シュート
罪深き珀雷
DONE夢小説。シュート視点からのラキちゃん。的な。蝶々ラキは蝶だと思う。
ちゃんと付き合う前から、俺の檻の、格子の隙間からヒラヒラと入ってきて、蹲るばかりの俺の周りを飛んでいた。うっとおしくも心地良さが大半を占める鱗粉を撒き散らしながら。
疲れると檻の外に出ていく。
その時に手を伸ばそうと思ったことは一度だけでは無い。
ただ、伸ばせなかった。
理由なんて、幾らでもある。
彼女は俺の周りを飛ぶのに、大事な所には踏み込まず、彼女もまた踏み込ませない。
そんな関係だったが、付き合い始めてからは変わった。
あの頃感じていたうっとおしさは無い。
彼女が眩しくてそう思っていただけだった。
今は心地良さしか残っていない。
彼女も、そうなのだろうか、飛び疲れれば俺の肩で休むようになった。
441ちゃんと付き合う前から、俺の檻の、格子の隙間からヒラヒラと入ってきて、蹲るばかりの俺の周りを飛んでいた。うっとおしくも心地良さが大半を占める鱗粉を撒き散らしながら。
疲れると檻の外に出ていく。
その時に手を伸ばそうと思ったことは一度だけでは無い。
ただ、伸ばせなかった。
理由なんて、幾らでもある。
彼女は俺の周りを飛ぶのに、大事な所には踏み込まず、彼女もまた踏み込ませない。
そんな関係だったが、付き合い始めてからは変わった。
あの頃感じていたうっとおしさは無い。
彼女が眩しくてそう思っていただけだった。
今は心地良さしか残っていない。
彼女も、そうなのだろうか、飛び疲れれば俺の肩で休むようになった。
おたま
DONE同じく前回掲載の初めての人も久しぶりの人にもたぶんよくわからないシュート!(無印)登場人物紹介。久々に描いて手グセにも程があるな!ってなりました。https://otamagoya.booth.pm/items/3482143
元データ飛んじゃって画質ちょっと荒いので、気になる方はBOOTHからPDFでDLしてやってください。 6
罪深き珀雷
DONEシュート夢小説。結婚式の話。lily of the valley白いネクタイを締めてくれるのは、着付け係ではなく、長く背中を預けた友の手。
「…ナックル、お前スーツだと違和感あるな…」
「そりゃテメェもだ。……長かったなここまで」
「本当だ」
三ヶ月前…
ラキに婚約を申し出たあの日。
「妹と結婚するだと!??許さんぞ俺は!」
予想通りシスコンが阻んできた。
だが、それに反抗するラキ。
「しーりーまーせーんー!アタシはシュート君のお嫁さんになるんですー!」
「駄目ったら駄目だ!」
「お兄ちゃんに決める権利ないでしょ。いい加減妹離れしてよ」
「な、なんでそんな冷たいこと言うんだ……」
ショックで膝から崩れ落ちたリスタルだったが、切り替えの早い性格のため、すぐに起き上がってシュートにビシッと人差し指を向けた。
2100「…ナックル、お前スーツだと違和感あるな…」
「そりゃテメェもだ。……長かったなここまで」
「本当だ」
三ヶ月前…
ラキに婚約を申し出たあの日。
「妹と結婚するだと!??許さんぞ俺は!」
予想通りシスコンが阻んできた。
だが、それに反抗するラキ。
「しーりーまーせーんー!アタシはシュート君のお嫁さんになるんですー!」
「駄目ったら駄目だ!」
「お兄ちゃんに決める権利ないでしょ。いい加減妹離れしてよ」
「な、なんでそんな冷たいこと言うんだ……」
ショックで膝から崩れ落ちたリスタルだったが、切り替えの早い性格のため、すぐに起き上がってシュートにビシッと人差し指を向けた。
罪深き珀雷
DONEシュート夢小説〜!後悔と贖罪の続き。ごめんね、今まで。そして、これからもよろしく今回の任務で出た負傷者は四人と一匹。
ツンツン頭のガキが一番重症、タコ?は頭を中から。でも割と軽傷。
モラウは背中を斬られたようだ。
二番目に重症のあの根暗と俺の妹は、ツンツン頭のガキと同じように意識不明。
「はぁ……」
「何回目っすかその溜息」
「黙ってろヤンキー」
通路に置かれた椅子に腰掛けて暗い顔をするリスタルに話しかけたナックル。その手には缶コーヒーが。
「飲みますか?」
「要らない。さっき飲んだ」
「そうっすか」
ナックルが訊いてくる。
「後悔、してるんすか」
「当たり前だ。俺は妹の意志を邪魔したくなくて身を引いたが、やっぱり残るべきだった……!そうしたら…いや、悔やんでも始まらない。本当はお前もあの根暗も責めたいが意味が無いからしない」
3967ツンツン頭のガキが一番重症、タコ?は頭を中から。でも割と軽傷。
モラウは背中を斬られたようだ。
二番目に重症のあの根暗と俺の妹は、ツンツン頭のガキと同じように意識不明。
「はぁ……」
「何回目っすかその溜息」
「黙ってろヤンキー」
通路に置かれた椅子に腰掛けて暗い顔をするリスタルに話しかけたナックル。その手には缶コーヒーが。
「飲みますか?」
「要らない。さっき飲んだ」
「そうっすか」
ナックルが訊いてくる。
「後悔、してるんすか」
「当たり前だ。俺は妹の意志を邪魔したくなくて身を引いたが、やっぱり残るべきだった……!そうしたら…いや、悔やんでも始まらない。本当はお前もあの根暗も責めたいが意味が無いからしない」
罪深き珀雷
DONEシュート夢小説。原作の流れに沿ってる。あと、クソ長い。後悔と贖罪と木刀を抱えて、泥に汚れた姿でラキは走り続ける。
後ろから追ってくる異形の者達から逃げる為。
友達に依頼されてNGLに来たまではよかった。刀が持ち込めなくて代わりに木刀を借りることになったのは予想外だけど問題ない。斬る覚悟さえあれば使える能力だから。
問題なのはあの生き物達。
アタシ以外は皆、噛まれたり刺されたりして気を失ってどこかに連れていかれた。
多分神経毒かなんか。
アタシには敵の攻撃を反射で弾く『乙女の徹底抗戦(サウダージ)』があるから大丈夫だった。
「お前かなり速いな!」
今アタシはチーターみたいなのに追いかけられている。向こうはかけっこのつもりなんだろうけど、こっちはもう限界が近い。
オーラを足に集中させて放出して速く動く能力『乙女の全力疾走(ハネウマライダー)』に追いついてくるなんて、ほんとにおかしい!
9008後ろから追ってくる異形の者達から逃げる為。
友達に依頼されてNGLに来たまではよかった。刀が持ち込めなくて代わりに木刀を借りることになったのは予想外だけど問題ない。斬る覚悟さえあれば使える能力だから。
問題なのはあの生き物達。
アタシ以外は皆、噛まれたり刺されたりして気を失ってどこかに連れていかれた。
多分神経毒かなんか。
アタシには敵の攻撃を反射で弾く『乙女の徹底抗戦(サウダージ)』があるから大丈夫だった。
「お前かなり速いな!」
今アタシはチーターみたいなのに追いかけられている。向こうはかけっこのつもりなんだろうけど、こっちはもう限界が近い。
オーラを足に集中させて放出して速く動く能力『乙女の全力疾走(ハネウマライダー)』に追いついてくるなんて、ほんとにおかしい!
罪深き珀雷
DONEシュート夢小説夢心地深夜二時。
喉が渇いて起きたシュートは、キッチンに向かい、コップに注いだ水を飲み干した。
そのまま部屋に戻ろうとすると、鍵を回す音が聞こえて、ラキが帰ってきた。
「おかえり」と言おうとしたが、返り血だらけの姿に思わず息を飲んで、黙ってしまうシュート。
ラキはというと、何も言わずに風呂場に向かって行った。
とても辛そうな顔で。
同棲する身として、仲間として放っておけなかった。
部屋の電気をつけると、冷蔵庫や戸棚から小麦粉やベーキングパウダー、チョコチップ、牛乳、砂糖を取り出して、大きめのマグカップの中で全部混ぜる。
それをレンジで温めている間に、替えの下着とネグリジェを洗面所に置いておく。
一緒にいる時間が長いせいか、着替えを取ってくることに何の疑問も抱かないことを、この間パームにケチ付けられたのを思い出した。
1077喉が渇いて起きたシュートは、キッチンに向かい、コップに注いだ水を飲み干した。
そのまま部屋に戻ろうとすると、鍵を回す音が聞こえて、ラキが帰ってきた。
「おかえり」と言おうとしたが、返り血だらけの姿に思わず息を飲んで、黙ってしまうシュート。
ラキはというと、何も言わずに風呂場に向かって行った。
とても辛そうな顔で。
同棲する身として、仲間として放っておけなかった。
部屋の電気をつけると、冷蔵庫や戸棚から小麦粉やベーキングパウダー、チョコチップ、牛乳、砂糖を取り出して、大きめのマグカップの中で全部混ぜる。
それをレンジで温めている間に、替えの下着とネグリジェを洗面所に置いておく。
一緒にいる時間が長いせいか、着替えを取ってくることに何の疑問も抱かないことを、この間パームにケチ付けられたのを思い出した。
陽炎@ポイピク
SPUR ME擦れ違いプロペシプロシュート兄貴に隠し事をするペッシの話
Gatta ci cova最近ペッシの様子がおかしい。
いつもならオレとの同伴任務は喜んで着いて行くのに、ここの所ずっとオレの事を避けたり用事があると抜かしてそそくさとどこかに行ったり。これは絶対に何かあるに違いねぇ。ホルマジオ曰く『女でも出来たんじゃねぇの』との事だったが……。
アイツからは香水の残り香もしねぇし貢ぎ物を貰ってる気配もねぇ。真相は未だに闇の中って事だ。
――だが、ペッシを尾行なんてしようものならオレだとすぐにバレる。そこで頼ったのはメローネだ。
こんな事の為に女を母体にして犠牲するのは少し心が痛むが、メローネのベイビィ・フェイスは追跡向きだ。石や影に擬態出来るジュニアは好都合だ。
こういう時の為にペッシの血も拝借してる。
2386いつもならオレとの同伴任務は喜んで着いて行くのに、ここの所ずっとオレの事を避けたり用事があると抜かしてそそくさとどこかに行ったり。これは絶対に何かあるに違いねぇ。ホルマジオ曰く『女でも出来たんじゃねぇの』との事だったが……。
アイツからは香水の残り香もしねぇし貢ぎ物を貰ってる気配もねぇ。真相は未だに闇の中って事だ。
――だが、ペッシを尾行なんてしようものならオレだとすぐにバレる。そこで頼ったのはメローネだ。
こんな事の為に女を母体にして犠牲するのは少し心が痛むが、メローネのベイビィ・フェイスは追跡向きだ。石や影に擬態出来るジュニアは好都合だ。
こういう時の為にペッシの血も拝借してる。
罪深き珀雷
DONEシュート夢小説。オレンジケーキ二ヶ月ぶりに住んでいる街に帰ってきた。
籠と手、その他諸々が入ったキャリーケースが行きよりも重く感じながら、いつもの街路を歩いて帰っていると、見覚えのない可愛らしい店が建っていた。
「ケーキ屋…か」
最近出来たのだろうか、所謂キラキラ系女子が多くいる。
あんな所に入っていく勇気はない。
しかし、久々に家に帰るというのに何の手土産もなしに帰っては、彼女に悪い。
仕事着で来なくてよかった、絶対に悪目立ちする…。
そう思いながら、シュートはパステルピンクの取っ手を掴んでガラス戸を引いた。
女性達の合間から見えるショーケースのケーキ達を眺めながら何にしようか考えていると、近くにいた小学生位の子供が自分の左袖をじっと見つめていて、早く出たいと思ってしまう。
1966籠と手、その他諸々が入ったキャリーケースが行きよりも重く感じながら、いつもの街路を歩いて帰っていると、見覚えのない可愛らしい店が建っていた。
「ケーキ屋…か」
最近出来たのだろうか、所謂キラキラ系女子が多くいる。
あんな所に入っていく勇気はない。
しかし、久々に家に帰るというのに何の手土産もなしに帰っては、彼女に悪い。
仕事着で来なくてよかった、絶対に悪目立ちする…。
そう思いながら、シュートはパステルピンクの取っ手を掴んでガラス戸を引いた。
女性達の合間から見えるショーケースのケーキ達を眺めながら何にしようか考えていると、近くにいた小学生位の子供が自分の左袖をじっと見つめていて、早く出たいと思ってしまう。
稀腐人
MOURNINGベイオンリーイベントの企画の一環として供養祭を執り行います。幻となった「キミの♡にGO! シュート!! 3」の表紙の線画とオカマバーネタのネームをここに供養します。ナンマイダ…… 5陽炎@ポイピク
TRAINING芸術家プロシュート兄貴と鼠のペッシの話ふしぎなねずみその画家の男は頭を悩ませていた。売り出し中の身である為稼ぎも少ない。それなのに顔料の高騰で思うような色を出せない。美しい青マリンブルーの原料となるラピスラズリを買う為に美しい金髪を短くなるまでバッサリと切って売りに出したが、ほんの僅かしかないラピスラズリは小さく細かく砕いても減ってしまう。考えなしに髪なんて切るものではなかった。この髪がまた伸びるまでどれだけ時間がかかるのだろう。何枚も絵を売った所で高価なラピスラズリには届かない。
「なぁ!そんなにマリンブルーを使いたいのかい?」
足元から小さな声が聞こえてきて男は驚いて周囲を見回した。
「……誰だ?」
「此処だよココ!オイラはここだよぉ!」
チュウ、と時折鳴くそれを男の目が捉える。
2329「なぁ!そんなにマリンブルーを使いたいのかい?」
足元から小さな声が聞こえてきて男は驚いて周囲を見回した。
「……誰だ?」
「此処だよココ!オイラはここだよぉ!」
チュウ、と時折鳴くそれを男の目が捉える。
陽炎@ポイピク
DOODLE盲人プロシュート兄貴と青龍ペッシの話その盲人は杖の先の感覚を頼りに旅を続けていた。
彼の名はプロシュート。
多眼の怪物に目を奪われプロシュートは視力を失った。彼は村の掟で贄に選ばれてしまったのだ。
プロシュートはそんなしきたりを終わらせたくて多眼の怪物を倒せる青龍を探す旅を始めた。
海に棲む青龍は長い長い年月を生き、時折人の姿を借りては地上に現れ、願いをひとつだけ聞いてくれるという伝説があった。
プロシュートは兎に角潮風の香りのする方へ向かって歩き続けた。波の音にもうすぐ目的地が近い事を悟る。
「青龍……居ねぇのか?そこに居るんだろ?」
人の気配に呼び掛けてみると、まだ幼子らしき声が返ってきた。
「誰ーー!?」
あからさまに警戒されプロシュートは開かない瞼を向け敵意がない事を杖を手放して示した。
959彼の名はプロシュート。
多眼の怪物に目を奪われプロシュートは視力を失った。彼は村の掟で贄に選ばれてしまったのだ。
プロシュートはそんなしきたりを終わらせたくて多眼の怪物を倒せる青龍を探す旅を始めた。
海に棲む青龍は長い長い年月を生き、時折人の姿を借りては地上に現れ、願いをひとつだけ聞いてくれるという伝説があった。
プロシュートは兎に角潮風の香りのする方へ向かって歩き続けた。波の音にもうすぐ目的地が近い事を悟る。
「青龍……居ねぇのか?そこに居るんだろ?」
人の気配に呼び掛けてみると、まだ幼子らしき声が返ってきた。
「誰ーー!?」
あからさまに警戒されプロシュートは開かない瞼を向け敵意がない事を杖を手放して示した。
おふゆ もち
PASTpyqe過去絵(なんでもあり)捏造 キャラ崩壊(自己解釈) 衣装違い 二人称違い 女装 女体化 百合 腐 絵茶絵 ラフ など
cp雑多注意
さりとみりは女です。
マシューとキューマでよくマルチに行っていたので絡んでます。(マルチで一緒に行ったキャラはよく絡む流れができてます)
ご注意ください。 91
moco2mocco
DOODLE結構前に描いたプロシュート兄貴。まつ毛多め。久しぶりに描いていたので首にまいているやつを忘れてしまった。
兄貴のネックレスってプロシュート兄貴とペッシのPなのかなって。
仲良しクラブどこじゃないぞ。