フロ監
wui_albion9
MAIKINGフロ監♀、長編になるかな?と考えている小説の冒頭〜書けている部分の公開となります。※完結予定時期は未定
※twstの世界観やその設定に関しての捏造あり。
※デフォルト名ユウ使用。
『願い星(仮)』1.
それは、いつもの平凡な一日の終わりだった。いつものように授業を終えて、図書館で少し予習と復習をして。そしてオンボロ寮に帰ったらグリムと晩御飯の支度をして、ハーツラビュルへ遊びに行く彼を送り出す。今日はラウンジのシフトが無いフロイド先輩も部活終わりに遊びに来ると言っていたので、それを待つ間にクッキーを焼いてみようかな、と珍しく思い立った。
この右も左も分からない世界に来てから、なんだかんだであっという間に一年が過ぎていた。暴れ逃げるグリムを必死に追いかけた入学式も、やっとの思いで生徒として受け入れてもらえたのも、もう随分と前のことだ。各寮での厄介ごとに首を突っ込んでは巻き込まれ、しかしそのお陰でいざと言うときに助けてくれる人も増えたことで、もうすっかりこの学園に馴染んだと自分でも自負していた。
7883それは、いつもの平凡な一日の終わりだった。いつものように授業を終えて、図書館で少し予習と復習をして。そしてオンボロ寮に帰ったらグリムと晩御飯の支度をして、ハーツラビュルへ遊びに行く彼を送り出す。今日はラウンジのシフトが無いフロイド先輩も部活終わりに遊びに来ると言っていたので、それを待つ間にクッキーを焼いてみようかな、と珍しく思い立った。
この右も左も分からない世界に来てから、なんだかんだであっという間に一年が過ぎていた。暴れ逃げるグリムを必死に追いかけた入学式も、やっとの思いで生徒として受け入れてもらえたのも、もう随分と前のことだ。各寮での厄介ごとに首を突っ込んでは巻き込まれ、しかしそのお陰でいざと言うときに助けてくれる人も増えたことで、もうすっかりこの学園に馴染んだと自分でも自負していた。
rin
DONE12/18・19のWebイベント物騒くんと論外くん②の展示(フロ監)です。パスワードはおしながきにて。※年齢操作・パロディです
【フロ監】大学生×図書館司書 世界の中心は自分じゃないって、気付かされた。きっとその瞬間だ。陸に上がってからのオレの世界が本当に動き始めたのは。ジェイドとアズールと、その他大勢しか居なかった世界にもうひとり、オレがちゃんと個体として認識して、その世界に招き入れた子がいる。
今日も今日とて、オレは大して用事もない図書館へ赴く。大学の図書館って、建物が大きい割にパソコンの部屋や自習室、ミーティングルームが多くて本の所蔵は大したことがない気がする。多分、ナイトレイブンカレッジの図書館が異様なんだろうけど。そんな広い施設の中で、オレは本じゃなくてひとりの女の子を探す。
「あ、小エビちゃん居たぁ」
「……こんにちは。今日は何をお探しですか?」
9056今日も今日とて、オレは大して用事もない図書館へ赴く。大学の図書館って、建物が大きい割にパソコンの部屋や自習室、ミーティングルームが多くて本の所蔵は大したことがない気がする。多分、ナイトレイブンカレッジの図書館が異様なんだろうけど。そんな広い施設の中で、オレは本じゃなくてひとりの女の子を探す。
「あ、小エビちゃん居たぁ」
「……こんにちは。今日は何をお探しですか?」
飴心臓
PROGRESSAIに書いてもらったフロ監♀小説・1〜9続き→https://sonar-s.com/novels/91bdfc84-7d54-4c76-8a04-39b346388b35(「ソナーズ」という読者完全匿名型の小説投稿サイトに載せています) 8289
tubu_kotubu
DONEwebイベント『魔法学校と××番目の猫』Twitter既出作品展示
『くだり』
(2/2)
🦈🌸(フロ監)
休日。ショッピングセンターにラウンジの買い出しに来た二人のお話。
※女監督生
※お付き合いしています
※当社比甘めというか端から見たらバカップルだけどフロはこうであって欲しい願望← 2
tubu_kotubu
DONEwebイベント『魔法学校と××番目の猫』Twitter既出作品展示
『mark×ing』
(3/3)
🦈🌸(フロ監)
マブに対して我慢の限界がきてしまったフロのお話
※女監督生
※付き合ってます 3
tubu_kotubu
DONEwebイベント『魔法学校と××番目の猫』Twitter既出作品展示
『甘口』
(4/4)
🦈🌸(フロ監)
食器を洗ってたらフロ甘えてきたお話
※ほんのちょっぴりえちちな雰囲気出てしまったので苦手な方はご注意ください
※女監督生
※卒業後に同棲しているお話 4
sousaku315
MAIKINGフロ監未満。「小エビちゃん」って言われ続けてたら、ふとした拍子に自分でもそう名乗っちゃう監。
先生を「お母さん(お父さん)」って呼んじゃう時みたいな……そんなかわいい監を描きたかった。
完成させたい。(希望)
阿月 紫苑
DONEtwst/フロ監♀+ジェとアズ※顔あり女監督生
※オクタの3人が監督生のセコム
※申し訳程度の超微グロ
自分に甘い3人を掌で転がす監督生の話。
3枚目は嬉々として描いたのにフキダシで隠れてしまったフロイドの胸元供養。 3
minamikantwst07
DONE(※女監督生顔あり)オクタ監+αなハロウィン🎃
お菓子を貰いたい監と、イタズラされたいオクタヴィネルのすれ違いです(笑)
(アズ監・ジェイ監・フロ監)
現時点では既にTwitterに固定してますが、ポイピクから来る方向けに載せときます😌
delltellntr
DONEオクタ監♂アズ監♂・フロ監♂・ジェ監♂・ジェイ監♂
遅ればせながら双子誕生日おめでとう話です!
新刊のお礼としてリクエスト書かせていただきました。ありがとうございました! 7
阿月 紫苑
DONEtwst/フロ監♀※顔有り女監督生(デフォルトの名前有り)
※普段は男装設定、今作品内では女の子の格好
※寮服アレンジのバイト服
※背景は心の目で見てください
金欠の為モストロでバイトをする女監督生の様子を見に行くエーデュースと、取り敢えず威嚇しておくヤバい方のウツボの話 2
たつはる
PAST別垢を消したので数が少ないですけどそっちの垢とかで描いたtwst絵やらのまとめ。別垢の方のIDが入ってますが気にしないでください。
(無断転載ではありません、全部私が描いてます)
含まれるもの
リチ監、ジェイ監、フロ監、イデ監、エー監
監督生受けが好きです(監督生の性別はまだ決めてない) 15
とばりしゃす
TRAININGフロ監♂フロ→→→監♂でフロさんが鼻血だしたりぼっ〇するお話。少し下品かもしれません。妄想と捏造しかありません。誤字脱字に慈悲を。気づいたら修正します。2021.10.04誤字修正
アイスとキミとあれとそれ 空調設備が壊れたらしく、学園の中は熱砂の国に変わり果てていた。そんな日の昼休み。サムの店には涼しむための品物を買い求める生徒でいっぱいだった。
その中にフロイドの姿もある。ふらふらと店内を進み、あふれる生徒らの間を縫って冷凍庫の前まで向かう。微かに冷気が感じるが、体から熱をとりのぞけるほどではない。
それはアイスを陳列する冷凍庫だった。中身がすぐ分かるようにガラス張りになっている。
フロイドは選ぶというよりも、手を伸ばすところにあるアイスを手にとった。自分のものと兄弟のもの、そしてもうひとつ。
店内はそう広いわけではない。しかしこうも人が多いと、レジまで行くのも一苦労だ。フロイドはとこ奥を見るような目をする。目の下にわずかなしわがいった。他の生徒らより体が大きい分──と、いうよりは不機嫌なフロイド・リーチとかかわるなかれという不文律のため、生徒らはフロイドの纏う空気を察知すると道を譲るのだ。そうしてできた、いわば不機嫌ロードを何食わぬ顔で進む。
4737その中にフロイドの姿もある。ふらふらと店内を進み、あふれる生徒らの間を縫って冷凍庫の前まで向かう。微かに冷気が感じるが、体から熱をとりのぞけるほどではない。
それはアイスを陳列する冷凍庫だった。中身がすぐ分かるようにガラス張りになっている。
フロイドは選ぶというよりも、手を伸ばすところにあるアイスを手にとった。自分のものと兄弟のもの、そしてもうひとつ。
店内はそう広いわけではない。しかしこうも人が多いと、レジまで行くのも一苦労だ。フロイドはとこ奥を見るような目をする。目の下にわずかなしわがいった。他の生徒らより体が大きい分──と、いうよりは不機嫌なフロイド・リーチとかかわるなかれという不文律のため、生徒らはフロイドの纏う空気を察知すると道を譲るのだ。そうしてできた、いわば不機嫌ロードを何食わぬ顔で進む。
とばりしゃす
TRAININGフロ監♂飛行術で落ちちゃってフロさんが助けるという何千回と、煎じられたきた小ネタ。
待ち時間でどれだけ書けるか練習してみた。一時間半ほどで、書きあげ。
フロ監♂ 下を見るな。下を見るな。
監督生はぶつぶつと同じ台詞を繰り返す。
今、ここは地上からた十メートルほど離れた位置。どれだけ足を伸ばそうとも、父なる大地に足はつかない。そうなると、面白いもので足は伸ばすどころかこわばり折りたたまれ、頼りない柄にしがみつくのだ。
呼吸は勝手に浅くなる。
だと言うのに、相棒はというと呑気に「飛べたぞ!」なんて笑っている。首根っこ捕まえて今すぐ叱り倒したい。が、今は無理だ。
柄を掴む手のひらには汗が滲み、いつか滑って離してしまいそうで、余計に力がこもる。
「ぐ、ぐりむ、落ち着いて、落ち着いて、いいか? 今すぐ、下に、地面に戻るんだ」
お前こそ落ち着けと言われてしまいかねないほど、声は裏返り震えていた。
2936監督生はぶつぶつと同じ台詞を繰り返す。
今、ここは地上からた十メートルほど離れた位置。どれだけ足を伸ばそうとも、父なる大地に足はつかない。そうなると、面白いもので足は伸ばすどころかこわばり折りたたまれ、頼りない柄にしがみつくのだ。
呼吸は勝手に浅くなる。
だと言うのに、相棒はというと呑気に「飛べたぞ!」なんて笑っている。首根っこ捕まえて今すぐ叱り倒したい。が、今は無理だ。
柄を掴む手のひらには汗が滲み、いつか滑って離してしまいそうで、余計に力がこもる。
「ぐ、ぐりむ、落ち着いて、落ち着いて、いいか? 今すぐ、下に、地面に戻るんだ」
お前こそ落ち着けと言われてしまいかねないほど、声は裏返り震えていた。
とばりしゃす
MOURNINGフロ監♂まだ、付き合っていない未来捏造フロ監♂。
書きたいとこだけ書いてます。
まだつきあってないんですってね。 まさか卒業後もこの世界で過ごす事になるとは、思いもしなかった。本当は夢でした──ぐらいの軽いノリで元の世界に帰れると思ってた。
不思議なことがたくさん起きて、学園の『そんぼー』だとか、『なんたら』の危機だとかトラブルに巻き込まれ、命が何個あっても足りない事件に両足どっぷりはまっていた日々は──二度と戻ってくるな。そんな日はまったく懐かしくもなんともない。今この平穏は永遠に続けばいい。
浅いため息をついた監督生──今はその肩書きもないただ雑用係だが──ユウは箒の先に顎を置き、上向きに空を見上げた。
そんな時呑気な電子音がした。今度は深いため息をつき、ズボンの後ろポケットに入れてあるスマホを手に取る。届いたメッセージを確認すると、ユウの表情が変わっていった。
3404不思議なことがたくさん起きて、学園の『そんぼー』だとか、『なんたら』の危機だとかトラブルに巻き込まれ、命が何個あっても足りない事件に両足どっぷりはまっていた日々は──二度と戻ってくるな。そんな日はまったく懐かしくもなんともない。今この平穏は永遠に続けばいい。
浅いため息をついた監督生──今はその肩書きもないただ雑用係だが──ユウは箒の先に顎を置き、上向きに空を見上げた。
そんな時呑気な電子音がした。今度は深いため息をつき、ズボンの後ろポケットに入れてあるスマホを手に取る。届いたメッセージを確認すると、ユウの表情が変わっていった。
柚木(insheaht70)
MAIKINGフロ監になる予定の書きかけ。尻切れとんぼ。
自己肯定感の低い監督生とフロイド俯いたままどうすることもできない感情を吐き出すように夕暮れに染まる教室の片隅で誰にも見つからない様に膝を抱えて、深く、深く溜息を吐いた。
キラキラと輝く様に楽しそうに、自由に過ごすその姿に、私の視線は奪われた。
フロイド・リーチ先輩。一つ上の学年の、クルーウェル先生曰く『問題児』な先輩。あの人は何でも持っている。唯一無二の兄弟であるジェイド・リーチ先輩。幼馴染で友人のアズール・アーシェングロット先輩。クルーウェル先生に『問題児』と言われながら、その反面『天才肌』と言わしめる頭脳。
飛行術は苦手らしいけど、運動神経に優れ、整った容貌を持ち、魔力もピカイチ。
それに比べ、私は…家族無し。友人、数人。頭脳、赤点ギリギリの底辺。運動、苦手。容貌、地味。魔力、皆無。比べるのも烏滸がましいレベルだ。
2112キラキラと輝く様に楽しそうに、自由に過ごすその姿に、私の視線は奪われた。
フロイド・リーチ先輩。一つ上の学年の、クルーウェル先生曰く『問題児』な先輩。あの人は何でも持っている。唯一無二の兄弟であるジェイド・リーチ先輩。幼馴染で友人のアズール・アーシェングロット先輩。クルーウェル先生に『問題児』と言われながら、その反面『天才肌』と言わしめる頭脳。
飛行術は苦手らしいけど、運動神経に優れ、整った容貌を持ち、魔力もピカイチ。
それに比べ、私は…家族無し。友人、数人。頭脳、赤点ギリギリの底辺。運動、苦手。容貌、地味。魔力、皆無。比べるのも烏滸がましいレベルだ。
sayamame_o
DONE男監受けwebオンリーに参加させていただきます!開催とても嬉しいです!感謝しかない…!
ツイッターでアンケートをとった結果、一番票が多かった「初夜の次の日」でフロ監♂漫画です。
後日これのおまけ漫画(?)アップ予定です。 6
5hanoishi
DONE【NEW!】0627男監督生webオンリー初出マンガ『登校ランデブー!』
※フロ監♂(顔あり・しゃべる)+ジェ
※4章後
※フロ(無自覚)➡➡➡監♂
※そんなフロが面白くて仕方がないジェの構図
#twstプラスB 2
MEI/もちこ
MOURNINGフロ監 / twst 人魚になりたい。
おかしな話だ。人間に憧れる人魚の話はそれはそれはもうポピュラーだが、人魚になりたい人間は(探せばそりゃあ何人も見付かるだろうけれど)そうそういない。あんまりいない。自分が存じ上げないだけかもしらんが、特にそんな話は聞いたこともない。
矛盾を承知で申し上げるが、海の中で暮らしたいわけでも、人魚にならなければ意中の女性と結ばれないわけでも、ない。ただ、ただ、自分も人魚ならばよかったのにな、と思う。
▪️
ぢゅう。太いストローから口の中に流れ込んだ液体が、ぴりりと痛覚を刺激して、ぱちぱちと弾けながら、しゅわしゅわと泡のように消えていった。鼻の奥に柑橘のかおりが広がって、いちごみたいな甘酸っぱさが舌先をあたためるようにほんのりと残る。
1238おかしな話だ。人間に憧れる人魚の話はそれはそれはもうポピュラーだが、人魚になりたい人間は(探せばそりゃあ何人も見付かるだろうけれど)そうそういない。あんまりいない。自分が存じ上げないだけかもしらんが、特にそんな話は聞いたこともない。
矛盾を承知で申し上げるが、海の中で暮らしたいわけでも、人魚にならなければ意中の女性と結ばれないわけでも、ない。ただ、ただ、自分も人魚ならばよかったのにな、と思う。
▪️
ぢゅう。太いストローから口の中に流れ込んだ液体が、ぴりりと痛覚を刺激して、ぱちぱちと弾けながら、しゅわしゅわと泡のように消えていった。鼻の奥に柑橘のかおりが広がって、いちごみたいな甘酸っぱさが舌先をあたためるようにほんのりと残る。
麻邑(まゆう)
DONE○具合の悪い監督生をフロイドが見つける話です。○監督生の一人称は「自分」です。
○生理ネタを含みます。苦手な方はご注意ください。 また、訓練学校の座学について捏造の設定があります。
守ってあげたい 一時限目の始業まであと数分、授業への出席に乗り気でないフロイドは廊下を気怠げに歩いている。くわぁと大きなあくびをしたとき、壁にもたれかかる小さな背中がふと目に入った。それは監督生の背中だった。
つい最近監督生への恋心を自覚したフロイドは、その姿を目にした瞬間心臓をぴくりと跳ねさせたが、それが気恥ずかしくて頭の後ろに手をやり髪を撫でて気を紛らわす。
だが、監督生に会えたことは素直に嬉しかったのでフロイドは気を取り直して声をかけようと歩き出した。しかし、よくよく考えてみれば、真面目な監督生が授業開始間際にこのような場所にいるのも、いつも一緒のグリムやエース、デュースがそばにいないのもおかしなことだ。
2231つい最近監督生への恋心を自覚したフロイドは、その姿を目にした瞬間心臓をぴくりと跳ねさせたが、それが気恥ずかしくて頭の後ろに手をやり髪を撫でて気を紛らわす。
だが、監督生に会えたことは素直に嬉しかったのでフロイドは気を取り直して声をかけようと歩き出した。しかし、よくよく考えてみれば、真面目な監督生が授業開始間際にこのような場所にいるのも、いつも一緒のグリムやエース、デュースがそばにいないのもおかしなことだ。
麻邑(まゆう)
DONE○監督生が、もし強制的に元の世界に戻されたらという不安をフロイドに打ち明ける話です。○付き合っているフロ監です。
信じて待ってて 頭にイソギンチャクを生やされ小間使いにされてしまったエース、デュース、グリムの解放を賭けて対決したり、オーバーブロット状態になったアズールを協力して助けたり、アトランティカ記念博物館に仲良く遠足に行ったり、といういざこざを経て、監督生はオクタヴィネルの三人と親しくなっていった。特に監督生はフロイドの隣に居心地の良さを覚え、フロイドも監督生が何より大切な存在となり、そのうちに二人は晴れて恋人同士となった。
NRCでのかけがえのない日々や、フロイド始め大切な人たちと出会えたことから、監督生はこのツイステッドワンダーランドで生きていくことを決めた。だが、どうしても拭いきれない不安がある。それは、自分の意思とは関係なくいつか元の世界に強制的に戻されてしまうのではないかというものだった。こちらの世界に来たときもそうだったのだから決してないとは言い切れないだろう。
1516NRCでのかけがえのない日々や、フロイド始め大切な人たちと出会えたことから、監督生はこのツイステッドワンダーランドで生きていくことを決めた。だが、どうしても拭いきれない不安がある。それは、自分の意思とは関係なくいつか元の世界に強制的に戻されてしまうのではないかというものだった。こちらの世界に来たときもそうだったのだから決してないとは言い切れないだろう。
麻邑(まゆう)
DONE○監督生とフロイドが自分の恋心に気付く話です。○監督生の一人称は「自分」です。
キミの話ばかり いまは昼休み。中庭で出張ベーカリーのパンを頬張りながら、ベンチの真ん中にグリム、両脇に監督生とフロイドが座り他愛ない話をしている。ころころと話題は移って、フロイドが「ジェイドがきのこが好きすぎて、きのこの話ばっかりする」と心底嫌そうな顔で話した後、それにグリムが続けて言った。
「そういや子分も寮に帰るとフロイドの話ばっかりするゾ!」
これに監督生が思い切りむせた。
「んんっ!? けほっ、ちょっとグリム!? そんなことないよ!?」
「なんだお前、自分で気付いてないのか? 昨日は『魔法史の合同授業が一緒で嬉しかった』とか、一昨日は『一度も先輩に会えなくて残念だった』とか、その前なんかは『食堂で見かけた先輩が美味しそうにご飯を食べてて可愛いかった』とか……。」
1807「そういや子分も寮に帰るとフロイドの話ばっかりするゾ!」
これに監督生が思い切りむせた。
「んんっ!? けほっ、ちょっとグリム!? そんなことないよ!?」
「なんだお前、自分で気付いてないのか? 昨日は『魔法史の合同授業が一緒で嬉しかった』とか、一昨日は『一度も先輩に会えなくて残念だった』とか、その前なんかは『食堂で見かけた先輩が美味しそうにご飯を食べてて可愛いかった』とか……。」