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    #夢小説

    dreamNovel
    読者自身が主人公となることができる小説。
    読者自身が主人公(夢主)の視点に立った上で物語が進行していく小説。
    読者が作品に感情移入しやすい利点があるが、その一方で上手に書かなければ物語が単調になりやすく(ただただ「情報が入る→何かが起こる」の繰り返しになることが多い)、書き手のストーリー構成力が試される作品でもある。
    主人公の名称はないが、決められてあったりすることもある。

    tsukine_tuki

    DONEすべてを奪われたあの夜。
    家族との別れ、万華鏡写輪眼、あまりにも残酷な真実。
    絶望の中で少女は涙を枯らし、決意する。
    名を捨て、姿を変えた忍“やかぜラン”
    彼女の物語はここから始まる。

    ※この作品はNARUTO の二次創作です。
    ※基本は原作の流れに沿っていますが、一部展開や設定にオリジナル要素を含みます!
    月と樹と写輪眼─もう一人のうちは─第二章 決意の夜、名を捨てた少女木の葉隠れの里、うちは一族の居住区域。
    深い闇に包まれた夜。

    辺りには不気味な静けさが漂っていた。

    イタチは月光に照らされた一族の街並みを見下ろしていた。
    彼の写輪眼が赤く輝いている。

    風が吹き、彼の黒髪が月明かりに揺れた。

    イタチは深く息を吐き、微かに震える手を見つめている。

    そしてその姿は、夜の闇の中に溶けていった─





    ふと、大きな物音で夜中に目が覚めたミズノ。

    「何の音…?」

    隣の部屋で寝ているイズミを起こしに行く。

    「ねぇ、お姉様!!
    起きて!外からすごい音が聞こえたの!」

    イズミが気だるそうに目を覚ます。

    「え?すごい音……?お母様が起きてるんじゃない…?」

    「ううん。外から聞こえたの。
    なんか嫌な予感がする…。」

    イズミとミズノは母の寝室に向かったが、誰もいなかった。
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