げては子どものような顔をしている天馬くんに、きゅ、と唇を引き結んだ。

    (はしゃぐ天馬くんが、とても可愛らしい…!)

    いつも敬語で落ち着いているから、時折忘れそうになるけれど、彼はまだ高校生だ。前に彼の家でショーの話をした時も思ったけど、存外元気な子なのだろう。あっちへこっちへキラキラした目を向ける天馬くんは、とても楽しそうだ。人の少ない遊園地のため、並ぶ時間も少なくて良かった。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋さんのバイトの子は、俳優さんに心を振り回される。

    注意事項は今までの通り。
    私が書くので、何が起こっても大丈夫な方のみでお願い致します。

    何も進展ないまま、そしてタイトル未定のまま9万字近く書いてるんだなぁ、と思いましたまる
    もうタイトル未定がタイトルだと思ってる( ˇωˇ )
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です×!9(司side)

    「司くん、土曜日デートするの?!」
    「ちが、…」
    「いいなぁ、楽しみだねっ!」
    「だから、デートではないと言っているだろ…」

    月曜日の教室で、えむに神代さんとの話をすると、目の前で大変喜ばれた。両手を上げてはしゃぐえむに、ものすごくいたたまれなくなる。相手は別に好きな人がいるのだと、先に言っておくべきだった。何故か言ってもないのに、オレが片想いなのは知られてしまっていたし、これでは勘違いされるのも当たり前だ。熱くなる顔を手で覆って、ほんの少し俯く。周りはざわざわとしているが、聞かれてやしないだろうか。

    「司くんの、特別のお客さんだよね!嬉しいね!」
    「………嬉しい、は、嬉しいが…」

    なんとも複雑なのだ。相手には婚約者がいて、しかも歳上となれば、そう喜んでばかりもいられないだろう。真っ暗な画面のスマホをちら、と見て、溜息を吐く。えむには悪いが、本当にデートとかそういうものでは無い。単に趣味が似ていて、自分の好きな物を共有したくてオレが誘われた、そういうことなのだと思う。一日一緒、というオプションは付くが。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんのお陰で夢を見つける。

    やっとここまで書けた( ˇωˇ )
    漸く始まった感があるけど、長かった…。
    もうここでやめて続きはご想像にお任せしますでもいい気がしてきてる。(まだ書くけれど…)

    注意事項はいつも通りです。お前誰だってくらいキャラ崩壊してますが、雰囲気で読み流してください。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です×!7(司side)

    「……………」

    視線が、泳ぐ。隣が見れなくて、何故か目を逸らしてしまう。時折、肩がぶつかってしまっては、慌てて謝るのを繰り返した。なんというか、周りの視線が痛い。

    「天馬くんは二年生だっけ?」
    「…はい……」
    「すごいね、どのクラスも気合いが入ってる」

    神代さんの綺麗な声に、何故かドキドキする。今日はとうとう本番だ。神代さんに、オレのクラスの劇を見せる日。劇をすると決まってから、何度も神代さんに演技の仕方や台本作りに協力してもらった。本職である神代さんから教わるなんて、普通なら有り得ない事だ。ここまでしてもらって、失敗したらどうしようかと不安も大きい。が、昨日のリハーサルも、かなりいいものだった。練習通りに出来れば、きっと…。
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