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    同級生

    38sgmj

    MOURNINGモブ同級生♀に何度も告白されて、そろそろ心苦しくて頷いてしまったほうが良いのかもしれないと考え始めた辻ちゃんを全力で止めに入って、むしろ自分と付き合って欲しいと全力でアピールする犬飼先輩のお話です。
    意識的に会話文たくさんにしてみました。
    つきあいたい犬辻のお話 同じ隊になった辻ちゃんは学年的には一年後輩だけれどボーダー歴では一年先輩で、さすがだなと思う場面もあれば、おれがなんとかしてあげないとねと思う時もある、少々変わった子だった。二宮隊は実力だけではなく容姿も優れていないと入れない、なんて誇張して言われることもあるけれど、自分のことはさておき、辻ちゃんのことを見ていると確かにそう言われるのも納得だよな、と思ってしまうくらい辻ちゃんの容姿は整っていた。初めて会った時から既に綺麗だったけれど、ここ一年で成長期を迎えて身長もあっという間に越されてしまったし、声変わりもして色っぽさまで身につけてしまった。艶々とした黒髪に涼しく整った小さな顔に、長い手脚。もうこれモデルじゃん、芸能人じゃん、全然一般人じゃないよと思うのに、女の子が苦手だといって近くに寄られるだけで楚々とした顔を赤らめて慌てふためくのだから隙もあって親しみやすい。攻撃手なんていう最前線、しかも接近戦を担うポジションについているくせに、普段は穏やかで大人しいし、どうなっているんだと頭を抱えてしまうくらい辻ちゃんは一辺倒ではいかない男だった。
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    gozykugi_jjt

    MAIKINGきさらぎ駅でばったり出会う高専五×🌹の話ですここから書けなくなったので頑張ろうと思います(?)
    実はここから夏と伏も来させようとしてました。(虎杖くんは別の任務に行ってると思っててください)
    ここまで伏と野薔薇ちゃんの絡みしかないですがここの2人は同級生です信頼出来る仲間同士です カプではないです。
    …長くなったら本にしようとか考えてたけど無理そうでした。自分用に作ろうかな
    きさらぎ駅でさようならopening
    冬の気配が近づいてくる。高専に訪れるその寒さに、よく分からない懐かしさを感じながら歩く。この寒さはどこから来て、どこへ帰るのか。そう思って振り返ろうにも、そうだなと笑って答えるあの友の姿はどこにも無い。
    くだらない時を愛おしく感じて、悴んだ手を一度握って、解いた。
    何で鑑賞に浸ってるいるのかと、自嘲するように吐いた息が白く灯って霧散する。
    その色は彼の髪色によく似ていた。

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    所々錆び付いた、景観ぶち壊しと言った様子の黄色い看板を見上げた。「コインパーキング 一日最大五百円」。そう書かれた赤文字の一部は掠れ無に帰している。伏黒が隣の自販機へと歩いて行くのを視界の端で捉えた。野薔薇は大きく伸びをしながら口を開く。
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