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    モノミ

    yugo_1373

    DONEモノミュの世界観が分からないとよくわからないだろう
    本田さんの設定とか(SS風味)
    異形でありながら魔狩人。
    狩人仲間には異形であることをひた隠しにしているので、常に単独行動をおこなっている。
    顔の半分を布で覆っている。
    実はそこが異形化している部分で、黒い羽毛が生えている(八咫烏)

    -------------------------
    ここからとても遠い、東洋のとある小さな村に、狩人の里がありました。里は厳格な掟に閉ざされていました。その掟により、里のものは無類の強さを誇りましたが、またその掟により、閉鎖的なこの里は…徐々に衰退の一途を辿っていたのでした。
    里の族長の息子として生まれた彼もまた、里の厳格な掟に縛られつつ…特に疑問はもつことなく、健やかに成長していきました。
    長じてから気づきましたが、村はもっと里を開いて技術を外に教えるべきだという開国派と、里の伝統を守り秘伝の技術を磨くべきだという鎖国派に分かれていました。
    彼の父親は強固な鎖国派でした。
    彼自身はというと、まだ若いということもありどっちの意見も正しいように感じていました。
    そんなある日のことです。御導が下りました。

    里は今まで通り、伝統を守り、末長く発展しました。めでたしめでたし。

    鎖国派は、ほ 1235

    riza

    REHABILI【rizaのエメ光♀】
    「デートみたい?デートだよ?」
    #この台詞から妄想するなら #shindanmaker
    https://t.co/hckXrMQeba
    これは開き直ったエメトセルク

    いつものミコッテ♀ヒカセンだよ
    ※謎時系列イマジナリーラザハンにいる
    ※実際のラザハン風は多分違うと思う

     まだ土地勘のないラザハンで、ほとんど拉致されるように連れ込まれた店にはウルダハでもなかなかお目にかからないような服や宝飾品が並んでいた。
     彼が選んだ数着のドレスごと店員に任せられたかと思ったら試着ファッションショーの開催となり、頭に疑問符を浮かべたままサベネアンダンサー仕込みのターンを彼の前で決めること数度。
     そういえばこのひと皇帝やってたんだっけと思い出すような審美眼で二着が選ばれ、それぞれに合わせた靴とアクセサリーが選ばれる。繊細な金の鎖のネックレスを彼に手ずからつけてもらったところで我に返ると、既に会計が済んでいた。
     当然のような顔をして荷物を持ってエスコートしてくれるまま店を出たところで代金についてきけば、何故か呆れたように、プレゼントだと言われてしまった。
    「今日なんかの記念日とかだっけ……?」
     さすがに世間一般的に重要だとされるような、そういうものは忘れていない、はずだ。そう思いながらおそるおそる問いかける。
    「私にとっては、ある意味で毎日そうだがな。まあ、奢られっぱなしは気がひけるという 1255

    riza

    REHABILI【エメ光♀】猫の日🐈いつものミコッテ♀ヒカセン
    いちゃついている
    時系列は多分5.0のどこかだと思うんだけどいちゃついている
    「猫ってね、一日のうち四時間くらいしか、はっきり起きてられないんだって」
    「……なんだ藪から棒に。お前がそうだとでも?」
     先程まで武器の手入れを熱心に行っていた彼女の指先が、今は男のひとふさ白い髪を梳くように撫でている。どういう風の吹き回しかは知らないが、膝枕してあげよっかとの唐突な申し出に、エメトセルクは少し考え、甘えることにしていた。
     この娘は──当代の英雄は、気がつけば採集だの依頼だのでひとりうろつきまわっているので、人と親しく話しこそすれ、ひとりでいるのを好む質なのかと思ったこともあった。存外そうでもないらしいとわかったのは、こうして彼女が逗留する部屋に入り込むようになってからだ。
     エメトセルクが同じ空間に居座ることを意外なほど嫌がらず、触れ合うことを厭わなかった彼女と深い仲になってから、時折こうして、ただ気配と体温を分け合うような、ふわふわとした接触を求められる。今もまさにそうで、ラフな部屋着で寝台にぺたりと座った娘の剥き出しの膝の上に、エメトセルクの頭は丁重に抱えられていた。
     遠慮を感じさせない手つきで髪を撫でられ、心地よさにエメトセルクは目を細める。彼女もどこか満 1351

    shr_777

    MOURNING出そうと思って書いてた万山バディものミステリー。雰囲気だけ気に入ってるので供養。いつか本出せたらいいな。「はー、最っ高……」
     ほぼ貸切状態の浴場に、わんと声が響く。肩まで浸かった湯船から熱さを可視化するように立ち上る湯気を、山崎退は目を細めて眺めていた。曇ったガラス戸の向こうでは闇の中で雪がはらはらと落ちている。
     久しぶりの非番だ。日頃、職場である警察署で怒鳴られたり殴られたり、駆けずり回ってまた殴られたりで心と体はすっかり疲弊していた。それを労るのに温泉は最適だ。都内にあるできるだけ近場であるこの旅館は、多少年季が入っていて大いに流行っているとは言い難いけれど、選んで正解だったと山崎は思った。普段食べることの無い、極上の海鮮や手間を尽くした料理は和食好きな山崎の口に合ったし、就業時間ギリギリに滑り込んだ浴場は他に人の姿が無かった。本当は意中の女性と来るのが理想なのだろうが、悲しいかな職業柄(ということにしておく)女性と良い雰囲気になる悠長な時間はない。
     何はともあれ山崎は今とても幸せだった。日頃の苦労はこのときのためにあるんだろうとすら思えた。
     浴衣に着替え敷かれた布団に寝付くまで、つかの間の休息を心ゆくまで満喫したのだった。
     
     翌朝山崎は喉の乾きを覚えて目を覚ました。障子 4406