Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    生徒会

    2r8Co

    DONE学パロやまみつ②
    ①は出会い編ってやつです。

    大和…3年。美化委員。帰宅部。
    三月…2年。保健委員。家庭科部。
    壮五…2年の進学クラス。生徒会。
    一織…1年の進学クラス。風紀委員。三月の弟。

    今回はやまみつと名前のないモブしか出ません!
    ベイビーロマンチカ 家族友人クラスメート知人公式アカウント。複数の名前が並ぶトーク一覧の画面を上から下へスライドさせては、何の変化も起こらないことにため息を吐く。一番上に固定させたトーク相手とのやりとりは、こちらから送った「よろしく」の一言とそれに応じるように返って来た漫画キャラのスタンプのみ。
     気になる相手のラビチャという最強の武器になり得るアイテムを手に入れたにも関わらず、大和はそれを使いこなせないまま、丸三日が経とうとしていた。
     三日前のあの朝、偶然にも三月との再会を果たした大和は「せっかくだからラビチャ教えてよ」とナンパの常套句のような言葉を投げ、いかにも「友だち」の多そうな三月は「おっ、いいぜ!」と何の躊躇いもなく了承した。ラビチャを交換して互いに一通ずつ送信したところで予鈴が鳴り、三月とはそれっきり。三日目の今日になっても、校内での再々会は果たせていない。
    6536

    tono_bd

    DOODLE同級生の中で一番初体験が早かったのが生徒会長だったら良いな……って思いながら書きました。
    スペースに集まった人全員「夏の現代学パロ」というお題で一週間で作り上げるという鬼畜企画でした。
    私が考える「現代学パロ」はこれだ!!って言い切るつもりで出します。
    どう見ても社会人パロとかは言わない約束。
    ノスタルジーが見せる 夏休みを失って二年が経った。
     手元で弾けている生ビールの泡のように、パチパチと僅かな音を立てて消えていく。気付いたら無くなっているような二年だった。社会に出れば時の流れは変わるのだという言葉の信憑性を疑った時期もあったが、自分がその立場に立ってはじめて理解出来るものだ。
     ノスタルジーが生み出す感傷だろう、自分らしくないなと思いながらジョッキを傾ける。
     同窓会なんて自分には縁の無いものだとファウストは思っていた。誘う友人もいないし、誘われるような人柄では無いと自覚している。それなのに今この場にいるということは、認識が間違っていたという事だろうか。今日の事を報せてくれた淡い空色の髪をした友人は目立つ事も面倒事も厭うきらいがある。そんな彼が声をかけてくれたのは、単に僕がのけ者にされないよう気を遣ったのか、巻き添えを探していたのだろう。
    6611